今年は晴れた! 大峯奥駈道縦走ー柏木から熊野本宮
- GPS
- 220:23
- 距離
- 377km
- 登り
- 27,585m
- 下り
- 34,891m
コースタイム
4月28日 伯母谷覗06:35ー阿弥陀が森07:01−大普賢岳08:15−行者還岳分岐11:23−行者還岳11:38−天川辻12:34−一の垰14:06ー弁天の森15:19−理源大師15:48−弥山小屋−弥山神社−弥山小屋17:00(泊)10h25
4月29日 弥山小屋05:30ー八経ケ岳05:57ー明星ケ岳06:21ー舟の垰08:20ー楊枝の森ー楊枝ケ宿小屋09:15ー孔雀岳11:27−両部分12:08ーエンの鼻12:18ー釈迦ケ岳13:38ー千丈平ー深仙小屋15:03(泊) 9h33
4月30日 深仙小屋05:28−太古の辻05:42−奥守岳06:50−涅槃岳09:42−証誠無漏岳10:04ー 持経の宿11:14- 平治の宿12:45 - 転法論岳13:22 - 倶利迦羅岳14:03 -行仙岳15:50 -行仙宿山小屋17:00(泊)11h22
5月1日 行仙宿山小屋05:10−笠捨山006:33−地蔵岳08:00−四阿宿跡08:40−香精山09:19−古屋宿跡10:45−花折塚12:52−玉置山13:48ー玉置神社14:12−大平多山分岐16:10(泊) 11h
5月2日 大平多山分岐05:30ー大森山05:53ー五大尊岳07:10ー金剛多和の宿跡08:58ー鉄塔09:20ー山在峠09:45ー七越峰11:50−篠崎(河原)12:10ー大斎原ー熊野本宮大社
天候 | 4/27〜4/28晴れ 4/30 雨 5/1〜5/2 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.tb-wakayama.jp/detail/index_120.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
<標識> 今年はコース標識を北アルプスに見劣りしないくらいつけてあった。迷いやすい箇所はテープを張り通れないようにし、見落としそうな箇所にはカラーテープで雨でも見逃さないようになっていた。(特に禅師の森から釈迦ケ岳まで手厚い)楊枝の森あたりの右下への間違い踏みあとにはテープで遮断してあった。。(晴れていれば地形がみえているので全く迷うことはない) <鎖・ロープ> 新しい鎖、少しでも滑りやすい斜面はトラロープがふんだんに張られていた。(特に南) <崩壊場所> 楊枝ケ宿までの崩壊場所は昨年と同じ箇所だが崩壊が進みもっと上を通るようになっていた <笹> 笹は完璧に刈られ、道も点検されており歩きやすくなっていた。 水場 伯母谷覗 沢の水量豊富 弥山小屋 小屋で買う(小屋泊は無料) 烏の水 豊富 千丈平 水豊富 行者小屋 豊富 片道10分下る 玉置神社 鎖場 岩、しっかりした木の枝があり3点支持まもれば鎖は補助として使える 残雪 弥山小屋への階段脇、八経ケ岳への脇に少し残っていたが歩行に問題なし 持経の宿、平治の宿、行仙小屋の利用は1人でも事前に管理している新宮山彦ぐるうぷに連絡をすること。行者さん達が大人数で宿泊することもあります。HPは下記参照 http://syamabiko.web.fc2.com/ |
写真
感想
GPSの電池が消耗してしまいログがつながっていないというドジをしてしまったのでルート記録ががつながっていない。
奥駈道は元来修験道であり先達が率いる為道標は最低限しかつけず、営業小屋は1軒しかないので水の確保が重要で、鎖場もだが多く、登山者も少なく一歩間違えると深い森と谷に入り込み、交通の便が悪くエスケープルートが限られ、低山だが延々と山が続き登り降りの繰り返しでひたすら歩き続けるという「行」の山である。しかし逆に太古の人々が感じたであろう高い峰々や岩という自然への畏敬を感じることができるのも魅力である。ということで暴風雨にたたられた昨年に引き続き今年は素晴らしい景色を見たいと奥駈を再び歩くことにした。
今年の休みは連続していないので人が少ないかと思ったがハイキングやキャンプを楽しむグループが多かった。何より倍増した道標、迷いやすい箇所はすべてテープ
が張られしかも晴天で地形が見えており禅師の森あたりからの迷いやすい場所も明瞭での、岩場も晴れているので底が見えないということもなく、手厚い道標とトラ
ロープであっけなく迷うことなく通過。メリットかデメリットか? しかし孔雀覗からの圧倒的な景観を楽しむことができた。天気が崩れるということで気持ちの良
い千丈平に幕営できなかったのが残念。
行仙小屋では水汲み後思いかけず新宮山彦ぐるうぷの新世話人の川島さんと静岡からのIさんの歓待を受けM山岳会の方々提供の豪華料理と、再会した深仙小屋で同宿
だった方々と楽しいひと時を過ごした。玉岡元代表は帰られたということでお会いできず残念。翌日は朝には雨が上がり地蔵岳の岩場を過ぎると植林の尾根が延々と
続き緊張感が薄れまさしく行のひたすら歩き。
玉置神社では男女分け隔てが無い考えをお聞きする。玉置辻に泊まるつもりだったがあまりに道端で幕営できるところまで進むことにする。目論見通り広い大平多山
分岐でツエルトを張ったが強風でしっかり綱をくくりつける。一晩中すさまじい強風で撤去も大変だった。
最終日は痩せ尾根の急登降、延々と続く里山歩きとひたすら嫌になっても歩くのみという苦行。道路に出ても道標に従い歩けば迷うことは無い。木々の隙間から熊野
が見えたときは嬉しかったがそこから河原までは半端でなく長かった。大斎原、熊野本宮大社に参拝し熊野本宮で1泊。洗濯をし荷物は宅配便で送ったので身軽になり
、翌日川下りで新宮に行き、熊野速玉神社、、ゴトビキ岩で有名な神倉神社を参拝、翌日大門坂から古道を歩き熊野那智大社、青岸渡寺、飛瀧神社 那智の滝を参拝し勝浦で紀の松島巡りをして帰京した。
熊野本宮町はレストランが5時で終わってしまい不便だが非常に静かで次回も泊まろうと思う。台風の爪痕はまだまだ残っている。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する