ミツマタ咲くミツバ岳から世附権現山、屏風岩山（滝壺橋〜大滝橋）

2013年03月27日(水) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,434m
• 下り: 1,305m

コースタイム

7:05滝壺橋〜8:10ミツバ岳〜9:10世附権現山〜9:50二本杉峠〜11:15屏風岩山〜12:00大滝峠上〜12:50一軒家避難小屋13:05〜14:15大滝橋

天候

雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

コース状況／危険箇所等

2012年版「山と高原地図」に滝壺橋〜ミツバ岳〜世附権現山のルートはありませんでしたが、iphoneアプリの「山と高原地図」には赤破線で載っていたので、2013年版には記載されているのでしょうか？

写真

3/27 6:57

雨がそぼ降る寺の沢駐車場に車を停めて出発！

3/27 6:59

3/27 7:04

滝壺橋たもとの登山口から登り始めます。

3/27 7:08

登り始めてすぐの斜面でスミレがお出迎え、春ですね。

3/27 7:43

九十九折を上がっていくと、ポツポツとミツマタが咲いています。

3/27 7:49

雨模様の中まわりはガスに覆われて展望がありません。

3/27 7:58

展望がない代わりに、雨粒が創り出した風変わりな景色が目を楽しませてくれました。

3/27 7:58

3/27 8:06

ミツマタの群生が、ミツバ岳の頂上の場所を教えてくれています。

3/27 8:08

我も我もと咲いています。

3/27 8:09

3/27 8:10

3/27 8:11

今年の1月に来た時とは場所が変わっていますが、相変わらず沢山の山名標がありました。

3/27 8:12

天気が良ければ、この正面に富士山がドーンと見えるのですが、ちょっと残念。

3/27 8:13

沈丁花の仲間らしく辺りいっぱいに良い薫りが漂っています。

3/27 8:15

大迫力！

3/27 8:19

見事に咲いています。

3/27 8:33

名残惜しい気もしますが、ミツバ岳を後に権現山に向かいます。

3/27 8:37

穏やかで静かな尾根歩きを楽しみます。

3/27 8:40

3/27 9:12

ミツバ岳分岐から20〜30mも歩けば世附権現山頂上です。

3/27 9:14

珍しく自撮りしてみました。

3/27 9:14

やっぱり無人の方がいい。(笑)

3/27 9:31

屏風岩山を目指し、先ずは二本杉峠に向かいます。

3/27 9:50

二本杉峠、、、屏風岩山に向かって左から回りこまず直登してしまう人も結構いるのだとか、、、山と高原地図の「急登する」という指示をここのことだと思ってしまうのでしょうか？

3/27 9:52

この手の細い斜めった上に、葉っぱの色で目がチラチラするトラバス、、、苦手です。

3/27 9:56

どんとそそり立つような急登、この感じ大好き。

3/27 10:03

3/27 10:03

ひたすら登ります。

3/27 10:06

四方に張った木の根を足がかりに登ります。

3/27 10:11

3/27 10:13

あそこまで行けば傾斜も一息つきます。

3/27 10:20

緩やかな広い尾根に出ました。

3/27 10:27

急坂を登って来た先でミツマタがお出迎え。

3/27 10:28

まだちょっと早いのかな？ミツバ岳に比べて花が開ききっていないようです。

3/27 10:28

3/27 10:29

3/27 10:45

3/27 11:10

3/27 11:16

屏風岩山の山名標の妖怪ポストチックな風情が好きです。

3/27 11:26

大滝峠に向かって行きます。

3/27 11:35

一面苔に覆われたモフモフの木です。

3/27 11:36

モフモフの木の表面はとても綺麗で、いくら見ても見飽きません。

3/27 11:36

3/27 11:36

3/27 11:36

3/27 11:36

3/27 11:37

3/27 11:37

3/27 11:43

大滝峠に到着。

3/27 11:55

大滝峠上のちょっと下(ややこしい)にもちょっとしたミツマタの群生がありました。

3/27 11:56

3/27 11:58

大滝峠上から大滝橋に向かって降ります。

3/27 12:07

大滝峠上から下ってすぐに咲いていたアセビ。

3/27 12:20

いつ来ても綺麗な色合いのステタロー沢。

3/27 12:30

沢の岩に張り付くように咲いていた小さな小さな花、、、何の花かな？

3/27 12:30

3/27 12:35

沢ノ真ん中にもミツマタが。

3/27 12:48

一軒家避難小屋、手元の古い地図には橋を渡る手前、沢を挟んで避難小屋の反対の山側に「一軒家跡」という表記があります。

3/27 13:17

径路を支える石積みを見るたびに保全されていることの有り難みを感じずにいられません。

3/27 13:34

3/27 13:39

3/27 13:48

ボロボロと岩が落ちて来そうな見事な逆層地帯。

3/27 13:49

まさに苔むした巌。

3/27 13:49

フサフサした岩の表面。

3/27 13:49

3/27 13:50

3/27 13:50

これは比較的最近落ちて来たようです。

3/27 14:01

林道に出ました。

3/27 14:14

大滝橋から浅瀬入口までバスに乗り、車を停めた寺の沢まで行きます。

3/27 15:03

浅瀬入口で下車してから歩いて通る落合隧道は、音響効果抜群で、中で手を叩くと延々と響き、車が通るととてつもない轟音に襲われます。

3/27 15:27

寺の沢のそばにある石碑。

3/27 15:29

石碑にすぐ接するところには石仏がありました。

3/27 15:30

石仏の左右には文字が彫ってありますが読めませんでした。

3/27 15:33

湖の中に向かって下って行くかつての道。

3/27 15:34

寺の沢駐車場に到着。

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

感想

chakaran

　ミツマタの季節を心待ちにするあまり、今年の初山行は下見を兼ねてミツバ岳を選んだほどですが、このところ何かと用事がたて込み、前回から三週間以上も空いてやっと山行の機会が巡って来ました。
　前日までの天気予報では、房総半島よりになるほど降水確率が上がりそうな雰囲気だったので、あわよくば山梨に近い西丹沢は雨が降らずに済むのではと淡い期待も抱いていましたが、家を出る時点でポツリと落ちて来た雨は、東名高速を走っているうちにフロントガラスに叩きつけるほどの本降りになってしまい、中止にしようか少し迷いましたが、登り始めてからは幸い小雨程度を維持する中、展望には恵まれなかったものの、天気の良い日では味わえないしっとりとした山歩きを楽しむことができました。

　普段は帰りの駅でビールを飲むのが楽しみで山行にははバス・電車を使う事が多いのですが、まだ日が短い中で登山口に早く着きたくて寺の沢に車を停めて出発し、下山後はバスで車を回収するという方法をとった結果、ただでさえひと気の少ないこのコース（ミツマタの季節とはいえ平日の雨天！）、山中では誰ひとり会わず、家を出てから帰るまで口を利いたのも目が合ったのも帰りに乗車したバスの運転手さんただ1人という、とても静かな山行となりました。

　浅瀬入口でバスを降り寺の沢に向かう途中にあった石碑、その中の「望郷の碑」の前に立った時には、ダムの建設により長い歴史に幕を引かざるを得なかった集落の人々の心中を思うと胸が熱くなると同時に、このダムの恩恵を受けているひとりとして何とも複雑な思いにかられました。