真昼本沢(真昼岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 737m
- 下り
- 736m
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
山仲間3人と真昼本沢に出かけてきました。
今季初の沢登りで、真昼本沢もみんな初めてです。
真昼温泉で待ち合わせをし、合流後、真昼岳の兎平コースの登山口を目指します。
林道はきれいに整備されていましたが、途中途中に造られた水切りを越える際には注意が必要です。
登山口に車1台をデポし、通行止めのチェーンを外し、林道を奥に進みます。
しばらく進み、入渓地点に入るため林道を外れます。
車2台ほどが停められるスペースに車を停め、いよいよ7時5分に出発です。
そこからすぐに沢に下り、遡行開始です。
真昼大滝まで足を伸ばしたことがあるK君に途中途中にある滝のレクチャーを受けながら、およそ30分で真昼大滝に到着です。
まずは全員が左岸を中段まで取り付き、最後のひと登りを順番に登ります。
一人二人と順調に登っていき、3番目に自分が取り付きましたが、あと一歩の踏み込みができずに宙ぶらりんになってしまいました。
なんとか中段まで下り、残っていたK君を先に登らせて、再び自分もトライしましたが、滑って再び宙ぶらりんに…。
もう1本ザイルを下ろしてもらい、引っ張り上げられる勢いで、やっと登ることができました。
すっかり自分は体力を使った感じでクタクタでしたが、それ以上にかなりの時間を費やしてしまったほうが心配でした。
真昼大滝のすぐ上も2段の滝が続いており、左岸を巻いて登ります。
手に力が入らず、遅れながらもやっと沢に下りたところで、休憩を取りました。
このとき既に9時47分、ゆっくりしている時間はないので、遡行再開です。
しばらく進むと2段の滝が現れました。
一度滝に取り付きますが、ちょっと無理かなということで、左岸を巻きました。
その後、沢の水は水量が減ってきて、涸れてしまいしまいました。
こうなると沢登りなのか岩登りなのか判らなくなってくるわけですが、水がないことで暑さに参ってしまいました。
ところところに残ってる雪を越え、再び沢に水の流れが戻ってきたところで、垂直の滝が現れました。
ここも一度滝に取り付きましたが、あきらめて右岸を巻きました。
その先は再び水量が減り、水が涸れたところでガレ場に行き当たりました。
正面の岩場が沢筋で、右手は崩れたガレ場という感じだったので、正面の岩場を進みましたが、もしかすると、ここが運命の分かれ道だったかもしれません。
沢はだんだん狭くなり、笹に覆われ始め、いつしか笹薮に突入しました。
しかし、このヤブ漕ぎがなかなか終わらない。
正面が明るくなったので、もう終わりかと思ったら、平坦になったその向こうにもう一山ありました。
「ゲッ!!まだじゃん!!!」
さすがに参ったのですが、ふと辺りを見渡すと先行した二人の姿が見えません。
声を出して呼んでみると、直進方向右手から声が聞こえます。
声の方向に進むと、沢を挟んだ向こう側に二人の姿が見えます。
また、その先右手には峰越峠から続く登山道が確認できました。
二人は、一度沢筋に下りて登り返していました。
気が進まなくても行くしかないと、一度沢に下り登り返します。
先ほど見えた景色から、そもそもこの沢にたどり着いているはずだったのかなと思われました。
全員集まってから休憩し、13時15分に登山道にやっと出ることができました。
ここからひとつピークを越えれば真昼岳です。
ヤブ漕ぎに比べれば、登山道は天国みたいなものですが、疲れでペースが上がりません。
やっとこさ頂上にたどり着き、再び休憩し、いよいよ下山です。
真昼岳から兎平までは急登を下りてからなだらかなアップダウンが続くコースです。
風があたっているうちは気持ちよかったのですが、林の中に入ると蒸し暑く、景色も見ることができず、とても退屈な感じです。
思わず、高松岳から虎毛山に続く縦走路を思い出しました。
林から抜けると間もなく分岐です。
ここで小休止を取り、登山口を目指します。
しばらく進むと見事なブナ林になり、足元にはブナの落ち葉がまるで絨毯のようです。
途中、水場で喉を潤し、飛竜の滝が現れたら間もなく登山口です。
入渓地点においてきた車を回収し、兎平の登山口を後にしたのは16時30分でした。
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