今年最初で(多分最後の)浄土山
- GPS
- 03:24
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 437m
- 下り
- 427m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
立山三山の浄土山に、僕はこの14年間で40回近く登っている。年間3回は行っているのだが、特に南峰山頂の富山大小屋が利用できるようになって毎年4-5月と11月には必ず上がって初スキーと春スキーを楽しんできた。ところが今年はコロナ禍の影響もあって春には行かず、夏以降は富山百山の残り制覇に暇を充てて浄土山には向かわなかった。11月、勤労感謝の日絡みの3連休で行く計画だったが、雪が少ないのと強風予報で止めてしまった。いよいよアルペンルート営業期間最後の週末、1泊したかったが土曜は大荒れ、日曜日帰りで浄土山には行っておこうと思った。土曜朝までの室堂積雪は30cm、日曜朝で60cmに増えた。スキーもやっと出来そうだが、前日まで殆ど諦めていたので十分用意もしていなかったので、ノンスキーで出かけることにした。
立山ケーブルの始発は8時40分。8時過ぎに着いて切符売り場に並びに行ったら長蛇の列。さらに除雪作業中で始発も遅れると言う。始発は9時位になったらしく、僕は9時20分のケーブルになった。バスに乗り継ぎ室堂に着き、登山届けと出発準備の後ターミナルの外に出たのが11時近くだった。天気はすこぶるよろしい。気温はターミナルの情報ディスプレイで-8℃。
今日はスノーシューで歩くんだと、雪の上に置いて履こうとしたら、何と、ゴムバンドがブチブチ切れる。思うにこの2年間冬山はスキーかカンジキで、スノーシューは使っていなかった。その間に経年劣化していたのだ。全く使えないので、スノーシューは室堂にデポしてアイゼンを履いた。
一ノ越までは絶対しっかりトレースがあるのでツボ足で問題ない。その先浄土山も稜線通しなら多分行けるが、駄目なら雄山に乗り換えよう。ともかく行って見ようと。
一ノ越少し手前でメイントレースを外れて、浄土山に向かうスキートレースに乗って見たが、直ぐに無理と察し、メイントレースに戻って一ノ越に着いた。雄山には沢山の登山者が取り付いている。浄土山に向かってもツボ足のトレースがついているので、大丈夫だろう。
浄土山への稜線になると周りには誰もいなくなるが、トレースはしっかりある。稜線の殆どは風で雪が飛んだ状態で、吹き溜まりでゴボるような場所はほんの僅か。所々は氷化していて、透明氷の所もある。アイゼン歩きに最適の状況と言って良いと思う。順調に浄土山南峰の小屋に到達。
板封止した玄関を開けて中に入り、土間で休む。湯を沸かしてカップ麺を作る。快適だ。他に小屋のために何をする訳でもないが、今年の最終点検に来たとの名目が立つ。
小屋締めし、一度は龍王岳の方に足を踏み入れて見たが、やはりツボ足ラッセルは苦しい。浄土に戻ってトレース通しで室堂に下りた。冬山のウォーミングアップという感じで、天気・景色も良くて良かったなと思っている。
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