伊豆トレイルジャーニー75km(2013):10時間59分のトレイルラン
- GPS
- 11:04
- 距離
- 65.4km
- 登り
- 4,267m
- 下り
- 4,158m
コースタイム
6:00 松崎新港出発 → 7:04 宝蔵院(WP1) → 9:01 こがね橋 9:05 → 10:23 二本杉峠(CP3)
→ 11:47 猫越岳 → 12:15 仁科峠 12:35 → 13:53 棚場山 → 14:34 土肥駐車場(AP3) 14:41
→ 15:17 達磨山 → 15:55 達磨山レストハウス → 16:59 修善寺独鈷公園
天候 | 曇り、夕方は霞がかった晴れ (仁科峠-戸田峠は強風(風速15m以上)) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(代理受付不可・土曜受付につき、基本的に静岡県民であっても前泊が必要です) |
コース状況/ 危険箇所等 |
www.izutrailjourney.com/ 本大会は伊豆を舞台にした初のトレラン大会です。 参加者も北は北海道、南は沖縄まで幅広い地域から集まって来てました。 コースとしては、前半は林道交えた樹林帯で、後半は展望の良い伊豆山稜線歩道となります。 高低差は海抜0mから猫越岳の1,035m、累積獲得標高では4,200mに達します。 積雪・危険箇所共にありませんでしたが、トレイルの一部は幅の狭いシングルトラックとなります。 滑沢峠〜後藤山は「原則追越禁止区間」ですが、状況をみて追越しOKというルールでした。 この大会は走れる区間が多く、距離の割りに短時間で折り合いがつけられます。 おかげで参加者1,350人にも関わらずひどい渋滞はみられませんでした。 今回初の第一回目は、あいにく天気に恵まれず後半の仁科峠から戸田峠までは強風に見舞われました。 大会公式ホームページでの距離は70kmとなってますが、大会前夜祭に75kmに修正されてます。 男子結果は、近藤敬仁さん(1位)、2位は相馬さんでした。 女子結果は、大石由美子さん(1位)、2位は小川比登美さんでした。 総合優勝を果たした近藤さんのタイムは6時間35分でした。 http://dogsorcaravan.com/2013/03/11/kondo-and-ohishi-won-the-inaugural-izu-trail-journey-70k/ タレントの近藤マッチも挑戦、無事完走されてます。 以前、講演会に出席させていただいた白石康次郎氏ブログより、完走率84%との事でした。 http://blog.excite.co.jp/kojiros/18086114/ (ここからも、本大会と伊豆アドベンチャーレースの接点が垣間見る事が出来ます) |
写真
感想
この日はひどい寝不足から始まりました。
前日(土曜日)に松崎での受付を終えて夕方一旦帰宅しましたが、そのせいで体のリズムを崩したのか
早朝午前2時出発を意識しすぎたのか、土曜日夜はほとんど寝つけませんでした。
また、前夜の寝不足から大会当日は、いつもと違い食欲がわかず食べ物を口にする事がほとんどできませんでした。
完走できずにエネルギー切れでDNF("Do Not Finish"の意)する不安がすぐ後ろまで迫りながらの出走でした。
今回の大会であらかじめ読めなかったのが、前半の二本杉峠までの所要時間でした。
ここは試走もしておらず、会場で配布された所要時間目安では「コレ本当?」と惑わされる事も。
しかし、実際走ってみて分かったのですが、このコースは走れる場所が圧倒的に多い事でした。
他の選手も口々にしてましたが、これがハセツネとも条件が似て非なる一番のポイントでした。
結局進んでみると、なかなかのテンポ。
ただ、鏑木さんも前夜祭で説明していた通り、八瀬峠から二本杉峠までの林道区間では下りでペースを
上げたかと思うとダラダラとした走れる上りに悩まされ思いのほか疲労しました。
寝不足もたたっていたのかもしれません。
走れると見込んでいた二本杉峠から仁科峠でもかなりのスローペース。
本日はガスと猫越岳あたりから吹き始めた強風のせいで、
44km地点の仁科峠にはかろうじてたどり着けたという状態でした。
到着時間こそ計画の1時間前でしたが、既に脚の筋肉、股関節いづれもパンパンで
残す30km以上を本当に完走できるか微妙な状況でした。
仁科峠には、あらかじめ待ち合わせしていた両親からサポートを受けます。
着替えを済ませ、GPSロガーの電池を入れ替えます。
そして、エイドの暖かいうどん、私設エイドのコーラをいただきました。
たった20分という短い時間でしたが、その後の状況から振返ると
思いのほか気持ちの入れ替えがうまくできたと思います。
仁科峠出発12:35。パンパンに張った脚は早々に都合よく動いてくれません。
しばらくの間は、後続の選手にどんどん追い越されていきます。
しかし、やがて20分もすると体も温まり始め、カラダ・気持ち共に元気になってきました。
仁科峠からその次のエイドポイントとなる土肥駐車場まではとても快調でした。
仁科峠までを自分自身の第一ステージとすると、この間は第二ステージになります。
周辺の選手にも疲労が溜まり始めたのか、途中で休んでいる選手や上りで大幅にペースダウン
している選手が目立ち始めます。そこを一気に抜けていきます。
自分自身は決してハイペースではなかった事を考えると、実際には周辺選手が疲れ出した事により
「自分らしさ」が発揮できたのかもしれません。
一方で、この後半の部は稜線コースなので前半にはない強風に見舞われました。
今回、北は北海道、南は沖縄と全国区から選手が集結しましたが、天気には恵まれず
一番のお楽しみとなる富士山の展望も終盤までのおあずけ。
そして、自分自身にとって最終第三ステージとなる戸田峠からの修善寺までの区間に突入します。
結果からすると、ここはゴールまでのコース状況をもう少し把握しておくべきだったという反省点が残りました。
終始下り基調という想定で臨み、最初からペースアップしました。どんどん選手を抜いていきます。
しかし、ゴール手前3kmでまさかの上り返しが。。。
これまで勢いに任せて下ってきましたが、思った以上に体力が消耗していました。
それでも、最後の直線1.2kmは若干ペースを上げて修善寺独鈷公園にゴール。
気が付けば、目標の12時間を1時間上回る10時間59分でフィニッシュしました。
ひさしぶりのロングです。
ゴール後は75kmを完走できたという爽快感を味わいつつも、それまでが嘘だったかのように歩けなくなってました。
今回、第一回の大会開催でしたが、手渡された暫定記録証の順位から見て間違いなく全国区レベルだったと思います。
コメント
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ainuさん、おはようございます。^^
私も最後の上り返しには参りました。。。
それと、残り3kから2kの表示区間が長かったこと。笑
感想で書かれていたように、今回は走れるトレイルが
いっぱいありましたね。楽しかったです。あとは、
天候がよければ、絶景が見えたはずなんですが。
これは、次回のお楽しみにとっておきます。
私の結果ですが、11時間ちょっとでした。
同じく、前夜は眠れず(隣の人のいびきで。笑)寝不足
のまま出走しました。お蔭様で、車での帰路中に何度
も眠りそうになりました。危ない。。。
次回は大会ではなく、どこかのトレイルをご一緒させ
てください。4月より、東京勤務になりましたので。
同タイムですね。お疲れさまでした。
ゴール後しばらくは荷物を取りに修善寺市民センターまで歩く勇気がなかったので
おそらくニアミスしていたと思います。
最後は長かったですよね。
残り3kmの表示も舗装道手前の道端に落ちていて分かりにくかったですが
上り返しの後の下り以降もだいぶ長く感じました。
それにしてもスゴイ!あれから運転して帰られたのですね。
こちらは家族に迎えに来てもらう始末で、それにも関わらず
帰宅直後は着替えだけで風呂にも入らずバタンキューでした。
次回こそはどうぞよろしくお願いいたします。
お疲れさまでした。
冷たい風の中、お疲れ様でした。
「猫越峠」でボラしていましたヘルメット男子です。
朝のコース状況と天候確認で、2時過ぎから山に上がって
おりましたが、芯から冷えました。
帰宅してから珍しく筋肉が痙攣・・・・
3月のこの時期、名残り雪や氷雨にならずよかったかと。
ひえぇ〜、そんな早くから居たのですか?
つげ峠の関係者スタッフに聞いたところ、午前10時から誘導されているようでしたが、
あの猫越峠ですと、若干の樹林に囲まれていたとは言えもっと風があったと思います。
こちらは行動していても寒さを感じていたくらいなので、
ずっと停滞していた方々にとっては相当寒かったと思います。
実は、2-3週間前には結構な雪が残っていたのでコース状況が気になってましたが、
思いのほか雪は解けてくれていたようです。
お疲れさまでした。
長旅!!でしたね。
完走、おめでとうございます。
そしてタイムの方も、さすが お見事です。
今回もとても丁寧なレコ 楽しく拝見させて
いただきました。
ありがとうございますっ
来年はスタートラインに立てるといいなぁ〜
どうなるかはわかりませんが、目標のひとつとして
山遊び&トレーニングを積んでいきたいと思います
事前情報が行き届かなかったりとかほんとに大変な第一回大会だったようですが、楽しまれた事と思います。
ボクも目標にできたら良いなあ〜 と..
今年は30km
来年は伊豆かどこかで70km
再来年にSTYとか。。なんて
「長旅」。
鏑木さん自身もそう表現してましたが、沿道からも「良い旅をぉ〜」という応援の声を耳にしました。
自分自身にとってこの旅は、二本杉峠から戸田峠までの区間はある程度慣れ親しんだコースでしたが、
それでも疲労に追い込まれてくると、いつもとは違った様相を呈しました。
終盤の達磨山への上り返しを経て目にした戸田港の景色もそのひとつで
それまでのモヤモヤとした景色の後で目にした為か、気持ちが高揚し元気を貰いました。
UTMFに比べるとダメージはとても少ないです。
筋肉痛くらいかな。
それもそうですよね、UTMFはこの倍の距離な訳で。
大会側から開催の当日週まで許可が下りなかったが為に告知が数日前までできなかった
との説明を受け、本当にギリギリのところで開催できたのだと知りましたが、
同時に、次回の開催は第二回開催は今回の結果いかんによるとも言われました。
伊豆はトレランに適したコースはいくつかありますが、大会はこれが初めてです。
ですので、本大会は伊豆でのトレイルランニングの将来という観点から注目を集めているようです。
(これはUTMFに通じます)
地元の大会関係者さへ、当初ここまでの参加者が集まらないと見ていたようですが、
地元の理解、環境整備含め第二回に繋げて行っていただきたいですね。
ainuさん(^-^)お疲れ様でした!
終わってみれば大成功の素晴らしいレースでしたね(^-^)青森から参加する身としては実はすごい不安だったんですよ(^_^;)ドタキャンになったら宿代が…旅費が…と(^_^;)
結果はギリギリでしたがおかげで富士山が出迎えてくれてとても感動的でした(^-^)
ひぇ〜、青森からですか。
今回、日本全国から選手が集まったという事でしたが、こうなるともう「遠征」ですね。
確かに、遠方からの選手にとっては大会告知が遅れた事により相当心配になりますよね。
(何はともあれ、無事開催・終了してくれてホント良かったです)
あの富士の笹トレイルは、この辺(富士山周辺)ではおなじみです。
また遊びに来てください。
(余裕があれば、こちらも「遠征」したいところです)
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