ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2735
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

両神山 八丁尾根

2007年08月06日(月) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 群馬県 埼玉県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
4.9km
登り
817m
下り
818m
過去天気図(気象庁) 2007年08月の天気図
アクセス
ファイル
非公開 2735.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54)
P1589から
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
P1589から
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
東岳から。登れるのこれ?
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
東岳から。登れるのこれ?
東岳直下の鎖。ちょっとだけ長い
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
東岳直下の鎖。ちょっとだけ長い
ちょっと狭い鎖場
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
ちょっと狭い鎖場
それを下から。途中で体挟めるから安心
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
それを下から。途中で体挟めるから安心
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
垂直に見えるけどそうでもない
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
垂直に見えるけどそうでもない
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
ちょっと長いから注意。ほんのちょっと
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
ちょっと長いから注意。ほんのちょっと
最低コルの風穴。いきなり風が吹いてて涼しい。
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
最低コルの風穴。いきなり風が吹いてて涼しい。
何気に一番難しいところ。斜上するんだけどホールドがあまりない。鎖細い。降りるときがちょっとしんどい。
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
何気に一番難しいところ。斜上するんだけどホールドがあまりない。鎖細い。降りるときがちょっとしんどい。
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
2007年08月07日 10:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
8/7 10:49
撮影機器:

感想

いくつか問題ある行動をとってしまった。ミスも重なった。あと一歩で遭難??反省も含めて覚えているうちにしっかり書いておこうと思う。


まずは到着時刻の遅れについて。
事前のリサーチが足りなかったせいか、登り始めが1時間遅くなった。
当初南側から入るつもりが、古いカーナビのおかげで廃道を案内される。戻ってからわかったことだが、もちろんそれは廃止され、代わりの立派な道路ができていたようだ。仕方なく北側からアプローチ。効率の悪い峠道を、無駄に30kmほどは余計に走るハメに。なんせ、地図データは2001年度のヤツ・・・

予定していた落合橋が工事で駐車禁止のため、八丁トンネル登山口から入ることに。これもリサーチしておけば事前にわかったかもしれない。

駐車場に止めるとハチだらけ。クルマから降りるのも躊躇し、一時は中止すら考えた。前日、愛車を労わるために数年ぶりに派手な洗車をし、カルナバロウ配合のワックスを塗ってやったせいだ。カルナバロウは甘い香りで虫にとっては最高の蜜。なんでこんなタイミングで洗車してたんだろ?

この日は虫除けスプレーも忘れていた。稜線に近づくまでハチがつきまとってウザいし、恐ろしい。


そしてこの日最大のミス、ルート喪失をやってしまう。どこで間違えたのかは最後になんとなく理解したが、ある点で明らかにルートとは違う微妙な踏み跡をトレースしてしまっている。登り始めから20分程度で八丁峠への道を逸れてP1589方向へ。目立った大きな岩を迂回しつつ、不明瞭になりつつあるルートを疑いつつも、微妙な痕跡を追ううちにテープを発見。ここで既に別のルート、二子山とを結ぶルートに入っていたのだろう。その後もはっきりしないバリエーションじみたルートを稜線に向かって登ってるうちに、P1589に到着。
ハチに煽られ続けた鬱蒼としたヤブとは打って変わって、見開けた美しい眺望。明らかにピークであって八丁峠ではない。なんの指導標もないピークで、一般路の上ではないのだろう。ルートを見失ったこともはっきりしたが、この段階で自分がどこにいるのか確定していない不気味さ。眼下には集落も見えるが、そことは隔絶された距離感に不安を覚える。

そのまま東へ。赤岩尾根はザイルが必要なバリエーションとのことで、この先無事に八丁峠に出られるかは不明。ヤバければここまでの行程を戻ればいいだけだ。その先に祠、そして朽ち果てた「八丁峠」の表示。これがまた最悪なことに、「旧八丁峠」というものが存在していることは戻ってから知ったことだ。
この八丁峠と信じてしまった地点は、八丁峠とP1589のちょうど中間地点。そこの間に一つピークがあるのだが、そこへの登りを八丁峠〜西岳の登りだと勘違い。さらにその途中に、「→八丁峠」の指導標もあり、かなり混乱する。その小さいピークだが、南下している尾根に向かって不明瞭ながらも踏み後、そしてゴミが巻きつけられたテープ。が、その先に進んだところ、明瞭な尾根もピークもない・・・

このままでは遭難する。現在地は不明だが、人の設定したルートのどこかには至っているわけで、まずはそこから判断すべきだろうと登り返す。既に2時間以上はロスしている。今日は午後は雨だ。ここでだめなら来た道を慎重にトレースして戻ろう。朽ち果てた八丁峠に戻った。なぜかそこの東にある、→八丁峠の表示。そのままさらに進むと、問題のピークに。改めて見ると、踏み跡とは別にピークを巻く道がはっきりしている。そこを進むと・・・間もなくキレイに整備された八丁峠が!!ニセ八丁峠にマジで騙された!

この時点で10時。本来の計画からは3時間遅れている。午後は雨。雨の鎖場は絶対に避ける。東岳への往復、あるいは状況次第では西岳への往復だけに変更しよう。
ミスってもこんな日には誰も来ない。


結局、鎖場は雨のために補助的についているようなことが多かった。濡れてたらイヤなところは多くある。通常ならほとんど問題ないところばかりだ。
序盤にあまりホールドのない技術的には一番難しそうなところ、ここは細い鎖で降りるときに注意するぐらい。
途中に3連ぐらいの鎖、ここはトータルすると高さがあるが、技術的にも問題なく、またあくまで3段階で高度感はない。
切れ落ちた?トラバースも一歩だけ注意。
東岳の直前の鎖の連続も少し歯ごたえのある部分もあるが、いい加減飽きてきていてすごくいい加減に突破してしまう。

11時過ぎに東岳到着、予定完了。下りは雨は降らないながらも天気は崩れ始めている。
しっかりと八丁峠の分岐でトンネル側へ下るが、何故間違えたんだろう?あり得ないぐらいしっかりと整備されている・・・


久々に単独での山だった。自分のペースでイケるのはいいが、今日のように誰にも会わないのは初めてだったかもしれない。こんな奥深いところで万一ミスを犯したら、本当にヤバイだろうなあ・・・

例によって睡眠は1時間。なんで起床前の1時間しか眠れないんだろ、山に行くときは。どうにかしたいものです!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2455人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

未入力 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら