アラレの降った大菩薩嶺【テント泊】(上日川〜大菩薩嶺〜唐松)
- GPS
- 27:25
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 496m
- 下り
- 491m
コースタイム
上日川峠バス停 :8:30〜8:44
福ちゃん荘 :9:15〜10:21(テント設営)
大菩薩峠 :11:02〜11:09
大菩薩嶺 :12:03〜12:05
テント場 :12:48
2日目
テント場 :11:31
ロッジ長兵衛 :11:55
天候 | 晴れアラレ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アイゼン、スパッツは未使用でした。 大菩薩峠方面は風が冷たかったので防寒具があるといいです。 |
写真
感想
今回は大菩薩嶺に行ってきました。
日帰りで十分なコースですが、せっかく揃えたテント装備を使いたかったので
今回もテント泊ができ、アイゼンを利用しない山を選びました。
甲斐大和駅から乗るバスですが、待遇が素晴らしかったです。
何が素晴らしいかというと、全員座らせて上日川バス停まで
乗車させてくれたことです。
登山に利用するバスはいつもギュウギュウ詰めで嫌な思いしか
しないのがネックですが、この待遇は感動しました。
ゆったり座って上日川のバス停に到着。
さっそく出発し、登山道を歩いていると鹿が4頭駆け抜けていきました。
登山経験の少ない自分にとって野生の鹿を見るのは楽しみの一つなので、
いきなりの遭遇にテンションアップです。
上日川のバス停から今回のテント場である福ちゃん荘までは
コースタイムで25分。
重荷を背負っても。楽々テント場までつくことが出来ました。
余りに歩行時間が短くて、重荷を運びあげる達成感は皆無でした。
福ちゃん荘で幕営料600円(1人300円)を支払い、テントの設営場所選び。
着いた時間が早かったため、場所は選び放題でした。
前回の雲取山では斜面にテントを建てて、物が滑って大変だったので、
今回は平らな場所を探しました。
奥にある高台の場所がなかなか平らだったので、今回はそこに設営しました。
テント設営は2回目なので、スムーズに立てることが出来ました。
ここの土も雲取山同様に柔らかく、ペグは石で打たずに手で押し込むことが
できました。
土が柔らかいため、一度埋めたペグを抜くとボコッと周辺の土がめくれ上がる
ので、打ち込み直す時は、少しペグを打つ場所を変えてロープを固定しました。
テント設営後はサブザックに水、行動食、レインウェアを入れて、
大菩薩峠経由で大菩薩嶺を目指そうとしましたが、その前に福ちゃん荘に
立ち寄り、大菩薩嶺と大菩薩峠の山バッジを購入しました。
1つ500円でした。
たくさんの種類があったけど、何種類だったか忘れました。
売り切れてるのもありました。
大菩薩峠までの登山道は山道という感じではなく、林道歩きのようなゆるい
山道でした。
登山道の風は冷たかったですが、行動着はTシャツ+ソフトシェルで十分でした。
大菩薩峠までは大した登りもなく到着。
アルプスには若干雲がかかっており、富士山は見えませんでした。
雲は掛かっているもののアルプスの迫力は凄かったです。
また、ここから見える大菩薩嶺方面の登山道の景観は素晴らしかったです。
大菩薩峠から大菩薩嶺まではコースタイム55分。
石の多い登山道でした。
賽の河原や雷岩などの見所もあり、なかなか楽しめる登山道でした。
今回はサブザックでの行動で荷物が少なかったため、楽々山頂へ登頂することが
できました。
荷物が軽いのが大きい要因だと思いますが、高尾山より楽でした。
大菩薩嶺の山頂は事前に情報は得ていましたが、本当に展望ゼロでした。
雷岩より先は、もう来ることはないなと思いました。
山頂からの下山ルートは唐松尾根を利用しました。
なかなか急な下りで、歩くのは気を使いました。
また、急斜面なので、登りに利用しなくて良かったなと思いました。
テント場には12:48に帰り着きました。
ここからはフリータイムです。
特にやることがないので、某山荘でお昼ご飯を食べることに。
自分は山菜うどん、同行者は味噌のついたこんにゃくとビールを注文しました。
味噌こんにゃくを一口貰いましたが甘い味噌で美味しかったです。
しばらくすると、山菜うどんが来たので食べましたが、麺が所々固い。
麺を観察すると、所々白い部分が残っている。
どんべえでお湯に戻す時間が短かった時と同じ現象でした。
下山後に某山荘の山菜うどんを調べましたが、そういう話はなかったので、
ハズレを引いたのかもしれませんが、2度と食事をしようとは思いませんでした。
テント場に戻ると大型のテントが設営されていました。
嫌な予感がしました。
また、キャンプ場で利用するような山用ではない大型のテントもありました。
お昼ごはんも食べた後は更にやることがなくなったので、昼寝をすることに。
テント内は暖かかったので、入り口を開けて寝てました。
1時間程寝た後、寒さで目が覚めました。
時計を見ると15時過ぎ。
日没まではまだまだ時間があるのに、急激な気温の変化を疑問に
思っていましたが、しばらくするとアラレが降ってきました。
テント内に居たので何の問題もありませんでした。
アラレが上がった後は、再び晴れるという豹変ぶり。
山の天気が変わり易いというのを体験することが出来ました。
晩御飯は今まで食べたことのない、アルファ米を利用したカレーを食べました。
カレーの食材を運ぶ気力と体力はないのでレトルトカレーです。
お湯を入れて15分待ち、完成後そのまま食べてみましたが、仕上がりにムラが
ありました。
どうもお湯を入れた後、混ぜなければいけなかったみたいです。
なんとなくにおいもあったので、そのまま食べるのは向かないと思いました。
その後暖めておいたカレールーをかけて食べましたが、においも消え、
美味しく食べることが出来ました。
まぁ美味しいと言ってもアルファ米とインスタントカレーなので、
山の食事としてですが。
ご飯を食べた後はシュラフに包まりながら、夕日が沈むのを待ちました。
今回も赤く染まる空を期待しましたが、なんとも微妙な夕焼けでした。
せめて大菩薩峠に上がっていればもっといい風景が見れたかもしれませんが、
峠は寒そうだったので、行く気はおきませんでした。
夕焼けの後は星が出るのを待ちました。
星が出るのを待つ間テント内でバーナーを使用してコーヒーを飲みました。
初めてテント内でバーナーを利用しましたが、あっという間に室温が上がり、
暑くて耐えられない感じでした。
コーヒーを飲みつつ、しばらくしてから外を見ると、星が出ていました。
テント場からは木が視界を遮りよく見えないので、福ちゃん荘の前に移動して
星を見ました。
星は綺麗に見えました。
星を堪能した後トイレに寄って帰りました。
同行者を待っていたら、何やら光る物体を発見。
ライトを照らし見ると鹿でした!
鹿はライトで照らすと逃げるので、逃げた後はライト消し、しばらくすると
また戻って来るという感じで、鹿との駆け引きを楽しみました。
テントに戻ってからはシュラフに入りましたが、テント場の人の話し声が
うるさくて気になりました。
最後に時計を見たのは20:30頃でしたが大声だったので、なかなか寝付けません
でした。
一度寝た後は寒さで起きることも無く快眠。
雲取山では寒さで寝れなかった同行者も今回は寒さ対策で、着る服を増やし、
カイロを利用し、よく眠ることが出来たとのことでした。
翌朝はテント場の声で4:30に起床。
テントの外に出て朝日がまだ出ていないことを確認。
富士見小屋か大菩薩峠に行こうかとも思いましたが朝から歩くのは面倒、
シュラフは気持ちいいぞという悪魔の誘惑に勝てず、二度寝をすることを決意。
シュラフにもぐりこむとすぐ寝れました。
テントを張るなら展望が良い場所がよいなと思いました。
2度寝の後は8時に起床。
13時のバスに乗るには十分時間があるので、のんびり朝食と撤収準備。
今回はフライシートの入り口と裏側が結露がひどかったです。
夜のバーナー使用が原因だったのかもしれません。
時間も十分あるので、フライシートとシュラフとマットをしばらく干してから
下山開始。
下山といっても20分程度なのであっという間でした。
バスの出発時刻まで1時間あったので、山荘で馬肉定食を食べました。
醤油が辛かったです。
食事を終えてバスを見ると乗車可能な状態になっていました。
しかし、既に全ての席にザックが置かれていたので、立ったままバスに乗る
ことになりました。
行きのバスの対応同様に、全員座って帰れると思っていたので落胆しました。
テント場までの距離が近いことのメリット、デメリットやテント泊の経験を
積むことが出来たので良かったです。
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