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記録ID: 283495
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ハイキング
甲斐駒・北岳

夜叉神峠〜高谷山周回 / 新ルートお試しか!

2013年04月10日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:00
距離
4.8km
登り
623m
下り
624m

コースタイム

10:20 夜叉神峠登山口駐車場発(標高1380m)
11:15 夜叉神峠小屋着(標高1790m)
(15分休憩・軽食)
11:30 夜叉神峠小屋発
11:50 高谷山(たかたにやま)山頂(標高1842m)
(この後ルートミス 15分)
12:05 高谷山山頂(標高1842m)に戻る
12:30 桧尾峠
13:10 夜叉神トンネル東口
13:20 夜叉神峠登山口駐車場着
 以上合計所要時間3時間00分 最大標高差約462m (歩行距離約4.9km)
天候 天気/ 晴れ〜薄曇り
気温/ 14℃(AM10:登山口)〜10℃(夜叉神峠)〜6℃(AM12;高谷山)
風 / 無風。一時微風(5m/s程度)
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道20号線竜王立体で県道20号線(南アルプス街道)に入り、信玄橋で釜無川を渡って直進する。
「源」交差点で右折、その先200mの「芦安入口」交差点で左折し、以後「夜叉神峠」方面に向かう。
国道20号線から約25km、一時間弱で夜叉神峠駐車場に到着。
[ルート図(甲府昭和IC起点)]
https://bit.ly/2w9Ef75

--[参考タイム]----------------------------------------------------------------------
09:30 国道20号線竜王立体
09:50 南アルプス林道始点(芦安集落)
10:10 夜叉神峠登山口駐車場着
コース状況/
危険箇所等
[夜叉神峠〜高谷山]
道は明瞭で歩きやすい。右側に白峰三山見えるが樹間のため展望としてはイマイチ。
高谷山山頂ではほぼ直角に左折する。直進の方が明瞭な道なので注意。

[高谷山〜桧尾峠]
痩せ尾根の道。マーキングテープは少ないが迷う心配はない。
一部、かなり急傾斜の箇所では足を滑らせないように。

[桧尾峠〜夜叉神トンネル]
比較的緩傾斜な道。整備直後とはいえ、巾も狭く崩れかかった箇所もある。
曽根沢という沢の脇のトラバースでは崩壊したザレ場が特に注意必要。

その他周辺情報 [最終コンビニ]
「芦安入口交差点」角のローソン。
「源交差点」の手前約1kmの「柳西交差点」角にはセブンイレブンあり。

[トイレ]
夜叉神峠駐車場にトイレあり。ただしきれいではないとの報告多い。
南アルプス芦安山岳館すぐ下の市営駐車場脇にも公衆トイレあり。

[日帰り入浴]
桃の木温泉
大人1000円。ちょっと高いが「日本秘湯を守る会」メンバーである旅館の秘湯を味わうことができる。
http://www.momonoki.net/ohuro.htm#one-day

天恵泉白根桃源天笑閣
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/onsen-tensyokaku

[写真]
下の写真のうち主なものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。
なお、写真は巾1280pxあります。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。
夜叉神峠駐車場では帰着時を考えて一番奥に駐車。
この時点ではまだ青空だ。
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夜叉神峠駐車場では帰着時を考えて一番奥に駐車。
この時点ではまだ青空だ。
カラマツの新芽が出始めて美しい。
カラマツの新芽が出始めて美しい。
定番の「ここから登山開始」の写真。
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定番の「ここから登山開始」の写真。
約50分で尾根筋に到着。
樹木の枝の間から白峰三山が見える。
約50分で尾根筋に到着。
樹木の枝の間から白峰三山が見える。
夜叉神峠小屋前に到着。
何度見てもここでの三山は雄大!
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夜叉神峠小屋前に到着。
何度見てもここでの三山は雄大!
右側の北岳と間ノ岳をアップ。
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右側の北岳と間ノ岳をアップ。
左は農鳥岳と広河内岳。
その前方、黒いのは大唐松山。
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左は農鳥岳と広河内岳。
その前方、黒いのは大唐松山。
さらに左には、悪沢岳と上河内岳が姿を見せている。
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さらに左には、悪沢岳と上河内岳が姿を見せている。
夜叉神峠小屋から尾根筋を戻り、高谷山を目指す。
見慣れたこの道標を直進。
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夜叉神峠小屋から尾根筋を戻り、高谷山を目指す。
見慣れたこの道標を直進。
途中、右側に北岳と間ノ岳。
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途中、右側に北岳と間ノ岳。
道はとても明瞭。前方は目指す高谷山。
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道はとても明瞭。前方は目指す高谷山。
後ろを振り返ると甲斐駒がわずかに現れたが、枝が邪魔だ。
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後ろを振り返ると甲斐駒がわずかに現れたが、枝が邪魔だ。
樹林の合間に見える間ノ岳は本当に大きい。
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樹林の合間に見える間ノ岳は本当に大きい。
高谷山に到着。三角点もある。
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高谷山に到着。三角点もある。
やはり北岳の姿には目が行ってしまう。
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やはり北岳の姿には目が行ってしまう。
枝の間にはアサヨ峰も。
山腹の「N」字の雪形が特徴的。
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枝の間にはアサヨ峰も。
山腹の「N」字の雪形が特徴的。
道はここで左にほぼ直角に折れる。
「←桃の木温泉」という道標があるのに、無視して直進してしまった。
道はここで左にほぼ直角に折れる。
「←桃の木温泉」という道標があるのに、無視して直進してしまった。
高谷山から急降下で桧尾峠を目指す。
道ははっきりしていて迷わない。
高谷山から急降下で桧尾峠を目指す。
道ははっきりしていて迷わない。
途中で南側にシラビソの美林。
やはり新芽の緑が美しい。
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途中で南側にシラビソの美林。
やはり新芽の緑が美しい。
桧尾峠に着いた。
新しい道標は早くもクマの被害か?
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桧尾峠に着いた。
新しい道標は早くもクマの被害か?
案内板もある。
ルートミスした方には「中池」とか「展望良好」というポイントがあるらしい。
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案内板もある。
ルートミスした方には「中池」とか「展望良好」というポイントがあるらしい。
峠の西側を覗くと、白い山。
広河内岳とその南の稜線らしい。
峠の西側を覗くと、白い山。
広河内岳とその南の稜線らしい。
登山道から芦安の町並みが見下ろせた。
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登山道から芦安の町並みが見下ろせた。
この辺、だいぶ整備して頂いた感じ。
歩きやすい。
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この辺、だいぶ整備して頂いた感じ。
歩きやすい。
樹間に夜叉神峠駐車場が見えた。
あそこまで帰るんだ。
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樹間に夜叉神峠駐車場が見えた。
あそこまで帰るんだ。
今回、唯一雪を見たポイント。
沢の最上部だ。
今回、唯一雪を見たポイント。
沢の最上部だ。
広々としたトラバース箇所。
すでに斜面崩壊があり、越えるのに難儀した。
足を滑らせると右側谷に落ちてしまう。
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広々としたトラバース箇所。
すでに斜面崩壊があり、越えるのに難儀した。
足を滑らせると右側谷に落ちてしまう。
登山道は夜叉神トンネルのすぐ脇に出た。
道標には「←桧尾峠」とある。
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登山道は夜叉神トンネルのすぐ脇に出た。
道標には「←桧尾峠」とある。

感想

諸事情あり今週は朝は9時まで用事があり遠出ができない。
天気良かった火曜日も出かけられませんでした。
そこで考えて、そこそこの天気になった水曜日は手近な夜叉神峠付近の新しいルートを試しに歩いて見ることに。

それは実は去年11月末の報道で知ったこと。
「一橋大学山岳部OB会の「針葉樹会」が、1950年代まで地元住民が作業用に使っていた桧尾峠〜芦安芦倉の林道を登山道として整備し“復活”させた。」という記事を読んだのでした。
http://www.minamialps-net.jp/news_main.php?news_num=998

その時はもう雪が舞うような季節に入りかけていて、この新ルートを訪問することはできませんでしたが、雪がなくなってきた今なら歩けるだろうと考えたのです。

勝手知ったる夜叉神峠登山口駐車場に車を停めたのは、もうほとんど10時半。でも空は青空で期待がふくらみます。
登山口から一時間弱で稜線へ。ここで左折して高谷山を目指してもいいのですが、ここまで来たのだからと夜叉神峠小屋の展望スポットに向かいます。
合流地点から約5分で小屋前に到着。雲の多い空になりかけていましたが、まだ雪を纏って真っ白な白峰三山が出迎えてくれました。ここはいつ来てもその絶景に見惚れてしまいます。

ちょっと休憩して、すぐに尾根を南下、高谷山方面に向かいます。
道は明瞭で迷うところもありません。右手側には雄大な北岳・間ノ岳が垣間見えて嬉しい。夜叉神峠小屋から約30分で高谷山山頂に着きました。

ここで「←桃の木温泉」という道標を目にしたものの頭の中で「ここは直進」と思い込んでいたので曲がらずに真っ直ぐ歩いて行くとなんだか方向が変です。慌ててNAV-Uで確認したら別の尾根に迷い込んでいました。
約15分のルートミスの後、高谷山山頂に戻り道標に従って東に曲がります。
このあたり、地形図と違ってルートの屈曲が大きいようです。
(上のルート図を参照)。

高谷山からはかなり痩せた尾根道。急傾斜で普通ならロープとかありそうな箇所に何もないのがワイルドです。そんな道をどんどん下りると約30分で桧尾峠に尽きました。
ここからが新しく整備されたという「新ルート」になります。
しかし、もっと以前からあった林道がベースと言うことや、この周辺は崩壊しやすい地質のため、去年整備されたといいながら、すでに一部壊れたような箇所もあり、それほどの「新品感」でもなく、むしろ古道のような印象も受ける道でした。

落ち葉と細かい砂利の道をズリズリと滑りながら歩いて行くとなんと夜叉神トンネルのすぐ脇に出ました。なるほどここか・・・・。
この時期、本当はゲートからトンネル、広河原方面は歩行者も通行止め(^^)。
でもゲートの方も何も言わずに通してくれました。

ルートミスがあったもののちょうど3時間で周回。ここでしか見られない南アルプス絶景も味わってピストンでなく周回コースで戻れるのはなんだか嬉しい。
気軽なハイキングにも適した良いルートでした。

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コメント

さすが特攻隊長!
pasocomさん、処女ルート!(^^)v

ちょっと夜叉神峠からの白峰三山を。みたいなかたも多いです
からグルリっていいですね。
うちもあのときこれがあったら迷いなく選択してたでしょう。
逆回りすればお楽しみを取っておけますし。

すでに崩落箇所などもあるみたいですが、どこまで整備管理すれ
ば地形図破線や高原地図赤線ルートに昇格するんでしょうね。

自分の時間に合わせて有意義に山を楽しむ姿勢
すばらしい!!
2013/4/10 19:10
こんばんは
古いガイドブックで夜叉神峠〜高谷山〜桃の木温泉というルートがあるのは知ってはいたのですが。。。
私にはまだ未知のルートです。さすがですネ。

芦安鉱山のレコ思い出しました。
この近辺は庭のようなものでしょうか。。。
新ルートのご紹介、貴重なレコありがとうございました。
2013/4/10 23:56
RE;mmg様/周回できるって楽しい
コメントありがとうございました。
いままで夜叉神峠まで行って白峰三山を見るだけ、という方々も多かったです。この日もそういう人が歩いていましたね。
それが、周回できるようになったのはすごく楽しい。
同じ景色ではなく別の角度で北岳や間ノ岳を見ることができます。

ただ、今の状態では小さな子やお年寄りにはちょっと厳しい路面状態です。枯れ枝の散乱も多いし、一部階段が欲しいような急斜面も。
多くの人が歩くようになれば、また新たな整備も追加されるかも知れません。
このレコがそんな起爆剤になればいいのですが。
2013/4/11 5:36
RE;nori3様/山日ネタです。
いや、お褒め頂くなど恐縮・・・。
「夜叉神峠〜高谷山〜桃の木温泉というルートがあるのは知ってはいた。」方がさすがです。

駐車場から夜叉神峠に登るといつも右折。「左折するとどこに行くんだろう(高谷山は知ってはいたけれど・・・)」
と思っていました。

今回のレコは、去年、山日新聞で見かけて覚えておいたネタでした。

それにしても、高谷山からルートミスした尾根道はかなりはっきりしていましたし、案内板にも記載あり。あの先もバリではないルートのようでひょっとするとドノコヤ峠まで続いているのかも知れません。
「展望良好」はかなりそそられますね。そのうち歩いて見たいと思っております。
2013/4/11 5:40
プロフィール画像
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