御在所 藤内沢3ルンゼ「怠けた体はアイスでシャキン」の巻

2021年01月10日(日) [日帰り]

• GPS: 08:22
• 距離: 8.6km
• 登り: 1,112m
• 下り: 1,096m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:17
• 休憩: 4:05
• 合計: 8:22

7:35 スタート地点
7:49 7:49 御在所岳裏道国道入口
8:20 8:38 藤内小屋
9:06 9:15 藤内壁出合
9:20 9:41 藤内壁 一の壁
10:34 13:01 第一ケルン 裏道登山道九合目
13:04 13:36 御在所山上公園駅
13:41 13:48 第一ケルン 裏道登山道九合目
13:55 13:55 国見峠
14:31 14:40 藤内壁出合
15:10 15:12 藤内小屋
15:38 15:38 御在所岳裏道国道入口
15:57 ゴール地点

天候

天候：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■鈴鹿スカイラインは冬季通行止めのため、湯の山温泉分岐手前に路上駐車しました。

コース状況／危険箇所等

・雪は良く締まっていました。
・3ルンゼ登り頃です。
・登山道は所々カチンコチンに凍結。チェーンアイゼンがあると便利と思いました。

その他周辺情報

御在所カレーうどん。高いが美味い（950円）

写真

1/10 7:40

快晴！風が強い予報だけど、そよ風ってな感じでスタート。

1/10 7:55

裏道の登山口から氷柱が見られ期待大です。

1/10 8:02

めっちゃ良い天気！

1/10 8:05

ツルツルなトラバース。いきなりの難所に出鼻を挫かれたがタム氏が「危なっ！危なっ！」と言いながら進んで行く姿に背後から「滑れ！滑れ！」の念を送る。

1/10 8:07

そんな事してると必ず自分に返ってくるので慎重に橋を渡ります。
たむ：いつでもドボンしていいようにカメラを構えていましたが残念。次に期待。

1/10 8:18

登山道は踏み固められよく滑るが、足を置く位置を選べば問題なし。
でも、下山時にタム氏は3度コントのように派手に転ぶ（笑）
たむ：きっと靴との相性が良くなかったんだと思います
r:歩き方が悪かったんだと思います

1/10 8:23

藤内小屋で小休止。

1/10 8:29

気温は低いが晴天で絶好の登攀日和。小屋におられた方にも今日は最高の藤内沢日和ですよ！と言われテンションアップ。

1/10 8:39

シンクに溜まった水も見事に凍る。
日に日に氷の厚さが増しているそうな

1/10 8:26

これからの登りに向けてストレッチするがこれ以上全く曲がらない。老いが悲しき45歳。
たむ：えっ、それでストレッチだったの！？それで太っていたらクマのプーさんだべ。
r:ほんまやな！デブの座り方やな（笑）

1/10 8:47

前尾根がとても綺麗に映えていた。うぅ、、、前尾根でも良いかも。。。

1/10 8:55

自然の造形は摩訶不思議で素敵。

1/10 8:57

兎岩からの登山道も一部凍っているのでアイゼンがあったほうが安全。足を滑らせて左に落ちたら岩だらけの沢で痛いですよ。痛いだけで済むかな。

なるべく汗をかかないようにゆっくりペースで登ります。

1/10 9:14

小屋から30分ほどで5合目の藤内沢との分岐に到着。

1/10 9:14

おぉ！凍ってる！
1ルンゼかな。いつかはあんなとこ登りたいが、、、まぁ、無理でしょう。

1/10 9:19

今日は伊勢湾、名古屋方面も綺麗に見えた。

1/10 9:19

「tamuchan、あの氷の上乗れそうですよ」と誘うが乗ってこず。少しは学習能力がついたので暫くは騙されなさそう。

さて、登りますか。

しつこく「落ちろ」コールをするがやはり乗ってこない（笑）

1/10 9:24

1ルンゼと藤内沢の分岐にて、良い感じの氷瀑があって登ってみたくなったが、装備が手薄なので今回はパス。

1/10 9:34

うぅ、刺さり良し。か、快感。。。

1/10 9:34

ちょっとだけよ。
たむ：アンタも好きね〜❤

1/10 9:37

クライムダウンできる高さまで登ってみた。

タム氏も大興奮。

1/10 9:38

こんなん刺さったら。。。

さて、少し下って藤内沢に戻ります。

1/10 9:44

チムニー的なとこを登ったりアスレチック。

1/10 9:46

足元の氷は雪で隠れているので要注意です。
アイゼンは履けば安全ってことはありません、大事なのはしっかりとした歩き方を覚えることです。

と、言ってるのにちょっとつまづくタム氏にヒヤリ。
たむ：アイゼンの前爪が長いので…。爪切り持ってないかー？

ここではさすがに「落ちろ」コールはできません（笑）ホンマに落ちたらえらいこっちゃやし。

1/10 9:47

両側が岩壁になり大迫力！次第に斜度も急になってきます。

1/10 9:48

氷柱も絶賛成長中。いや成長柱。
たむ：中と柱を掛けたようだが、ん〜、やっぱオヤジ臭い
r:寒いダジャレやな。氷だけに。

まぁまぁの斜度にタム氏のふくらはぎが悲鳴をあげるがワシ知らんぷり。
たむ：冬山アルアルの足がツルツルですわ
r:ヤレヤレですわ

1/10 9:49

ベルグラ（岩に張り付いたうっすい氷）を登る人が信じられない。
たむ：点検係のオッサンのようにあちこち氷を叩くりょう先輩

1/10 9:50

こんなとこも登る人もいるんだろなー。

1/10 9:50

良い景色に最高の気分。

1/10 9:51

伊勢湾や名古屋のビル群も綺麗に見えた。

1/10 9:51

氷のベール。
今年は気温が低い日が続くのでツルツルテカテカですね

1/10 9:54

このルートの難所。お助けロープもあるから安心。

当たり前のようにお助けロープにすがるタム氏。おいっ！（笑）
たむ：安全第一。使えるものは何でも使え。アルパインの鉄則その1 笑）
r:ミスターA0と呼ぶわ

赤岳主稜の練習になへんやないかー（笑）
たむ：本番に強い男ですが、なにか？
r:その恐ろしい自信はどっから。。。

踏み跡がしっかりあり階段状になっているが急登は急登。

アイゼントレーニングには最適です。

周りを岩に囲まれて迫力あります。
時折、背後からタム氏の「ふくらはぎ攣るーっ！」とか「もも攣るーっ！」という声が聞こえるが全て無視。
たむ：正月怠けすぎたわ…汗）
r:年中怠けとるわ

1/10 9:56

凄くカッコよく撮ってくれてありがとう。
写真は上手いね！（笑）
たむ：写真はじゃなくて、写真もやろ！

1/10 10:12

もうちょい！楽しみながら急登わっせわっせと登っていきます。

頭上に見えるのは櫓か？陽が当たり輝いておられる。

1/10 10:19

神々しい。

1/10 10:33

3ルンゼの氷瀑に到着。予想通りクライマーが大勢。

1/10 10:34

トップロープを張りたかったが先客がいたのでマルチにして上へ抜けることにした。

1/10 10:44

しばらく待ちながら景色を堪能。

1/10 10:44

チンコっぽいけど櫓です。

1/10 10:37

ロープもあるし、一応登攀具も用意してるから登りますか。。。
タム氏はアックス1本なんでセカンドで引き上げようと思案中。
偵察だけと言いながら登る気満々。

トップロープの横から先に登らせていただきごめんなさい。
ありがとうございました！

1/10 11:49

アイスで1ピッチ登り終了点で偶然友人に出会った。こんなとこで会うか！？
2人ともアイスをしていてビックリ！
することはやっぱり同じだなぁーと感無量！

最後のピッチはタム氏がリードで挑むがあえなく撃沈し、リード交代。そんなことじゃ主稜は厳しいぞ。
岩を直登せず草付き急斜面をアルパインチックにラッセルして終了。
たむ：背が低い分、どうしても最初が乗越せない…
r:ワシも足短いで

1/10 12:42

無事にトップアウトし、ロープ、登攀具を仕舞い終了ー。

1/10 12:42

たむ：こんな場違いな所に出るんですね

1/10 10:44

竜ヶ岳とか藤原岳とかでしょうか、向こうの方が白いね

1/10 13:21

体が冷えたので名物の御在所カレーうどんを食べた。とろみのある出汁ともっちりとした麺がしっかり絡み辛さのバランス良しで美味しかった。
さて、下山しますか。

1/10 14:01

下りなのにくだらないタム氏の下ネタで下り三昧。
それとタム氏に引っかかった木が私の顔にものすごい勢いで直撃し、しっぺ返しを食らう。朝起きたら目の下が痛かった。
たむ：それを因果応報という。笑）
r:ぐぅぅっ。。。

1/10 14:10

下山途中。
うおっ！前壁を登っている人が！凄い！

1/10 14:10

あんなとこよう登るわ。すげ〜。

1/10 15:07

登り終えたクライマーで藤内小屋は賑わっています。

3ルンゼ氷瀑で落氷を受けタム氏負傷（笑）笑い事ではないが何故か笑ってしまう人柄よ。幸い軽傷だったけど血がちょい出て周囲からビックリした顔で見られてた。
たむ：どう？鬼滅の炭治郎ぽいでしょ！
r:ただのチンピラや。

この後、顔を水で洗ったらほんの少しのかすり傷ということが判明（笑）まぁ、しかし油断大敵。

下山時の話題で「ラクっ！」と聞こえたら上を向くか下を向くか議論。結局結論出ず終い。
どなたか教えてください。

1/10 15:31

最後の最後まで気が抜けない。
堰堤前のトラバースがまだしっかり凍っていた。ここでドボンするわけには行かないので慎重に慎重を重ね通過。

無事に渡りきり本日の山行終了ー。
めっちゃ楽しかったわお！

撮影機器：

EOS Kiss X5 CANON

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

・シングルロープ（9.1mm×50m）
・アイススクリュー（13cm×2本）（17cm・16cm×各1本）（21cm×1本）
・アイスアックス（ペツル ・クォーク）
・クランポン（グリベル・エアテック　オーマチック／G12）

感想

tamu-chan

このたびの大雪により被害を受けられた皆さまには心からお見舞い申し上げます。
大阪は幸いなことに雪がチラつくこともありませんが、
コロナ第三波の中、悶々として過ごしております。

そういった状況の中で12月から山は自粛モードで運動不足。
これはいかんと、りょう先輩を誘い御在所へ。
そもそもアイスクライミングはやろうと思っていませんでしたから
アックスも1本しか持っていません。
しかし、話巧みにまんまと陥れられてしまい気付いた時には
「たむちゃん登りまーす！」とコールを送っている自分がいた…。
登っている最中はギャラリーから「あいつアックス1本忘れたんちゃう？」とか
「山をナメとる！」とか辱めを受けてそうでMの心が開花。
しまいには氷塊を顔面で受ける辱めも快感に変わっていました。

ひょんな事から人生初めてのアイスクライミング体験になりましたが
今年も安全第一で山を楽しめたらと思っています。

ryowall

今日は藤内沢の氷結具合の確認だけのつもりで裏道5合目から藤内沢を一気に詰め、3ルンゼへ。
そのまま踏み跡をたどり山頂を目指す予定でしたが、3ルンゼが思ったよりしっかり凍っていたのでロープ出して3ピッチほど登攀してトップアウトして下山。
1ピッチ目は階段状のアイスクライミング、2ピッチ3ピッチ目は簡単なミックスと、バリエーションがあって楽しかった。tamuchanはアックス1本でしたが、簡単なバリエーションだったし、しっかり足が使えれば登れると判断し、セカンドで登ってもらった。
危惧していた寒さも風も良い感じで、楽しい山行になりました。
が、しかし反省点も。
2ピッチ目の氷が脆く落氷が多数。tamuchanが直撃を受け負傷。幸い大事に至らなかったが対処法は色々と考えなければならないと深く反省。申し訳ございません。
あと、初めて御在所カレーうどんを初めて食べたけど、もちろんとても美味しかったけど体が温まったので味以上お値段以上の満足感。

tamuchan今回もわがままに付き合っていただきありがとうございました。
今年もよろしくお願いします！