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Yamareco

記録ID: 275877
全員に公開
トレイルラン
伊豆・愛鷹

伊豆トレイルジャーニー75km(2013):10時間59分のトレイルラン

2013年03月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
11:04
距離
65.4km
登り
4,267m
下り
4,158m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

行動時間:10時間59分
6:00 松崎新港出発 → 7:04 宝蔵院(WP1) → 9:01 こがね橋 9:05 → 10:23 二本杉峠(CP3)
→ 11:47 猫越岳 → 12:15 仁科峠 12:35 → 13:53 棚場山 → 14:34 土肥駐車場(AP3) 14:41
→ 15:17 達磨山 → 15:55 達磨山レストハウス → 16:59 修善寺独鈷公園
天候  曇り、夕方は霞がかった晴れ
 (仁科峠-戸田峠は強風(風速15m以上))
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 マイカーで松崎まで送迎。修善寺でピックアップ。
 (代理受付不可・土曜受付につき、基本的に静岡県民であっても前泊が必要です)
コース状況/
危険箇所等
www.izutrailjourney.com/
本大会は伊豆を舞台にした初のトレラン大会です。
参加者も北は北海道、南は沖縄まで幅広い地域から集まって来てました。
コースとしては、前半は林道交えた樹林帯で、後半は展望の良い伊豆山稜線歩道となります。
高低差は海抜0mから猫越岳の1,035m、累積獲得標高では4,200mに達します。
積雪・危険箇所共にありませんでしたが、トレイルの一部は幅の狭いシングルトラックとなります。
滑沢峠〜後藤山は「原則追越禁止区間」ですが、状況をみて追越しOKというルールでした。

この大会は走れる区間が多く、距離の割りに短時間で折り合いがつけられます。
おかげで参加者1,350人にも関わらずひどい渋滞はみられませんでした。

今回初の第一回目は、あいにく天気に恵まれず後半の仁科峠から戸田峠までは強風に見舞われました。

大会公式ホームページでの距離は70kmとなってますが、大会前夜祭に75kmに修正されてます。

男子結果は、近藤敬仁さん(1位)、2位は相馬さんでした。
女子結果は、大石由美子さん(1位)、2位は小川比登美さんでした。
総合優勝を果たした近藤さんのタイムは6時間35分でした。
http://dogsorcaravan.com/2013/03/11/kondo-and-ohishi-won-the-inaugural-izu-trail-journey-70k/
タレントの近藤マッチも挑戦、無事完走されてます。

以前、講演会に出席させていただいた白石康次郎氏ブログより、完走率84%との事でした。
http://blog.excite.co.jp/kojiros/18086114/
(ここからも、本大会と伊豆アドベンチャーレースの接点が垣間見る事が出来ます)
今回、3/10に開催された伊豆トレイルジャーニーに参加してきました。
2013年03月10日 15:20撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 15:20
今回、3/10に開催された伊豆トレイルジャーニーに参加してきました。
本大会は前泊必須ですが敢えて自宅から会場に向かいました。おかげで相当な寝不足と食欲不足。大丈夫かな?いざスタート!
2013年03月10日 05:57撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 5:57
本大会は前泊必須ですが敢えて自宅から会場に向かいました。おかげで相当な寝不足と食欲不足。大丈夫かな?いざスタート!
のっけから坂を上がっていきます。渋滞を避ける為に前列に付いてしまった宿命。走るしかありません。
2013年03月10日 06:16撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 6:16
のっけから坂を上がっていきます。渋滞を避ける為に前列に付いてしまった宿命。走るしかありません。
やがて再生された古道に入ります。それにしても今日は天気が悪そうです。早速ガスってきます。
2013年03月10日 06:30撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 6:30
やがて再生された古道に入ります。それにしても今日は天気が悪そうです。早速ガスってきます。
最初のエイドとなる宝蔵院です。ここは水のみでしたがペットボトル水が準備されてました。
2013年03月10日 07:03撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 7:03
最初のエイドとなる宝蔵院です。ここは水のみでしたがペットボトル水が準備されてました。
やがて八瀬峠から林道に。相変わらずガスってます。下ったり上ったりが続き、後になってこれがきいて来ました。
2013年03月10日 07:48撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 7:48
やがて八瀬峠から林道に。相変わらずガスってます。下ったり上ったりが続き、後になってこれがきいて来ました。
皆こがね橋への下りはハイペースです。
2013年03月10日 09:01撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 9:01
皆こがね橋への下りはハイペースです。
こがね橋到着。各ポイントには仮設トイレが準備されてましたが圧倒的に数が不足してました。特に女性には辛いニュースです。
2013年03月10日 09:05撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 9:05
こがね橋到着。各ポイントには仮設トイレが準備されてましたが圧倒的に数が不足してました。特に女性には辛いニュースです。
ちょっとスポーツドリンクをガブ飲みして先を目指します。ここから上り基調。既に走れず!?
2013年03月10日 09:05撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 9:05
ちょっとスポーツドリンクをガブ飲みして先を目指します。ここから上り基調。既に走れず!?
二本杉林道では空が明るくなります。ただ、いっこうにペースが上がらずほとんど歩きの状態でした。
2013年03月10日 09:53撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 9:53
二本杉林道では空が明るくなります。ただ、いっこうにペースが上がらずほとんど歩きの状態でした。
林道を終えてようやく二本杉峠への上り返しに入ります。
2013年03月10日 10:03撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 10:03
林道を終えてようやく二本杉峠への上り返しに入ります。
上り返しの後、細いトラバース道を抜けてようやく二本杉峠到着(安堵)。
2013年03月10日 10:23撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 10:23
上り返しの後、細いトラバース道を抜けてようやく二本杉峠到着(安堵)。
二本杉峠以降も細いトラバース道が続きます。特に滑沢峠から後藤山の間は「原則追越し禁止区間」なので後方が気になる事しばしば。
2013年03月10日 10:58撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 10:58
二本杉峠以降も細いトラバース道が続きます。特に滑沢峠から後藤山の間は「原則追越し禁止区間」なので後方が気になる事しばしば。
それでも要所要所では立ち止まり、美しいブナ林を楽しみます。
2013年03月10日 11:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 11:29
それでも要所要所では立ち止まり、美しいブナ林を楽しみます。
周辺選手もだいぶ散らばってきました(この大会は思いのほか渋滞がなかったところが評価が高いです)。
2013年03月10日 11:39撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 11:39
周辺選手もだいぶ散らばってきました(この大会は思いのほか渋滞がなかったところが評価が高いです)。
既に距離表示板も42kmを指しており体の疲れが良く物語ってます。
2013年03月10日 11:49撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 11:49
既に距離表示板も42kmを指しており体の疲れが良く物語ってます。
本大会の最高地点となる猫越岳を抜け火口池もチェック。気分を入れ替えます。後続選手からは「コース違いますよ!」の掛け声が。。。違うんです!
2013年03月10日 11:51撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 11:51
本大会の最高地点となる猫越岳を抜け火口池もチェック。気分を入れ替えます。後続選手からは「コース違いますよ!」の掛け声が。。。違うんです!
さて、仁科峠も近づいてきました。
2013年03月10日 11:59撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 11:59
さて、仁科峠も近づいてきました。
後藤山を抜け笹の小山を上り返すと仁科峠が見えてきました。
2013年03月10日 12:13撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 12:13
後藤山を抜け笹の小山を上り返すと仁科峠が見えてきました。
計画より早いけれど、かなり疲れが溜まった状態で仁科峠到着。
2013年03月10日 12:15撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 12:15
計画より早いけれど、かなり疲れが溜まった状態で仁科峠到着。
仁科峠ではサポートに来た両親から着替えをを貰い、エイドのうどんを突付きます。それにしても風が強い。エイドの20分はあっという間でした。もう少し休みたかった所ですが、意を決し先を目指します。
2013年03月10日 12:35撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 12:35
仁科峠ではサポートに来た両親から着替えをを貰い、エイドのうどんを突付きます。それにしても風が強い。エイドの20分はあっという間でした。もう少し休みたかった所ですが、意を決し先を目指します。
さようなら、仁科峠!
2013年03月10日 12:35撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 12:35
さようなら、仁科峠!
最初は疲れと寒さで動けませんでした。それも暫くすると元気になってきます。
2013年03月10日 12:55撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 12:55
最初は疲れと寒さで動けませんでした。それも暫くすると元気になってきます。
仁科峠から風が強く、mp3を聞きながら気持ちを落ち着かせます。また音楽に気持ちを乗せて走り始めます。
2013年03月10日 13:15撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 13:15
仁科峠から風が強く、mp3を聞きながら気持ちを落ち着かせます。また音楽に気持ちを乗せて走り始めます。
早めの選手をペーサーとして活用し選手を抜いていきます。そのペーサーがスローダウンすると次のペーサーに。これを繰り返しました。
2013年03月10日 13:41撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 13:41
早めの選手をペーサーとして活用し選手を抜いていきます。そのペーサーがスローダウンすると次のペーサーに。これを繰り返しました。
棚場山到着。選手皆さん、だいぶ疲れが出始めているようです。
2013年03月10日 13:53撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 13:53
棚場山到着。選手皆さん、だいぶ疲れが出始めているようです。
ようやく船原峠到着。ここから上り返しです。
2013年03月10日 14:05撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 14:05
ようやく船原峠到着。ここから上り返しです。
ここまで来ると上り返しを走ろうとする選手はほとんどいません。ゆっくりですが確実に選手を追い越します。
2013年03月10日 14:12撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 14:12
ここまで来ると上り返しを走ろうとする選手はほとんどいません。ゆっくりですが確実に選手を追い越します。
ようやく終盤も近い56km地点。
2013年03月10日 14:25撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 14:25
ようやく終盤も近い56km地点。
土肥駐車場(AP3)到着。
2013年03月10日 14:34撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 14:34
土肥駐車場(AP3)到着。
エイドではバナナ・チョコレートとスポーツドリンクを補給。ここが最後のエイドとなります。
2013年03月10日 14:41撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 14:41
エイドではバナナ・チョコレートとスポーツドリンクを補給。ここが最後のエイドとなります。
給水ばかりでタプンタプンになったお腹と疲れで少しペースが落ちます。
2013年03月10日 15:05撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 15:05
給水ばかりでタプンタプンになったお腹と疲れで少しペースが落ちます。
達磨山到着。本日、この時間になりようやく景色が開けてきます。遠方からの選手は海岸線に見える港に見入ってました。ゆっくり楽しんでください♪
2013年03月10日 15:17撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 15:17
達磨山到着。本日、この時間になりようやく景色が開けてきます。遠方からの選手は海岸線に見える港に見入ってました。ゆっくり楽しんでください♪
相変わらず風は強いものの、超ド級の景色に癒されます。
2013年03月10日 15:17撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 15:17
相変わらず風は強いものの、超ド級の景色に癒されます。
その後小達磨山を抜け戸田峠に到着。
2013年03月10日 15:40撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 15:40
その後小達磨山を抜け戸田峠に到着。
達磨山高原レストハウスを目指します。
2013年03月10日 15:47撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 15:47
達磨山高原レストハウスを目指します。
達磨山高原レストハウスまではトレイルを楽しみながら一気に下ります。更に勝負を掛けてペースを上げます。
2013年03月10日 15:55撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 15:55
達磨山高原レストハウスまではトレイルを楽しみながら一気に下ります。更に勝負を掛けてペースを上げます。
しかし、修善寺梅林手前の上り返しで勢いがなくなります。あと2kmちょっと!
2013年03月10日 16:42撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 16:42
しかし、修善寺梅林手前の上り返しで勢いがなくなります。あと2kmちょっと!
最後は修善寺温泉街を抜ける直線のロード。
2013年03月10日 17:26撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 17:26
最後は修善寺温泉街を抜ける直線のロード。
地元の温かい声援を受けながらのゴール。
2013年03月10日 17:26撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 17:26
地元の温かい声援を受けながらのゴール。
ゴールでは鏑木さんが選手一人一人にねぎらいの声を掛けてくれました。何はともあれヘッドランプを使う必要もなく日暮れ前のゴール。お疲れでした!
2013年03月10日 17:13撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 17:13
ゴールでは鏑木さんが選手一人一人にねぎらいの声を掛けてくれました。何はともあれヘッドランプを使う必要もなく日暮れ前のゴール。お疲れでした!
ゴール地点となる独鈷公園の風景です。
2013年03月10日 17:29撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 17:29
ゴール地点となる独鈷公園の風景です。
参考:ゴール後渡された暫定記録証(正式な記録証は後日郵送)
2013年03月10日 19:14撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 19:14
参考:ゴール後渡された暫定記録証(正式な記録証は後日郵送)
おまけ:3/9に開催された前夜祭にて。地元の軽食が振舞われました。
2013年03月09日 14:03撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/9 14:03
おまけ:3/9に開催された前夜祭にて。地元の軽食が振舞われました。
おまけ:前夜祭では総合プロデューサーの千葉達雄氏とコースプロデューサーの鏑木毅氏からコース説明を受けました。千葉氏曰くこの大会の原点は「伊豆アドベンチャーレース」にあるとの事です。
2013年03月09日 13:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/9 13:28
おまけ:前夜祭では総合プロデューサーの千葉達雄氏とコースプロデューサーの鏑木毅氏からコース説明を受けました。千葉氏曰くこの大会の原点は「伊豆アドベンチャーレース」にあるとの事です。
おまけ:ゴールの独鈷公園から「シシ汁」待つ修善寺総合会館(選手会場)までは更に500-600mの距離が。。。この最後の距離を詰めるのが実は一番厳しかったぁ〜 :-o
2013年03月10日 17:48撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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3/10 17:48
おまけ:ゴールの独鈷公園から「シシ汁」待つ修善寺総合会館(選手会場)までは更に500-600mの距離が。。。この最後の距離を詰めるのが実は一番厳しかったぁ〜 :-o
おまけ:受付時に配布されたコース所要時間参考表。コースマップは地元住民に迷惑を掛けるとまづいためupは控えさせていただきます。
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おまけ:受付時に配布されたコース所要時間参考表。コースマップは地元住民に迷惑を掛けるとまづいためupは控えさせていただきます。
おまけ:6/3にようやく届いた完走証。少し遅かったけど約束は守ってくれたのでヨシとします。
2012年06月03日 19:43撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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6/3 19:43
おまけ:6/3にようやく届いた完走証。少し遅かったけど約束は守ってくれたのでヨシとします。
おまけ:一応、記録証の発送が遅れた事については説明がありました。メデタシ。
2012年06月03日 19:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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6/3 19:44
おまけ:一応、記録証の発送が遅れた事については説明がありました。メデタシ。

感想

この日はひどい寝不足から始まりました。

前日(土曜日)に松崎での受付を終えて夕方一旦帰宅しましたが、そのせいで体のリズムを崩したのか
早朝午前2時出発を意識しすぎたのか、土曜日夜はほとんど寝つけませんでした。
また、前夜の寝不足から大会当日は、いつもと違い食欲がわかず食べ物を口にする事がほとんどできませんでした。

完走できずにエネルギー切れでDNF("Do Not Finish"の意)する不安がすぐ後ろまで迫りながらの出走でした。

今回の大会であらかじめ読めなかったのが、前半の二本杉峠までの所要時間でした。
ここは試走もしておらず、会場で配布された所要時間目安では「コレ本当?」と惑わされる事も。
しかし、実際走ってみて分かったのですが、このコースは走れる場所が圧倒的に多い事でした。
他の選手も口々にしてましたが、これがハセツネとも条件が似て非なる一番のポイントでした。

結局進んでみると、なかなかのテンポ。
ただ、鏑木さんも前夜祭で説明していた通り、八瀬峠から二本杉峠までの林道区間では下りでペースを
上げたかと思うとダラダラとした走れる上りに悩まされ思いのほか疲労しました。
寝不足もたたっていたのかもしれません。

走れると見込んでいた二本杉峠から仁科峠でもかなりのスローペース。
本日はガスと猫越岳あたりから吹き始めた強風のせいで、
44km地点の仁科峠にはかろうじてたどり着けたという状態でした。
到着時間こそ計画の1時間前でしたが、既に脚の筋肉、股関節いづれもパンパンで
残す30km以上を本当に完走できるか微妙な状況でした。

仁科峠には、あらかじめ待ち合わせしていた両親からサポートを受けます。
着替えを済ませ、GPSロガーの電池を入れ替えます。
そして、エイドの暖かいうどん、私設エイドのコーラをいただきました。
たった20分という短い時間でしたが、その後の状況から振返ると
思いのほか気持ちの入れ替えがうまくできたと思います。

仁科峠出発12:35。パンパンに張った脚は早々に都合よく動いてくれません。
しばらくの間は、後続の選手にどんどん追い越されていきます。
しかし、やがて20分もすると体も温まり始め、カラダ・気持ち共に元気になってきました。

仁科峠からその次のエイドポイントとなる土肥駐車場まではとても快調でした。
仁科峠までを自分自身の第一ステージとすると、この間は第二ステージになります。
周辺の選手にも疲労が溜まり始めたのか、途中で休んでいる選手や上りで大幅にペースダウン
している選手が目立ち始めます。そこを一気に抜けていきます。
自分自身は決してハイペースではなかった事を考えると、実際には周辺選手が疲れ出した事により
「自分らしさ」が発揮できたのかもしれません。

一方で、この後半の部は稜線コースなので前半にはない強風に見舞われました。
今回、北は北海道、南は沖縄と全国区から選手が集結しましたが、天気には恵まれず
一番のお楽しみとなる富士山の展望も終盤までのおあずけ。

そして、自分自身にとって最終第三ステージとなる戸田峠からの修善寺までの区間に突入します。
結果からすると、ここはゴールまでのコース状況をもう少し把握しておくべきだったという反省点が残りました。
終始下り基調という想定で臨み、最初からペースアップしました。どんどん選手を抜いていきます。
しかし、ゴール手前3kmでまさかの上り返しが。。。
これまで勢いに任せて下ってきましたが、思った以上に体力が消耗していました。

それでも、最後の直線1.2kmは若干ペースを上げて修善寺独鈷公園にゴール。
気が付けば、目標の12時間を1時間上回る10時間59分でフィニッシュしました。

ひさしぶりのロングです。
ゴール後は75kmを完走できたという爽快感を味わいつつも、それまでが嘘だったかのように歩けなくなってました。

今回、第一回の大会開催でしたが、手渡された暫定記録証の順位から見て間違いなく全国区レベルだったと思います。


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コメント

お疲れさまでした!
ainuさん、おはようございます。^^
私も最後の上り返しには参りました。。。
それと、残り3kから2kの表示区間が長かったこと。笑

感想で書かれていたように、今回は走れるトレイルが
いっぱいありましたね。楽しかったです。あとは、
天候がよければ、絶景が見えたはずなんですが。
これは、次回のお楽しみにとっておきます。

私の結果ですが、11時間ちょっとでした。
同じく、前夜は眠れず(隣の人のいびきで。笑)寝不足
のまま出走しました。お蔭様で、車での帰路中に何度
も眠りそうになりました。危ない。。。

次回は大会ではなく、どこかのトレイルをご一緒させ
てください。4月より、東京勤務になりましたので。
2013/3/11 6:58
tayukayuさん、おはようございます。
同タイムですね。お疲れさまでした。
ゴール後しばらくは荷物を取りに修善寺市民センターまで歩く勇気がなかったので
おそらくニアミスしていたと思います。

最後は長かったですよね。
残り3kmの表示も舗装道手前の道端に落ちていて分かりにくかったですが
上り返しの後の下り以降もだいぶ長く感じました。

それにしてもスゴイ!あれから運転して帰られたのですね。
こちらは家族に迎えに来てもらう始末で、それにも関わらず
帰宅直後は着替えだけで風呂にも入らずバタンキューでした。

次回こそはどうぞよろしくお願いいたします。
お疲れさまでした。
2013/3/11 7:42
お疲れ様。
冷たい風の中、お疲れ様でした。
「猫越峠」でボラしていましたヘルメット男子です。
朝のコース状況と天候確認で、2時過ぎから山に上がって
おりましたが、芯から冷えました。
帰宅してから珍しく筋肉が痙攣・・・・

3月のこの時期、名残り雪や氷雨にならずよかったかと。
2013/3/11 8:55
nba01323さん、おはようございます。
ひえぇ〜、そんな早くから居たのですか?

つげ峠の関係者スタッフに聞いたところ、午前10時から誘導されているようでしたが、
あの猫越峠ですと、若干の樹林に囲まれていたとは言えもっと風があったと思います。

こちらは行動していても寒さを感じていたくらいなので、
ずっと停滞していた方々にとっては相当寒かったと思います。

実は、2-3週間前には結構な雪が残っていたのでコース状況が気になってましたが、
思いのほか雪は解けてくれていたようです。

お疲れさまでした。
2013/3/11 10:44
お疲れ様でした。
長旅!!でしたね。
完走、おめでとうございます。
そしてタイムの方も、さすが お見事です。

今回もとても丁寧なレコ 楽しく拝見させて
いただきました。
ありがとうございますっ

来年はスタートラインに立てるといいなぁ〜
どうなるかはわかりませんが、目標のひとつとして
山遊び&トレーニングを積んでいきたいと思います
2013/3/11 22:11
お疲れ様でした
事前情報が行き届かなかったりとかほんとに大変な第一回大会だったようですが、楽しまれた事と思います。
ボクも目標にできたら良いなあ〜 と..
今年は30km
来年は伊豆かどこかで70km
再来年にSTYとか。。なんて
2013/3/11 23:15
yamayoさん、おはようございます。
「長旅」。
鏑木さん自身もそう表現してましたが、沿道からも「良い旅をぉ〜」という応援の声を耳にしました。

自分自身にとってこの旅は、二本杉峠から戸田峠までの区間はある程度慣れ親しんだコースでしたが、
それでも疲労に追い込まれてくると、いつもとは違った様相を呈しました。
終盤の達磨山への上り返しを経て目にした戸田港の景色もそのひとつで
それまでのモヤモヤとした景色の後で目にした為か、気持ちが高揚し元気を貰いました。

UTMFに比べるとダメージはとても少ないです。
筋肉痛くらいかな。

それもそうですよね、UTMFはこの倍の距離な訳で。
2013/3/12 5:52
nai1964さん、おはようございます。
大会側から開催の当日週まで許可が下りなかったが為に告知が数日前までできなかった
との説明を受け、本当にギリギリのところで開催できたのだと知りましたが、
同時に、次回の開催は第二回開催は今回の結果いかんによるとも言われました。

伊豆はトレランに適したコースはいくつかありますが、大会はこれが初めてです。
ですので、本大会は伊豆でのトレイルランニングの将来という観点から注目を集めているようです。
(これはUTMFに通じます)

地元の大会関係者さへ、当初ここまでの参加者が集まらないと見ていたようですが、
地元の理解、環境整備含め第二回に繋げて行っていただきたいですね。
2013/3/12 6:02
ゲスト
ainuさん(^-^)お疲れ様でした
ainuさん(^-^)お疲れ様でした!
終わってみれば大成功の素晴らしいレースでしたね(^-^)青森から参加する身としては実はすごい不安だったんですよ(^_^;)ドタキャンになったら宿代が…旅費が…と(^_^;)

結果はギリギリでしたがおかげで富士山が出迎えてくれてとても感動的でした(^-^)
2013/3/12 22:20
Utaroさん、おはようございます。
ひぇ〜、青森からですか。

今回、日本全国から選手が集まったという事でしたが、こうなるともう「遠征」ですね。

確かに、遠方からの選手にとっては大会告知が遅れた事により相当心配になりますよね。
(何はともあれ、無事開催・終了してくれてホント良かったです)

あの富士の笹トレイルは、この辺(富士山周辺)ではおなじみです。
また遊びに来てください。
(余裕があれば、こちらも「遠征」したいところです)
2013/3/13 6:11
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