能郷白山大郷谷左又源頭(前山北面)


- GPS
- 12:56
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,430m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 12:35
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
先行者が夏道沿いに忠実にワカントレースをつけていたが、シール登行で辿り辛かったり、ショートカットしたかったりしたところは自分でラッセルした。 |
その他周辺情報 | 新型コロナの緊急事態宣言で温泉休業 谷汲温泉 満願の湯は「2月7日まで休業」と貼り紙されてた。出来ればホームページとかに書いて欲しい。 |
写真
・林道から尾根のとりつきが しんどそう。
・林道からの尾根が結構 藪っぽい。
・林道斜面が雪崩れそう。アンモナイトもたくさん出来てた。
装備
個人装備 |
薄手フリース上着
ゴアテックスシェル(上下)
ジオライン中厚タイツ
ワークマンパイル靴下
毛糸手袋
3フィンガーミトンオーバー手袋
3mm厚ネオプレーン手袋
バラクラバ
ソフトブーツ
ザック
ビーコン
エキスパートジャパンレッドパッド
ゾンデ
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ガムテ
針金
スマホ
腕時計
タオル
ストック
ウィペット
アイスアックス
カメラ
ビンディング
シール
スプリットボード用クランポン
アイゼン
ハイドレーションの水1.5l
地形図
魔法瓶湯0.5l
ペットボトル麦茶0.5l
行動食
8mm15mロープ
8環
ハーネス
|
---|
感想
・経緯
15〜20年前、モッさんと二人で雪の無い能郷白山に温見峠から登った。頂上から北東側に数個のシュートがあった。俺「ここ滑りたいな」→モッさん「やばいっしょ」
で、イイ雪の時に そのシュートで板乗りたいと ずっと思っていた。今回トライした。
木曜、降雪ありで金曜晴天予報。金曜、出撃すべし。だったが、家族的に諸事情あり、金曜出撃はなし。土曜出撃可となった。
・前日
金曜、出勤時に全ての持ち物を車に積み込む。仕事は早めに終え、18時頃から計画書作成、提出などし、20時過ぎに仕事場を出た。給油し、吹田ICから高速。ETC深夜割を効かせるため、養老SAで寝た。22時半SA着で、23時頃 寝た。寝酒は控えめにということで淡麗135cc缶。
ーーー 以下、当日 ーーー
・養老SA 3:17→ 4:10 除雪終了点の駐車地
2:45頃 起床。缶珈琲こーたりしてから出発。大野神戸ICから下道。根尾集落付近では車道で3回くらい、のべ5〜10頭の鹿と出会った。車で近づいても なかなか避けてくれない。根尾とか揖斐川とかの辺りでは秋も冬も よく車道で鹿に遭う。
除雪終了点に着くと既に2台の軽四が居た。能郷白山を目指す人かな、いつから入ってるのかな、と思った。(後でヤマップで、内1台の人は2時に出発してたことが分かった)
・駐車地 5:00 → 8:00 能郷白山登山口(林道の終わり)
パッキングとか着替えとかシールの段取りとかしてたら あっという間に時間が経ち、出発が5:00になってしまった。段取り不足か。とはいえ、いつもの俺よりは だいぶ早い出発。気温高め&無風なので出発時から手袋は3mm厚ネオプレーングローブで丁度よかった。防寒テムレスなら汗かいてたはず。
ZipStripsの具合はいい、林道歩行には向いている。林道の雪にはスノーシュー跡がついている。ヘッドランプを点けてシール歩行を始めた。
林道が橋の無い沢筋を横切る時、雪解け水の流れで林道上の雪が切れて小川のようになっていて、そこを渡る時、いちいち、板を外して、担いで、渡って、また板を着けて、ってしてた。が、シールのまま歩いて渡ってしまってもよかったかもしれない。シールを少し前に新調して、高かったこともあり、手間をかけてしまった貧乏人根性。w
流れが深くて、ブーツ内に浸水するかな というシーンもあったが、浸水は無かった。
出発後1時間で林道ゲート。6時半になる前には、ヘッドランプは消したんやったかな。無風で気温も高めで暑くなって、上半身はヤッケを脱いだ。モルゲンロートっぽい景色に感動の嵐。
能郷白山登山口手前の堰堤の少し手前で前から人が歩いてきた。挨拶がてら少し話すと、「ピークまでは行かずに戻ってきた。もう一人のぼってる人が居て、その人はもっと進んでるっぽい」というような内容だった。このかたにラッセルの御礼をゆうのを忘れてしもた。
・能郷白山登山口 8:00 → 11:58 前山
林道に降りてくるまではヘッドランプなど使わず、明るい内に降りたいと考え、林道戻り最終時刻を16:00と設定。その時間の範囲内で遊ぶことにした。登山口の標識を越えると、まずは渡渉。林道の路面を横切る流れの渡渉とは異なり、リアルな川の飛び石?をしないとブーツ内浸水必至。ソフトブーツ用PPわらじを編んでくるべきだったかと。w
まぁなんとか落ちずに渉れた。この辺りからスノーシュー跡がなくなり、ワカン跡のみになったので、さっきスレ違った人は渡渉手前で引き返したのかなと思った。
ワカン跡は夏道を忠実にトレースしてる。が、シール登行では辿り難過ぎるので、途中からワカン跡を離れて、下りの滑りルートのチェックもしながら登っていく。標高960mで夏道のワカン跡に再度合流した。この辺りの東向きの沢筋は、下のほうは多少 穴が開いたりしてるものの、概ね滑り易そうなイイ斜面。ただ、日射の影響で今日の帰りは重重雪になってることが容易に想像できる。
先の尾根がよく見えてるところで人影のようなものが見えた。
登ってる時は、色んな斜面を見ながら、どこを滑って降りるか、あそこを滑った場合のリスクは、登り返しは、上から見たら あの段差は見えへんな、…などなど色々考えるのに忙しい。
標高1020mで尾根と交わる林道からアプローチして、途中の適当な尾根に取りついて登る案もあってんけど、真南の開けた沢も着く頃には腐ってるだろうし、いくつかある尾根も結構藪っぽくて登り難そうに見えて、結局 夏道を辿ることにした。ワカン跡は男前な直登だったが、急登個所は とてもシールでは辿れなかったのでジグを切った。雪庇が近くに見えてきた。十分に離れてルートをとる。ワカン跡はアップダウンがあったので、下りのことも考えてアップダウンの少なくなるルートをラッセルしたりした。途中でシールが滑り出した。風に叩かれてたような硬い雪面。ここで この冬、初のスプリット用クランポン装着。前は、ビンディングから足を外さなくても着けられてたような気がするが、出来なかったので、まずビンディングから足を外して、そのあと、クランポンを着けた。クランポンをつけてもルートを選ばないと滑った。下からは美味しそうな斜面に見えてたが、結構 硬いところもあった。この頃、上にフリースを羽織った。
疲労度を下げるため、途中、水分補給はマメに行うようにした。
帰りの行程としては、標高1129m地点の北のコルあたりが15:00頃、前山から戻り始めるのが14:00が最終、と設定。とすると、能郷白山ピークまで行く時間は無い。前山北面の斜面が疎林で雪質も腐ってなさそうやったので、登り返し1時間以内で終わるだろう範囲で この斜面で板乗って、登り返して帰る。ということにした。
・前山 12:30 → 北面ドロップ、標高100〜150mだけ降りる → 登り返し → 13:44 前山
昼飯くったり、シール剥がしてスキーからスノボにモード変更したりして半時間後にヤッケ着てオーバーグローブもハメてドロップ。見た目どおり、雪質は軽くて よく走る最高なタマランチだった。(多摩には住んだことがない)もっと下まで降りたかったが、標高100m下げたあたりから少し斜度がキツくなり、木と木の間隔が少し密になり、美味しそうではあったが、登り返しが かなりしんどそう、、、との思いから、大人な対応でストップ。
登り返してる途中、風に叩かれたのかガリパウがところどころにあり、そこはクランポンをつけてても滑って登れなかったので、そうゆうところはよけて登っていった。
・前山 14:00 → 14:45 標高1129m地点と1191m地点の間の沢へのドロップ地点
硬い雪面はなるべく避けてボードモードで降りた。1191m地点すぐ南のコルはシールつけなおして少しだけ歩いたが、うまくルートをとれば そのまま滑って降りれたかもしれない。が、尾根の東側は雪庇があったりでややこしい。
・標高1129m地点と1191m地点の間の沢へのドロップ地点 14:45 → 15:30 能郷白山登山口
標高下がり気温も上がってきて以後オーバーグローブは外したまま。結構オープンな斜面だが完全に雪が腐っていてターンし難い。日陰に入ると、一旦 腐った雪が硬くなってきていて、雪質の変化に対応しきれずコケる。その後、あまり沢ど真ん中に行くと苦労することが分かっていたので、左岸側をトラバース気味に、疎林区間を狙っていくが、あまりうまくは滑れず、結局歩いたりして、ようやく自分の登りトレースに合流し、そのあとは板乗って降りた。
渡渉個所は、朝よりも岩が乾いていて、少し(?)安心して渉れた。
どうも、先行者は先に降りてるようやった。早い人やなぁ。
・能郷白山登山口 15:30 → 17:30 駐車地
肩筋走行したり歩いたり、小沢からの雪解けで流れのあるところを板外して渡ったり、何回、板を外したり着けたりを繰り返したか分からない。一度だけスキーモードで歩いたが、歩きずらくてスグやめた。へとへとになってきて、だいぶ、途中で休憩しながら帰った。それにしても長い林道やわ。帰り、2時間もかかったのか。1時間半あれば帰れると思っていたが。。。
・総括
よく頑張りました。疲労困憊度はんぱなし。
●西チベ⇔現地 旅程
2/5(金)
20:15 豊中の仕事場発
給油後吹田ICから名神→車多い→
22:30 養老SA着。23:00車中泊就寝
2/6(土)
02:45 起床
03:15 養老SA発。
大野神戸ICから下道→
04:10 地形図 295m地点の除雪終了点
05:00 山ボードお楽しみタイム
17:30 下山
満願の湯行くが緊急シたい宣言で休業。谷汲ゲンキーで お惣菜買い食い→R303→R161→道の駅 安曇川で仮眠→マクド ドライブスルーでエグチセット→湖西道路→京都東ICから高速→吹田ICから下道→給油→豊中の仕事場寄って、少し休憩
24:00 西チベ自宅着
●交通費
・高速代
・往き 吹田→大野神戸 3030円 (ETC深夜割)
・帰り 京都東→吹田 1370円
・ガソリン代
往復で5579円(往復440km、燃費10.49km/l、レギュラー133円/l)
・合計 9979円 (なんとか一万円は切れたが…)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
chukiはん、わてもほんまそう思うわ〜
chukiさん、私も本当に心から誓ってその様に思います=標準語
あそこに、この時期に行く貴方はエライ!
毎度コメントどうもっす。
同日の午前2時に出発されたスノーシューのかた、早かったっす。帰りも追いつけなかったw
https://yamap.com/activities/9703750
P.S.
「そう思うわ」 → 間違いではありませんが → 「そない思うわ」が より関西弁っぽいっすw
もっと頑張ったやつが居たんですね(笑)
っすねぇ。
それにしても、帰りの各ポイントの通過時間、ざっくり考えて行動したら、ぴったり その通りになってビビりました。
そりぁ〜、chukiさんほどの経験値が有れば、ざっくり時間も随分と正確な物に成って来るでしょう〜(笑)
chukiさんの行動力のかけらでも良いから欲しいっすよ、ちょいと分けて下さい。
説明不足で申し訳ないっす。
大体いつも、「これぐらいに下山したいから、この時間までには この地点から引き返そう」って考えてても、当初の条件を自分が破ってしまったり(=もうちょっと)、設定条件を守れても、その後いろいろあって闇下山になったりとか、そうゆうことのほうが多いんです。
なので、今回は、自分に厳しく?(登り返しがしんどそうやっただけ…)引き返せたし、その後も、想定通りに それなりに時間かかって下山してきて、たまたま予想が当たって、ラッキーちゃちゃちゃ、おーー、的な。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する