王岳〜鬼ヶ岳【根場から周回】

2021年01月15日(金) [日帰り]

• GPS: 07:17
• 距離: 11.9km
• 登り: 1,309m
• 下り: 1,310m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:39
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:12

6:59 いやしの里バス停
7:47 7:48 王岳登山口
9:04 9:10 王岳
9:28 9:34 吉沢山
9:57 9:58 鍵掛
10:10 10:10 鍵掛峠
11:06 11:12 鬼ヶ岳
11:44 11:51 金山
12:22 12:28 鬼ヶ岳
12:38 12:38 雪頭ヶ岳
13:54 13:57 東入川砂防堤
13:58 13:58 東入川砂防堤公園
14:13 14:13 西湖いやしの里根場
14:16 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

駐車場を出てしばらくは晴れていましたが、稜線に出る頃には曇りになり、鬼ケ岳に着いた頃には風も強くなりました。残念ながら富士山が見えず…
そして、下山して帰るときには青空が広がり、富士山もくっきり見えました。山の上で見たかったのに…。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

茅葺き屋根の集落を保存している「いやしの里　根場」の駐車場を利用しました。いやしの里は2月7日？まで臨時休業ですが、駐車場は開いていました。自動販売機はありますが、トイレはシャッターが下りて使えなくなっています。

河口湖や西湖周辺道路、特に南岸側の道路は早朝、凍結しています。いやしの里駐車場の出入口もひどいアイスバーンでした。冬タイヤを強くお勧めします。

コース状況／危険箇所等

鍵掛峠から鬼ケ岳、雪頭ヶ岳にかけては岩場や路肩が切れ落ちているところがあり、注意が必要です。
鬼ケ岳〜雪頭ヶ岳の間のコルはちょっとゾワッとします。
登りから尾根にかけてはトレースがひとり分だけ、それ以外はほぼ新雪のままの状態で、チェーンスパイクが利きにくかったです。すぐに足裏に雪がたまってストレスでした。

【根場〜王岳】
林道を進みます。ヤマレコの言う林道終点からは、チェーンスパイクなどを装着した方がよさそう。雪の深さは大体5〜10センチほど。山と高原地図のいう登山口からは山道に入ります。尾根を登る区間では土も出ていてチェーンスパイクは外せますが、トラバース気味になったあたりからは再び雪道になります。クマザサが出てからは道が極端に狭くなり、斜度も急でスピードが上がりません。

【王岳〜鬼ケ岳〜金山】
鍵掛峠までは小さなアップダウンの続く気持ちの良い道です。鍵掛手前の展望地が一番眺めが良さそう。北側は落葉樹が茂っていて、甲府盆地方面の眺めはあまりよくありません。
鍵掛峠を越えてしばらく行くと、ロープのある岩場が出てきます。岩の外側をトラバースするような場所もあり、注意が必要です。
金山への下りは急で痩せた岩尾根の下りを3度ほど、その後は緩やかな尾根歩きになります。吹き溜まりでは15センチ以上積もっているところもあります。
この区間、雪がないところはありませんでした。

【鬼ケ岳〜根場】
このコースのハイライトは鬼ケ岳〜雪頭ヶ岳です。痩せた岩尾根を渡り、ハシゴを下り、岩場を下り…と、高いところが苦手な人には辛いコースです。
雪頭ヶ岳からブナの原生林下端までは雪があり、たまに雪がないところもぬかるんでいるので、チェーンスパイクはしたままが良さそうです。杉林までくれば雪はほとんどないので、チェーンは外せます。

その他周辺情報

トイレは全区間を通してありません。

写真

1/15 6:58

根場の駐車場から。
この時はまさか山頂から富士山が見えないなんて思わなかった…。

1/15 7:03

林道スタート。

1/15 7:12

すぐに朝日が登りました。日が出ると暖かい。

1/15 7:48

林道終点。ここからトレースがなかったら引き返してました。今日のコースは全体的にピンクテープが少なめです。夏道なら別にどうということはないのですが…。

1/15 8:04

こういうの時々見ますが、どうしてこうなったのかがよくわからない。

1/15 8:09

ピンクテープは少ないですが、看板は時々あります。とても迷わなさそうなところに。

1/15 8:39

無数のシカの足跡が、ヒトの足跡を上書きしてしまってわけわかんなくなってます。
これでそのまま獣道に導かれたらやだなぁ。

1/15 9:02

稜線に出ました。たぶん三方分山に行く分岐。

1/15 9:03

二等三角点。
一等と二等と、見た目はほとんど同じですけど、何が違うんでしょう？

1/15 9:03

たぶん富士山が見えていたであろう方角。
すぐ近くの足和田山はよく見えます。

1/15 9:11

稜線歩きスタート。ここにもトレースありました。かなり安心。

1/15 9:17

雲に隠れているのは十二ヶ岳かな？

1/15 9:20

スタート地点の根場集落にスポットライト。

1/15 9:27

野ウサギの足跡。

1/15 9:46

落とし物。

1/15 9:57

そうこうしてるうちに鍵掛。
同じ名前の峠がいくつかありますが、なんか意味があるのかしら。

1/15 10:10

鍵掛峠。峠の山頂ってなんか矛盾してる気がしてモヤモヤ。

1/15 10:16

すぐ岩場がはじまります。

1/15 10:19

こんな細いとこも通ります。

1/15 10:32

奥真ん中が鬼ケ岳、右が雪頭ヶ岳。のはず。
雪頭ヶ岳からの下りの斜度にビビる。

1/15 11:07

鬼ケ岳！みんなが鬼のツノって言ってるやつ。

1/15 11:08

鬼ケ岳からは甲府方面が見えます。
手前の木がちょっと邪魔だけど。向こうはちゃんと晴れてそう。

1/15 11:08

鬼のツノから西湖。足和田山まで隠れてしまった…

1/15 11:26

激下りをすぎて、穏やかな尾根道。御坂ってこういうの多いから好き。しかも足跡なし。
でもでも、人間の足跡はなくても、動物のは結構ある。野生のなかにお邪魔させてもらってる感覚は、夏道より強いかも。

1/15 11:34

金山に到着。ここでランチ。

1/15 12:24

鬼ケ岳に戻ってからの、雪頭ヶ岳へ。
切れ落ちている…。

1/15 12:28

ハシゴを下り、さらに下ります。

1/15 12:34

休眠打破は済んだようで、もう少しで開きそうな気配さえ感じる新芽。

1/15 12:39

雪頭ヶ岳のお花畑。
何が咲くのか、また来てみなくては。

1/15 13:21

ブナってなんか好き。
貫禄あるからかな。いつか水を吸い上げる音を聞いてみたい。

1/15 14:05

のんびりとした景色。
あれ、王岳晴れてる…

撮影機器：

iPhone 6s Apple

感想

ゆいまーる

初めての積雪登山、しかもいきなりソロ。
登る前は、稜線には雪はあまりないのかな…と思っていましたが、しっかり残っていました。
鬼ケ岳までは多分前日に登った方のトレースがあり、GPSを見つつもほとんど迷いなく登れました。金山への道はノートレースで、特に初めの下りは緊張しましたが、ルートがわかりやすかったのでちょうど良い雪山デビューになりました。