燕岳 【燕山荘の春山登山教室に行ってきました】


- GPS
- 27:25
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,501m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
7:40〜7:55有明荘 - 8:15〜8:25登山口 - 9:10〜9:15第一ベンチ - 9:55〜10:10第二ベンチ - 10:50〜11:00第三ベンチ - 11:45〜11:55富士見ベンチ - 12:30〜13:00合戦小屋 - 13:20〜14:20雪上講習・滑落停止訓練 - 16:00〜16:10 燕山荘 - 16:55〜17:05燕岳 - 17:45燕山荘
5/6(月)
7:35燕山荘 - 8:30合戦小屋 - 9:25第三ベンチ - 10:25第一ベンチ - 11:10登山口 - 11:20有明荘
天候 | 5/5 全日 晴天 燕山荘〜燕岳が微風である以外、ほぼ無風 5/6 午前 晴天 午後 曇り時々にわか雨 殆ど無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
新宿8:00 →(渋滞)→ 13:15安曇野穂高(京王バス 往復6,500円) http://www.alpico.co.jp/access/express/hakuba_shinjuku/ 穂高14:45 → 15:37有明荘(定期バス 片道1,700円) http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html ※定期バス: 南安タクシー、安曇観光タクシーにて運行 復路: 有明荘14:18 → 15:10穂高(定期バス 片道1,700円) 安曇野穂高15:46 → 19:40新宿(京王バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○道の状況 第一ベンチを超えると雪が現れ、第三ベンチより上は雪道になる。 アイゼンの装着が必要な箇所は、登りで合戦小屋から上、下りで第一ベンチまで。 雪道で滑落の危険性があるのは、燕山荘から尾根へのやや急な下り道。 注意して歩けば、問題ない。 その他の道は危険度が低いが、斜度が結構あるので、注意されたい。 この合戦尾根は、路面に木の根が張っており、つまずく危険性がある。 アイゼンを装着した下りは、要注意。 5月6日、登山口に救急車、有明荘裏の第三駐車場にドクターヘリが来ていました。 第一ベンチから登山口に下っておられた方が躓いて、大怪我をされ、ドクターヘリにて搬送された模様。 第一ベンチから登山口までは急坂。 下山完了直前の雪のないより下の道こそ要注意。 合戦小屋までの登山道は明確。合戦小屋より上の雪道には赤いリボンの付いた竿が刺さっており、判り易く、道迷いの危険性は低い。 ○登山ポスト 中房温泉登山口にあり ○トイレ 有明荘内、登山口(湯原の湯)前、燕山荘内にあり ○温泉 中房温泉 湯原の湯(入浴料700円) http://www.nakabusa.com/daytrip/daytrip.html 有明温泉 有明荘(入浴料600円) http://www.enzanso.co.jp/ariake/gairai.html ○宿泊 有明荘泊(9,500円 1泊2食) http://www.enzanso.co.jp/ariake/index.html TEL: 0263-32-1535 宿泊者には登山時の荷物の預かり、下山後の入浴無料 燕山荘(9,500円 1泊2食) http://www.enzanso.co.jp/sansou/index.html TEL: 090-1420-0008 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
雪山を本格的に始める前に、講習を受けたい・・・という要望にお応えして、燕山荘の春山講習に参加しました。
集合場所が有明荘前なので、前泊して温泉を楽しんで、講習会に。
講習会には34名の方が参加。引率される講師の方は、4名。3組に振り分けられ、一列になって山頂を目指します。
とても長い隊列なので、すれ違いには下りの人に道を譲りながらゆっくりと進みます。
幸いに晴天に恵まれ、風も殆どなく、温かい日差しの中、穏やかな山行になりました。
第一ベンチを超えると次第に雪が増え、第三ベンチ付近では道の殆どが雪で覆われましたので、アイゼンを装着。
やっぱり12本歯は安心感があります。
今回の講習は、登りのペースのコントロールもテーマの一つ。
「汗をかかないように、ゆっくり歩くこと」
冬山登山には重要なことであると理解していますが、いつもオーバーペース気味で、汗かきの私。
今回の講習でペースを体感できただけでなく、休憩の取り方、レイヤリング変更タイミングなど汗をかかないための工夫を勉強することができました。
合戦小屋から合戦山へ向かう斜面で雪上歩行、ピッケルの握り方、扱い方、滑落停止訓練等の講習を受けました。
知っていることでも、改めて人から聞くと歩行方法の合理性が理解できます。
滑落停止訓練は、7回以上やりましたが、パートナーは、7回とも滑落死していました。
訓練して頂いた滑落停止がいざという時役にたつかどうか判りませんが、講習を受けたことでなんとなく安心感ができました。
なによりも、ピッケルを使わなければならない状況にならないようにすることがベストであると理解しました。
転ばないように歩くことと、天候(風と雪)が悪ければ、安全な場所から動かないこと。
講習後、燕山荘を経由して、燕岳山頂へ。
陽が傾いていましたが、なかなかの眺めでした。
夕食後、燕山荘でワインを頂戴しながら講習に関する質問会が催され、赤沼さん、大倉さん、志波さん講師の方々から楽しい有用なお話をお聞き致しました。
翌日も好天に恵まれ、合戦尾根を下り、講習会を終えました。
講習会、山行は、とても楽しく有意義でした。
最近2,500mを超えると、欠伸が止まらなかったり、ボーっとしたり、食欲が減退したりするようになりました。
体調にもよるのでしょうが、今回は、前夜に良く眠っているので、高山病になる高度が下がってきていると実感しました。
年齢とともに耐性が変わるのを理解して、適した山行計画を練らなければならないと感じました。
こんばんは。
こんな講習なら何度でも受けてみたい!
うちは北アdebutが夏の燕岳で、感動して鼻水出ました。
雪景色がまたなんともいえません
本格冬山にもチャレンジされるんですね。
ちゃんとした知識と基本を勉強して。とてもすばらしく大切なこと
ですね。
七転び八起きっていいますから、パートナーさん、もう完璧
tackerqさんこんばんは。
私も春の雪山訓練を探していてこの燕山荘のをイイな〜と思っていました。ツアーでないので交通手段どうしようかとロクに調べもせずに早々と断念しましたが、公共交通機関でちゃんと行けるのですね^_^;
来年の参考にさせて頂きますね。
mmgさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
この二日間は本当に好天
しかし、好天ばかりでは無いことを心に留めて、今後、雪山に臨みたいと思います。
また、今回学んだことをどこかで復習しなければと考えています。
(実践はしたくありませんが・・・)
さて、パートナーですが、7回滑落死したにもかかわらず、これで、心の準備ができたと申しております。
mmgさんの仰る通り、七転び八起き
moonsetさん、コメントどうもありがとうございます。
大変楽しくためになる講習会でした。
できれば、斜度のきついところでハーネス装着で滑落訓練をする3日間コース(第1回)に参加したかったのですが、こちらは申し込み多数で早々に締め切られていました。
今回の講習会には、ソロ参加されている方も沢山いらっしゃいました。また、東京、名古屋から公共交通機関でいらしている方が結構いらっしゃり、皆さんJR穂高駅から定期バス(乗合マイクロバス)を使用されていました。
私たちは、コスト削減のため、高速バスを使用。
行きは渋滞に2時間程はまりましたが、帰りは連休最終日で時刻が遅かったのか、それ程の遅れもなく、新宿に着きました。
昨年の連休、高速バスを使用されて北アルプスに来られた方によれば、最終日の前日に扇沢を4時に出たバスが新宿に着いたのが日付が変わって1時だったとのこと。
バスは、渋滞を覚悟しなければいけませんね。
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