取立山・鉢伏山・烏岳
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- GPS
- 07:23
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は適当にショートカット、特に下山時は自由自在? 九十九折の夏道は傾斜しているため、スキーの場合はスキーアイゼン必須、スノーシューでは危険なのでアイゼン装着のこと。 |
写真
感想
福井の取立山から、勢いあまって烏岳まで往復してきました。
さすがに麓では雪が減っており、また天気も曇っててガスが出ていたのでテンション下がり気味のスタートです。
いこいの森への入り口は通行止めということで閉鎖されていますが、微妙な隙間から車で入ることは物理的には可能のようです。しかし先がどうなっているか分からないし、平日で作業されている車の邪魔になって顰蹙を買うのも問題なので、国道157沿いの駐車場に駐車しました。だいたい20台は駐車できますが、平日ということもあって他の車は見かけませんでした。
さて林道が除雪されているので、スキーを背負っての登行です。スキー板 + ビンディング + シールで多分6kgはあると思いますが、先日のテント泊の荷物(28kg)な比べたら羽が生えたように軽いかも?
林道はやたら迂回したものなので、適当に雪の残った斜面をツボ足でショートカットしました。でも時々ズボっとはまるので、ショートカットして時間短縮できたかどうかは微妙なところです。
大掛かりなショートカットを終えて林道にたどり着くと、既に除雪されてない領域で雪がしっかり残っていました。嬉々としてスキー登行に切り替えます。
スキー登行でも適当にショートカットしますが、これは無理な斜度にしなければ時間短縮になります。山スキー登行万歳!ですね。
さて林道が終わって夏道登山道に入ると、斜度のある雪面を歩きます。取立山は入山者が多いので、トレース部分は割と平坦になってますので、まだ安心な方です。ただ、一部そうでないところもあるので、やはりスリリングなことには変わりありません。
このあたりは雲の中を歩く感じで、木々に露がついて雫がぽたぽた落ちてきます。このまま氷点下になれば素晴らしい霧氷になるのですが、とても氷点下になりそうにもないですね。
苦労した九十九折の夏道を終えると稜線沿いの登山道に入ります。ここは比較的斜度もゆるく、快調に歩けます。そうこうしているうちにガスも晴れ、テンションが上がってきます。
取立山の山頂はうっかり行き過ぎて、隣の小ピークに行ってから気がつきました。周囲はなかなか魅力的な斜面が多く、雪も緩んでいるので快適なスキー滑降ができそうです。
山頂に着いたのが10:30と早く、さすがにこれで下山しては早過ぎるので、大長山への稜線沿いを12:00までに行ける所まで歩くことにしました。アップダウンが多いので、シールをつけたまま滑走し、ブーツの滑走/歩行モード、ビンディングの踵を固定/フリーと切り替えて進んでいきます。
P1549へは結構な登り返しでしたが、途中から白山への視界が開けてきたので俄然テンションがあがります。P1549に到着すると、間近に白山、別山、大長山などが視界に入り、感動的でした。晴れてはいませんでしたが、風も弱く暖かだったのでこの眺めと一緒にお昼にしました。
お昼を終えると12時も過ぎ、せっかくなので名前の付いている烏岳に行ってくることにしました。烏岳の手前まではシールを剥がし、途中のピークは巻いて行きます。烏岳へはまたシールをつけて登行しました。そしてまたまた烏岳山頂を行き過ぎてから気がつき、改めて踏みなおします。
さてここからはまたシールを剥がして、トラバースしながら取立山への稜線に戻れると踏んでました。いざ進むと、トラバース斜面の斜度はかなり強く、雪崩を誘発しないか慎重に進みます。何度も何度も谷を通過し、何とか稜線に戻れましたが、ずっと右足が上になったトラバースで少々疲れました。
取立山まではまだまだアップダウンが続きますので、シールを装着して戻ります。なるべくスピードを稼げるように、大股でのスキー歩行で頑張ります。取立山手前の最大の登り返しをクリアすると、そこにはまたガスで視界の悪い世界が…。こんな状態で滑るのは嫌だなぁとテンション下がってましたが、尾根沿いをしばらく下ると視界が晴れてきてラッキーでした。
取立山からの下降では、途中1260m付近で北西面への尾根に吸い込まれないようにご注意ください。(ちょっと間違いかけた)
取立山からいこいの森まではトレースがたくさんあるので、トレースがなくなったらすぐ地図を確認しましょう。
あとは方角さえ間違えなければ、雪のあるところを好きに滑って下降します。林道が登場してからも、それは無視してどんどん斜面を滑ります。登りでは歩いた林道も斜面の雪面を使ってどんどんスキーで下ります。いよいよいこいの森キャンプ場までくると、さすがにそれも厳しくなり、林道沿いの雪が堆積している部分を滑ったり(変なところにトレースつけたのは私です)、橋を歩けばいいのに川の上のスノーブリッジを通過したり、一部草地を滑ってグラススキーしたり(笑)、バラエティーに富んで楽しい下山でした。
来シーズンには、P1549からの大雪原を何度も登り返しては滑ってみたいです。少しハードでしたが、とても楽しい山スキー山行でした。
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