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Yamareco

記録ID: 290675
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ハイキング
奥秩父

石ノカラホト、玉取池探し 一回目 (滝子山の北西付近)

2013年04月29日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:25
距離
17.3km
登り
1,239m
下り
1,253m

コースタイム

JR笹子駅6:08―桜公園6:45―道証地蔵7:15―迂回路/難路分岐(下側)8:10/8:10―曲り沢峠分岐8:43―迂回路/難路分岐(上側)8:53―東/西長窪合流9:05―1446mピーク12:34―一般登山道合流(大谷ヶ丸分岐)12:38―Vルート離脱12:52―一般登山道復帰14:16/14:45―東/西長窪合流15:08―迂回路/難路分岐(上側)15:14―曲り沢峠分岐15:20―迂回路/難路分岐(下側)15:30―道証地蔵16:30―桜公園16:58―JR笹子駅17:33
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
駐車場:
桜公園に5台程、道証地蔵の少し手前に5台程。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所:
歩いたコースでは特に危険箇所はありませんが、足場の悪いところもあります。
深い笹藪の中では、折れた笹の枝で目を刺す危険があるのでメガネやサングラスで目の保護をしなければなりません。

不明瞭箇所:
Vルート内は道がありませんので全て不明瞭です。この付近は地形が複雑で枝沢が多数あるので事前に1/25000の地図などで確認しておく必要があります。
また沢を外れると笹藪が深く背丈以上のところが多いです。この様な笹薮の中は2〜3m先の見通しも利かないので、遠くの山や稜線の位置を確認して進む必要があります。

道の様子:
山と高原地図に書かれている一般登山道は特にここでは書きません。
今回は一度Vルートに入りその後一般登山道に戻り、その後再びVルートに入りまた一般登山道に戻るという歩き方をしました。
Vルート内は上記危険個所や不明瞭箇所のところで書いたような状況です。
Vルート内は名の無い枝沢や尾根などで複雑な地形なので、個々の部分での説明は省略します。

(2013年12月11日追記)
2013年12月7日に石ノカラホト、玉取池探し 二回目に行ってきました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-380865.html
昭和34年に発行された『岩科小一郎著・大菩薩連嶺』に載っている昭和5年の古地図。
滝子山の北西に”石ノカラホト”と”玉取池”があります。
Yamaotoko7さんの蔵書より。
2009年08月22日 18:31撮影 by  EX-Z1080 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/22 18:31
昭和34年に発行された『岩科小一郎著・大菩薩連嶺』に載っている昭和5年の古地図。
滝子山の北西に”石ノカラホト”と”玉取池”があります。
Yamaotoko7さんの蔵書より。
JR笹子駅。
2013年04月29日 06:08撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 6:08
JR笹子駅。
吉久保集落にあった古い案内図。
昭和5年の古地図を頼りに行く山旅の歩き始めにふさわしい地図です。
2013年04月29日 06:35撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 6:35
吉久保集落にあった古い案内図。
昭和5年の古地図を頼りに行く山旅の歩き始めにふさわしい地図です。
道証地蔵。ここを右へ入る。
2013年04月29日 07:14撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 7:14
道証地蔵。ここを右へ入る。
これは来た道を振り返って撮った写真ですが、左の斜面は浜立て尾根の末端付近。
2013年04月29日 08:05撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 8:05
これは来た道を振り返って撮った写真ですが、左の斜面は浜立て尾根の末端付近。
迂回路/難路分岐(下側)。
2013年04月29日 08:08撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 8:08
迂回路/難路分岐(下側)。
自然林の中の明るい道を行くYamaotoko7さん。
2013年04月29日 08:36撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 8:36
自然林の中の明るい道を行くYamaotoko7さん。
曲り沢峠分岐。
2013年04月29日 08:43撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 8:43
曲り沢峠分岐。
道は感じよいです。
2013年04月29日 08:50撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 8:50
道は感じよいです。
迂回路/難路分岐(上側)。
この先約15分程のところの西長窪と東長窪合流地点から東長窪のVルートへ入りました。
2013年04月29日 08:53撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 8:53
迂回路/難路分岐(上側)。
この先約15分程のところの西長窪と東長窪合流地点から東長窪のVルートへ入りました。
東長窪(沢)へ入ると直ぐにこんな道標がありました。
現在の登山道は西長窪沿いに付けられていますが、この道は1446mピークへ向かう尾根に付けられていたようです。1999年の山と高原地図にはこの道が書かれております。
2013年04月29日 09:11撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 9:11
東長窪(沢)へ入ると直ぐにこんな道標がありました。
現在の登山道は西長窪沿いに付けられていますが、この道は1446mピークへ向かう尾根に付けられていたようです。1999年の山と高原地図にはこの道が書かれております。
東長窪に入ると直ぐにこんな建物跡があります。
2013年04月29日 09:12撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 9:12
東長窪に入ると直ぐにこんな建物跡があります。
1446mピークへ向かう尾根の取付きには、滝子山への道標(写真中央)があります。
このヤマレコ地図のルートを記録するときにはこの道が表示されているので、滝子山へ登った多くの方は、ここを歩いたように記録している様ですが、それは正しくありません。
2013年04月29日 09:13撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 9:13
1446mピークへ向かう尾根の取付きには、滝子山への道標(写真中央)があります。
このヤマレコ地図のルートを記録するときにはこの道が表示されているので、滝子山へ登った多くの方は、ここを歩いたように記録している様ですが、それは正しくありません。
東長窪の入口付近の様子。
2013年04月29日 09:19撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 9:19
東長窪の入口付近の様子。
東長窪を300m程進むと沢は二手に分かります。右へ進んでしまいました。
現場で方向が違うことに気付き、方向修正のため尾根を越えることにしましたが、失敗です。
2013年04月29日 09:23撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 9:23
東長窪を300m程進むと沢は二手に分かります。右へ進んでしまいました。
現場で方向が違うことに気付き、方向修正のため尾根を越えることにしましたが、失敗です。
写真中央の数メートル先にYamaotoko7さんが居るのですが、良く見えない程の激藪。
2013年04月29日 09:53撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 9:53
写真中央の数メートル先にYamaotoko7さんが居るのですが、良く見えない程の激藪。
北側の沢へ下りる途中の薮の様子。
赤テープは今回付けたものです。
2013年04月29日 10:15撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 10:15
北側の沢へ下りる途中の薮の様子。
赤テープは今回付けたものです。
北側の沢へ下りたところ。
この沢沿いの上下それぞれ100m程を調べた結果、炭焼き窯跡の様なものが3つ程ありました。
しかし石ノカラホトがありそうな大石の横穴は見つかりませんでした。
2013年04月29日 10:42撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 10:42
北側の沢へ下りたところ。
この沢沿いの上下それぞれ100m程を調べた結果、炭焼き窯跡の様なものが3つ程ありました。
しかし石ノカラホトがありそうな大石の横穴は見つかりませんでした。
この窪みは何か?
2013年04月29日 10:46撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 10:46
この窪みは何か?
ここで大休止の昼食。
2013年04月29日 10:51撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 10:51
ここで大休止の昼食。
”石ノカラホト”探しは諦めて”玉取池”を目指すことにしました。
2013年04月29日 11:06撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 11:06
”石ノカラホト”探しは諦めて”玉取池”を目指すことにしました。
毒草のハシリドコロはわんさかありました。
紫色の袋状の花が目印です。
2013年04月29日 11:36撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 11:36
毒草のハシリドコロはわんさかありました。
紫色の袋状の花が目印です。
今度は進む方向を”玉取池”にしたのでまた少し北側へ移動しました。
この先、沢は狭まり進み難そうなので斜面の緩やかな尾根を登ることにしました。
つまり1446mピークへの方向へ登ることにしました。
帰ってから分かったことですが、ここが東長窪の様です。
2013年04月29日 11:58撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 11:58
今度は進む方向を”玉取池”にしたのでまた少し北側へ移動しました。
この先、沢は狭まり進み難そうなので斜面の緩やかな尾根を登ることにしました。
つまり1446mピークへの方向へ登ることにしました。
帰ってから分かったことですが、ここが東長窪の様です。
1446mピークへの斜面はまた笹の激薮ですが、先ほどよりマシでした。
2013年04月29日 12:24撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:24
1446mピークへの斜面はまた笹の激薮ですが、先ほどよりマシでした。
笹の激薮を抜け出ると感じのよい自然林ですが、その先またまた笹藪。
進む方向を思案中のYamaotoko7さん。
因みに立ちショ○中ではありませんので念のため。
2013年04月29日 12:25撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:25
笹の激薮を抜け出ると感じのよい自然林ですが、その先またまた笹藪。
進む方向を思案中のYamaotoko7さん。
因みに立ちショ○中ではありませんので念のため。
振り帰れば後方に滝子山。
2013年04月29日 12:26撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:26
振り帰れば後方に滝子山。
3回目の笹藪を抜けると突然防火帯に出て、そこは1446mピークでした。
2013年04月29日 12:34撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:34
3回目の笹藪を抜けると突然防火帯に出て、そこは1446mピークでした。
1446mピークの眼下には一般登山道が見えました。
2013年04月29日 12:35撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:35
1446mピークの眼下には一般登山道が見えました。
1446mピークの下一般登山道合流地点。
2013年04月29日 12:38撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:38
1446mピークの下一般登山道合流地点。
1446mピークの下の一般登山道合流地点。ここは大谷ヶ丸赤破線の分岐。
この先一般登山道を300m程進んで再びVルートへ突入し、今度は”玉取池”を目指すことにしました。
2013年04月29日 12:39撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:39
1446mピークの下の一般登山道合流地点。ここは大谷ヶ丸赤破線の分岐。
この先一般登山道を300m程進んで再びVルートへ突入し、今度は”玉取池”を目指すことにしました。
これは”玉取池”候補1。
水の流れ出る様な出口までありますが、イマイチ確信できません。
2013年04月29日 12:59撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 12:59
これは”玉取池”候補1。
水の流れ出る様な出口までありますが、イマイチ確信できません。
”玉取池”の目標地点の上下それぞれ100m以上も探しましたが炭焼き窯候補は数か所ありました。
写真の中央には大きな丸い石がありますが?
2013年04月29日 13:17撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 13:17
”玉取池”の目標地点の上下それぞれ100m以上も探しましたが炭焼き窯候補は数か所ありました。
写真の中央には大きな丸い石がありますが?
ここにも丸い石。
”玉取池”の名の由来に関係あるのか?
2013年04月29日 13:22撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 13:22
ここにも丸い石。
”玉取池”の名の由来に関係あるのか?
”玉取池”候補2。
2013年04月29日 13:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 13:31
”玉取池”候補2。
”玉取池”候補2の横にはまたまた丸い石。
2013年04月29日 13:33撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 13:33
”玉取池”候補2の横にはまたまた丸い石。
”玉取池”候補3。
2013年04月29日 13:41撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 13:41
”玉取池”候補3。
沢を沢に下るとこんな枝沢があります。
確信的な場所を見つけることが出来ず、今日はここまでとし、一般登山道へ戻ることにしました。
2013年04月29日 14:06撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 14:06
沢を沢に下るとこんな枝沢があります。
確信的な場所を見つけることが出来ず、今日はここまでとし、一般登山道へ戻ることにしました。
一般登山道へ戻りそこから大谷ヶ丸の眺望。
2013年04月29日 14:17撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 14:17
一般登山道へ戻りそこから大谷ヶ丸の眺望。
防火帯の道は快適です。
この辺でまた大休止。
2013年04月29日 14:19撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 14:19
防火帯の道は快適です。
この辺でまた大休止。
東/西長窪合流横にある西へ向かっている分岐。
何処へ行くのか道標には書かれておりません。
2013年04月29日 15:07撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 15:07
東/西長窪合流横にある西へ向かっている分岐。
何処へ行くのか道標には書かれておりません。
帰り路の道証地蔵横の道標。
2013年04月29日 16:28撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 16:28
帰り路の道証地蔵横の道標。
春の花。
hachiの写真はここで終り、以後の写真はYamaotoko7さん。
2013年04月29日 16:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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4/29 16:31
春の花。
hachiの写真はここで終り、以後の写真はYamaotoko7さん。
【Yamaotoko7】これは上記の古地図とはまた違った古地図で『日本山岳案内3・御坂山塊・鉄道省山岳部編・博文館・昭和15年』です。現在の地図では東長窪沢と呼ばれている沢の名前が、江戸時代の甲斐國志では鏡ガ沢で、昭和34年の岩科本では玉取沢で、この古地図では本沢です。この沢の名前の変遷は『鏡ガ沢⇒本沢⇒玉取沢⇒東長窪沢』です。
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【Yamaotoko7】これは上記の古地図とはまた違った古地図で『日本山岳案内3・御坂山塊・鉄道省山岳部編・博文館・昭和15年』です。現在の地図では東長窪沢と呼ばれている沢の名前が、江戸時代の甲斐國志では鏡ガ沢で、昭和34年の岩科本では玉取沢で、この古地図では本沢です。この沢の名前の変遷は『鏡ガ沢⇒本沢⇒玉取沢⇒東長窪沢』です。
【Yamaotoko7】最初に登ったヤブ尾根を下りた場所に炭焼窯とは少し雰囲気が違うような石積の物体がありました。私はこれが石ノカラホトの第一候補だと思いました。その証拠に周りに角材の破片のような物がありましたので、石積の上に伽藍の屋根が存在したのではないかと思いました。
2013年04月29日 10:47撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 10:47
【Yamaotoko7】最初に登ったヤブ尾根を下りた場所に炭焼窯とは少し雰囲気が違うような石積の物体がありました。私はこれが石ノカラホトの第一候補だと思いました。その証拠に周りに角材の破片のような物がありましたので、石積の上に伽藍の屋根が存在したのではないかと思いました。
【Yamaotoko7】最後に玉取沢と思える場所を下った時に玉取池と思える小さい池のような残骸がありましたので、これを玉取池の第一候補としました。その証拠に炭焼窯とは違う池垣に使うようなスレートの破片のようなものが土に混じっておりました。
2013年04月29日 13:30撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 13:30
【Yamaotoko7】最後に玉取沢と思える場所を下った時に玉取池と思える小さい池のような残骸がありましたので、これを玉取池の第一候補としました。その証拠に炭焼窯とは違う池垣に使うようなスレートの破片のようなものが土に混じっておりました。
【Yamaotoko7】これも玉取沢と思える場所にあった四角い大岩で、これは石ノカラホト第二候補にします。この岩にはやや新しい崩れた跡がありましたので、何十年か前までは横に岩が伸びていて小さな石洞になっていたと思えます。その証拠に岩の右側には大小さまざまな削れた石がたくさん落ちておりました。
2013年04月29日 13:33撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 13:33
【Yamaotoko7】これも玉取沢と思える場所にあった四角い大岩で、これは石ノカラホト第二候補にします。この岩にはやや新しい崩れた跡がありましたので、何十年か前までは横に岩が伸びていて小さな石洞になっていたと思えます。その証拠に岩の右側には大小さまざまな削れた石がたくさん落ちておりました。
【Yamaotoko7】この岩は小さいですが、注連縄(しめなわ)と御幣(ごへい)を架けると祠のようにも見えます。ちなみに沢沿いにあるこのような祠のような岩にはたいていは八大龍王大権現が祀られている事が多いですし、中には江戸時代の文銭が置いてあるケースも多いので、この岩の中と周りを掘ってみたが、残念ながら何も出土しませんでした。
2013年04月29日 13:38撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 13:38
【Yamaotoko7】この岩は小さいですが、注連縄(しめなわ)と御幣(ごへい)を架けると祠のようにも見えます。ちなみに沢沿いにあるこのような祠のような岩にはたいていは八大龍王大権現が祀られている事が多いですし、中には江戸時代の文銭が置いてあるケースも多いので、この岩の中と周りを掘ってみたが、残念ながら何も出土しませんでした。
【Yamaotoko7】東長窪沢(別名:向ウ沢(玉取沢支流)/旧登山道)付近の造林小屋跡。この小屋の正式名称も現在調査中です。
2013年04月29日 09:16撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 9:16
【Yamaotoko7】東長窪沢(別名:向ウ沢(玉取沢支流)/旧登山道)付近の造林小屋跡。この小屋の正式名称も現在調査中です。
【Yamaotoko7】東長窪沢右岸尾根(仮称)の1446m圏峰に行く途中のデエロ(平)状の場所ににあった大岩です。この岩も昔は1446m圏峰の御神体か何かとして祀られていたような風情でした。おそらく1446m圏峰にも名前が有るのではないかと思いましたので、現在は1446m圏峰の山名を調査中です。
2013年04月29日 12:30撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 12:30
【Yamaotoko7】東長窪沢右岸尾根(仮称)の1446m圏峰に行く途中のデエロ(平)状の場所ににあった大岩です。この岩も昔は1446m圏峰の御神体か何かとして祀られていたような風情でした。おそらく1446m圏峰にも名前が有るのではないかと思いましたので、現在は1446m圏峰の山名を調査中です。
【Yamaotoko7】新緑の自然林の小径を歩くhachi隊長
2013年04月29日 07:32撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 7:32
【Yamaotoko7】新緑の自然林の小径を歩くhachi隊長
【Yamaotoko7】先頭に立ってこの激ヤブを漕ぐのは大変でした(^^;
2013年04月29日 12:18撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 12:18
【Yamaotoko7】先頭に立ってこの激ヤブを漕ぐのは大変でした(^^;
【Yamaotoko7】ツキノワグマが引っ掻いた後に鹿が食べた痕です(>_<)
2013年05月01日 22:43撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/1 22:43
【Yamaotoko7】ツキノワグマが引っ掻いた後に鹿が食べた痕です(>_<)

感想

滝子山の北西に”石ノカラホト”と”玉取池”があるようです。
この情報はYamaotoko7さんがヤマレコ地図に登録した中に書かれており、昭和34年に発行の『岩科小一郎著・大菩薩連嶺』に載っている昭和5年の古地図に書かれております。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=13567
今回、これを探しに行くことにしました。

”石ノカラホト”と”玉取池”の場所の情報:
その他”石ノカラホト”と”玉取池”の説明は、『岩科小一郎著・大菩薩連嶺』に3行程があるのみです。
したがって”石ノカラホト”と”玉取池“の位置の特定は以下の様にしてみました。
先ず滝子山、大谷ヶ丸、大鹿山の三点のそれそれの間の距離を昭和5年の古地図と国土地理院の1/25000地図で比較すると僅か5%の誤差のみでした。そしてその誤差の平均を求めておきます。昭和5年の古地図は意外と正確に出来ていました。
次に、今度は古地図の3つの山の位置と”石ノカラホト”と”玉取池”の距離を測り、先程の誤差を補正してそれを1/25000地図上で示すとそれぞれの位置を示す範囲の図が出来上がりました。
これをそれぞれの目標地点とした訳です。しかし、”石ノカラホト”と”玉取池”の写真もスケッチもなく、更に長い歳月の為様子も変わっていて仮に本物を見たとしてもそれが分からない可能性があります。
更に古地図の、”石ノカラホト”と”玉取池”の位置の正確さが気になるところです。

結果的に現地へ行って見ると付近の地形は複雑で、東長窪(沢)の奥を上がれば良いものを遠回りしていたことが、帰ってから分かったわけです。
いろいろ反省点の多い宝探しでした。



【★★感想と解説★★】

石ノカラホトと玉取池は私が数年前に入手した『岩科小一郎著 大菩薩連嶺 朋文堂』に載っていて長いこと興味をそそりながら頭の中で妄想登山をして、どのように行けば良いかを考えておりましたが、私一人ではどうする事も出来ませんでした。そこで私の知人で中級山岳のバリエーションルートを熟達しているhachi氏が古地図を見ながら現在の地図と照らし合わせて緯度経度や方角その他諸々を数学的に分析してくれました。そのかいがあって今回の石ノカラホト探検に行く事が出来ました。だけど古地図の向ウ沢と思える場所から入っていくつかの小さいヤブ尾根を跨いで玉取沢と思える場所に行きましたが、石ノカラホトや玉取池は過去に先人が残した写真も無く、もちろん絵や毛筆画すらありませんので、実態が無いものを2人で探すのはかなり大変なことでした。だけどhachi氏の数学的分析が功を奏して石ノカラホトもしくは玉取池と思える残骸に出くわすことが出来ましたので、今回の収穫はかなりの進捗であると思いました。次回は必ず発見したいと思っております。
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【★石ノカラホト&玉取池★】

鏡ガ沢の玉取沢に玉取池という所あり、現今はほとんどうずもれて池らしくないが、昔そこから水晶の玉を得たそうだ。所持者は笹子方面にいるが、ガラスのようなものではなく天然結晶の不透明なものだという。玉取池の少し下手に石ノカラホトと称し、大石に横穴のある唐櫃のようなものあり、それに古鏡や玉を隠してあった。で、右の玉も壺に入れて鏡ガ沢奥に隠されてあり、旱魃の時に取出して鎮西ガ池に浸す、すなわち雨降ると云う。

『岩科小一郎著・大菩薩連嶺・昭和34(1959)年』より抜粋
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【★鎮西ヶ池★】
※鎮西ヶ池の宝物も石洞と載っておりますので、石ノカラホトが小規模な岩小屋である関連性もうかがえます。

鎮西ガ池(鏡ガ池)より出たと伝える古鏡を池水に浸せばたちまち降る。験を得れば新鏡一面を添えて山中の石洞に返す。この元祖古鏡は現在恵能野の子ノ神社(為朝社)に納めてあるが、重量百五十匁ぐらい、無柄、無模様、無銘、材質は唐銅のごときものをいう。この古鏡には諸説あるが、何せ雨乞いの都度一面ずつ増えるのだから、古鏡と称するものの所持者が各方面にあり。本当の古鏡はどれかわからない。

『岩科小一郎著・大菩薩連嶺・昭和34(1959)年』より抜粋
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【★鎮西ヶ池★】

大鹿山ノ奥ニ鏡ヶ池ト云フ地アリ、里ヨリ山中ニ入ルコト二里余鎮西ヶ池ト云フアリ、今ハ地形ノミニテ水湛ヘス。此邊スコシク平ニシテ居宅蹟アリ、相傳フ、鎮西八郎爲朝伊豆ヨリ、此深山ニ臻リ、庵ヲ結ヒテ居住セシ地ナリト云、因テ鎮西ト称スト云。馬塲ト云ヘル地貮所アリ、亦、馬冷シ塲ナト云フ地アリ、桑畑ト云地アリ、如何ニモ故アル人ノ潛居セシ地ナルヘシ、亦、地ノ傍ニ楓ノ古木アリ、九重ノモミヂト云。

『甲斐國志・鎮西ヶ池の項・文化11(1814)年』より抜粋
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【★大菩薩連嶺滝子山西方の『石ノカラホト』の情報求む!★】
投稿日:2013年04月24日 20:52<Yamaotoko7>
http://www.yamareco.com/modules/diary/8544-detail-50705

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コメント

沢・すじ違い
こんばんは 
小生、20年ほど前から滝子山をよく訪ねましたが、いつの頃からか、登山道が付け替えられていて、始めは驚きました。藪下という地点に現在は左の谷から上がってきますが、ちょいと前までは右側から登りついていました。現在は通せんぼのようにでっかい倒木がふさいでおります。その右側から登る谷に立派な小屋が建っていたのを思い出しました。小屋の脇から登っていたんです。
2013/5/1 20:33
Re:沢・すじ違い
jinzaemonさん こんばんは

jinzaemonさんがいう付け替えられた登山道は、写真11と13の道標がある廃道だろうと思います。そして写真12がその小屋ではないでしょうか?

1446mピーク下の笹藪の中にかすかに踏み跡らしきものがありましたが、今じゃ大変な激藪でした。
この笹の激藪をもし一人で歩いていたなら即座に撤退するところでした
2013/5/1 20:49
石ノカラホト
お疲れ様でした

まだまだ時間をかけて探索する必要がありますね。
角材があったと言うのは確かに気になりますね

私の故郷ですが、小さな池が涸れて30年も経つと土砂が流れ込み木が生え、池であった事も分からない様子になってました。
玉取池はなかなか難しいでしょうが石ノカラホトは、「大石に横穴のある唐櫃のようなものあり、それに古鏡や玉を隠してあった」とあるのですから何かしらの姿が残っていていいように思いますよね^^

かなりポイントを歩かれたようなので
お二人が候補とされたところで正解かもしれません。

ロマンがあって素晴らしい山歩きです!
2013/5/2 8:51
Re:石ノカラホト
yaritakeさん こんばんは

帰って来てから歩いたコースを検証するといろいろミスに気付きました。
こういう探索は行く前に地形を暗記するほど地図を良く見て行くべきと思いました。
玉取池よりは石ノカラホトの方が発見し易いと思います。何しろその様子が『岩科小一郎著 大菩薩連嶺 朋文堂』に書かれていますので、またいつか行ってみたいと思います

帰るときは、“こんな薮は当分もう行きたくない“などと思っていました。
しかし翌日になるとまた行きたいなどと思う自分の馬鹿さに驚きます。←自分で分かっているだけ分からない人よりマシですよね
2013/5/2 21:20
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