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Yamareco

記録ID: 2857201
全員に公開
雪山ハイキング
比良山系

蛇谷ヶ峰☆カツラ谷の氷瀑と山頂からの幻日

2021年01月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:42
距離
8.2km
登り
745m
下り
751m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:30
休憩
0:13
合計
3:43
13:29
93
スタート地点
15:02
15:02
37
15:39
15:40
6
15:46
15:46
7
15:53
16:02
5
16:07
16:08
3
16:11
16:11
8
16:19
16:19
7
16:26
16:27
13
16:40
16:40
4
16:44
16:45
6
17:12
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上柏の林道の手前の広地に
コース状況/
危険箇所等
カツラの谷は雪の斜面のトラバース多し
林道が尾根に乗ると早速にも蛇谷ヶ峰の展望
2021年01月11日 13:43撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/11 13:43
林道が尾根に乗ると早速にも蛇谷ヶ峰の展望
いよいよカツラの谷に
2021年01月11日 14:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/11 14:21
いよいよカツラの谷に
カツラの大樹が
2021年01月11日 14:26撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/11 14:26
カツラの大樹が
次々と現れる
2021年01月11日 14:28撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
1/11 14:28
次々と現れる
滝壺を有する小滝
2021年01月11日 14:30撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/11 14:30
滝壺を有する小滝
氷瀑
2021年01月11日 14:30撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
10
1/11 14:30
氷瀑
谷を振り返る
2021年01月11日 14:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 14:38
谷を振り返る
カツラの樹の脇を抜けて
2021年01月11日 14:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 14:39
カツラの樹の脇を抜けて
氷結した小滝
2021年01月11日 14:45撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 14:45
氷結した小滝
小滝の連瀑
2021年01月11日 14:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 14:48
小滝の連瀑
やがて谷の奥の大きな滝に
2021年01月11日 14:52撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 14:52
やがて谷の奥の大きな滝に
滝の流心の両側に大きな氷瀑
2021年01月11日 14:52撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/11 14:52
滝の流心の両側に大きな氷瀑
滝の巻道から
2021年01月11日 14:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 14:56
滝の巻道から
谷奥の大岩の下には小さな祠
2021年01月11日 15:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 15:04
谷奥の大岩の下には小さな祠
右岸の尾根に乗ると展望が開けるが
野坂の山々には雲が群がる
2021年01月11日 15:16撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 15:16
右岸の尾根に乗ると展望が開けるが
野坂の山々には雲が群がる
尾根を登るうちに先ほどまでの雲はどこへいったやら
野坂の山々が白く輝いている
2021年01月11日 15:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 15:39
尾根を登るうちに先ほどまでの雲はどこへいったやら
野坂の山々が白く輝いている
山頂へ
2021年01月11日 15:49撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 15:49
山頂へ
尾根を振り帰ると彼方に白く輝く伊吹山
2021年01月11日 15:49撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/11 15:49
尾根を振り帰ると彼方に白く輝く伊吹山
岩阿闍梨山
琵琶湖の対岸には奥島山と沖島
2021年01月11日 15:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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岩阿闍梨山
琵琶湖の対岸には奥島山と沖島
北には赤坂山〜三国岳方面
2021年01月11日 15:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 15:51
北には赤坂山〜三国岳方面
南に武奈ヶ岳
2021年01月11日 15:54撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南に武奈ヶ岳
伊吹山と手前の高島市
この時はまだ晴れていた・・・
2021年01月11日 15:54撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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伊吹山と手前の高島市
この時はまだ晴れていた・・・
太陽を取り巻く日暈が見える
太陽の高さがとりわけ明るく輝いているのは幻日と呼ばれる光学現象のためらしい
2021年01月11日 15:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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太陽を取り巻く日暈が見える
太陽の高さがとりわけ明るく輝いているのは幻日と呼ばれる光学現象のためらしい
高島市の上に雲が現れたかと思うとみるみるうちに稜線が雲に覆われてゆく
2021年01月11日 16:01撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/11 16:01
高島市の上に雲が現れたかと思うとみるみるうちに稜線が雲に覆われてゆく
慌てて北山の写真を撮るも
2021年01月11日 16:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 16:03
慌てて北山の写真を撮るも
その直後にはこの有様
2021年01月11日 16:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 16:04
その直後にはこの有様
太陽も雲の中に消えてゆく
2021年01月11日 16:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 16:04
太陽も雲の中に消えてゆく
山名標を撮るのをすっかり失念していた
2021年01月11日 16:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 16:04
山名標を撮るのをすっかり失念していた
急速に気温が下降するので
急いで霧の樹林を下降
2021年01月11日 16:09撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/11 16:09
急速に気温が下降するので
急いで霧の樹林を下降
下山後
白倉三山にかかる雲と残照
2021年01月11日 17:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/11 17:03
下山後
白倉三山にかかる雲と残照
蛇谷ヶ峰を仰ぎ見て
先ほどまでの雲もすっかり消えている
2021年01月11日 17:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 17:10
蛇谷ヶ峰を仰ぎ見て
先ほどまでの雲もすっかり消えている
安曇川の川べりからもう一度
2021年01月11日 17:20撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/11 17:20
安曇川の川べりからもう一度
上流を仰いで
2021年01月11日 17:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/11 17:21
上流を仰いで

感想

三連休の最後の日、この日も好天が期待される。新調したスノーシューの具合を確かめるべく雪山に出かけたいところだ。午前中はweb会議で拘束される。北の方まで晴れ空が広がっていることが期待されるので、なるべく北の山に向かいたいところではあるが、13時過ぎから登り始めて夕方までに下山することが出来る山は限られる。折角の晴天なので眺望が期待出来る蛇谷ヶ峰に向かうことにする。

蛇谷ヶ峰に登るのに朽木の生きものふれあいセンター跡かグリーンパークからの一般登山道は既にトレースでガチガチに踏み固められてしまっていることだろう。カツラの谷から登ることにする。カツラの谷の冬景色もさることながら滝の氷瀑を期待してのことである。

上柏(かみかせ)の林道の入り口に車を停めて歩く。最初は林道が続くが、林道の雪は所々消えている。この登山道が有難いのは植林の区間がほとんどないことだ。すぐにも自然林の快適な尾根となる。

登山道の崩落により既に廃道となったふれあいセンターからの登山道と合流する直前で林道は終わり、尾根の北側をトラバース気味に登る。Ca460mのあたりから右手の斜面をほぼ水平にトラバースするようになる。雪が繋がるが、まだそれほど深くはないので、ここはスノーシューを装着するのを我慢する。というのも谷を何度か渡ることになるのだが、岩場があるのでスノーシューを履いてもすぐに脱ぐ羽目になるからだ。

やがて登山道には二対のスノーシューのトレースがある。驚いたことにどうやらいずれも下降している。相当にこの道を知悉している方だろう。少なくとも初見の雪の谷道を下降するというのはかなり無謀な行為に思われる。

カツラの谷までは積雪はそれほど深くならずに無事、沢を渡渉して左岸に渡る。ここからは滝を越えて上流に至るまで谷を渡渉する必要はないので、いよいよスノーシューを装着する。

沢には小瀧がいくつか現れるが、いずれも滝の流心の周囲が凍っている。谷が大きく広がり出合に至ると左俣にかかるのがカツラの滝だろう。山と高原地図に記されている場所と実際の滝の位置が大きくずれているが、地図に記されている場所には滝はない。滝は完全には凍ってはいないが、滝の左側には龍のような大きな氷瀑が出来ている。

カツラの滝を左岸から越えると谷の上流に小さな祠が現れる。この祠から登山道は谷を離れて右岸の尾根に登ることになるが、尾根までは幅の広い道が続いている。

尾根に乗ると自然林の疎林の間からは随所に好展望が開けており、早速にも左手には彼方に野坂の山々の眺望が広がるが、山頂部は雲が纏わりついている。

尾根を辿るうちにいつしか太陽が雲の中から顔を出したようだ。白い雪の上に樹々の淡いシルエットが広がる。気がつくと先ほどまでは群がるように野坂の山々に纏わりついていた雲はすっかり霧散し、三十三間山、武奈ヶ嶽、三重獄といった野坂の山々が午後の西陽に輝いている。

ふれあいの里からの登山道と合流すると、この三連休は好天が続いていたせいもあろう、登山道のトレースはすっかり踏み固められており、スノーシューはその効力を発揮する余地がない。しかし山頂まではアイゼンがわりにスノーシューで登攀する。

山頂にたどり着くとほぼ360度の好展望が広がる。まず南に武奈ヶ岳の眺望が視界に大きく飛び込んでくる。驚いたのは武奈ヶ岳の上に光の筋が見える。すりガラスのような薄曇りの空には太陽を中心とした大きな日暈(ひかさ)が出来ているのだった。
特に太陽と同じ高度のあたりでは一際強く光輪が輝いているのは幻日と呼ばれる現象であることHBさんの日記のお陰で知る。

琵琶湖の対岸には伊吹山の山頂がすっきりと姿を見せている。先ほどまでは雲ひとつなかったのだが、山の東側から雲が沸き起こったかと思うと、みるみるうちに雲が登ってくる。次の瞬間には山頂の一帯が完全に雲の中に入る。それと同時に急激に気温が降下し、途端に手が悴む。霧の中の山名標の写真を撮ると急いで山頂を引き上げる。

下山はスノーシューを脱いで踏み固められたトレースの上を急いで下降する。やがて霧が薄くなり雲の下に出ると期待通り、急に温度も暖かっく感じられる。上柏の集落に出ると蛇谷ヶ峰の稜線がすっきりと見えている。先ほどの雲は幻のように一瞬で消えたようだ。安曇川を渡ると川面に映える残照が綺麗だった。

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コメント

氷瀑と幻日
わたしの大好物拝見しました。流石に今回の寒波は強烈だったようで普段凍らない滝が凍ったという情報をあちらこちらで目にします。どこへも行けなかったのが残念です。
以前寒波が来たときに標高が高く北向であるため凍っているのを期待してワサビ大滝に行ったのですが、小さな氷柱が見られただけでした。
気温だけでなく、風や水量のちょっとした違いで氷の発達具合が違うように思われます。
もう一度寒波が来ないかなぁと期待しつつ、最近めっきり寒さに弱くなってしもやけをたくさん作っているので、早く暖かくならないかなぁと、ちょっと複雑な心境です。
2021/1/14 10:18
Re: 氷瀑と幻日
コメント、それから幻日環を教えて頂き有難うございます。

この日は出発が遅かったので登ることが可能な山がかなり制限されることになったのですが、その中でなるべく北にある山、なおかつ滝があるところ・・・と考えておりました。もう一つの候補がHBさんが以前いかれた伊藤新道からの白滝山だったのでした。家内が蛇谷ヶ峰がいいというものでこちらにしましたが、ワサビ谷の滝がどうなっているか気になるところですね。

もう少し南の天気のいいところだと幻日環を見ることが出来たのかな〜と思いましたが、それは運次第ですから致し方ないですね。
日曜日は少し寒いようですが、しばらくはそれほど寒くならないようなので、HBさんのしもやけが早くよくなりますように。
2021/1/14 14:05
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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