ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 293157
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

今年は晴れた! 大峯奥駈道縦走ー柏木から熊野本宮

2013年04月27日(土) 〜 2013年05月02日(木)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
220:23
距離
377km
登り
27,585m
下り
34,891m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4月27日 柏木登山口11:25(帽子取りに戻る0h40)−上谷分岐13:20−天竺平13:55−伯母谷覗16:40(泊)4h35
4月28日 伯母谷覗06:35ー阿弥陀が森07:01−大普賢岳08:15−行者還岳分岐11:23−行者還岳11:38−天川辻12:34−一の垰14:06ー弁天の森15:19−理源大師15:48−弥山小屋−弥山神社−弥山小屋17:00(泊)10h25
4月29日 弥山小屋05:30ー八経ケ岳05:57ー明星ケ岳06:21ー舟の垰08:20ー楊枝の森ー楊枝ケ宿小屋09:15ー孔雀岳11:27−両部分12:08ーエンの鼻12:18ー釈迦ケ岳13:38ー千丈平ー深仙小屋15:03(泊) 9h33
4月30日 深仙小屋05:28−太古の辻05:42−奥守岳06:50−涅槃岳09:42−証誠無漏岳10:04ー 持経の宿11:14- 平治の宿12:45 - 転法論岳13:22 - 倶利迦羅岳14:03 -行仙岳15:50 -行仙宿山小屋17:00(泊)11h22
5月1日 行仙宿山小屋05:10−笠捨山006:33−地蔵岳08:00−四阿宿跡08:40−香精山09:19−古屋宿跡10:45−花折塚12:52−玉置山13:48ー玉置神社14:12−大平多山分岐16:10(泊) 11h
5月2日 大平多山分岐05:30ー大森山05:53ー五大尊岳07:10ー金剛多和の宿跡08:58ー鉄塔09:20ー山在峠09:45ー七越峰11:50−篠崎(河原)12:10ー大斎原ー熊野本宮大社
天候 4/27〜4/28晴れ
4/30 雨
5/1〜5/2 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
川の参詣道熊野川舟下り 熊野本宮ー日足(バス)ガイド付き川下り 新宮まで
http://www.tb-wakayama.jp/detail/index_120.html
コース状況/
危険箇所等
<標識> 
今年はコース標識を北アルプスに見劣りしないくらいつけてあった。迷いやすい箇所はテープを張り通れないようにし、見落としそうな箇所にはカラーテープで雨でも見逃さないようになっていた。(特に禅師の森から釈迦ケ岳まで手厚い)楊枝の森あたりの右下への間違い踏みあとにはテープで遮断してあった。。(晴れていれば地形がみえているので全く迷うことはない)
<鎖・ロープ> 
新しい鎖、少しでも滑りやすい斜面はトラロープがふんだんに張られていた。(特に南)
<崩壊場所>
楊枝ケ宿までの崩壊場所は昨年と同じ箇所だが崩壊が進みもっと上を通るようになっていた
<笹>
笹は完璧に刈られ、道も点検されており歩きやすくなっていた。

水場 伯母谷覗 沢の水量豊富
   弥山小屋 小屋で買う(小屋泊は無料) 
   烏の水  豊富
   千丈平  水豊富
   行者小屋 豊富 片道10分下る
   玉置神社

鎖場 岩、しっかりした木の枝があり3点支持まもれば鎖は補助として使える
残雪 弥山小屋への階段脇、八経ケ岳への脇に少し残っていたが歩行に問題なし

持経の宿、平治の宿、行仙小屋の利用は1人でも事前に管理している新宮山彦ぐるうぷに連絡をすること。行者さん達が大人数で宿泊することもあります。HPは下記参照

http://syamabiko.web.fc2.com/
伯母谷覗 今年はこの景色私が独占です
2013年05月05日 09:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:37
伯母谷覗 今年はこの景色私が独占です
朝焼けに染まる大普賢岳
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4
5/5 9:39
朝焼けに染まる大普賢岳
大峯奥駈道 阿弥陀が森の女人結界門からスタート
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:39
大峯奥駈道 阿弥陀が森の女人結界門からスタート
大普賢岳山頂 
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2
5/5 9:39
大普賢岳山頂 
大普賢から小普賢、大日 いつ見てもきれいな山並です
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2
5/5 9:39
大普賢から小普賢、大日 いつ見てもきれいな山並です
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:39
聖宝ノ宿跡に建つ理源大師
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:39
聖宝ノ宿跡に建つ理源大師
弥山山頂に建つ天河弁財天
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:39
弥山山頂に建つ天河弁財天
八経ケ岳を臨む
2013年05月05日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:39
八経ケ岳を臨む
八経ケ岳山頂
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3
5/5 9:40
八経ケ岳山頂
明星ケ岳への道はしっかりつけられていた
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:40
明星ケ岳への道はしっかりつけられていた
七面山方向
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:40
七面山方向
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
五鈷峰は巻きます
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
五鈷峰は巻きます
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
孔雀岳
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:40
孔雀岳
孔雀覗から
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:40
孔雀覗から
今年はぐるっと見えます
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
今年はぐるっと見えます
通ってきた山並
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
通ってきた山並
釈迦への道のり
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
釈迦への道のり
両部分 ここから岩場の始まり
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
両部分 ここから岩場の始まり
掾の鼻 蔵王権現も天気がよいので優しく見えます
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
掾の鼻 蔵王権現も天気がよいので優しく見えます
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
手厚いマーキング
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
手厚いマーキング
馬の背を越えると釈迦はすぐです
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:40
馬の背を越えると釈迦はすぐです
釈迦ケ岳山頂 強力 岡田雅行の名前が記されているとのことでしたが見つからず
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3
5/5 9:40
釈迦ケ岳山頂 強力 岡田雅行の名前が記されているとのことでしたが見つからず
振り返って
2013年05月05日 09:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:40
振り返って
深山宿の岩場
2013年05月05日 09:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:41
深山宿の岩場
太古の辻 ここから南奥駈
2013年05月05日 09:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:41
太古の辻 ここから南奥駈
2013年05月05日 09:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:41
雨の中ひたすら登り降りの南奥駈 何度華やかなアカヤシオの応援で気を取り直したことか
2013年05月05日 09:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:41
雨の中ひたすら登り降りの南奥駈 何度華やかなアカヤシオの応援で気を取り直したことか
道を作るとは、維持するとは、、、新宮山彦ぐるうぷの皆さんに感謝しつつ皆で歩けば道はできていく
2013年05月05日 09:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:41
道を作るとは、維持するとは、、、新宮山彦ぐるうぷの皆さんに感謝しつつ皆で歩けば道はできていく
2013年05月05日 09:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:41
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
地蔵岳
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
地蔵岳
手掛かり足かかりあります。鎖は補助で降りられます
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:42
手掛かり足かかりあります。鎖は補助で降りられます
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:42
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
奥のかつえ坂を登ります
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
奥のかつえ坂を登ります
しゃくなげが満開だった玉置山頂
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
しゃくなげが満開だった玉置山頂
玉置神社へと下ります
2013年05月05日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:42
玉置神社へと下ります
大平多山分岐にツエルトを張ったが朝まですさまじい強風だったが必死に持ちこたえてくれた
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:43
大平多山分岐にツエルトを張ったが朝まですさまじい強風だったが必死に持ちこたえてくれた
大森山までひたすらの登り
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
大森山までひたすらの登り
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
熊野が見えた!!!!!
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
熊野が見えた!!!!!
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
七越の峰公園では小学生が体育の授業だった。階段を登ると七越の峰
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
七越の峰公園では小学生が体育の授業だった。階段を登ると七越の峰
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5/5 9:43
大斎原の鳥居
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:43
大斎原の鳥居
熊野本宮大社に到着 今回は熊野三山を回ります
2013年05月05日 09:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
5/5 9:43
熊野本宮大社に到着 今回は熊野三山を回ります

感想

GPSの電池が消耗してしまいログがつながっていないというドジをしてしまったのでルート記録ががつながっていない。
奥駈道は元来修験道であり先達が率いる為道標は最低限しかつけず、営業小屋は1軒しかないので水の確保が重要で、鎖場もだが多く、登山者も少なく一歩間違えると深い森と谷に入り込み、交通の便が悪くエスケープルートが限られ、低山だが延々と山が続き登り降りの繰り返しでひたすら歩き続けるという「行」の山である。しかし逆に太古の人々が感じたであろう高い峰々や岩という自然への畏敬を感じることができるのも魅力である。ということで暴風雨にたたられた昨年に引き続き今年は素晴らしい景色を見たいと奥駈を再び歩くことにした。
今年の休みは連続していないので人が少ないかと思ったがハイキングやキャンプを楽しむグループが多かった。何より倍増した道標、迷いやすい箇所はすべてテープ
が張られしかも晴天で地形が見えており禅師の森あたりからの迷いやすい場所も明瞭での、岩場も晴れているので底が見えないということもなく、手厚い道標とトラ
ロープであっけなく迷うことなく通過。メリットかデメリットか? しかし孔雀覗からの圧倒的な景観を楽しむことができた。天気が崩れるということで気持ちの良
い千丈平に幕営できなかったのが残念。
行仙小屋では水汲み後思いかけず新宮山彦ぐるうぷの新世話人の川島さんと静岡からのIさんの歓待を受けM山岳会の方々提供の豪華料理と、再会した深仙小屋で同宿
だった方々と楽しいひと時を過ごした。玉岡元代表は帰られたということでお会いできず残念。翌日は朝には雨が上がり地蔵岳の岩場を過ぎると植林の尾根が延々と
続き緊張感が薄れまさしく行のひたすら歩き。
玉置神社では男女分け隔てが無い考えをお聞きする。玉置辻に泊まるつもりだったがあまりに道端で幕営できるところまで進むことにする。目論見通り広い大平多山
分岐でツエルトを張ったが強風でしっかり綱をくくりつける。一晩中すさまじい強風で撤去も大変だった。
最終日は痩せ尾根の急登降、延々と続く里山歩きとひたすら嫌になっても歩くのみという苦行。道路に出ても道標に従い歩けば迷うことは無い。木々の隙間から熊野
が見えたときは嬉しかったがそこから河原までは半端でなく長かった。大斎原、熊野本宮大社に参拝し熊野本宮で1泊。洗濯をし荷物は宅配便で送ったので身軽になり
、翌日川下りで新宮に行き、熊野速玉神社、、ゴトビキ岩で有名な神倉神社を参拝、翌日大門坂から古道を歩き熊野那智大社、青岸渡寺、飛瀧神社 那智の滝を参拝し勝浦で紀の松島巡りをして帰京した。
熊野本宮町はレストランが5時で終わってしまい不便だが非常に静かで次回も泊まろうと思う。台風の爪痕はまだまだ残っている。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2634人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 大峰山脈 [日帰り]
吉野 本宮
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら