【大山三峰作戦】聖峰〜高取山〜大山〜大山三峰山【丁44.7】

2021年02月23日(火) [日帰り]

• GPS: 06:01
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,931m
• 下り: 1,876m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:39
• 休憩: 0:54
• 合計: 6:33

7:55 保国寺
8:10 8:10 聖峰入口
8:27 8:33 聖峰不動尊
8:35 8:35 聖峰
8:53 8:53 聖峰分岐
8:57 8:57 高取山
9:12 9:12 不動越(イヨリ峠)
9:47 9:47 蓑毛越
10:05 10:09 阿夫利神社下社
10:29 10:29 16丁目
10:35 10:35 20丁目
10:44 10:44 25丁目
10:51 11:20 大山
11:29 11:33 不動尻分岐
11:52 11:52 梅の木尾根分岐
12:01 12:01 唐沢峠
12:05 12:05 不動尻三峰分岐
12:25 12:25 不動尻大山分岐
12:33 12:33 七沢山
12:42 12:52 大山三峰山
14:19 14:20 正住寺
14:24 14:24 煤ヶ谷
14:28 道の駅清川

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：伊勢原駅〜栗原バス停（栗原入口から自由乗降区間となり、保国寺前で降りるが吉。栗原まで乗ると登山口から離れてしまう。）
復路：清川村役場前バス停〜本厚木駅

コース状況／危険箇所等

丹沢のメインルートはとても歩きやすく、身体への負担が軽かった。
下社〜大山は岩のごろつく登りで人の往来も多い。
大山三峰山は風化が進んでいる。足元が滑りやすくもなっており、滑落の可能性も。

その他周辺情報

道の駅清川

写真

2/23 7:55

栗原入口以降は自由乗降区間。終点の栗原で降りようと思っていたら登山口から離れていくので、降りて保国寺まで戻る。

2/23 7:56

門前の梅林

2/23 7:58

まだ水仙も咲いている。

2/23 8:05

紅梅と山と青空。

2/23 8:09

まずは聖峰へ。

2/23 8:15

防獣柵を抜ける。朝早くから犬の鳴声と銃声のような音が聞こえる。

2/23 8:18

山の神を経て、九十九曲の直登ルートへ。

2/23 8:26

空がだんだんと広がってきたら、

2/23 8:27

聖峰不動尊。

2/23 8:29

不動尊の正面に相模灘が広がる。

2/23 8:29

平野側

2/23 8:29

湘南平

2/23 8:30

遠方は靄って東京スカイツリーが朧げに見える程度。

2/23 8:31

横浜のランドマークタワー

2/23 8:32

江の島

2/23 8:41

聖峰から大山に至る稜線を目指す。

2/23 8:56

高取山

2/23 8:57

高取山から大山。主目標が見えるのと見えないのではどちらが良いだろう？

2/23 9:04

大山へ続く道は、久しぶりに歩きやすさを感じる。

2/23 9:17

若干モヤってはいるが、富士山の眺望をゲット。

2/23 9:37

電波塔まで来れば、大山への道のりも後半戦。

2/23 9:46

蓑毛越

2/23 9:58

大山が近づくにつれて道がだんだんと岩めいてくる。

2/23 10:04

大山阿夫利神社下社に立ち寄る。空には雲が出てきた。

2/23 10:07

阿夫利神社下社から相模湾

2/23 10:08

「3蜜を避けるため山頂登山はお控えください」と示しつつ、門扉は開けているチグハグさ。3蜜と山頂登山との関係性も不明だ。

2/23 10:14

神社の裏手は本格的な山道になる。それにしても、こんなに多くの登山者と一緒に歩くのはかなり久し振りだ。

2/23 10:26

足元の球体のように見える岩は、牡丹に似ているので牡丹岩というらしい。

2/23 10:27

天狗の鼻突き岩。こういうのは、地方によっては弁慶が穴を空けた岩になる。

2/23 10:29

十六丁目

2/23 10:34

富士見台から富士山

2/23 10:41

傾斜がだんだんときつくなってくる。

2/23 10:44

日が陰るようになってきた。

2/23 10:52

大山山頂到着。

2/23 10:53

大山から平野部

2/23 10:53

海側

2/23 10:54

山側

2/23 10:57

山頂登山は控えてくださいと言っておきながら店はやっている。人出が減らないわけだ。「外出自粛」など、ただの掛け声だけになっている。

2/23 11:03

箱根方面

2/23 11:05

改めて北東方面平野部

2/23 11:06

山頂にはわずかばかり雪が残っている。

2/23 11:11

山頂裏手から富士山と南アルプス

2/23 11:12

塔ノ岳から丹沢山の稜線。また丹沢山より奥を歩いてみようかな。

2/23 11:13

三つの峰が連なっている。丹沢には丹沢三峰山と大山三峰山がある。

2/23 11:19

大山から下山開始。

2/23 11:25

道がよく整備されている。

2/23 11:29

不動尻分岐から伊勢原方面

2/23 11:40

こちらも広々として気持ちの良い稜線。また、北の方は青空が大分残っている。

2/23 11:40

これから歩く大山三峰方面

2/23 11:41

大山山頂上空には分厚い雲。さすがは雨乞いの山。

2/23 11:51

おおう、これは。いつまで歩けるだろうか。

2/23 11:56

ここなんかは年内にも通行不可になりそう。今夏も大雨だったら確実に。

2/23 12:00

唐沢峠

2/23 12:04

不動尻三峰分岐

2/23 12:10

ロープが付いているが、こんなところはまだ序の口。

2/23 12:30

不動尻大山分岐から先、さらに風化が進む。しかし、意外と山行者がいる。

2/23 12:37

下る時に靴が滑らないよう気をつける必要がある。

2/23 12:39

梯子と階段で大きな高低差のある道

2/23 12:41

三峰山登頂。

2/23 12:42

三峰山からの展望は木々越しに辛うじてこれだけ。

2/23 12:54

三峰山から北側に抜ける稜線はさらに危なっかしい。

2/23 12:57

まあ、まだ整備されるだけ、地方の山よりはかなり恵まれている。

2/23 13:00

厚木市街

2/23 13:02

鎖場といっても、下りに注意すれば、初心者を連れてきても大丈夫そうだ。今のところは。

2/23 13:07

お、いよいよ道が山を下り始めた。

2/23 13:22

この看板が出てくる前から多数の崩壊地がある。

2/23 13:24

崩壊地は危険だが、丹沢主稜線の眺めが良い。

2/23 13:40

物見峠の手前から植林帯の中を下りていく。

2/23 14:13

防獣柵までくれば下山と言ってよい。

2/23 14:13

ヤマビルが身体に付いていないか念入りにチェックする。まだ季節ではないようだが、暖かい日が続くと、三寒四温の春でも心配だ。

2/23 14:15

人里に出た。

2/23 14:16

満開の梅が香り高く出迎えてくれる。

2/23 14:17

こちらは紅梅。

2/23 14:18

正住寺に山行完了の御挨拶。

2/23 14:23

煤ヶ谷

2/23 14:27

道の駅清川を今回の終着点とする。

2/23 14:38

バスが来るまでの間、暫しコーヒータイムを楽しむ。

撮影機器：

PowerShot SX740 HS CANON

感想

narodniki

2月にして早くも夏日手前の衝撃。
ヤマビルが活動し始める前に丹沢を歩いておかなければ。そういう観点で急遽丹沢山行を決定。本格的に暖かくなる前にもう1，2回丹沢を歩いておきたいところ。

今回改めて思ったが、大山周辺はコロナ下においても人が多く、コロナ明けには行列ができるんじゃないかと思うほどだったが、聖峰から大山手前と大山三峰山の辺りは人も少なく、前者は歩きやすさ、後者は荒涼感とスリルで大いに私の気に入った。
特に三峰山の辺りは、近いうちに通れなくなりそうだから、早いうちに、今度は七沢温泉下山で歩いてみたい。

【本山行のハイライト：大山に至る稜線の穏やかさ、大山から下る稜線の荒々しさ】
大山周辺は、ある種観光地のようなものだから、大山に至るまでの行程と、大山三峰山の行程について言及したい。
まず、大山に至る稜線について。相模の大山は武蔵の高尾に相当する山。アプローチは大山ケーブル下からが最もメジャーで、高尾でいうところの稲荷山コースが日向薬師からのコースといったところ、物好きがヤビツ峠からといったところか。聖峰から延々歩いて行く人はほとんどいないと見えて、実際、大山阿夫利神社に近接するまで、他の山行者と出会うことはほぼ無かった。その点、相模で随一の人気を誇る大山において、これだけ静かな、誰とも出会わない山行ができるというのは非常に貴重なことと言える。
今回山行の主眼は大山三峰山を歩くことだった。単調な山行に飽いてスリルを求めに来る人が結構いるようで、私もその一人なわけだが、確かに、大山の表側の穏やかな表情とは全く趣を異にする。非常に荒々しい。山を歩いている、という感じがバリバリする。ヤマプラ上でも破線の区間があったはずだ。そして風化と崩壊の進む稜線に、今のうちに歩いておかねばという気持ちにさせられる。
豪雨の相次ぐ昨今ではいつまで歩けるかわからない。そこから感じられる有限性、時限性といったものも、この山域に惹かれる一因かもしれない。
今回は大山の表と裏、二面性を両方体感できて非常に贅沢な山行となった。
後半曇ってしまったので、今度は裏の方を晴れの日に歩いてみることとしたい。
（大事なことなので二度言及。）