記録ID: 29289
全員に公開
沢登り
日高山脈
日程 | 1998年09月12日(土) ~ 1998年09月14日(月) |
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メンバー | , その他メンバー1人 |
アクセス |
利用交通機関
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地図/標高グラフ


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コース状況/ 危険箇所等 | [沢登り]日高山脈・ヤオロマップ川右股〜無名沢南西面直登沢〜南面直登沢〜1823m峰〜札内川七の沢 09.12-14 パーティー;乾、俺 9/12林道終点(620)入渓(720)キムクシュ出合(800)下二股91040)上二股(1135)標高830m二股泊(1420) 9/13発(650)稜線(920~1020)標高840m奧二股(1320~1410)1823m峰南面直登沢出合泊(1530) 9/14発(605)標高882m(710)1823m峰(1320~50)カール下降点(1415)標高801m(1820)本流出合(2020) 今度は乾と共に中部日高のエッセンスを味わいに出掛ける。まずは彼奴の住む社宅の目の前を流れる歴舟川を遡って源流へ。その上流に当たるヤオロマップ川は別段難しい所のない原始然とした明るい沢できっと左より右沢の方が造りは良いのでしょう、コイカクの南のコルへやんわりと導かれる。本年八度目の日高主稜線にして初めての展望を得て留飲を下げる。尖る'39を愛でつつ秋の陽光の下、昼寝をした。さて、気を引き締めてナナシの下降にかかる。この本流は標高1000mの屈曲から豪快なナメ滝が続き、気が抜けない。クライムダウン、50mギリギリの懸垂、そして今年初の雪渓潜りをし、おまけに泳がされもして奧二股で核心部は終了した。1823m峰南面直登沢は北の渓谷の中ではとかく騒がれがちだが、それ程の沢には感じなかった。確かに「ビン底の滝」等ロープを出すべき難しい滝が幾つも出現するがそれだけのことだ。スケールの点でナナシの本質は今回下りに採った本流のコイカクシュサツナイ岳南西面直登沢にこそある、と言いたい。勿論、本流を下から遡行しての、という意味でだが。またしても風とガスの頂上を後にし、下った七ノ沢で意外にも手古摺らされた。捲きやクライムダウンを拒む滝が多く懸垂下降の連続となり、ブッシュが薄く遠いためハーケン・シュリンゲを幾つも残置した。崩れた雪渓もあって時間を喰い、暗中ヘッドランプ付けての懸垂や泳ぎも一度強要された。もうすっかりと下山モードに入っている我々は、小雨そぼ降る中濡れた身体に鞭打ってひたすら温泉ビール目指して真ッ暗な河原を歩き続けたのでした。この日、標高差1200mの濃密な登り降りで十四時間行動、何にしても三日でやる山行ぢゃあねえ。 下山後、休養してヌピナイ左俣を計画して待機していたが、超大型台風5号上陸で大樹町に避難勧告が発令されるほどに降りに降った、雨が。よってこの計画は来年に持ち越しとなる。台風一過の清々しい秋の快晴下、濁流渦巻く大樹橋上からのヒッチハイクで帰札、確かこの時の車中で熊谷守一を教わり我が日本近代洋画鑑賞が始まったと記憶する。 |
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この記録で登った山/行った場所
- 1823m峰 (1823m)
- 七ノ沢出合 (590m)
- ナナシ沢1823m峰南面直登沢分岐 (660m)
- ヤオロマップ川上二股 (620m)
- キムクシュベツ沢分岐 (410m)
- ヤオロの窓
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日高山脈 [5日]
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