仙丈ヶ岳


- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年11月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
前回、山行の甲斐駒ヶ岳へのアクセスは、自家用車の乗り入れ規制があるので、電車で甲府まで行き、甲府側から広河原経由の一泊小屋泊まりだったが、バス停のある長衛荘の女将さんから長野県側の諏訪からのがバス1本で来られるとの情報を聞いて、仙丈ヶ岳を日帰りする事にした。
諏訪インターから152号線で紅葉が綺麗な山あいを進んでサクラで有名な高遠城址公園を経由し、戸台大橋にクルマを止め、8時15分のバスに乗ることが出来た。料金は1150円だ。
戸台川にかかっている赤い橋のゲートが開き、長野県側からの景色を楽しむ。
今日も、バス道路そばにいた日本カモシカと遭遇した、どうもこの辺が棲息地らしい。
途中からは鋸岳から連なっている甲斐駒ヶ岳、双児山の山塊が大きくなる。
北沢峠手前の大平山荘で一人の登山者が降りるというので、続いて降りる。
山荘は11月より営業を中止して冬装備となっている。
今日のコースは仙丈に源を発した藪沢沿いに登る藪沢コースから馬の背、仙丈小屋 そして仙丈ヶ岳ピークへ。
下りは小仙丈ヶ岳経由北沢峠の予定だ、昭文社の参考タイムは上り4時間10分下り2時間40分の6時間50分となっており、最終バス時間の4時ギリギリなので少し急いでいく。
気温は10℃ぐらいか半袖のTシャツにジャージその上にウインドブレーカーを着込んで樹林帯の登山道に入る。すぐのジグザグの登りで、ウインドブレーカーを脱ぎ少し経ってジャージを脱ぎいつものTシャツになる、冷たい空気が気持ち良い。
樹林帯を抜けて藪沢に出る。後ろには鋸岳が見える。
登山道が凍っている場所に出くわした、
夜はかなり気温が下がっているのだろう。
いくつか沢に流れ込んでいる滝が半分ほど氷瀑状態で一番ダイナミックなのがこれ。
五合目から 沢すじを離れて振り返ると、谷間に頭に雲をかぶった甲斐駒がその勇姿を見せる。
右手の斜面を登ると既に営業を終えている馬ノ背ヒュッテに出る。
ヒュッテからの甲斐駒が雲の帽子を脱いでいる。
馬ノ背の鞍部から一登りしハイ松の稜線に出ると藪沢カールがデーンと現れる。感動の一瞬だ!
中腹に仙丈小屋が見える、
稜線を外れてカールに向かい、モレーンを左に回り込み20分ほどで仙丈小屋に到着した。
ここも営業を終えている、2階には冬の登山者に解放している30畳ほどの部屋がある。
小屋を後にしてガラ場を登る、足が重たい、あとちょっとで頂上だ。
25分後仙丈ヶ岳ピークに到達。
誰もいない頂上は岩場で風が冷たくジャージとウインドブレーカーを着込んで写真を撮る。
北東の甲斐駒ヶ岳と鋸岳、南東に北岳、間ノ岳東には鳳凰山が・・・。
4時間の予定を2時間で着いたので、寒風のなかおにぎりを右手に、暖かい白湯を入れた魔法瓶を左手にして至福のひとときを過ごす。
冬の風は早い、西からの雲がどんどん流れていく。下を見ると、一緒に出た男性が今、仙丈小屋に到着した。
下りは砂礫の稜線から小仙丈ヶ岳に向かう。
正面に甲斐駒と鋸岳、右手に鳳凰山を時折眺めながら緩やかな勾配を下るとても気分のいいコースだ。
小仙丈ケ岳からの稜線を右に下って石楠花の群生の間をぬって樹林帯に入り、13時51分に最終地の北沢峠へ戻った。
15時のバス待ちの1時間を長衛荘に立ち寄り、山菜そばとビールで定番の仕上げをして年内の高山山行の最後を終える。
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