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Yamareco

記録ID: 2735797
全員に公開
ハイキング
北陸

庄部谷山〜芦谷山ブナ回廊を風車建設前に、紅葉真っ盛りの黒谷東尾根

2020年11月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:45
距離
14.5km
登り
1,108m
下り
1,091m

コースタイム

日帰り
山行
7:19
休憩
1:27
合計
8:46
7:04
68
スタート地点
8:12
8:17
87
9:44
9:58
45
10:43
10:50
62
芦谷山分岐
11:52
12:44
59
13:43
13:52
118
芦谷山分岐
15:50
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
美浜町新庄ウインドファーム計画が進行中の症部谷山〜芦谷山のブナ林を、伐採される前にもう一度紅葉の時期に合わせて見ておこうとブナツアーを計画していました。今回、flatwellさん、yo_yonedaさん、milukuさん、hamahakoさん、hareyama2さん、総勢6名の心強いパーティーとなりました。

■黒谷西尾根:取付きは激登。尾根芯にロープあり。
■黒谷山〜庄部谷山:広い尾根だが尾根芯を辿る。ブナ林。マーキングあり。
■庄部谷山〜芦谷山分岐:薄い踏み跡を辿る。ブナ林。マーキングあり。
■芦谷山分岐〜芦谷山:踏み跡薄いがマーキングあり。ブナ林。ジャンクションピークからは明瞭な道が芦谷山まで続いている。
■黒谷東尾根:上部は杉の植林、下部はブナ、カエデ等の自然林
※標高700m以上は落葉している。黒谷左岸の林道をショートカットした広大な尾根はブナとカエデの紅葉が見頃で圧巻!新緑の時期も素晴らしい。方向を定めて歩く。地図・GPS必携
粟柄関所跡、旧粟柄村跡からスタート(n)
2020年11月15日 07:06撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
11/15 7:06
粟柄関所跡、旧粟柄村跡からスタート(n)
尾根の先端にロープが張ってあった。 (f)
こんなの以前はなかった(n)
こっちから行けば良かった気がします。(h)
尾根の先端にロープが張ってあった。 (f)
こんなの以前はなかった(n)
こっちから行けば良かった気がします。(h)
黒谷右岸尾根に取り付く。最初は激登で挫けそう(n)
2020年11月15日 07:26撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 7:26
黒谷右岸尾根に取り付く。最初は激登で挫けそう(n)
最初のピーク。ピンボケですみません。(hama)
2020年11月15日 07:38撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
11/15 7:38
最初のピーク。ピンボケですみません。(hama)
ちょっとの間だけ黒プラ階段の関電巡視路を歩く。(hama)
2020年11月15日 07:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
11/15 7:58
ちょっとの間だけ黒プラ階段の関電巡視路を歩く。(hama)
黒谷山はススキとカヤのピーク(n)
天望抜群でしたね(h)
2020年11月15日 08:10撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5
11/15 8:10
黒谷山はススキとカヤのピーク(n)
天望抜群でしたね(h)
西隣の雲谷山(n)
2020年11月15日 08:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 8:13
西隣の雲谷山(n)
ここは風が冷たかったです(よ)
6
ここは風が冷たかったです(よ)
恒例のタッチ!(hama)
2020年11月15日 08:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3
11/15 8:13
恒例のタッチ!(hama)
見事なブナの紅葉を見上げるmilukuさん(n)
2020年11月15日 08:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
10
11/15 8:23
見事なブナの紅葉を見上げるmilukuさん(n)
広い尾根を進んで行く(n)
こういう雰囲気で歩くの最高です(m)
2020年11月15日 08:29撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 8:29
広い尾根を進んで行く(n)
こういう雰囲気で歩くの最高です(m)
ブナ、ブナ(n)
2020年11月15日 08:40撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
11/15 8:40
ブナ、ブナ(n)
何気なく振り返ったらp677プレートを発見!(hama)
2020年11月15日 08:42撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
11/15 8:42
何気なく振り返ったらp677プレートを発見!(hama)
鉄塔と交差(n)
2020年11月15日 08:42撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
11/15 8:42
鉄塔と交差(n)
鉄塔より若狭湾を望む(n)
2020年11月15日 08:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 8:47
鉄塔より若狭湾を望む(n)
2019.11撮影 (f)
ブナの黄葉(n)
2020年11月15日 08:49撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
11/15 8:49
ブナの黄葉(n)
雪の重みで折れたのだろうか(n)
2020年11月15日 08:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 8:54
雪の重みで折れたのだろうか(n)
落葉(n)
2020年11月15日 08:57撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 8:57
落葉(n)
この辺りは名残紅葉 Ca700
2020年11月15日 08:59撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 8:59
この辺りは名残紅葉 Ca700
ブナだけでなくスギも変形(hama)
2020年11月15日 09:00撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 9:00
ブナだけでなくスギも変形(hama)
2019.11撮影。この木を見つけられなかった (f)
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2019.11撮影。この木を見つけられなかった (f)
尾根のマザーツリー(n)
この木も林道建設のために切られるのかな (f)
2020年11月15日 09:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 9:03
尾根のマザーツリー(n)
この木も林道建設のために切られるのかな (f)
2019.11撮影。同じ木だった。 (f)
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2019.11撮影。同じ木だった。 (f)
雰囲気のよいコル(n)
2020年11月15日 09:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
11/15 9:09
雰囲気のよいコル(n)
いつもは巻いてしまうP804を通過(n)
2020年11月15日 09:27撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
11/15 9:27
いつもは巻いてしまうP804を通過(n)
庄部谷山へ(n)
2020年11月15日 09:38撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 9:38
庄部谷山へ(n)
まもなく(n)
2020年11月15日 09:42撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 9:42
まもなく(n)
庄部谷山には新しい表示板が設置されていた。ここで休憩。
北尾根を少し歩いてみた。 (f)
写真ないの?(n)
同じような風景なので撮らなかったっす(f)
2020年11月15日 09:44撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 9:44
庄部谷山には新しい表示板が設置されていた。ここで休憩。
北尾根を少し歩いてみた。 (f)
写真ないの?(n)
同じような風景なので撮らなかったっす(f)
もちろん三角点タッチ♪(hama)
2020年11月15日 09:43撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 9:43
もちろん三角点タッチ♪(hama)
甲森谷を挟んで芦谷山(右)と野坂岳(左)(n)
2020年11月15日 10:02撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 10:02
甲森谷を挟んで芦谷山(右)と野坂岳(左)(n)
足元にはイワウチワの緑がいっぱいあった(hama)
2020年11月15日 10:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 10:05
足元にはイワウチワの緑がいっぱいあった(hama)
南東尾根を芦谷山分岐へ、稜線は完落葉(n)
2020年11月15日 10:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 10:23
南東尾根を芦谷山分岐へ、稜線は完落葉(n)
分岐からJP806へ。ヘリの音が煩い(n)
2020年11月15日 10:52撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 10:52
分岐からJP806へ。ヘリの音が煩い(n)
吊り尾根(n)
2020年11月15日 10:57撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 10:57
吊り尾根(n)
Ca830ピークに(n)
2020年11月15日 11:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 11:09
Ca830ピークに(n)
突如タワーが現れる。風力発電用風況観測タワー、地上高60m。ヘリはここへ資材を運んでいたようす(n)
2020年11月15日 11:10撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 11:10
突如タワーが現れる。風力発電用風況観測タワー、地上高60m。ヘリはここへ資材を運んでいたようす(n)
二名の方が作業中、衛星への通信を試験中とか(n)
2020年11月15日 11:11撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 11:11
二名の方が作業中、衛星への通信を試験中とか(n)
立派なブナが伐採されてました😢(hama)
2020年11月15日 11:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 11:14
立派なブナが伐採されてました😢(hama)
少し歩いて、タワーを振り返る。あれがそのうち風車に代わってしまうのかな(よ)
少し歩いて、タワーを振り返る。あれがそのうち風車に代わってしまうのかな(よ)
小枝が煩い灌木帯を通って(n)
2020年11月15日 11:18撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 11:18
小枝が煩い灌木帯を通って(n)
yamaneko0922さんとyamaizuさんが現る。庄部谷山付近でテン拍されていたらしい(n)
2020年11月15日 11:29撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 11:29
yamaneko0922さんとyamaizuさんが現る。庄部谷山付近でテン拍されていたらしい(n)
トラバースして芦谷山南尾根に乗る(n)
2020年11月15日 11:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 11:34
トラバースして芦谷山南尾根に乗る(n)
ここからは明瞭な登山道(n)
2020年11月15日 11:37撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 11:37
ここからは明瞭な登山道(n)
ブナの大樹、これも伐採されるのだろうか(n)。
2020年11月15日 11:43撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 11:43
ブナの大樹、これも伐採されるのだろうか(n)。
芦谷山への稜線(n)
2020年11月15日 11:48撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 11:48
芦谷山への稜線(n)
芦谷山から裏野坂岳(n)
2020年11月15日 12:04撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 12:04
芦谷山から裏野坂岳(n)
敦賀の町、日本海も見える(よ)
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敦賀の町、日本海も見える(よ)
ちなみに芦谷山の山名標はこのテープのみ。自力では見つけれなかったよ(hama)
2020年11月15日 12:35撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 12:35
ちなみに芦谷山の山名標はこのテープのみ。自力では見つけれなかったよ(hama)
yamanekoさんからかわいい肉まんを、さらにyamaizuさんからデザートまでいただきました。おいしかった♬ごちそうさまでした(^^♪(hama)
2020年11月15日 12:21撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 12:21
yamanekoさんからかわいい肉まんを、さらにyamaizuさんからデザートまでいただきました。おいしかった♬ごちそうさまでした(^^♪(hama)
ランチの後、みんなで記念写真
2020年11月15日 12:39撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 12:39
ランチの後、みんなで記念写真
来た道を戻る(n)
2020年11月15日 13:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 13:07
来た道を戻る(n)
変形ブナ(n)
2020年11月15日 13:08撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 13:08
変形ブナ(n)
再びタワー設置ピーク、哀れなブナの巨木が痛ましい(n)
2020年11月15日 13:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 13:17
再びタワー設置ピーク、哀れなブナの巨木が痛ましい(n)
タワーを見上げる(よ)
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タワーを見上げる(よ)
分岐点に戻る(n)
2020年11月15日 13:30撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 13:30
分岐点に戻る(n)
鉄塔手前から林道に下りてショートカットするつもりが、林道は登っていて足がつってしまった。 (f)
鉄塔手前から林道に下りてショートカットするつもりが、林道は登っていて足がつってしまった。 (f)
尾根を歩きたいという要望でP708へ登り返す
お付き合いくださりありがとうございました。お陰様で心残りせずにすみました(h)
2020年11月15日 14:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 14:34
尾根を歩きたいという要望でP708へ登り返す
お付き合いくださりありがとうございました。お陰様で心残りせずにすみました(h)
鉄塔から東側の展望が開ける。高島トレイル、三国山→赤坂山→寒風山(n)
2020年11月15日 14:36撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 14:36
鉄塔から東側の展望が開ける。高島トレイル、三国山→赤坂山→寒風山(n)
赤坂山には、ネコ耳鉄塔(よ)
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赤坂山には、ネコ耳鉄塔(よ)
次のピークへ(n)
2020年11月15日 14:38撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 14:38
次のピークへ(n)
Ca650は広いピーク(n)
2020年11月15日 14:42撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 14:42
Ca650は広いピーク(n)
林道をショートカットして広ーい尾根を下る(n)
2020年11月15日 14:57撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 14:57
林道をショートカットして広ーい尾根を下る(n)
黄葉の源頭部(n)
2020年11月15日 15:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 15:03
黄葉の源頭部(n)
美しいと見とれる(n)
息を飲む美しさだった(h)
ここは絵になる。一番のハイライトかな(m)
2020年11月15日 15:06撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 15:06
美しいと見とれる(n)
息を飲む美しさだった(h)
ここは絵になる。一番のハイライトかな(m)
山毛欅の紅葉を見上げて(よ)
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山毛欅の紅葉を見上げて(よ)
見とれすぎて尾根を外すと炭焼窯跡を発見!(n)
2020年11月15日 15:10撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 15:10
見とれすぎて尾根を外すと炭焼窯跡を発見!(n)
カエデの紅と黄(n)
見とれすぎて足元おろそかになりつまずいた((>_<)m)
2020年11月15日 15:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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11/15 15:28
カエデの紅と黄(n)
見とれすぎて足元おろそかになりつまずいた((>_<)m)
グラデーション
2020年11月15日 15:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 15:30
グラデーション
幼木も黄葉する、峰カエデ?(n)
2020年11月15日 15:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
11/15 15:34
幼木も黄葉する、峰カエデ?(n)
最後の鉄塔から。ネコ耳たくさん続いてました。(よ)
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最後の鉄塔から。ネコ耳たくさん続いてました。(よ)
最後は尾根の先端で5mほど崖を下る。2019.11撮影 (f)
最後は尾根の先端で5mほど崖を下る。2019.11撮影 (f)
下りてきたら目の前にコレ(hama)
2020年11月15日 15:57撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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11/15 15:57
下りてきたら目の前にコレ(hama)
帰りに、美浜トレイルおしえてもらいました(よ)
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帰りに、美浜トレイルおしえてもらいました(よ)
風力発電建設予定地
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風力発電建設予定地

感想

flatwellさんに野坂岳〜三国岳の稜線を歩きたいなぁと言ったところ、こんな計画があるんだけど?と今回のコースを紹介していただきました。風車が建てられる前にどうしても見ておきたい山域なので、是非ともお願いします♪とメンバーに加えていただきました。

出だしの急登でどうなることかと思いましたが、稜線に上がると素敵なブナの世界が待ってました。立派なブナが四方八方に広く林立し、枝ぶりが良いものやグネッているものなどいろんな個性的な樹形のブナを探すのも楽しいです。標高によって黄葉の進み具合が違っているので、これからのものや、ちょうど見ごろのキラキラ輝く素晴らしいものや、すでに散ってしまってフカフカの茶色い絨毯を提供してくれるものなど、いろんな色彩を楽しめました。特に、下山時に通った尾根の林道ショートカットのコースは、ブナだけでなくカエデなども混ざっており、きれいな紅葉&黄葉が現れる度にいちいち歓声をあげざるを得ない美しさでした(^^♪ こんなにブナまみれの山行は初めてです。これらの多くが伐採されるのは残念な気がしますが、仕方ないことなのでしょう。

それとブナの落ち葉の中に実や殻がほとんど見当たりませんでした。不作なんでしょうね。だから、クマさんは餌を求めて下山して街中に現れているんじゃないかなと思いました。

今回のメンバーの半分の方々は初めてご一緒させていただいたのですが、足が攣ったり低血糖になったりして何かと面倒くさい私にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。特にflatwellさんには送迎等にいろいろご配慮いただきありがとうございました。とっても楽しく充実した山行でした。

今年の6月にnaojiroさんに、風力発電の話を聞いて、訪れた庄部谷山、芦谷山。ブナの緑がきれいな山でした。
秋になり、再度登りましょうとnaojiroさん、flatwelさんからお誘いがあり、ツアーに参加させていただきました。
今回は、milukuさん、Hareyama2さん、hamahakoさんも一緒の大勢のツアーで、楽しい山歩きができました。

6月には、ブナの樹にテープが巻かれ、工事の予定を思わせる状態でしたが、今回はもうタワーが立っていました。ブナも切り倒されていました。やはり悲しいものです。
現場で工事されている方は、礼儀正しい方でした(下山後、駐車地でお会いし、お疲れさまでしたと挨拶受けました)。この工事の方は自分の仕事をちゃんとされていて、責任がありませんし、このやるせなさはどこにぶつければいいのだろうと少し思いました。

今回のきれいなブナの森を歩き、心が癒され、楽しい山歩きができました。できるだけ、今の自然な状態が残るよう祈ります。連れて行って下さった皆さん、楽しい山歩きありがとうございました。

美浜新庄ウインドファーム計画の予定地視察に同行させていただきました。
今回ヤマレコ隊に初めて参加させていただきましたが、皆さん優しい方ばかりで安心しました。
庄部谷山・芦谷山は手持ちのガイドブックにも載ってないので、山好きの方でも一部の人達にしか知られてない山と思います。
庄部谷山は初めて登りましたが、思っていた以上に美しく歩き易い尾根でガイドブックにコースが紹介されてないのが不思議なほどでした。
たぶん数年後には、この自然は失われることになると思いますが、その前に現状の姿を知っておくことが出来て良かったです。

naojiroさんと企画したこの山行、満足していただけたと思います。この貴重な自然が永久に残りますように。

風力発電計画について:
福井県には山の上にいくつもの風力発電計画があり、すでに完成または建設中のものもあります。銀杏峯〜部子山の予定地は冬季の縦走で人気があり、登山愛好家から計画の反対運動が起こっています。庄部谷山〜芦谷山は訪れる人が少なく、名前すら知られていません。また原発誘致でおいしい思いをしてきた地元住民からは反対の声が聞こえてきません。むしろ風車で観光地化することを望んでいるようです。このたび風況観測用の鉄塔が完成しました。調査の結果、建設に望ましいと判断されれば大規模な伐採が始まり、数年後には風車が完成するでしょう。この山域を愛するごく一部の登山愛好家では力不足で止めることはできないと思われます。この山がどんな山なのか、そしてどれほど貴重であるかを多くの人に知ってもらいたく思います。自然破壊をしてまで風車を建設することが本当に望ましいのか、海上ではだめなのか。このレコで個々それぞれが考えていただくきっかけになればと願っています。
風力発電計画の詳細はこちら
ウィキペディア: https://ja.wikipedia.org/wiki/(仮称)美浜新庄ウィンドファーム

今回は動画はなし。過去の動画をご覧ください。
2019.11.17 黒谷山→庄部谷山


2018.11.18 芦谷山→庄部谷山→黒谷山


2017. 5.21 赤坂山→芦谷山→野坂岳


2018. 3. 4 冬の野坂岳→芦谷山手前

稜線では紅葉が終わっていましたが、取り付いた黒谷東尾根と下山した黒谷西尾根の標高700以下では、ブナとカエデの見事な紅葉を見ることができました。
風力発電計画の進行具合も気になっていたところ、計画通り、芦谷山南尾根のジャンクションピーク西側の広い尾根には既に「風況観測機」が建てられ、地上高60mのタワーは稼働前の調整中でした。

6:45に集合場所の新庄渓流の里に着くと皆さんお集まりで、一番近い私が遅いとお叱りの言葉。登山口の粟柄関所跡の路肩に車を停めて尾根に取り付く。黒谷西尾根の取付きは勾配がきつくてジグを切ってズルズル滑りながら登って行く。flatwellさんは尾根芯にロープがあったのでと平気な顔で、私について来られた方にスミマセン。今年の6月にロープはなかった。

最初の鉄塔を潜りススキとカヤの原の黒谷山に上がると一気に展望が開ける。南に大御影山がデンと据え、三国山までの稜線が一望できる。西には隣の雲谷山、遠く青葉山の双耳峰まで視認できる。ひと休みしてから先を急ぐ。P677前後はブナの紅葉が見頃だった。次の鉄塔地は切り開かれていて青い若狭湾がみえる。鉄塔から上は広い尾根で落葉したブナ林を緩やかに登って行く。ブナ一色の森が庄部谷山まで延々と続いている。

庄部谷山で休憩後は稜線歩きとなる。一部に杉の植林もあるが未だブナ林は続く。林床はイワカガミとトクワカソウ。紅葉や新緑は素晴らしいだろうが、冬枯れで明るく開放的なのでこれもまた良し。

芦谷山分岐からは野坂山南尾根へ接続する吊尾根に入る。踏み跡がほぼないが新しいテープが付けられている。壮麗なブナ林に感心しながら進むと突如、すっくと伸びるタワーが現れる。予想はしていたがこれが風力発電の風データ観測塔なのだ。地上高60mもあるらしい。江越国境の栃ノ木峠や部子山で見てきているのですぐ理解する。

辺りは広く切り開かれ、幹回り3mの巨木が何本も切断されて痛ましい。数少ない登山者が訪れるところで時代の流れには抗えないのも分かっているが、この山域だけは残して欲しかった貴重な自然がまたなくなっていく。現場では二人の作業員が最後の通信調整をしておられた。気さくに話をして下さる方達でこの後も二回遭遇することになる。

先へ進むと後ろから声がする。yamanekoさんとyamaizuさんが追いついて来られて驚く。昨日からこの山域に入っておられることは事前に知ってはいたけれど、山上で逢うのはまた格別のものがある。一緒に芦谷山まで同行することになった。

ブナの巨木の森は更に芦谷山まで続く。見上げすぎて首が痛くなるほどである。芦谷山に到着するとちょうど昼時。弱い風があるので山頂の西側でランチ休憩。 yamanekoさんから暖かい豚まんの差し入れを頂く。総勢8名で記念写真を撮ってから来た道を戻る。

再度、現場作業員の方に挨拶して、庄部谷山西尾根の分岐点に戻る。yamanekoさん達は庄部谷に戻られるのでここでお別れする。もう後は下るだけ、植林の黒谷東尾根を鉄塔があるP706まで淡々と下る。そこから林道が右下に走っているので楽しようと考えていたら、hamahakoさんとhareyamaさんが、少々のアップダウンがあっても尾根の方がよいと言われる。膝が心配なflatwellさんは林道を、残りのメンバーは尾根道を歩くことになる。これもまた新鮮で楽しい。鉄塔から南西にコースアウトして登り返したのでflatwellさんを随分待たせてしまった。

最後に林道が交差する所から尾根をショートカットする。緩やかな広大な尾根で地形図では分からない複雑な起伏がある。この尾根がドンピシャ紅葉の真っ盛り、西日が差し込む森のブナの黄色とカエデの赤が実に見事であった。下っては振り返りを繰り返し、いつまでも見ていたいのを抑えながら粟柄林道に着地すると16時であった。

後始末をしていると、稜線で会話した作業員の方が車で通りかかり、お疲れさまでしたと挨拶される。林道の最上部に駐車してあったらしいが何とも奇妙な遭遇でありました。皆さんお疲れさまでした。記憶に残る山行となりました。

flatwellさんの計画が上がりましたので、この機会を逃してなるものかと僭越ながら参加させていただきました。
私はこのエリアはまだまだ本の中の世界でしかありませんでした。赤坂山から大谷山に次いで2回目ですが(2回目なのに)とっても大切なお山に登らせて頂くことができました。幸せな事です。
発電開発に関わる事に関して知識は有りませんが水力、火力、原発よりは風力はまだまだ自然に近いかなとも想います。しかし風力発電をしなければならない危機迫るものがあるのでしょうか?エネルギー交替なのでしょうか?
自然を愛する者にとっては切実な問題ですが。

さておき、庄部谷山から芦谷山は素晴らしいブナの森でした。珍木、変木、風雪にたなびく姿、いろんな造形美があり楽しめました。そして足元は落ち葉を敷き詰めた絨毯さながらフカフカで足にはとっても優しかったです。もちろんラストシーンは期待以上の西陽に輝くブナの黃葉でした。とってもたまらない世界で探し求めていた物をようやく手にした。そんな感じです。
帰路で我を張り、2つのピーク超えをさせたり、その為、迷走させてしまったりとすみませんでした。
この広大なブナの森をたっぷりと歩き身を置くことが出来楽しめました。幸せな一日を皆様ありがとうございました。

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