朝日連峰 日暮沢〜西朝日岳〜中岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 2,165m
- 下り
- 2,161m
コースタイム
05:50 根子(除雪終了点)
08:10 日暮沢小屋
12:40 清太岩山
13:30 ユーフン山
14:30 竜門小屋(休憩)
15:30 竜門小屋出発
16:10 西朝日岳
16:35 中岳
18:20 竜門小屋
【3月31日】
06:50 竜門小屋
10:20 日暮沢小屋
12:30 根子(除雪終了点)
天候 | 30日:晴れ 31日:雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪終了点に駐車し、日暮沢小屋までは約7kmの根子川林道を歩いて入山。 尚、古寺方面も、根子から先は雪で通行止めなので、 古寺鉱泉まで車両で入る事は出来ません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は硬く沈んでおり、歩き易い状態。 日暮沢小屋まではワカン、それ以降はアイゼンを使用しました。 ○除雪終了点〜日暮沢小屋(根子川林道) 根子川林道から日暮沢小屋まで全域雪道。 ツボ足では時々踏み抜くので、ワカンやスノーシューがあると便利でした。 二つ目のダム手前からの林道はデブリで埋まっているので、 ダムの下に降りて根子川沿いを進むか、デブリの上を進む。 どちらかと言えば、根子川沿いの方がルートを短縮できて、歩き易いですが、 川に降りるにはダム壁の登り降りをする必要があるので、少し面倒。 一方、林道側のルートは、雪崩の起きやすい区間ですので、上部からの雪塊に注意。 危険な部分はあらかた落ちているようで、残っているブロックは僅かですが、 新たに崩れてくる危険もあるので、通過の際は御注意下さい。 日暮沢小屋は、入口前が掘り起こしてあったので、1階から入る事が出来ました。 ○日暮沢小屋〜清太岩山 標高1220m付近で夏道を逸れ、進路右側の北尾根へ移ります。 北側尾根には一面に雪庇が張り出していますが、よく観察すれば雪庇の無い登り口が見つかります。 そのまま夏道を進む事も可能ですが、その場合は雪庇を乗り越えなければなりません。 この辺りから、尾根の南側には亀裂が目立ってきます。 雪で隠れて見えない亀裂もあるので、南側の斜面から距離をとって歩くように。 ○ユーフン山〜竜門小屋 ユーフン山を過ぎた先が、狭い足場のナイフリッジになっています。 ナイフリッジの区間は20〜30m程度ですが、両側が切れ落ちており、強風時は要注意。 ナイフリッジの出口(竜門山側)の傾斜が最も厳しく、ここの通過が一番の難所。 両側斜面に引っ掛かりそうな樹木は無く、落ちたら・・・たぶん死にます。 通過に不安を感じる場合は、ザイルでの確保等、準備を怠りなく。 ○竜門小屋〜西朝日岳〜中岳(主稜線) 稜線上の雪は硬く締まっており、目立った難所無し。 但し、東側に亀裂が走っており、所々で崩れそうな箇所が見られます。 歩く際は、東側に寄り過ぎぬように。 尚、今回、西朝日岳のピークを通らず、東側をトラバースして通過していますが・・・ このトラバースルートは、雪崩や雪庇崩落の危険がある箇所を通ります。 (雪崩は起きない状態、と判断しての通過です。) 雪崩やすい状況の時は、絶対に利用しないようにして下さい。 竜門小屋は、1階から出入り可能。(宿泊料金:1500円、料金箱へ) 大朝日小屋については、今回到達できませんでしたが、中岳から眺めた限りでは、 小屋周辺に雪は少なく、1階からの出入りは可能な状態でした。 |
写真
感想
久しぶりに友人のN君に会い、山の話題になった。
私は、今週末に朝日連峰へ登る予定だったので、その事を話すと、
「一緒に行ってもいいですか?」と、同行を申し出た。
うーん、どうしようか。
N君は山登りには慣れているが、雪山経験は少ない。
朝日連峰は、この時期の東北では厳しい部類の山である。
“果たして、連れていっても大丈夫だろうか?”
迷いはしたが・・・
厳しいのは承知の上、との硬い意思を見せられては断れない。
一緒に行く事にした。
積雪期の朝日連峰はロングルートで難所も多く、場合によってはサポートが必要になるかもしれない。
そこで、今回の登山では普段は持参しないザイルやハーネス等も携帯する事にした。
【3月30日】
根子の除雪終了点に車を停め、根子川林道へ向かう。
途中の住宅地の路上には雪は無かったが、林道からは積雪量2m程の雪。
ワカンを付けて、林道を歩いて行く。
雪は硬く沈んでおり、ワカンを履けば殆ど沈まない。
しかし、相方のN君はワカンは持参しておらず、ツボ足歩行。
ツボ足でも歩けない事は無いが、時々雪を踏み抜き、足が沈んでいる。
雪が柔んだ場所での通過には難儀しているようである。
体力的に厳しそうなので、彼のペースに合わせつつ、立ち止りながら先へと進む。
約2時間半の林道歩きを経て、日暮沢小屋へ到着。
ここまでツボ足でよく頑張った、とN君を褒めてやりたいところだが・・・
ここからが登山開始、なのが辛いところ。
少し休憩をとった後、二人ともアイゼンを着用して竜門山へ続く尾根へと取り付いた。
竜門山への尾根道は、ほぼ夏道通りに辿る。
最初の取り付きから雪の急登で、それを登り切ると細尾根となる。
雪の付いた細尾根は、雪山に慣れない者には厳しい区間。
序盤からザイルが必要か?と思われたが、すぐに雪は無くなり、夏道が剥き出しになった。
付けたばかりのアイゼンを外し、細尾根の夏道を歩く。
やがて尾根が広まった頃に、再び雪道となり、アイゼンを付けなおして広尾根を登る。
朝日の登山道は、主稜線に出るまでが厳しい。
雪が付けば、尚更である。
急登が続き、序盤の林道歩きで体力を大幅に消耗したN君は登るのが辛そうで、ペースは遅れがち。
今日の目的地は、大朝日小屋、としていたが、このペースでは無理そうなので、
それよりも近い竜門小屋までに変更する事にした。
標高1220m地点の北尾根合流点からは、広尾根は狭まり、尾根の形がはっきりしてくる。
そして、進行方向左側には雪庇と亀裂が目立ち始め、危険な様相を呈してくる。
右寄りに進路を取りつつ、しばらく進んで行くと、その進路の先には亀裂だらけの白峰が見えてきた。
異様な姿のその白峰。
その斜面は、今にも大規模な雪崩に発展しそうである。
N君が不安気に聞いてくる。
「あの山・・・まさか、進路じゃないですよね?」
「ハハハ、あんな危険な山に登るワケないだろw」
とは答えたものの・・・
GPSで周辺を調べてみると、どうやらあの傷だらけの山は、ユーフン山。
主稜線までの登頂ルート上の1ピークであった・・・
あそこを通らねばならない事をN君に告げるのは、少し気が重かった。
さて、問題のユーフン山だが、確かに南斜面は亀裂だらけで雪崩の危険がある。
しかし、その反対側には樹木が茂っており、安全ルートは判りやすい。
また、これだけ派手に亀裂が走っていれば、崩落個所は明瞭なので、逆に安心だ。
念の為、足場が崩れないよう神様にお祈りして・・・
(べべべ、べつに怖くないぞ。あくまで念の為。)
ユーフン山の斜面へと足を踏み入れる。
出来るだけ樹木の付いている部分をなぞるようにして、ユーフン山の斜面を登る。
そして、全く動じること無く(?)ユーフン山の頂きに到着した私は、周囲を眺めつつN君の到着を待つ。
山頂からの眺めは良く、南には大朝日岳、北には以東岳。
そして、それを繋ぐ主稜線が一望でき、その稜線上には竜門小屋が見える。
もうすぐ目的地の竜門小屋に到着、であるが・・・
ここから先が、最大の難所。
核心部となるナイフリッジの通過となる。
ナイフリッジの区間は20〜30mと、それ程長くは無い。
しかし、傾斜が付いており、特に後半部分の傾斜がきつい。
まずは私が通過し、続いてN君が通過を試みる。
恐らく、N君はこのような難所を雪山で経験するのは初めてだろう。
ゆっくりと・・・、緊張気味にリッジの通過を試みているが・・・
見ている私の方も緊張してくる。
自分が通過している時以上に緊張してきた。
なんとか、私の待つ場所の手前まで到達したが、最後の急登通過に手間取っている。
ついに「これは無理!」とヘルプを申し出たので、ピッケルを差し出し引き挙げる。
そして、二人とも無事にナイフリッジを通過した。
後は、竜門山の登りのみ。
これさえ登り切れば、主稜線へ到達する。
しかし、N君は先のナイフリッジで身も心も疲れきってしまったらしい。
竜門山の上部を眺めると、その長い急登は日差しに照らされ光っている。
もしかしたら、あそこは氷かも・・・
もし、氷だったら一旦登り始めたら、登りきるまで休憩できないかもしれない。
今のN君の状態で、あの斜面を登らせるのは危険に思えた。
どうするか話し合った結果、竜門山へは登らず、斜面を西側へトラバースし、まっすぐ竜門小屋を目指す事にした。
このような大規模な斜面のトラバースは雪崩の危険があり、出来れば通過は避けたいところだが・・・
今日は一日を通し、気温は低い。
雪は硬く締まっており、斜面が安定している今なら大丈夫、と判断した上で、竜門山をトラバースし、小屋へと向かう。
トラバースルート上には、上部から転がってきた巨大な雪塊が点在しており、所々で斜面が割れている。
いかに雪が安定している、とは言え、緊張せずにはいられない。
出来るだけ休まず一直線にトラバースし、そして竜門小屋に到着した。
竜門小屋は無人。
この日利用する登山者は、私達だけだった。
そこで小休憩の後、私は再び登山準備に取り掛かる。
稜線上の天気は快晴で、予報によれば明日の朝まで晴れが続く。
現時点で荒れる気配は無く、稜線上を歩くには絶好の条件だ。
もう午後3時を過ぎていて、これから大朝日岳を目指すには遅すぎる時間ではあるが、
明日の朝になれば天気は崩れてしまう。
大朝日岳を目指すには、今しかチャンスはないので、小屋に荷物を置き、
時間の許す限り稜線上を歩き、大朝日岳を目指してみる事にした。
尚、行くのは私一人。
N君は竜門小屋までが限界で、もはや歩く気力は無い、との事^^;
この先の稜線の美しさを見せてやりたいところだが、雪山で無理はさせられない。
彼に小屋の留守を任せて竜門小屋を発ち、一人で大朝日岳へと向かう。
日没までに残された時間は、あと3時間。
竜門小屋から大朝日岳までの往復距離は8km以上あり、夏道時間でも往復5〜6時間はかかる。
大朝日岳まで行くのは到底無理、ではあるが・・・
この稜線歩きこそが、朝日連峰の真骨頂。
明日、天気が荒れると判っていれば、今、行かずにはいられない。
「いつ行くか?今でしょ!」
と、最近流行りの林先生の言葉を呟やきつつ、稜線を進む。
平らで安定している場所は小走りで。(※積雪期の稜線上を走ってはいけません。)
西朝日岳山頂は通らず、東面側をトラバースして通過。(※雪崩やすい状況の時はトラバースしてはいけません。)
少しでも時間を短縮すべく、あらゆる手を尽くしたが・・・
無念、大朝日岳には届かなかった。
大朝日岳までの最後のピークである中岳に立ったのが、午後4時30分。
大朝日岳山頂まで、あと1km。
もう山頂まで手が届きそうな距離、であるが・・・
山頂まで行ってしまったら、竜門小屋へ帰るのは7時を過ぎてしまう。
さすがに、積雪期の真っ暗な稜線上を歩く勇気は無く、
今回は、中岳までの到達、と言う事で我慢する事にした。
だが、ここまで来れただけでも十分。
朝日連峰の景色の中で、最も好きなのが中岳から眺める大朝日岳であり、
ここからならば、形の良い真っ白な大朝日岳のピラミッドがはっきり見える。
今回の登山で一番見たかったのが、この景色だった。
山頂へは立てなくても、その景色を見れたのならば、悔いはなく、
登頂はまた次の機会に、と割り切って、稜線上を引き返す。
相変わらず快晴が続いていて、夕日に染まる山波が美しい。
暗くなる前に小屋まで帰らねばならなかったが、その光景を眺める為に、何度も足が停まる。
そして、竜門小屋に戻る頃には、すっかり日は沈み周囲は薄暗くなっていた。
小屋に戻ってきたのは6時20分。
6時頃には帰る、と告げて小屋を出発していたので、N君には少し心配させてしまった。
誠に申し訳ないm(_ _)m
【3月31日】
朝、窓から外の景色を眺めると小雪が降っていた。
まだ降り始めて間もなく、周囲に雪はそれ程積もっていないが、積もってしまえば厄介だ。
早めに小屋を出発し、下山に取り掛かる。
周囲はガスで視界が悪く、昨日の素晴らしい稜線美は、もはや見る事は叶わず。
まずは竜門山へ登り、そこから昨日辿った尾根へ向かうが、その尾根はガスに包まれてボンヤリとしか見えない。
この先は、昨日通過したナイフリッジ。
ここの下りが、今回の登山では最も危険な箇所となる。
昨日、登るのがやっとだったN君が無事下れるか、心配である。
フリーで行かせるのは危険な為、ここではザイルを使用した。
ナイフリッジの上部で私が確保して、下っていくN君の動きに合わせてザイルを送る。
いわゆる「スタカット」で通過を試みる。
単独が多い私にとって、このようなパートナー確保のロープワークを行う機会はあまりない。
やるのは久々なので、今回の登山ではこの確保が一番緊張した場面であった。
無事にN君がナイフリッジを通過したところで、次は私が下るが、
自分が下る時の方が、まだ気は楽だったよ^^;
そして、二人とも無事ナイフリッジを通過。
ナイフリッジ通過後の斜面は崩れそうな箇所が多いので、しばらくはアンザイレンで進み、
安全な場所まで到達したところでザイルを外した。
ここまで通過すれば、後は問題なし。
ガスで視界が悪く、長居しても仕方ないので、急ぎ足で山を下る。
しかし、難所を越えたから、と言って油断してはいけない。
うっかり雪に隠れた亀裂を踏み抜いてしまい、割れ目に落ちる。
とっさに両腕で支えたので、腰までの深さで落ち着いたが、足が地面に着いていない・・・
亀裂、というよりクレバス、と言った方がしっくりくるような深い穴だった。
後ろを振り返ると、N君も同じく腰まで落ちている。
二人同時に落ちるとは・・・
なんとも間抜けなパーティであるな^^;
なかなか滑稽な光景であり、危なかったが、思わず笑ってしまった。
こういう亀裂が隠れている場所では、先行者とラインをずらして歩かなければならない。
そうN君に教えたかったが・・・何分、穴に落ちた手前、偉そうに教授するのは体裁が悪い。
言うのは止めて、何事もなかったかのように平静を装いつつ、再び下山を開始する。
昼前には日暮沢小屋を通過。
そして、昨日も通った根子川林道を再び歩く。
やはり、この林道歩き、最後はダレる。
全長、約7kmの林道歩きは、行きは良いけど、帰りが辛い。
GPSで残りの距離を測ってみても、その距離の長さに溜息が出るばかり。
勾配は無いので体力的にはそれ程の負荷は無いが、この雪の中では精神的に辛い。
黙々と二人で林道を歩き、その長さにウンザリしてきた頃に、ようやく根子の除雪終了点に到着。
無事、登山を終えた。
最後に、N君に感想を聞いてみると、
「今まで行った山の中で最も厳しかった。」、との事。
しかし、あの稜線の景色には感動したようで、厳しかったがまた行きたい、とも言っている。
そう言われると、連れて行った甲斐があるというものだ。
一人で山に登り、その雄大な光景を一人占めした気分を味わうのも良いが、
その光景を独占するのは、勿体ないような気持ちを感じる時がある。
そして、その光景を見た時の感動を、誰かに語りたくなる事も。
そんな時に、同行者が居るのは良いものだ、と思った次第。
お互いなかなかスケジュールが合わないので、N君と雪山を同行するのは、今期はこれが最初で最後かもしれないが・・・
また機会があれば同行したいものである。
なにはともあれ、お疲れ様でした^^ノ
Luskeさん、こんばんは。
朝日連峰は標高差があるので、ナイフリッジやトラバースの場面の緊張の様子がよく伝わってきました。神室連峰の1.4倍のスケールはありますからね
美しい景色を独り占めするのは東北の雪山の醍醐味ではありますが、僕もこの日ばかりは神室連峰を歩いていてもったいないとつくづく思いました。
誰かとこの美しい景色を分かち合えたら素晴らしいだろうなと。
Luskeさんに朝日連峰に連れて行ってもらえるN君は羨ましいですね。
それにしても15:30から大朝日を目指しますか?
Luskeさんのこの行動を知っていたら、僕は神室山から小又山を目指さなければならなかったですね(笑)
名峰の白き峰々は美しいですね。
行ってみたいなぁ
いつも記録を拝見してます、Neuronといいます。スキーパーティもいたとのことですが、どの辺りにいかれたみたいですか?
Luskeさん、こんばんは。
レコのアップを楽しみにしていました。
最初に感想を読んで、その後じっくり写真を拝見して
「はうぅ〜」とため息ひとつ。
すごいレコ、ありがとうございます。
雪の大朝日岳に会えたのですね。
いつまでも眺めていたい景色ですね。
たどり着いたLuskeさんだけが向き合えた絶景。
お裾分け頂いて感謝感謝です。
緊張の2日間。
お疲れ様でした。
さてさて、次はどちらのお山に呼ばれていらっしゃるのでしょうか
朝日連峰、すばらしい山の連なりですね。
今年はがんばって日帰りで登ってみたいなと思っていましたが、あらためて写真を見ると、どうも日帰りには適さない山みたいですね。景色が良すぎます。
足早に去るのがもったいない。
ユーフン山とナイフリッジは足がすくみますね。
期間限定の貴重な?眺めでしょうか。
N君はよく登りましたね。すごい!
がんばってあの景色を見ることが出来ればまた登りたいとなりますよね。
この日は登山日和でしたね
tooleさんも、素晴らしい景色の中、神室連峰の稜線歩きを楽しまれた事だと思います。
でも翌日は・・・
お互い、大変でしたね^^;
もう一日だけ快晴が続いてくれてたら、と思わずにはいられませんでした><
tooleさんと同じく、私も単独行が多いですが、たまには誰かと登る山も良いものですね。
美しい山の景色を見ていると、もっと多くの人にこの景色を見てもらいたく思う事があります。
思えば一年前、レコを書き始めた動機がそれでした。
tooleさんにも、この朝日連峰の素晴らしい光景を直に見ていただきたく思います。
朝日の稜線は、飯豊に勝るとも劣らない美しさ。
ぜひ、今年は朝日連峰へおいで下さい!
15:30からのアタックは、やはり無理でした^^;
でも、この日の稜線はあまりに美しく、
大朝日岳までは行く無理、と判っていても、目指さずにはいられませんでした
Neuronさん、初めまして
林道で会ったスキーヤーは、日暮沢小屋までの往復だったようです。
尚、初日に竜門山の手前にて、このスキーヤーとは別のスキーヤーに会いました。
この方々(2名)は、我々とほぼ同じルートで竜門山に登り、竜門小屋で一泊。
翌日は標高1250m地点の尾根分岐まで同じルートを辿り、
そこから北側の尾根を滑走し、日暮沢上流側へ出る、との事。
その途上で私達とすれ違いました。
ちょっと説明が難しいですが、地形図表示で「西川町」と書かれている部分。
そこから夏道の通る尾根(今回のルート)ではなく、その北側を走る尾根へ向かって滑走された模様です。
小生、この尾根は歩いた事が無いのでルート状況は判りませんが、聞いたところスキーで滑るには良い尾根らしいですよ。
辿りつくのは大変でしたが、その先に待つのは感動的な景色。
前回、前々回の鳥海山でも感じた事ですが、やはり雪の高峰は素晴らしいです。
稜線歩きは急ぎ足でしたが、時々立ち止まっては、このままずっとその景色を眺めたい気分になりました。
特に中岳を去る時が辛かったですね
大朝日岳に背を向けて、さて帰ろうか・・・
と思っても、やっぱりまだこの景色を見続けたい。
そんな心境だったので、何度も後ろを振り返りながら帰りました。
さて、次はどこの山になるでしょうか?
そろそろ、南に見えた連峰にも呼ばれている気がします。
でも、今回未踏だった大朝日岳にも、また行きたいし・・・。
その他にも、あの山やこの山や・・・
この時期になると、行ける山が増えてくるので、悩めるところです
その通り!
朝日連峰は日帰りには適しません
その稜線は出来れば時間をかけてゆっくり景色を眺めながら歩くのが理想であり、
夕日に染まる山波や、翌朝の御来光等、感動的なイベントが目白押し
ですので、ぜひ1泊での登山をオススメしたいところです。
私としては、大朝日岳で夕日を眺めながら、アサヒスーパードライを飲む、
というのが大のお気に入りです
朝日連峰に泊まりで登る時は、スーパードライを欠かさず持参しております。
でも、今回は忘れてしまいました
ユーフン山とナイフリッジの景色は、ある意味貴重な眺めかもしれませんね。
視覚的な怖さのある箇所ですが、N君がんばりました。
トラウマにならないか心配でしたが、また行きたい、と言うくらいだから大丈夫でしょう
積雪期の朝日いいですねー。
春に飯豊には行ったんですけど、東京から遠いのでなかなかチャンスがありません。
いつかは行きたいですね。
雪崩に注意するぐらいで、危険箇所も無さそうなのでスキーの機動力を生かして登ろうかなとか妄想が止まりません(笑
素敵な写真ありがとうございました。
riCさんの飯豊縦走の記録、以前に興味深く拝見させて頂きました。
他にも白峰三山縦走等々、すごい記録だらけで、驚きながら拝見させて頂いております
恐らく、riCさんともなれば、積雪期の縦走計画だと思いますが、朝日連峰はアクセスが不便なので、東京からだとなかなか厳しいですね・・・
まずは、それが最初の難所になるでしょうか^^;
飯豊の剣ヶ峰に相当する難所は存在しないので、飯豊に比べれば安全に縦走できるかな、と思います。
ですが、やはり雪崩は要注意ですね。
朝日連峰は、稜線上よりも、そこにあがる尾根の方が危険が多いように思います。
くれぐれも御注意下さい!
riCさんが、どのような形態で朝日連峰を歩くのか、
こちらも妄想が止まりません
いつか、ぜひ雪の朝日連峰へおこし下さい。
山行記録、楽しみにしておりますよ!
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