記録ID: 274260
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積雪期ピークハント／縦走
白山
小白山北峰 〜野伏ヶ岳から巨大雪庇を越えられるか〜
2013年03月04日(月) [日帰り]
kennken
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,658m
- 下り
- 1,658m
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【コースタイム】
05：50 (0708m)大進橋 石徹白川左岸
06：55 (1094m)和田山牧場跡入口
07：25 (1147m)ダイレクト尾根末端
09：15 (1674m)野伏ヶ岳 09：35
10：10 西側谷 10：40
11：35 (1407m)橋立峠
12：20 (1603m)小白山北峰 13：10
14：40 (1180m)杉山(ルートロストあり)
15：35 (0708m)大進橋 石徹白川左岸
【行動時間：08：45】
【休憩時間：01：00】
05：50 (0708m)大進橋 石徹白川左岸
06：55 (1094m)和田山牧場跡入口
07：25 (1147m)ダイレクト尾根末端
09：15 (1674m)野伏ヶ岳 09：35
10：10 西側谷 10：40
11：35 (1407m)橋立峠
12：20 (1603m)小白山北峰 13：10
14：40 (1180m)杉山(ルートロストあり)
15：35 (0708m)大進橋 石徹白川左岸
【行動時間：08：45】
【休憩時間：01：00】
| 天候 | 【岐阜県美濃（岐阜）の当日天気】 天 気：晴れ 最高気温：12.3℃ 最低気温：-1.3℃ 露点温度：-10.8℃ 湿 度：20％ 風 向：西北西 風 速：6m/s 現地気圧：1012.3hPa 海面気圧：1014.4hPa 降 水 量：0.0mm 積 雪 深：0cm 日 の 出：6:19 日 の入り：17:51 【現地の天候】 富士山や北アルプスまで遠望できる素晴らしい山日和 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
《住処：発：03:45〜東海北陸自動車道経由：高鷲IC〜白山中居神社：05：35》 【アクセス】 東海北陸自動車道の白鳥ICから国道156線に入り北上する。越美南線北の駅を過ぎて前谷地内から 石徹白方面の県道314号線に入る。 桧峠を超えて石徹白町地内の127号線のT字交差点を右折して127号線を北上し上在所の白山中居神社へ 【路面状況】 岐阜県道314号石徹白前谷線・127号白山中居神社朝日線共に雪なし。凍結も無かった。 2輪駆動のまで白山中居神社行きました。 白山中居神社からの石徹白川左岸の駐車場までは4輪駆動で 【駐車場】 ・白山中居神社横に駐車広場がありここに車を止めます。 ・石徹白川大進橋の右岸・左岸にも数台止めれます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 確認できず 【ト イ レ】 白山中居神社横の駐車広場にトイレあり しかし、トイレは凍結しており小の方は出来ますが・・・ 大の方は便器内が氷でいっぱいで使用不可でした。 【登 山 道】 ●林道〜野伏ヶ岳まで 白山中居神社横の駐車場から石徹白川に架かる大進橋を渡りしばらく林道を進む。 途中から林道を離れ九十九折の林道から途中から林道を離れ、スギ林の中のルートをとって 和田牧場跡に向かう。ちょっとした尾根筋を登り和田牧場跡にあがると一面に広がる雪原に 東尾根とダイレクト尾根が牧場に向かって伸ばし、長い頂上の南面はカール状となって 三角錐の野伏ヶ岳に迫力がある。 雪が眩しいばかりに薙刀山から貫禄の野伏ヶ岳が迫りだしている。 進行方向にダイレクト尾根が見える。そのまま急登を直登してダイレクト尾根に上がる。 ここからきびい尾根の登りが始まる。潅木の中を尾根伝いに高度を上げる潅木の数も少なくなる。 二段の大きな傾斜を登り北東尾根との合流ししばらく歩くと野伏ヶ岳山頂です。 ●野伏ヶ岳〜小白山北峰 野伏ヶ岳山頂を下ると大きく発達した雪庇があります。西側にトラバース必要ですが 西斜面は大きくきれ落ちており非常に危険。2個目の雪庇のクラックに嵌り僕はザックを 西側の切れ落ちた谷に落としてしいました。非常に危険なトラバース。 この時期だろうか？暖かな天候によるものか？西側に灌木の中を歩いていても 『ミシィミシィィィィ〜 ザザザザァァァ』と音を立てて雪庇のクラックが発生して 灌木の中を歩いているにも関わらず非常に怖かったです。 橋立峠の下りも雪庇を避けながら急な斜面の下りで危険でした。 橋立峠からの小白山への登りは大きな雪庇護は無かったですが灌木に沿って登りました。 小白山北峰は美しき雪平原でした。 南峰を望むと見事に大きく育った雪庇に切れ落ちる谷。南峰へは戦意喪失です。 ●小白山北峰〜杉山〜林道 北峰から杉山へ伸びる尾根を下りましたが、中間地点で『国土調査』の赤テープに誘われて 違う尾根へ下ってしまいました。自らの読図せず、紛らわし赤テープに従ってしまった。 雪山での初歩的ミス。自戒の念を強くしました。 【雪 質】 ●林道〜野伏ヶ岳まで 朝も早かったので締雪で非常に登り易い雪質。 アイゼンでもワカンでもスノーシューでもOK。 僕は野伏ヶ岳山頂までスノーシューで登りました。 野伏ヶ岳山頂までしっかりしたトレースあり幅広のMSRのスノーシューでもサイドを気にせずに登れました ●野伏ヶ岳〜小白山北峰 とにかく野伏ヶ岳から橋立峠までの雪庇に注意 12本刃のアイゼン＆ピッケル必須 西側谷へ滑落したら何しても止まらないだろう・・・・ 橋立峠から小白山北峰までも12本刃のアイゼン＆ピッケル必須 ●小白山北峰〜杉山〜林道 通った時間帯がすでに13:00を過ぎていたので標高1300m下は雪は融解し サラメ雪化した上にスノーシューでも踏み抜く とにかく歩き難い。杉山から林道もスノーシューで踏み抜き歩き難くかったです 【他の登山者】 見かけた登山者ゼロ 【小白山（南峰1609.2m）について】 野状ヶ岳の南にある小白山（おじらやま）は、国土地理院発行の五万分の一図にも、 三角点の印と標高だけが記されていてる双耳峰。南峰が1609.2mの三角点表記の峰です山名はない。 だがこの山域の登山基地となる石徹白集落を訪れるときに越す桧峠からは、山稜つづきの野伏ヶ岳や薙刀山と 比べてみても、もっとも気高く、雄大な山容を見せてくれる山です。そのうえ、登ってみるとちょっと手強くもあり、 他の山に倍するほどの魅力ある山です。無雪期は猛烈なヤブ漕ぎの山で積雪期は雪庇の崩落と自身の滑落を 気遣いながらヤセ尾根を行くことになる。 山名について、小白山と記して「おじらやま」または「こはくさん」と読ませるのが一般的のようです 【野伏ヶ岳(1674m)について】 野伏ヶ岳(のぶせがたけ)は、白山の南側に位置し岐阜県郡上市白鳥町と 福井県大野市の境にある、標高1,674 mの山。両白山地の山で、日本三百名山及び ぎふ百山に選定されている。北側には、両白山地の山々が連なり南側には能郷白山 などの越美山地の山々が連なる。 両白山地の一ノ峰と銚子ヶ峰の間から、願教寺山(1,691 m)→ヨモ太郎山→日岸山→ 薙刀山(1,647 m)→野伏ヶ岳→小白山へと南に延びる細長い尾根上にある。 その尾根の南端は九頭竜川で遮られている。南側の小白山との間には 橋立峠(三ノ又谷と小白山谷との分水嶺)の鞍部がある。 野伏ヶ岳の東側には、石徹白川があり、その支流の推高谷と小白山谷の源流の山である。 豪雪地帯であり一般的な登山道がなく、春先の残雪期に登られる山である。岐阜県 郡上市上在所にある白山中居神社から、石徹白川の大進橋を西に渡ると、野伏ヶ岳 方面への林道がある。この林道終点の標高1,050 m付近までは、杉の植林地となっている。 林道終点の先は和田ノ小池や池塘がある以前は和田山牧場だった平坦な場所がある。 春先にこの雪面の上にテントを張って、周辺の山へ登るスキーヤーやハイカーがいる。 その上部の山腹には、ブナ林が多い。山頂付近は、クマザサに覆われている。 牧場跡から山頂から南南東に伸びる「ダイレクト尾根」と呼ばれる稜線を 利用するルートが一般的である山頂には、三等三角点が設置。 山頂からは、北に別山とその左奥に白山、東には大日ヶ岳と稜線越しに北アルプス と御嶽山、南に能郷白山や荒島岳、西には経ヶ岳と赤兎山などを望むことができる かつては野伏ヶ岳と小白山(おじろやま、標高1,609 m)との鞍部の橋立峠が、 岐阜県郡上市白鳥町と福井県大野市打波との往路に利用されていた。 【日帰り温泉いついて】 立ち寄り湯:石徹白峠山温泉 【満天の湯】 住所:岐阜県郡上市白鳥町石徹白峠山 (ウイングヒルズ白鳥リゾート敷地内) 電話:0575-86-3487 料金:満天の湯（本館） 大人800円(入湯税込) 小人（3歳〜小学生）400円（JAFカード提示で10％off） 営業:10時〜21時(平日10時〜20時)・年中無休 http://winghills.net/bath/ 【その他情報】 ●郡上観光どっと混む｜郡上市観光連盟公式サイト http://www.gujokankou.com/ ●白鳥観光協会 http://shirotori.gujo.to/ ●石徹白公式HP 『石徹白人』 http://www.itoshiro.net/ ●石徹白ニュース http://itoshironews.blog62.fc2.com/ ●石徹白の山河マップ http://www.itoshiro.net/nature/index.html |
写真
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なんとか
稜線へ戻って
野伏ヶ岳への稜線には
切れ落ちた斜面に
デカイ雪庇とクラック
戻らず進むことに
稜線へ戻って
野伏ヶ岳への稜線には
切れ落ちた斜面に
デカイ雪庇とクラック
戻らず進むことに
小白山への稜線に取り付き
振り返ると
1634mピークの奥に
野伏ヶ岳
振り返ると
1634mピークの奥に
野伏ヶ岳
感想
端的に申せば
失敗雪山行でございまします
野伏ヶ岳から小白山への稜線は
大きく育った雪庇が多くありました
一個目の大きな雪庇のクラックを避けて
2個目もクラックから2メートル以上は離れて
潅木近くをトラバースし安全だと思い
稜線上は風があり寒くてオーバーグローブを嵌めようと
ザックを降ろしてしゃがんだ瞬間
いきなりひび割れクラックに落ちました
2メートルほど落ちて、なんとか這い上がったはいものの
ザックが西側の切れ落ちた谷へ転がっていってしまい
ザック回収する為に谷へ降りる事に・・・
苦労の末ザック回収に成功し稜線へ戻って
野伏ヶ岳へ戻ろうと思ったのですが
一個目に雪庇のクラックが深くそして大きくなっており
撤退はムリと判断し
危険を承知で小白山への稜線へ
稜線上ではもう同じ過ちはしまいと
切れ落ちた谷側の急斜面の潅木中をトラバースしていても
『ミシミシィィ ザザァァ』と音がして
雪庇のクラックが起こっていました。
本当にクラックの出来る音は怖かったぁ〜
なんとか橋立峠について
小白山へ稜線上は雪庇がなかったので
ちょっとビビリながら小白山北峰へ行きました
北峰から南峰を望むと
これまた強大で危険な雪庇と切れ落ちた谷
南峰へは戦意喪失で
東尾根から杉山へ下山
それが
またここでもミス!!
途中に『国土調査』の赤テープがあり
そのテープに付いていってしまい別の尾根へ
トホホです
登山での初歩的ミスを犯してしまいました
絶好の雪山日和で
満足の大展望の雪山行が
一転して失敗雪山行に
今回の失敗から
多くの事を学ぶ事ができました
自戒の念を込めて
試練の雪山行をありがとうございました
小白山北峰・野伏ヶ岳さん
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kennkenさん、こんばんは。
ちょっとドキドキする山行でしたね
ご無事で何よりでした。
今回も写真が素晴らしいですね〜
この青〜い感じの画像がとっても雰囲気でてます
kennkenさん
感動アリ、失敗アリで雪山魅力タップリの山行でしたね。
雪庇クラックは恐怖体験！！
撤退はＮＧ＆進むしかないの判断は難しいですね。
無事の下山、お疲れさまでした。
こんばんはo(^▽^)o
無事でなによりです。
転がったのが、ザックで…
(拾いに行くの大変だったかもしれませんが)ヽ(´o｀；
前回の大日ヶ岳も、ヒヤヒヤでしたが、今回も、ドキドキです。
ミシミシ、音がするんですかー。
想像すると怖いです。
写真見ていて、行ってみたい！と軽々しく思ったりしますが、考えちゃいます。
ｋｅｎｎｋｅｎさん、きぃつけられー。（鍵じゃないよ）
kazumi_hiさん
こんにちは
野伏ヶ岳山頂からの稜線は
まさにドキドキの連続でした。
自分でも無事で良かったぁ〜って思っちゃいました
天候は
本当に山行日和で
真っ白なお山は真っ青な空に映えますね☆
xyzJINさん
こんにちは
xyzJINさんが鎌ヶ峰の雪山訓練で体験した
巨大雪庇のクラックの亀裂音は
本当に嫌だぁ〜
まさに恐怖です
危険でしたが貴重な体験として
これからの雪山行の糧としたいです
usavichさん
こんにちは
ザックの回収で
上半身パンパンの筋肉痛になりました
ハラハラ ドキドキが止まらない
失敗山行でしたが
ここから多くのことを学び今後に活かしたい!!ッス
本当に
今後も
キぃーつけて山行して行きたい所存でございます
残雪期に登ってみたい…なんて前々から思っていましたが…
今回も大変なハプニングに見舞われましたね…
クラックが出来る音…
稜線歩いててコレは怖そう…
それでもコレだけの眺望･･･
素晴らしい雪山･･･
ハプニング差し引いても、素晴らしい山行ですね
やはり北陸の山…憧れます
utaotoさん
おはようございます
恐怖を感じるハプニング
ますます身を引き締めて
山行せねば!!と肝に銘じております
石徹白の峰々は
本当に美しく素敵な山塊です
是非にもutaotoファミリーに登って頂きたいですね
和田山牧場跡でテン泊して周回プランもありますよ♪
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