記録ID: 292580
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積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
立山 (雄山)
2007年11月24日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 647m
- 下り
- 636m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
立山黒部アルペンルートの最終営業日直前の週末に、
雪山登山をしようと立山に登る。
京都から夜行バスで富山に行き、富山地鉄で立山駅まで向かう。
富山駅から立山駅までの沿線の景色は、初冬の寒々しい農村の景色。
霜が降りてうっすら白く、煙突からは煙が上り、
木々にぶらさがる柿の残りが冷え冷えとして見えた。日々の営みを感じる景色。
立山駅では、スキーヤーやボーダーがたくさんいた。
2400mの室堂に着くと、そこは一面が白の世界。
水を得た魚のように、スキーヤーが方々の斜面にシュプールを描いている。
急な傾斜でもピッケルが役に立たないようなふかふかの雪の上を登って行く。
晴れと曇りが交互にくる天候だったが、頂上は一面ガスで何も見えなかった。
母が死去して100日過ぎて、いろいろと思いを巡らす時期。
家族旅行で訪れた時のことを懐かしく思う。
この自然に比べれば人間の一生なんてものはやっぱり短いんだなと思い、
渓谷の向かいの山から「ちっさくなるなよ」と励まされる気持ちだった。
麓まで下りて、柔らかい陽が当たる夕方の黒部ダムでしばらく佇んだ。
観光客の歓声が、そのまま真っ直ぐ空に抜けるような、凛とした空気。
明日はもっといい天気になるだろう予感を残した立山の姿を仰ぎ見て、
一路松本に向かった。
松本の従兄弟と会い、市内のホテルに宿泊。
翌日は妻籠宿、馬籠宿を散策。
紅葉が終わりに近づく山間の集落は、観光客で賑わっていた。
母にお土産を買うのを楽しみにしていたが、
いいものを見つけてももういないんだと気付き寂しくなる。
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