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記録ID: 27805
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沢登り
尾瀬・奥利根

楢俣川/前深沢〜至仏山〜狩小屋沢「日帰り」(2008.7)

2008年07月20日(日) [日帰り]
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GPS
10:30
距離
29.0km
登り
1,875m
下り
1,870m

コースタイム

楢俣川林道ゲート4:15(MTB)-5:40狩小屋沢入渓点(MTBデポ)-6:30前深沢出合-8:00大滝-9:50至仏山-10:20狩小屋沢下降点-11:00昼食11:40-13:30林道橋-13:50入渓点-14:00(MTB)-14:45林道ゲート
天候 晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
楢俣川へのアプローチの林道は新たにゲートができたようだ。
オートキャンプ場「ならまた」との分岐にゲートがあり、釣り人も含め皆この辺に車を駐めている。
この場所から狩小屋沢入渓点まで徒歩だとおそらく3時間はかかるだろう。
マウンテンバイク(MTB)で走るには最適な林道だった。釣り人はミニバイクで入り込んでいた。

林道から楢俣川本流への入渓点はちょっと分かりにくい。目印はないが釣り人が利用するのだろう明瞭な踏み跡が伸びている。
踏み跡から楢俣川に降り立つと対岸にも踏み跡は続いている。沢沿いに歩いても大差ないとは思うが、踏み跡をたどった。踏み跡は支流の矢種沢方向に続いていたので、その手前で楢俣川本流へ降りて遡行をはじめた。

ゆったりと流れる楢俣川を行き、ナメ滝を越えると前深沢の出合となる。
前深沢に入るとすぐに後深沢が右岸から滝をかけている。
いくつか滝を越え、ゴーロ状を登っていくと、20m滝が現れる。瀑水をくぐれば右岸より容易に登れる。
ナメ状の滝が次々に現れ、楽しみながら越えていくと、トイ状4段20m滝。4段目が少し悪そうに見えたが、右岸側の弱点を登った。
しばらくナメ状の滝が続き気持ちの良いところだ。
50m大滝は傾斜が緩めなので威圧感はない。下から見上げた感じではそれ程難しそうでもなかったので、10mほど登ってみたが、上部が見通せないので、思い直してクライムダウンした。右から小さく巻上がった。
幾つかナメ滝を越えると、徐々に巨岩地帯を登っていくようになる。行く手にはゴツゴツとした至仏山頂稜部が見えてくる。
二俣は水量の多い左へ入った。しばらく登ると水が涸れ、ガレ場状を上り詰めると至仏山頂上の左肩に飛び出した。
尾瀬ヶ原の向こうに燧ヶ岳が見える。至仏山には初めて登ったが、これは絶景だ。しかし、3連休の至仏山頂上は大変な人だかりで、人混みの苦手な私としては素通りだ。

南峰を越え、少し降りたところよりロープをまたいで狩小屋沢へと下る。
この日は視界が利いていたので問題なかったが、ガスがわいていると少し降り口で思い悩むかもしれない。
狩小屋沢には随分と昔に道があったらしい。道形はほとんど分からなかったが、上部の方ではいくつか黄色いペンキのマークを見かけた。
小1時間下った20m程の滝は水線通しに下るのは少し難しそう。巻道にペンキのマークがあった。
その後の滝は概ね沢通しに下ることができた。下るにつれ水量が増え、足下にイワナが走り始めると、頭上にコンクリートの橋が横切っていた。ここで林道に上がり、MTBデポ地点まで林道を下った。
楢俣川入渓点には朝はなかった釣り人のミニバイクが駐まっていた。

帰りの林道はMTBで45分で車まで戻れた。
楢俣川への林道ゲート。右の階段は笠ヶ岳への登山道。現在はこの手前にもゲートがある
楢俣川への林道ゲート。右の階段は笠ヶ岳への登山道。現在はこの手前にもゲートがある
ならまたダム湖岸の道
ならまたダム湖岸の道
MTBデポ地点
左に楢俣川への踏み跡が続いている
左に楢俣川への踏み跡が続いている
楢俣川本流。対岸に踏み跡が続いている
楢俣川本流。対岸に踏み跡が続いている
矢種沢手前で入渓
矢種沢手前で入渓
楢俣川のナメ滝
右から前深沢が出合う
右から前深沢が出合う
後深沢出合の滝
20m滝。瀑水をくぐる
20m滝。瀑水をくぐる
トイ状4段20m滝
トイ状4段20m滝
50m大滝
至仏山方面が見えてくる
至仏山方面が見えてくる
巨岩地帯
前深沢を振り返る
前深沢を振り返る
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
至仏山頂上
黒山の人だかり
前方のピークが小至仏山。この辺より狩小屋沢に下る
前方のピークが小至仏山。この辺より狩小屋沢に下る
狩小屋沢源頭部
下りはじめて最初の大きな滝。巻道にペンキマークが
下りはじめて最初の大きな滝。巻道にペンキマークが
これも下る
林道にはい上がる
林道にはい上がる
MTBデポ地点帰着

感想

前深沢〜至仏山〜狩小屋沢のプランは随分と前から頭の片隅にあった。
しかし何といってもアプローチの長さから実行する機会がなかった。
5月の終わりに衝動買いに近い形でMTBを購入してしまった。
釣り人でもある知人にMTBを買って、沢に行きましょう!と誘われていたのだ。
もしMTBがあったなら、最も行ってみたかったのが今回のルートだ。
思い通りの山行ができて大変満足です。

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