大瓢箪山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 953m
- 下り
- 938m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中宮山までは整備されています。中宮山から大瓢箪山には道はありません。 コース図は手書きです。 |
写真
感想
白山市の高倉山(2005年12月29日に山スキー&2008年4月28日に山行あり)から中宮山(2005年10月1日の旧中宮温泉スキー場の下の駐車場からMTB利用の山行あり),大瓢箪山を経て大笠山に至る長大な尾根がある.中宮山(1339.8m三角点ピーク)までは旧中宮温泉スキー場上部から道がある.
今回は,大瓢箪山の三角点を確認しに行こう.大昔には営林署の道もあったと聞く.あわせて,最近聞いたウワサの池が山頂の下にあるという.確かに古い本を見れば,瓢箪池などの記述がある.今回もM氏に同行いただいた.
06:33【標高915m 旧中宮温泉スキー場上のハシゴの登山口発】
今回はここまで車であがってきた.林道は高倉山の方に延びているみたい.どこまで続いているのか.今度自転車で探訪してみたい.登山道はすでに枯れ葉の絨毯.周りの木々もおおむね葉を落としている.明るい登山道を気持ちよく進む.
一つ登りをこなすと,やどみ尾展望台.ここから笈ヶ岳や奥三方山が見える.もちろん今日のターゲットの大瓢箪山が大きい.
08:06〜08:24【標高1339.8m 中宮山】
以前来た時よりも刈り払いが進んでいる.白山がよく見える.真っ白ではないがそこそこの雪のようだ.二等三角点の点名・中宮を再確認した.前回はなかった,低山徘徊倶楽部の板と金沢三角会の赤布があったので落書きを追加.
ここから先は道はない.中宮山から薮へ突入.うっすらと踏み跡あり?これに従って,東側の高まりへ.ここの少し下がったところのぶなに,寺井山と刻まれている.この山の名前だろうか?
ここから標高点1380mコブをめざす.ひとまず100mほど下る.ぶな林が立派だ.薄い踏み跡が続いており,おおむねこれに従っていく.古い鉈目や新しい鉈目もあり,入る人もいるようだ.鞍部から少し登って標高点1278m.この先は尾根が細いが問題なく歩ける.所々に立派なぶな.左側(北側)斜面にも立派なぶなと背景には紅葉も.
標高点1380mへの登りにかかる.踏み跡ははっきりしなくなるが,赤テープが所々に.これに従うと,ピークには登らず,右へトラバース.草っぽい斜面を過ぎると再び薄い踏み跡.これを進むと,標高点1380mの東南東の鞍部に出た.何と効率的な.
ここから少し行くと,ピンクテープの賑やかなところが.おそらく,雄谷取水堰堤から直接ここに登り上げる尾根への分岐なのだろう.ということは,そのルートで来る人もいるのか.さらに薄い踏み跡+鉈目+所々のテープに従って登る.このまま尾根通しに登っていくのだろう.と思ったら,標高1450m付近で浅い溝状の構造.その西のへりが小さな湿地.まさかこれがウワサの池ではあるまい.
尾根にはそのまま進まず,溝状の構造を右へと進む.しばらく進むと,左側の笹の斜面へ踏み跡が登っており,テープもある.ということでこれに従う.この辺りもぶなが立派だ.登りきると再び溝状の地形.これに入って右へと登る.地形図では三角点は北のへりだが,溝の終わりからもそこへ向かって薄い踏み跡が.
10:21〜10:54【標高1549.1m 大瓢箪山】
三等三角点の点名・大福部を容易に確認.低山徘徊倶楽部の板はなく,金沢三角会の赤布もなし.他にも人工物なし.記念にテープを残す.山名は大瓢箪山(おおふくべやま)ですが,点名は大福部です.意外に刈り払われていました.ここまでの踏み跡,鉈目,テープを考えると不思議なことではないか.
葉がないとはいえ,展望は樹間から垣間見るのみ.それでも,正面には大笠山が大きい.かなり遠い.どんな薮コギになるのだろう.道があったとしてもかなりの距離だ.その右には笈ヶ岳が端正だ.左には奈良岳,見越山,奥三方山が見える.
東側には標高点1538mのコブがあり,山頂との間はぶなの平原のように見える.ここに池があってもおかしくはない.古い本では長径100mの瓢箪池と記載したものもあった.その大きさならここだろう.しかし先日見せてもらった写真は,もう少しこじんまりした池だった.このぶなの平原をよく見ると,とても大きそうな1本の木があるように見える.今日はパスだが,もし次の機会があれば,その木の下まで行ってみたい.
さて,今日のもう一つの目的,池探しに行きましょう.山頂から南へ下る尾根へと薮をかきわけ下りだす.ぶなが立派だ.山頂よりもこちらの方が白山や笈ヶ岳の眺めが良い.
50mほど下ると,南尾根の小さな平坦地.某所で見せてもらった写真の位置から考えて,南尾根より少し東側を下りだす.樹間から下方にわずかだが雪が見える.こんな所で雪が見えるとは...M氏が雪の横に黒々と水が見えると.そこに向かって下っていくと...確かに池でした.
11:42〜12:07【標高1450mくらい? 俗称カハキ谷の池】
長径100mなどではないが,感じの良い池だ.今は水が少ないのだろう.窪地の大きさに比べて水はわずかだ.
特に魚はいないようだ.小さな昆虫を1匹だけ見かけた.満足して帰路へ.
登り返すと左の方へ赤布もあった.ほどなく溝状地形となり,これをたどっていくと笹薮を抜けて,登りの時に斜面に取り付いた箇所へと戻った.
あとは往路を戻るのみ.振り返ると大瓢箪山が離れていく.標高点1380mを巻いてさらに下る.ここから登り返すと中宮山.
14:03【標高1339.8m 中宮山通過】
裸になった木々にナナカマドの赤い実だけが残り,その奥に大瓢箪山が名残惜しくそびえる.
帰路は中宮山からも意外に長い.途中,以前に確認している三等三角点の点名・大窪に寄り道.
15:08【標高1052.1m 点名・大窪】
2008年11月15日に確認した三等三角点の点名・大窪を再確認.前回もあった低山徘徊倶楽部(加賀山岳会)の板は健在でした.新たに金沢三角会の赤布が増えていました.
ここからはもうすぐだ.分岐から左へ少し下ると林道が見えてきた.はしごを下ると車へ.
15:27【標高915m 旧中宮温泉スキー場上のハシゴの登山口着】
大瓢箪山は念願の一つだったのでうれしいです.ましてカハキ谷の池まで確認できて満足です.山頂までは予想外な展開で今日は薮コギ不足かもしれません.病気ですね(笑).
注意:今回のコースは中宮山以降は登山道がありません.距離が長いうえ,藪もあり,道迷いの危険が高いです.本報告はこのルートを推奨するコースガイドではありません.
(2020年11月19日にアップロードしました。当時公開していたホームページ(閉鎖)からの抜粋です。)
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