小白山(杉山経由)1530mまで
- GPS
- 06:42
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 1,010m
コースタイム
天候 | 曇りのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週、野伏ヶ岳に登る途中に見た純白の小白山が印象深く、二週続けて石徹白を訪れた。小白山(手元の資料によると、おじらやま、こはくさん、と読むのが一般的とある。地元では「おじらみやま」と呼称されているとのこと)は10年程前に4月の残雪期に山スキーで登ったことがある。もうほとんど記憶にないのだが、石徹白川の橋を渡ってすぐに尾根末端に取り付き、急斜面にえらく苦労したことは覚えていた。というわけで今回は橋を渡って左折して、しばらく歩いたところにある平坦地(湿地帯だろうか)から取り付くことにした。地形図を見るとこちらの方がなだらかの様だから。思った通りで、雪はザクザクであったがシールは良く効いて問題なく900m付近の台地に登り上げることができた。雪は締まっていて足首辺りまでのラッセルで快調。
そして杉山へと続く尾根を登り、杉山へ向かう。途中から、前日のものと思われるスノーシューのトレースに合流した。このトレースには複雑な地形が続くなか、大変お世話になりました。
杉山頂上からは野伏ヶ岳、小白山、芦倉山、毘沙門岳などの展望が素晴らしい。この時はまだ、曇ってはいたが天候も穏やかで、景色を楽しむことができた。今日は、俵谷を滑ってみようかな〜とも考えて、正面の俵谷を眺めていたのだが・・・
杉山からはポコを三つシールのまま、乗り越えて小白山へと続く尾根に取り付いた。スノーシューのトレースはこの辺りで引き返していた、ありがとうございました。あとは登るだけなのだが、天気がだんだん下り坂になってきて、雪と風が強くなってきた。突然、どこか分からないが「ドーン!」と雪崩の音が響き渡る。視界も悪くなってきているし、これでは今日の谷筋や急斜面のスキー滑降は無理だろう。
それでもピークくらいには行きたくてしばらく登ったのだが、1530m付近でほぼホワイトアウト状態。氷化した斜面も出てくる。心細くなってきたし、もうこれ以上は自信がない、引き返そう。シールを剥がしてトレースを目印にソロソロと滑る。すでにトレースが無くなっている所もあるが、尾根を外さなければ大丈夫だとGPSで確認しながら慎重に下降する。少し標高が下がって視界が回復すれば、雪は良く滑るしけっこう楽しい。
杉山手前の三ポコをまたシールでアップダウン(地形が入り組んでいてうまく巻くことができなかった)。雪はだんだん重くなってくるがPON2(159)の滑走力はさすがで、狙ったラインをうまくトレースできる。スキーが上手くなった気分になる。杉山からは往路をそのまま林道まで滑り降りて、今日の山行は無事終了。林道に降り立つと、雪はいつのまにか雨になっていた。
追記
スノーシューのトレースはsumi8848さんのものでした。ありがとうございました。
コメント
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渋い選択です!直下で撤退は残念です。視界が良いと小粒ながら真っ白な山容で素晴らしいですよ!ぜひリベンジを!僕も2年前に行きましたが、時間制限で滑りというよりは行って帰ってきただけなのでまた再トライしたいと思っています。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1722802.html
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