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Yamareco

記録ID: 273583
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

奥久慈男体山ー白木山ー月居山縦走

2013年03月02日(土) [日帰り]
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GPS
05:05
距離
18.7km
登り
1,534m
下り
1,508m

コースタイム

西金駅(10:30)-大円地登山口(11:00)-男体山(11:35-11:40)-白木山(12:55-13:05)-白木山分岐(13:30)-後山(14:15)-月居山(14:35-14:40)-袋田の滝(15:00-15:05)-袋田駅(15:35)
天候 快晴(強風)
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:JR西金駅
帰り:JR袋田駅

感想

私が登山を始めた2008年の3月から、ちょうど5年が経った。山歩きをこんなに続けられるとは思わなかったが、全く飽きることがない。登りたい山は、まだまだ沢山ある。

3月になったので、青春18きっぷを使って山に登ろうと思う。
今日登る予定の奥久慈男体山は、私の家から遠く、普段であれば交通費が7,000円を越えてしまうのだが、このきっぷを使えば2,300円で行ける。

水戸で水郡線に乗り換えると、途端にローカル線の雰囲気になる。水郡線は電化されておらず、ディーゼル車が走っている。電線を張るための電柱がないから、車窓からの眺めも格段に良くなる。汽車は、田んぼや山間を縫って進んでいく。運転席の後ろで、二本のレールだけが延びて行く線路を見ていると、旅をしている気分になった。

西金駅で一人下車すると、時刻は既に10:30だ。登山には遅すぎる時間なので、走って登山口に向かう。

川沿いの道を小走りで登って行くと、前方に切り立った山が見えて来た。これが男体山か。標高654mの山とは思えない存在感がある。
登山口の大円地で山道に入ると、すぐに二手に分かれ、左手が健脚コースで右手が一般コースとなっている。迷わず左に向かうと、道は雑木林の涸れた沢沿いに延びている。すぐに急登になり、鎖やロープが次々と出来てきた。岩や鎖に掴まり、息を切らして登って行くと稜線に出た。山頂はそこからすぐだ。

今日は快晴だが、ものすごく北風が強い。そのせいか山頂には誰もいない。南側は切れ落ちていて、覗き込もうとすると、風に押されて落ちそうで怖い。
ここからは360°の眺めが楽しめる。春が近いためか、冬の透き通った空気とは行かず、少し霞んで見えた。

今日は、この先、白木山、高崎山に寄ってから、袋田に抜ける計画を立ててしまったので、急いで北に向かう。

北側尾根は少し凍結している。アイゼンは出さず、慎重に進んだ。
この先で、馬鹿な道間違いをしてしまう。西に向かう「上小川駅」の道標を過ぎて、安心してしまい、次の分岐で西に向かって下ってしまう。あまりに下りが続くので何かおかしいぞと思い、辺りを見渡すと左手に男体山が見える。結局100mほど下ってしまったところで、登り返した。稜線に戻ると、私の向かった道には「上小川駅」と書かれた立派な道標があり、北に直進する道にも「袋田の滝」の道標があった。
登山歴5年で、この間違いは恥ずかしい。意気消沈して進んで行くと、追い打ちをかけるように、風がますます強くなった。

白木山への分岐で、この強風だし、白木山は止めようかという気持ちになる。少し迷ってから、やはり行くことに。
最初の岩場を回避する箇所が少し不明瞭だが、そこを過ぎれば、しっかりした踏み跡が続く。白木山の手前の鞍部には、地図に書かれていない真新しい林道が通っていた。かなり下って登り返さないといけない。林道のフェンス沿いは薮っぽく、もう引き返したい気分だ。それでも林道に降りて、登り返す。白木山の手前の急登を、太く長いロープを頼りに登って行くと、山頂に着いた。

風が唸りを上げていて、とても落ち着かない。岩の隙間に潜り込んで、昼食を取った。すぐ先に高崎山らしい山が見えているのだが、もう先に向かう元気がない。高崎山は止めて戻ることにする。さっきから何度も、強風に舞ったごみが目に入って痛い。

急いで袋田の滝へ向かう分岐まで戻った。この先、地形が複雑に入り組んでいる。踏み跡に従って進んで行く。

後山は、第一展望所のプレートが付いている。南西方面に開けているが、ゴォーゴォーと吹く風に煽られて、眺めを楽しむゆとりがない。少し先にある月居山は、山頂が少し広い。昔、城があったと書かれている。

その先は急な階段が続く。風の音に変わって、水が落ちる音が聞こえ始めた。右下を覗き込むと、滝が見える。これが生瀬滝だろうか。
更に、急な階段を延々と下って行くと、登山口に降り立った。右手に吊り橋があり、それを渡ると、袋田の滝が目の前に広がった。これは、すごい景色だ。私が今までに見たことのある滝の中では、最も大きい。有料の観瀑台に登れば、滝全体が眺められるらしいが、帰りの汽車の時間が迫っているので寄れず。

袋田駅には、電車が来る直前に到着。汽車に乗り込み、車内の綺麗なトイレで着替えると、ようやく落ち着いた。今日は、20kmに満たない山行だったにも関わらず、かなり疲れた。

途中、強風で電車が遅れ、家まで5時間かかって帰った。

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