ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 28732
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳(黒戸尾根) 

2000年07月17日(月) 〜 2000年07月20日(木)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
15.1km
登り
2,542m
下り
1,122m

コースタイム

1日目 白州−甲斐駒ケ岳神社(テント)
2日目 神社−笹の平−七丈小屋(テント)
3日目 小屋−山頂−二児山−北沢峠
天候 晴れていた
アクセス
コース状況/
危険箇所等
どうやら色々な変化があったようです。
駒ケ岳神社が火事になったり、(現在では再建されています)、五合小屋
が取り壊されたり、八合目の鳥居が崩れたり。
富士山を除いて累積標高差は日本一ですが、1日で登るわけではない(登られる
方もいらっしゃるようですが、すごいです!)ので、想像していたよりは
楽でした。ただし、私は北沢峠に逃亡しましたのでこの尾根の下りのきつさ
はわかりません。
個人的には、登ってこそよさがわかる道だとおもいます。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
七丈小屋
日の出
2008年12月12日 16:52撮影 by  Canon PowerShot A470, Canon
12/12 16:52
日の出
八合目。石の大きな鳥居がたっていました。
八合目。石の大きな鳥居がたっていました。
八合目から紅に染まる山頂
2008年12月12日 16:51撮影 by  Canon PowerShot A470, Canon
12/12 16:51
八合目から紅に染まる山頂
黒戸山を見下ろす
黒戸山を見下ろす
鳳凰三山。同じくらいの高さのようだ。
2008年12月12日 16:51撮影 by  Canon PowerShot A470, Canon
12/12 16:51
鳳凰三山。同じくらいの高さのようだ。
山頂から仙丈岳
北岳から塩見までの山々。数日後縦走することになる。
2008年12月12日 16:52撮影 by  Canon PowerShot A470, Canon
12/12 16:52
北岳から塩見までの山々。数日後縦走することになる。
撮影機器:

感想

黒戸尾根に登ることは、南アルプスの真髄に触れること、
というガイドブックの一文を読み、学生である内に必ずいこうと考えていました。
また、この山行はサークルの南アルプス縦走(合宿)のまさに直前
で、当然?サークルのメンバーには内緒でいきました。
たしか、下山日が合宿の2日前だったとおもいます。
派手さはないかもしれませんが、とにかくすばらしいコースです。

           以下記憶文
韮崎まで電車。バスに乗り白州のバス停でおりる。
ここから真正面に甲斐駒を眺めながら、里道を歩く。
途中集落を抜けるが、雰囲気がいい。
道は次第に林の中を歩くようになり、神社の駐車場に着く。
売店でテントの受付をすると、売店のおばさんが水で冷やしたきゅうり
をくれた。とてもおいしかった。
沢沿いにおり、テントを張る。明日の山行に向け、期待は膨らむばかりだ。

翌朝、日がでる前に登り出す。神社の前をとおりつり橋を渡ると、
すぐ急登が始まる。森の中は真っ暗で、正直一人は怖い。
九十九折の急登をこなしていく。
ときおり花崗岩の砂地があり踏ん張りがきかずつらい。
しだいに道がゆるやかになる。
粥餅石があり、そのアタリから水がでていたが、あまり飲む気に慣れなかった。

このあたりからは明るくなり、右手に日向山をのぞみながら登った。
笹の平から八丁登りにかかると、さすがに少し疲れが出てきた。
次第に針葉樹の中の登りになり、日向山が下に見えるようになっていた。
刃渡りには気づくと着いた感じだった。
下をみなければ、たいしたことはないとおもう。
刃渡りからは梯子が現れ、やがて刀利天狗につく。
たしか小さな社と剣があった。
黒戸山の横をすぎると、五合小屋に着いた。
この小屋はすでに無人だったが、黒戸尾根登山を支えてきた
小屋だ。ここで、チョコレートをたべながら休憩する。

そこから少し下って、梯子が頻繁に出てくる急登を登る。
早朝に出発し余裕を持っていたつもりだったが、かなりバテ気味になる。
ようやく七丈小屋につく。小屋の前に水がひいてあり、ものすごくおいしかった。
小屋でビールを買いテントの受付をするが、テンバまではもう一登りある。
ようやくテン場についたときは、ザックを投げ捨てビールを一気飲みした。
ここからは、たしか鳳凰三山が見えたとおもう。
夕方ころには雷雨におそわれ、テントの中でびびっていた。
この尾根を往復するのはきついとおもい、北沢峠におりることにする。

翌朝、日の出1時間前には出発する。
次第にヘッデンの明かりも不要になる。
8合目の石の鳥居につき、日の出をまつ。
八ヶ岳や鳳凰三山が次第に赤みを帯びてくる。
日の出は感動的だった。山頂が真っ赤に染まった。
北岳もひょっこり頭を出していた。

ザックをしょっているので、岩場の登りはかなりきつい。
途中、岩に刺さった剣をみて誰がさしたのか不思議におもった。
急な分標高を稼ぐのは早く、山頂直下に着く。
山頂まではすぐだが、山頂まで一歩一歩踏みしめて歩いた。
憧れの山頂につく。
北には鋸岳がまさに鬼の城のようないでだちでそびえ、
西には仙丈岳が間ノ岳まで続く優美な稜線を広げている。
合宿の最後のピークである北岳も見える。すばらしい山頂だ。

名残惜しいが、下山にかかる。駒津峰まで白砂の道をおり、
すこしきつい二児山の登り返しがおわると、北沢峠へのツガ林の中の
下りになる。足が疲れてきたころ、北沢峠につく。
バス停にはかなりの人が並んでいた記憶がある。
広河原でバスを乗り継ごうとしたら、タクシーの客引きにあい乗る。
料金もバスとあまり変わらなかった気がする。
甲府駅南口につき、武田信玄公の像と対面する。

翌年、今度は横手駒ケ岳神社から弟と登った。














お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1329人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら