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Yamareco

記録ID: 2888916
全員に公開
山滑走
中国山地東部

若桜 東山 イツノ谷

2021年01月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
マメゾウムシ その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:18
距離
11.0km
登り
1,150m
下り
1,144m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:33
休憩
0:45
合計
9:18
6:11
226
スタート地点
9:57
10:10
110
12:00
12:26
46
13:12
13:18
131
15:29
ゴール地点
糸白見林道駐車地点6:35〜490m林道分岐7:35-〜上部林道950m9:55-10:06〜東山11:59-12:25〜イツノ谷滑走〜上部林道980m12:47-13:04〜上部林道950m地点13:14〜林道分岐14:55-15:06〜駐車地点15:27
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登りに使った尾根は想定外の積雪不足とクラスと雪にシール登行のライン取りに苦労する。何度かスキーを担がねばならない状況もあった。
糸白見林道の除雪終了地点からスタート
2021年01月31日 06:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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1/31 6:29
糸白見林道の除雪終了地点からスタート
シカ除けの柵の扉を開けて、林道に入る。
2021年01月31日 06:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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シカ除けの柵の扉を開けて、林道に入る。
林道の途中に鳥取大学ワンダーフォーゲル部の山小屋がある。
2021年01月31日 07:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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1/31 7:13
林道の途中に鳥取大学ワンダーフォーゲル部の山小屋がある。
林道分岐。2年前はここまで除雪されていて、スキーを担いだ。
2021年01月31日 07:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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1/31 7:33
林道分岐。2年前はここまで除雪されていて、スキーを担いだ。
尾根に取り付く。
2021年01月31日 07:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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尾根に取り付く。
植林になると、想定外の積雪不足とクラスト雪で、シール登行のライン取りに苦労する。
2021年01月31日 09:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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植林になると、想定外の積雪不足とクラスト雪で、シール登行のライン取りに苦労する。
上部の林道に出る。
2021年01月31日 10:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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上部の林道に出る。
積雪不足のため、何度かスキーを担いで登る場面もあり。
2021年01月31日 10:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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積雪不足のため、何度かスキーを担いで登る場面もあり。
上部も植林では状況は変わらず。積雪不足とクラスト雪に苦労する。
2021年01月31日 10:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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上部も植林では状況は変わらず。積雪不足とクラスト雪に苦労する。
樹林を抜けると急にアルペンチックな風景となる。
2021年01月31日 11:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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樹林を抜けると急にアルペンチックな風景となる。
山頂直下の東側の谷にデブリがある。
2021年01月31日 11:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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山頂直下の東側の谷にデブリがある。
どうやら全層雪崩があったらしい。おそらく先週の雨と気温上昇が原因思われる。雪が大きくズレていて、ササが出ていた。
2021年01月31日 11:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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どうやら全層雪崩があったらしい。おそらく先週の雨と気温上昇が原因思われる。雪が大きくズレていて、ササが出ていた。
山頂は近い!
2021年01月31日 11:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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山頂は近い!
東山(とうせん)の山頂
2021年01月31日 11:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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東山(とうせん)の山頂
滑走はイツノ谷へ
2021年01月31日 12:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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滑走はイツノ谷へ
イツノ谷へドロップ
2021年01月31日 12:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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イツノ谷へドロップ
いい雪がたまっている! 旧雪と新雪の結合はよい。
2021年01月31日 12:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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いい雪がたまっている! 旧雪と新雪の結合はよい。
快適な滑りで、イツノ谷にシュプールを描く。
2021年01月31日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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快適な滑りで、イツノ谷にシュプールを描く。
新雪の下にデブリがあり、要注意の箇所あり! 油断して、デブリの上を滑ると、その硬さに吹っ飛ばされる。
2021年01月31日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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新雪の下にデブリがあり、要注意の箇所あり! 油断して、デブリの上を滑ると、その硬さに吹っ飛ばされる。
スプレーが上がる!
2021年01月31日 12:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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スプレーが上がる!
最高!
2021年01月31日 12:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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最高!
行くわよ!
2021年01月31日 12:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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行くわよ!
イェイ!
2021年01月31日 12:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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イェイ!
私の滑り1
私の滑り2
私の滑り3
上部の林道に滑り込む。
2021年01月31日 12:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/31 12:46
上部の林道に滑り込む。
林道上を滑って、往路で通過した地点へ戻る。
2021年01月31日 13:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1/31 13:02
林道上を滑って、往路で通過した地点へ戻る。
往路に使った尾根を滑走というか、ほとんど横滑りで下る。上部の尾根は狭く、植林で木の間隔も狭い。小ピーク2つを巻こうとして、下りすぎてしまい、密な植林と雪不足にスキーでは対応できず、仕方なく安全のためにもスキーを担いで尾根に復帰する羽目になった。
2021年01月31日 14:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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往路に使った尾根を滑走というか、ほとんど横滑りで下る。上部の尾根は狭く、植林で木の間隔も狭い。小ピーク2つを巻こうとして、下りすぎてしまい、密な植林と雪不足にスキーでは対応できず、仕方なく安全のためにもスキーを担いで尾根に復帰する羽目になった。
尾根に復帰後は、快適な広葉樹の滑りとなる。さすがに下部は湿雪だったが、滑れない雪ではない。
2021年01月31日 14:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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尾根に復帰後は、快適な広葉樹の滑りとなる。さすがに下部は湿雪だったが、滑れない雪ではない。
林道の端の雪をつなげて滑る。
2021年01月31日 15:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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林道の端の雪をつなげて滑る。
シカ除けの扉を開けて出る。
2021年01月31日 15:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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シカ除けの扉を開けて出る。
駐車場所まで滑って来られた! 無事下山。
2021年01月31日 15:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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駐車場所まで滑って来られた! 無事下山。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

自宅に籠もってばかりいると、腰痛が出たりで体調が悪くなるし、免疫力も下がる。健康のためには運動も必要ということで、自宅からの直行直帰で、日曜日に日帰りで、若桜の東山(とうせん)にバックカントリーへ行ってきた。
東山は2年前の同じ時期に滑っているが、その時の積雪は生コン状態で、修行系の滑走となり、行動時間も10時間近くかかってしまった。おまけに滑走中にスマホを無くすという失態もあった。
今回は豊富な積雪が期待できる。2年前は除雪されていて、林道分岐までスキーを担いだ糸白見林道は、今回は除雪されておらず、駐車地点からスキーを履けた。しかし思ったほど積雪は深くはない。先週の雨と気温上昇で溶けてしまったのだろうか。
林道分岐を左に曲がるとすぐに橋がある。その橋を渡って、しばらく進んでから、尾根に取り付く。
尾根が痩せて植林内の登りになると、積雪不足が目立ってくる。風で新雪が飛ばされたのか、クラストした雪になる。シール登行のライン取りに苦労する。何回かスキーを担いで登ることもあった。上部の林道を横切って、尾根の上部になっても状況は変わらず、スムーズにシールで登れないため、かなり時間がかかってしまう。もう諦めて帰ろうかという気分になりつつあった。
山頂まで標高差100mちょっとのところで、樹林を抜けると、急にアルペンチックな風景となる。山頂直下の東側の谷の底にデブリがある。どうやら全層雪崩があったようだ。上部の斜面の雪が幅20m、長さ20mほどズレていて、ササが露出していた。下部の雪は動かなかったようで、上からズレ落ちた雪とぶつかったところが、圧縮されて凸状になっていた。東山の山頂に着いたのは、スタートしてから5時間半かかっていた。2年前よりも30分余計にかかっていた。これは明らかに、積雪不足のためシール登行に苦労したからだ。先週の雨と気温上昇で雪は溶けてしまったのだろうか。それとも積雪自体が少なかったのか。少なくとも尾根上に降った新雪は、風で飛ばされたことは確かだろう。
山頂からの滑りは、2年前と同じくイツノ谷へ。イツノ谷には新雪がたまっていて、スプレーも上がり、快適な滑りができた。登った甲斐があってよかった。不安だった新雪と旧雪の結合も悪くはなかった。もし積雪が不安定だったら、往路に使った尾根を滑ることになるのだが、その場合は修行だけでBCが終わってしまっただろう。イツノ谷の滑走で要注意だったのは、新雪の下にデブリが隠れいる箇所があったことだ。油断してデブリの上を滑ると、その硬さに吹っ飛ばされてしまう。デブリに気をつけながら上部の林道に滑り込む。
上部の林道からは、往路に使った尾根を滑走して下山することにした。2年前は伐採斜面を滑る予定が、木が成長していて藪スキーとなってしまった。そのルートは取らず、素直に往路を戻った方が明らかに楽そうだった。上部の痩せた尾根はほとんど横滑りで下ったが、積雪不足ですぐに地面が出る始末で、板が痛む。途中の小ピーク2つは、東側を巻こうとしたが、藪の濃さに下まで滑りすぎてしまう。元の尾根に復帰するのには、積雪不足と藪の濃さでスキーでは対応できず、スキーを担いでの斜面のトラバースなってしまった。尾根に復帰してからは、木の間隔の開いた広葉樹の林となり、そこそこ快適な滑りができた。さすがに下部は湿雪ではあったが、滑りには問題はなかった。林道に出ると、うまく雪をつなげて滑る。最後まで板を脱ぐことなく、駐車地点まで戻ることができた。
東山は、総距離12.7km、標高差1100m、行動時間9時間のロングルートだった。2年前と同様に、一筋縄ではいかない山だった。他にスキーヤーや登山者もおらず、我々3人だけで山と独占できたのはよかった。苦労しただけあり、充実感のあるスキー山行だった。

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