御嶽山



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 944m
- 下り
- 938m
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道としての危険箇所はありませんが、噴火にそなえてヘルメットを持参しました。 |
その他周辺情報 | 開田高原キャンプ場で前泊し、下山後は木曽温泉で汗を流しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
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感想
4:30起床。良く眠れた。天気は予想通りの晴れ模様。朝食は手早く食べられるレトルトご飯とレトルトカレー。それでもアウトドアで食べると美味しい。
撤収をして6:00にキャンプ場を出発。20分で御岳ロープウェイに到着。この頃にはピーカンになっていた。快晴の土曜日ながら駐車場の車はそれほど多く無い。
ロープウェイのチケットは往復で2,600円だが、jROの会員証で5人まで2,080円になる。トイレを済ませ登山計画書を提出して乗り場へ。
外に出ると目の前に御嶽山がド〜ンと聳えていて素晴らしい。冬はスキー場のゲレンデになるロープウェイ乗り場周辺は一面の花壇になっていて美しい。
御岳ロープウェイは1,570mの鹿ノ瀬駅から2,150mの飯森高原駅までの標高差580m、全長2,330mを15分で結ぶ。結構長い乗車時間だが、素晴らしい展望を堪能できる。
飯盛高原駅の寒暖計は13.5℃とかなり低いが、日差しが強いので寒くは無い。駅舎の上からは御嶽山がクリアに見え、眼下には雲海が広がる。
御嶽山は2014年9月28日の噴火から5年が経った現在も火口から1km以内は立入り禁止になっている。昨年9月〜10月に13日間限定で山頂への立入り規制が解除されたが、今年は7/1〜10/16まで4.5ヶ月間解禁されたのだ。
規制が解除されたのは黒沢口登山道の二ノ池上分岐から頂上までの登山道。ヘルメット装備を推奨しているが、強制はしていない。
7:05出発。行場山荘までは樹林帯の広くて緩い遊歩道で、ウッドチップが敷き詰められていて歩きやすい。10分で七合目の山小屋「行場山荘」に到着。「ちからもち」が名物のようでそそられる。帰りに食べてみよう。
山荘には白装束の登拝者が多数おり、普通の登山者である我々が逆に浮いている感じがする。
七合目からは傾斜もきつくなり、本格的な登山道になる。登山道脇には山頂までの距離を記した石の標識が所々に設置されている。これはなかなか珍しい。
八合目で森林限界を抜けると山小屋「女人堂」に到着。かつては御嶽山は女人禁制で女性はここまでしか登れなかったのだ。八合目は御嶽講開祖の像や、神となった行者を祀る霊神碑が多数建てられている。
八合目まではピーカンだったが、八〜九合目間でガスが沸き、ほとんど見えなくなってしまった。九合目「石室山荘」の周辺には2014年の噴火の火山灰が堆積している。
石室山荘の手前で登山道が分かれて山小屋を経由しない道もあるが、小屋から先の道が途絶えている。道を探すと小屋の入口に「頂上へは小屋の中を通り抜けです」と書かれている。こんな登山道は初めてだ。
小屋の中を通り抜け、山頂を目指すが相変わらずガスで何も見えない。山頂手前には「頂上滞在は短く。携帯電話は電源を切らないで」と書かれた看板があり、緊張感が増す。
このままガスで見えないまま登頂かと思いきや、山頂を目前にして青空が広がった。これは嬉しい!
山頂直下には噴火の犠牲になった58名の死者と5名の不明者の慰霊碑があり、コンクリートのシェルターが3基設置されている。1基のシェルターには30人が避難できるので3基で90人が避難出来る。5年前にこれがあれば多くの命が救われたことだろう。合掌。
シェルターのある場所はかつての山小屋「御嶽頂上山荘」の跡地で、再建を断念して廃業したのだ。
山頂に至る最後の急な石段の途中には噴火時の噴石で壊れた石灯籠が残されていて、噴火の記憶をとどめている。
階段を登りきると3,067mの剣ヶ峰山頂だ。コースタイム3時間20分のところ2時間40分なので上出来だ。御嶽山は7年ぶり3回目の登頂だ。純子さん、愛弓ちゃん、長島さんは初登頂だ。
噴火で破壊された御嶽神社・奥社、祈祷所は再建されていた。噴石の直撃で頭部が取れた白川大神の像も修復されているが、頭部だけ色艶が違うので違和感がある。
山頂には大勢の登山者が来ており、かつての賑わいを取り戻している。山頂からは八丁ダルミと王滝頂上が良く見え、復旧工事が行われているが今年中の規制解除は難しそうだ。
20分ほど山頂に滞在して下山開始。登りでは見えなかった二ノ池が見えた。石室山荘付近でホラ貝の音が聞こえたが、しばらくして山伏が下ってきた。下からは大勢の登山者が続々と登ってくる。
下山を開始してまもなくガスが出て、その後晴れたりガスったりを繰り返したが、八合目・女人堂に着く頃にはすっかり曇り空になってしまった。
七合目・行場山荘では往路で気になった「ちからもち」を賞味。ぜんざいで食べたが、とても美味しい。純子さんだけきなこ餅を食べたが、ぜんざいが無い代わりに餅の大きさが大きくなっている。
「ちからもち」で元気をつけて最後の5分を下り、登山終了。ロープウェイで車に戻ると駐車場は満車になっていた。
ロープウェイから15分ほど下った「木曽温泉」でお風呂とランチ。ランチは私と愛弓ちゃんが「岩魚の天ぷら定食」、純子さんと長島さんが「岩魚のみどりがけ定食」。これはとても美味しかった。
イオン木曽福島店で昨日食べて美味しかったトウモロコシを買って帰路につく。小仏トンネル〜八王子が渋滞したが、圏央道は渋滞なく21時に愛弓ちゃん宅に到着。純子さんと長島さんを送って23:40に我が家に到着。
乗鞍岳は大雨の影響で登れなかったが、代わりに念願の帝国ホテルでのランチが実現し、貸切のオートキャンプと快晴絶景の御嶽山に登れて大満足の山行だった。
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