記録ID: 28691
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
奥多摩/六ツ石山(歩荷訓練)
1982年06月14日(月) 〜
1982年06月15日(火)
kamog
その他30人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
氷川キャンプ場−六ツ石山往復
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
合宿準備のための歩荷訓練(男40kg以上、女28kg以上) |
感想
新勧合宿を終えてから先輩たちの態度が一変し
一気に体育会系となり、本当にこの1年は精神的に辛かったし
何かしら理由をこじつけては逃げていた。
同期も20名⇒11名に半減し、いつ辞めるかばかり話し合っていた。
(結局4年間続き、3年次は会長にも任命されたのだからわからないものだ)
この訓練は夏合宿前の恒例行事。
氷川キャンプ場に前泊し、翌朝、キスリングに石を詰めて
パッキング技術を養うものだ。
この技術がちゃんとしていないと片荷、アンバランスとなり
肩や足腰にもろにその結果が跳ね返ってくるので重要。
石を詰めて、体重計を構えた装備局長の前に置く。
「38kg!足りねぇヨ!」
(基準は男子40kgなのだ)
局長がキスリングに石をドンと追加する。
44kg!!
「よし!行け!」
(先輩、4kgオーバーなんすけど・・・反抗はとてもできなかった)
立ち上がるときは、キスリングを寝かせて、両肩を通してから
両腕を二人に引っ張られてようやく起き上がれる。
一人で起き上がるのは絶対無理である。
歩くのも牛歩。少しでも腰のバランスが崩れれば重荷に体をもっていかれた。
肩で背負うのではない。腰で背負い、腰で歩くのだ。
六石山に着くまで、実にコースタイムの2倍4時間を要した。
ただでさえ辛いのに、この間エールを全員で掛けたり、先輩から激が飛んだり
まさに地獄だった。
しかし、今の自分があるのは、この非常に重要であった訓練があったからだ。
今更ながらに感謝している。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1217人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する