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記録ID: 288167
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積雪期ピークハント/縦走
東北

会越国境(県境)の「大倉山」(薮山)へ

2013年04月23日(火) [日帰り]
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GPS
05:42
距離
4.6km
登り
528m
下り
528m

コースタイム

【往路】「大倉峠」入口(P)7:08 → 8:38 P815 → 9:52 山頂・・(所要 2:44/含休憩)
【復路】山頂 10:50 → 11:30 P815 → 12:50 「大倉峠」入口(P)・・(所要 2:00/同上)
天候 晴れ、無風
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(磐越道)津川IC →(県道228) →津川町(旧上川村)「柴倉」
コース状況/
危険箇所等
1.露地尾根(消雪)2ケ所、崩落雪渓2ケ所、薮漕ぎ1ケ所、鞍部(キレット)3ケ所等のミックス。
2.目印(ピンクテープ)は数ヶ所(追跡不能)。
3.復路 P815(地形図)の下り方向に要注意(往路の踏み跡が融雪で消えてしまう)。
(取り付き点)
大倉峠の入口(地理院2.5万図:地形図破線)を20M程過ぎた県道左から入山。
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(取り付き点)
大倉峠の入口(地理院2.5万図:地形図破線)を20M程過ぎた県道左から入山。
(鞍部1)
P621(地形図)は結構な急登のため、ピークを外し左巻きに迂回して、まず東南鞍部を目指す。朝日が当たり始めた美しい広葉樹林帯が広がる。
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(鞍部1)
P621(地形図)は結構な急登のため、ピークを外し左巻きに迂回して、まず東南鞍部を目指す。朝日が当たり始めた美しい広葉樹林帯が広がる。
(薮尾根)
薮尾根 650M付近。浅い新雪に覆われている。中央のブナには赤ペンキでここは「ほどう」(歩道?)と記されていた。
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(薮尾根)
薮尾根 650M付近。浅い新雪に覆われている。中央のブナには赤ペンキでここは「ほどう」(歩道?)と記されていた。
(P815 遠望)
樹間には最初に目指す P815(地形図)が頭を出す。
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(P815 遠望)
樹間には最初に目指す P815(地形図)が頭を出す。
(雪庇)
680M(GPS)付近で東側に迫り出した最初の雪庇を這い上がる。
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(雪庇)
680M(GPS)付近で東側に迫り出した最初の雪庇を這い上がる。
(ブナ林/振り返り)
700M(GPS)付近の雪渓の谷側(東側)には立派なブナ樹林が立つ。
樹間遠くに飯豊連峰の山稜が覗く。
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(ブナ林/振り返り)
700M(GPS)付近の雪渓の谷側(東側)には立派なブナ樹林が立つ。
樹間遠くに飯豊連峰の山稜が覗く。
(飯豊連峰/アップ)
北方遥かに朝日に照らされた飯豊連峰の美しい雪稜が浮かぶ。
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(飯豊連峰/アップ)
北方遥かに朝日に照らされた飯豊連峰の美しい雪稜が浮かぶ。
(P815)
700Mからいよいよ杉林の最初の急登が100M程続く。登り切って平坦なブナ樹林の薮中にP815(地形図)が現れる。
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(P815)
700Mからいよいよ杉林の最初の急登が100M程続く。登り切って平坦なブナ樹林の薮中にP815(地形図)が現れる。
(933Mピーク遠望)
前方(東側)樹間に県境の933M(GPS)ピークが現れる。
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(933Mピーク遠望)
前方(東側)樹間に県境の933M(GPS)ピークが現れる。
(薮漕ぎ)
ルート唯一の笹薮が現れ漕いで進む。
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(薮漕ぎ)
ルート唯一の笹薮が現れ漕いで進む。
(鞍部2)
薮の細尾根を下降して2度目の鞍部に立つ。(画像は振り返り)
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(鞍部2)
薮の細尾根を下降して2度目の鞍部に立つ。(画像は振り返り)
(イワウチワ)
鞍部から 933Mピークへ2度目の急登が始まる。開花した「イワウチワ」が21日の降雪に埋もれ痛々しい。
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(イワウチワ)
鞍部から 933Mピークへ2度目の急登が始まる。開花した「イワウチワ」が21日の降雪に埋もれ痛々しい。
(急登)
2度目は可成りの急登で、灌木やスギ枝の薮で進み難い。途中から右手の崩落雪渓上に逃れる。
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(急登)
2度目は可成りの急登で、灌木やスギ枝の薮で進み難い。途中から右手の崩落雪渓上に逃れる。
(土地倉山)
933M(GPS)ピークの南方樹間からは谷越しに「土地倉山」(925M)が迫る。いつかは登りたい山だ。
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(土地倉山)
933M(GPS)ピークの南方樹間からは谷越しに「土地倉山」(925M)が迫る。いつかは登りたい山だ。
(933Mピーク)
会越県境となる 933Mピーク。大倉山(だいくらやま)山頂は未だ先だ。
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(933Mピーク)
会越県境となる 933Mピーク。大倉山(だいくらやま)山頂は未だ先だ。
(ブナ樹林)
大倉峠から 933Mピークに続く県境尾根には美しいブナの樹林帯が広がる。道草をして樹林内を歩きたい気分だ。
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(ブナ樹林)
大倉峠から 933Mピークに続く県境尾根には美しいブナの樹林帯が広がる。道草をして樹林内を歩きたい気分だ。
(山頂目前)
一旦10M程の3度目の鞍部に下り、登り返すと大倉山山頂が目前に見えて来る。
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(山頂目前)
一旦10M程の3度目の鞍部に下り、登り返すと大倉山山頂が目前に見えて来る。
(山頂)
AM9:52遂に山頂(950.2M)に到着。(ピークの陰が会津方面)所要2時間44分、ほぼ予定通りだ。山頂は周囲に杉の巨木が立ち、南北に細長いなだらかな雪原が広がる。無人の山頂を独占し東方の眺望を楽しむ。気温23度、湿度30%と暖かく気持ちが良い。

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(山頂)
AM9:52遂に山頂(950.2M)に到着。(ピークの陰が会津方面)所要2時間44分、ほぼ予定通りだ。山頂は周囲に杉の巨木が立ち、南北に細長いなだらかな雪原が広がる。無人の山頂を独占し東方の眺望を楽しむ。気温23度、湿度30%と暖かく気持ちが良い。

(山頂北方)
山頂は北東から東、南方へと展望が広がる。画像はスギの巨木が立つ北東からの尾根(889(地形図)の東隣りの尾根)。西会津安座側からは毎年林間スキーファンがこの尾根を登ってくるようだ。
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(山頂北方)
山頂は北東から東、南方へと展望が広がる。画像はスギの巨木が立つ北東からの尾根(889(地形図)の東隣りの尾根)。西会津安座側からは毎年林間スキーファンがこの尾根を登ってくるようだ。
(山頂東方)
東方眼下には峻険な「日向倉山」(774M)が屹立する。こちら側からはとても登れそうにない。
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(山頂東方)
東方眼下には峻険な「日向倉山」(774M)が屹立する。こちら側からはとても登れそうにない。
(山頂南方)
南方手前には昨秋登った「木地夜鷹山」(859M)、奥の町界尾根には「黒男山」(980.4M)のピークが見渡せる。
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(山頂南方)
南方手前には昨秋登った「木地夜鷹山」(859M)、奥の町界尾根には「黒男山」(980.4M)のピークが見渡せる。
(山頂南方/アップ)
鳥足(3本指)雪渓があの懐かしい巨大スラブ「キツネ戻し」の北(東)壁か。(4/28表現修正)
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(山頂南方/アップ)
鳥足(3本指)雪渓があの懐かしい巨大スラブ「キツネ戻し」の北(東)壁か。(4/28表現修正)
(山頂北東)
西会津町安座方面の展望。町並みの先にうっすらと見えるのは蔵王連峰か。
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(山頂北東)
西会津町安座方面の展望。町並みの先にうっすらと見えるのは蔵王連峰か。
(山頂西方/アップ)
山頂から少し南に下って樹間を外し名峰「御神楽岳」(1,386.5M)を仰ぎ見る。左肩に見える雪を落とした黒いピークは「笠倉山」か。東方から眺めると鋭峰の姿がない。
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(山頂西方/アップ)
山頂から少し南に下って樹間を外し名峰「御神楽岳」(1,386.5M)を仰ぎ見る。左肩に見える雪を落とした黒いピークは「笠倉山」か。東方から眺めると鋭峰の姿がない。
(ショウジョウバカマ)
取り付き点付近の湿地には「ショウジョウバカマ」が群生していた。
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(ショウジョウバカマ)
取り付き点付近の湿地には「ショウジョウバカマ」が群生していた。
(温泉)
AM12:50無事下山。帰路日帰り温泉「七福荘」で汗を流す。無色透明の奇麗なお湯で、地蕎麦も美味しい。今日も満足至極の一日だった、ありがとう。
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(温泉)
AM12:50無事下山。帰路日帰り温泉「七福荘」で汗を流す。無色透明の奇麗なお湯で、地蕎麦も美味しい。今日も満足至極の一日だった、ありがとう。

感想

1.昨年秋登った「木地夜鷹山」の山頂から「キツネ戻し」の北方奥に鎮座する山頭を眺め、憧れていた会越国境の会津百名山「大倉山」(だいくらやま、950.2M)に登った。
2.ルートは東側の福島県西会津町安座からと、西側の新潟県津川町(旧上川村)柴倉からの2通りが考えられたが、前々日の思わぬ降雪から、軟雪(福島県側はスギ樹林帯)を避け、且つ踏み抜きが少ない(新潟県側は落葉樹林の西斜面)と予想される柴倉から入山。
3.ルート上は雪渓や急登、藪漕ぎ等が出現する藪山だが、樹間から眺める御神楽岳等の県境の山々や山頂からの東方パノラマは素晴らしく、懐かしい木地夜鷹の巨大スラブにも会えて満足感いっぱいの一日でした。
4.今回も会越県境北側(仁王杉山から御神楽岳の間)の東偏積雪に削られた巨大スラブの多い奥深い山々を目の当たりにして、又又この山域に憧れなおし挑戦欲が湧いてしまった。困ったもんだ。(笑)

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