斫石峠から「岳滅鬼山」往復

2020年12月02日(水) [日帰り]

• GPS: 06:32
• 距離: 11.6km
• 登り: 1,028m
• 下り: 1,031m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:22
• 休憩: 1:11
• 合計: 6:33

距離 11.6km 登り 1,031m 下り 1,031m

8:16 スタート地点
8:53 9:07 釈迦ヶ岳
11:25 12:17 岳滅鬼山
14:15 14:16 釈迦ヶ岳
14:36 14:40 斫石峠
14:49 ゴール地点

手元のGPSが累積標高を1,161mとはじき出した。スタート地点の標高が600m、ゴールが1,036mだと単純計算では436mしかないのだが、その3倍の標高差を登りそして降りるということは北アルプス並ということ。この1ヶ月間長時間歩行をしていなかったので久々に足に来た。
山中では我々を入れて3グループ5人のみ、その内一人の方もヤマレコユーザーのようだ。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

西九州自動車道（させぼみなとI.C)、長崎自動車道、大分自動車道を経由して杷木インター下車。県道52号線（八女香春線）の斫石峠まで2時間。

コース状況／危険箇所等

急傾斜はあるが全般に歩きやすい尾根道。特別な危険箇所は無いがアップダウンの繰り返しが足に来るので健脚向きだとおもう。釈迦ヶ岳登りは雨天時要注意。下りはトラバースルートが安全。

その他周辺情報

筑後川温泉(立ち寄り湯500円/大人）

写真

斫石峠（きりいしとうげ）にあった案内板、遠方から来た客には地形が飲み込めてとても便利です。

トンネルのすぐ手前に駐車して出発、1台先行者有り。

これが入り口。

いきなりの急勾配が約30分、

足がぱんぱん、

半端ない登りでした。

釈迦ヶ岳山頂。少し雲は多いが荒行の雰囲気が出てむしろグッド。

100m下ると歩きやすい尾根道に、
杉の倒木が一面に拡がる。（台風被害？）

一路岳滅鬼山へ、

気持ちの良い稜線歩きかと思いきや、アップダウンの繰り返し。

落葉し、乾燥し、丸くなった落ち葉が辺り一面を埋め尽くす。

この時期ならでは、枯れ葉の絨毯を踏みしめる、サクサクと音を立て実に気持ちよい。

「峰入り古道」良い響きです。

歩き始めて3時間、やっと岳滅鬼山らしきものが見えてきた。

あと200m、

意外にも丸みを帯びた山頂。

到着！
イヤ〜長い道のりでした。

隣の岳滅鬼岳と向こうに英彦山。

北の方には福智山。

拡大すると、手前に白く見えていたのはなんと削り取られた香春岳。

山頂はシロモジの冬芽で一杯。（アブラチャンとの指摘もあるが落ち葉の確認忘れた）

12/2 12:20

帰りの一コマ、右が北側斜面で落葉樹林帯、左が南側斜面で常緑樹林帯、見事な植生の違いが。

山肌を鋭くえぐる土砂崩れ跡、朝倉豪雨の時の爪痕か。昔の人はこれを見て龍がひっかいたように見えたのだろうか・・。

バラ科のウラジロノキが白く巻いている。

ゴール10分前、岩の上に着座したこのケヤキも見応え有り。

12/2 15:01

帰りに岩屋神社の肥前鳥居を観察する。

撮影機器：

DC-TX2 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

MISB

英彦山系には修験道の行者が歩き回った道が延々と続く。
切り立った崖と今にも崩れそうな岩壁がこの山域の特徴のようだ。そんな古道の一つ「岳滅鬼山」を初めて訪ねた。
今巷ではやっている漫画の影響を受けたのかと思われるかもしれないが、その通りです。（笑）でも漫画の内容はほとんど理解していない2Gコンビ。
紅葉が終わり寂寥感漂う山中はむしろ明るくて、落ち葉の絨毯が今まさに踏み時で実に気持ちの良い稜線歩きが楽しめる。
九重山系を除くと九州の山は常緑樹林帯に覆われ、葉が茂る時期の夏場はむしろ暗くて見通しが悪い。
ブナ林が拡がる北側斜面は葉が落ちると明るく見通しが効き、虫の多い夏場とは違った開放感が楽しめる。
これからもこんな稜線歩きが楽しめるルートを開拓したいと思った。

コメント

銀二

将冠岳ではありがとうございました
12月１２日将冠岳頂上でお話ししたhtsuda2103です。その節は楽しい時間をありがとうございました。とくに「佐世保から大崩日帰り！」は驚愕でした。
ヤマレコ拝見しました。特に立山の記事は素晴らしいですね。読ませていただいてるうちに燕岳を思い出しました。
また、こちらの近くまでよく来られているのですね。福岡に来られた際は、井原の近くの十坊、二丈はいかがでしょうか、絶景ですよ。北九州ならやはり福智山でしょうか。
またどこかのお山で出会うことができたら「話の続き」を是非よろしくお願いいたします。

MISB

Re: 将冠岳ではありがとうございました
htsuda2103さんおはようございます。
書き込みと、過去の山行記録にも目を通して頂いたようでありがとうございます。年に1回は南北アルプスへも遠征して気力体力の充実を図ろうと思っています。週末を除くと九州の山は静かですが、向こうへ行くと平日も人が多く、山登りの感覚がこちらとは違うものを感じます。

十坊、二丈はいつも西九州道路を通りながら眺めています。私の山友の話でも良い評判を耳にしていますので、是非近いうちにトライしたいものです。福知山も同様です。

将冠岳で人に出会うことは稀ですが、当日は山頂からの人声で少しだけ歩を早めてたどり着きました。出合った方との語らいは楽しいもので、特に他方からおいでになった方は10回、20回山行を重ねたほどの得るものがありますね。

htsuda2103さんのレポにも時々寄せて頂きます。お互いこれからも楽しい山登りを続けましょう。