檜新宮参道からしかり場
- GPS
- 05:28
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,009m
- 下り
- 997m
コースタイム
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ハライ谷登山口までの県道の片斜面が危険箇所です。場合によっては導水管尾根をまたいだ方がいいでしょう。 |
写真
感想
今日は天気も穏やかなので久しぶりに檜新宮参道からしかり場に行ってみました。ここはハライ谷登山口に至るまでの県道の片斜面が核心部で、もし危険なら導水管ルートにするかまたはそこからもう一度下ってハライ谷登山口に入る方法があります。幸い片斜面はそれほどでもなかったので通行できました。途中まであったトレースは片斜面の手前まででした。
ハライ谷の登山口から急登になるのでクトーを装着します。クトーは久しぶりな感じです。朝の雪は表面が硬くモナカ状態です。帰りには緩んでることを期待しましょう。
ここの最初の急登は終わりそうでなかなか終わりません。終わった頃にはしかり場までの標高差を半分稼いでますので。その後は緩くなったり急登になったりの繰り返し、なるべく帰りに登り返しが出ないようにルートを選びます。比較的広いので選択肢が多くちょっと難しいです。
檜新宮の少し手前の急斜面はそのまま登っても良いのですが、右から巻いた方が楽だと思います。スキーだとトラバースしながら登れますがスノーシューやワカンであれば私のルートよりさらに右に巻いた方が平坦で登りやすいでしょう。
檜新宮を過ぎてしばらくすると豪快な斜面が見えてきます。その左側を登るとやがて左手に四塚山や加賀禅定道が現れます。途中、百四丈滝の水流だけを望むことができます。
しかり場まで来ればもう終わりなのですが余力があるのでちょっと長倉山のコルの方に向かってみます。ここは雪庇が凶悪なのですが今日もやはり凶悪でした。もうちょっと進もうか、あるいは長倉山まで1時間くらいかな?なんて思いましたがこのコルの雪庇が落ちるとただでは済まないので引き返しました。以前はここしょっちゅう行ってたのですが、今はもうリスクは冒せないので安全第一で楽しみます。
今日は久しぶりにカップ麺を持ってきました。最初は風が弱いかなと思っていたらそこそこ吹いてきて、体が冷えてきました。やっぱり雪山は春先でない限りは簡単な行動食にするに限ります。
そそくさとカップ麺を流し込んでシールを剥がし、いよいよ滑走です。ちょっとシールを剥がすのが早まってハの字歩きすることになりました。上部は雪も軽く快調に滑ることができましたが、徐々に雪が重くなってきてターンが難しくなってきます。今日はラッセルもないのでポンではなく普通のスーパーファット(笑)にしましたが、ポンと比べると細く感じます。この重い雪ならポンの方が良かったかも知れません。
植林地の下は雪がゴワゴワでターン不能なほど。滑りも休み休みになります。
それでもこの重い雪のターンはやはり攻めた方が良いでしょう。二枚の板でグッと腰を沈めて雪を押さえ込んで豪快にターンするといい感じでした。てなことをしていたらあっという間にハライ谷登山口に到着しました。
そこから少しカニとハの字で登り返して、恐怖の片斜面を通過しますとその先に登山者の方が。楽々新道方面に歩かれたそうですが片斜面が危なくて引き返してきたそうです。ゲレンデスキーは18本持ってるけど山スキーは高いからやってない〜らしいです。
先にスキーで下山して片付けているとブナオ山方面から大きな雪崩のような音が。調べにホワイトロードのゲート前まで行くと、ブナオ山を観察されていた方々が斜面崩落を目撃されてました。雪崩と言うよりは土砂崩れだったようです。登山中にあんなのに巻き込まれたらひとたまりもないでしょう。片斜面はそういうリスクもありますのでやはり避けた方が良いですね。
山スキーでも登山でも、自分がコントロール下にあるかどうかが安全確保のポイントだと思います。逆にコントロールできていない(out of control)というのは、スキーで転倒してその勢いで落ちている時、斜面を滑落している、雪崩に巻き込まれている、歩行(走行)中に転倒している間がそうでしょう。その間というのは自分の進む方向を制御できていないわけで、これは交差点で衝突した車が制御不能になって歩道の歩行者に突っ込んでしまうのと同じです。
他にもハード山行で疲れ果ててしまった、悪天候に巻き込まれたというのもコントロールできていない状態と言えるでしょう。そういう時にも事故が起こりやすくなります。これから荒れ模様の天気になるらしいので、安全を確保できる山行にセーブしたいと思います。明日は雨なのでお休み(= 仕事?)ですね・・・。
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