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Yamareco

記録ID: 2965086
全員に公開
ハイキング
奥秩父

岩峰に映えるカエデ・赤岩峠〜雁掛峠〜大ナゲシ〜赤岩岳

2004年10月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
6.0km
登り
954m
下り
945m

コースタイム

日帰り
山行
5:10
休憩
2:20
合計
7:30
8:35
52
赤岩橋
9:27
9:30
34
3級水準点
10:04
10:13
21
10:34
10:34
16
1,493mP
10:50
11:00
55
11:55
13:00
42
13:42
13:42
30
14:12
15:05
18
15:23
15:23
17
15:40
15:40
25
3級水準点
16:05
赤岩橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2004年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 小鹿野町の国道299号線を行きます。志賀坂トンネル直手前を
左折「林道・金山志賀坂線」に入ります。
 八丁トンネルをくぐって、小倉沢のニッチツ鉱山社宅前に到着。
 赤岩橋の近くに駐車しました。
コース状況/
危険箇所等
※ 2021/03/07に、当時の"日記風"の記録を、ほぼそのまま
記載しています。

 今日は晴天のはずだったが 曇っており、晴れを信じて
5:40に🚙で出発。小倉沢のニッチツ鉱山社宅前に8:27着く。

----- 赤岩橋 〜 赤岩峠へ -----
 ・社宅前を通る。ゴーストタウンと化している。
社員食堂を過ぎ右折。社宅脇に見過ごしそうな「群馬県
上野村ニ至ル」の石標があった。
  その脇に「大ナゲシと赤岩尾根」についての群馬&埼玉
 両県の警告板が併設されている。いづれも「ザイル要・
上級者」と記されている。
 ・いきなり、見通しの悪い雑木林の中に入って行く。
  檜の幼木と雑草の中を、掻き分け進む。朝露で濡れる。
  20ほど踏み跡を登ったところで、道が判らなくなった。
  戻るに戻れず、左の尾根めがけて適当に直登。これが
 また大変で、掻き分け掻き分け苦労した。

  やっとのことで、ちょっとしたコルに出る。ニッチツ鉱山
 社宅が見え、マイカーも見えた。
  また適当に、樹木の中を掻き分けて進む。
  左の尾根に出た。道なき尾根を進むが、藪が無くなった分
 歩きやすくなった。
  コメツガ、ナラ等が入り混じった樹林の中を進む。
  やがて「3級水準点」に出た。ここからようやく「道」が
 はっきりと読み取れた。なんて歩きやすいんだろう。
  尾根道を暫く進んだ後、やや窪んだところをジグザグに
 登る。山の端が、明るく見えてきた。赤岩峠は近し!!。
  足に力が入る。六助峠と似たような 直下のアプローチ。
  小さな"祠"が見えた。10:04「赤岩峠」に着く。
  展望は利かないが、趣のある峠道。

  ----- 赤岩峠 〜 雁掛峠へ -----
県境尾根を、1,493Pに向け 西進。途中の岩場で、振り返って
「赤岩岳」の紅葉の雄姿を、振り返ってみる。
  ピークの北側の巻き道に入ったが,判らなくなり、ピークに
 向け適当に登る。1,493mのピークに立つ。
  そして下り。大ナゲシ分岐は見つからなかった。
  暫く下り、鞍部の「峠」らしき雰囲気のところに出る。
  しかし、大滝村側と上野村側にあるべき"峠道"は、
探したが確認できない。ここは「雁掛峠」ではないのか?。
 ネット上の登山者の記録にも「雁掛峠は確認できない」と。
  まだ「峠」に来ていないのかと、少し西へ歩き始めた途端
 県境杭(116)の脇に、埋もれた"祠"を発見した。感激!!
  ここが「雁掛峠」だ。祠を再建した。そして撮影。

    ----- 雁掛峠 〜 大ナゲシへ -----
  発見した「雁掛峠」を後にして、大ナゲシを目指し、左へ
 分岐する道はないかと。この辺で北側をトラバースしたが、
谷側がきつくて身動きが取れなくなり、尾根へ直登する。
  えらい直登を強いられた。再び尾根道を1,493Pを
 目指した。ピーク近く、この辺で北側を巻こうと
適当に左へ。これが等高線的に見て ほぼ正解で、「赤岩峠」
からの 巻き道の交差鞍部に出た。
  「大ナゲシ」へのルートが判り、ホッとする。
  耳を澄ますと、何やら遠くでがさがさと音がする。
  スワッつ、熊かと慌てて鈴を振る。そうしたら 人が
見えた。安心した。すぐ出発する。
 木々の間から「大ナゲシ」の岩峰が見え隠れする。
 岩峰の基部に着く。
 2カ所ほどやや手強いカ所があり、一瞬どうやって取り
付こうと迷ったが、何とか登った。最後の岩場を登り切り、
山頂へ。12時、遂にやった。三角点の狭い山頂。
  展望は360°素晴らしい。まず真っ赤な赤岩岳。
 奥秩父連峰に、八ヶ岳連峰。遠く北アルプスに 噴煙を上げる
浅間山。赤城山。手前の1,493ピークも真っ赤。
 それに県境尾根の山々と天丸山。南面に腰を下ろし、
奥秩父を眺めながら、おにぎりを頬張る。
 さきほどの登山者が一人、登ってきた。初老の所沢の人だ。
 しばらく山々の情報交換。これから行く「赤岩岳」の情報を
もらい、13時に「大ナゲシ」を 後にする。

   ----- 大ナゲシ 〜 赤岩峠 〜 赤岩岳へ -----
 30分で県境尾根に戻る。赤岩峠から北側を巻いて
ガレ場を登る。赤岩岳・北の岩稜コルに出る。
ここからの痩せ尾根ルートがすこぶる紅葉のピーク。
岩場の面白いルートを 難無く赤岩岳山頂へ。
 山頂は紅葉の真っ盛り。
ここから東へのルートを取ると、最高の紅葉ルート。
痩せ尾根の軽快なルートを行き、鞍部への下りで止め 戻る。
 何枚もデジカメで紅葉を撮る。ニッチツ鉱山社宅も
はっきり。15:05「赤岩岳」を後にする。

   ----- 赤岩岳 〜 赤岩峠 〜 赤岩橋 -----
 痩せ尾根の下りでも、見事な紅葉にしばし立ち止まる。
 赤岩峠を過ぎて、軽快な峠道の下り。3級水準点からなんと
左へ 谷方面へ下る道があった。
 雑木も掻き分けながらも、踏み跡はしっかりとしていた。
 時々分からない分岐があったりするが、社宅が段々近づいて
来る。ついにニッチツ社宅脇に出る。16:05,無事車に着いた。 
赤岩橋の手前に
駐車した
2004年10月16日 08:30撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 8:30
赤岩橋の手前に
駐車した
大ナゲシ方面の
注意標識
2004年10月16日 08:38撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 8:38
大ナゲシ方面の
注意標識
狩倉岳を見る
2004年10月16日 09:18撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 9:18
狩倉岳を見る
熊🐻さんの
足跡👣!!
2004年10月16日 09:19撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 9:19
熊🐻さんの
足跡👣!!
No.82大滝村
三級水準点
2004年10月16日 09:25撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 9:25
No.82大滝村
三級水準点
「赤岩峠」の
2004年10月16日 10:05撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 10:05
「赤岩峠」の
赤岩峠1,440m
2004年10月16日 10:06撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 10:06
赤岩峠1,440m
赤岩岳を見る
2004年10月16日 10:25撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 10:25
赤岩岳を見る
1,493mピーク
2004年10月16日 10:32撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 10:32
1,493mピーク
「雁掛峠」の祠
発 見
2004年10月16日 10:54撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
2
10/16 10:54
「雁掛峠」の祠
発 見
再発見「雁掛峠」
1,365m
2004年10月16日 10:54撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
2
10/16 10:54
再発見「雁掛峠」
1,365m
大ナゲシ
三等三角点
1,532.3m
2004年10月16日 11:54撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
2
10/16 11:54
大ナゲシ
三等三角点
1,532.3m
大ナゲシより
見る赤岩岳
2004年10月16日 11:54撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 11:54
大ナゲシより
見る赤岩岳
大ナゲシより
1510ピークと
天丸山方面を見る
2004年10月16日 11:55撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 11:55
大ナゲシより
1510ピークと
天丸山方面を見る
大ナゲシ直下
2004年10月16日 13:01撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 13:01
大ナゲシ直下
赤岩岳西壁の
紅 葉
2004年10月16日 13:37撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 13:37
赤岩岳西壁の
紅 葉
赤岩岳北面の
コルより
2004年10月16日 13:57撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 13:57
赤岩岳北面の
コルより
赤岩岳北面の
ルートより
2004年10月16日 13:57撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 13:57
赤岩岳北面の
ルートより
赤岩岳北ルートより
大ナゲシの勇姿
2004年10月16日 13:58撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 13:58
赤岩岳北ルートより
大ナゲシの勇姿
赤岩岳・北西面の
紅葉
2004年10月16日 13:58撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 13:58
赤岩岳・北西面の
紅葉
北面ルートの紅葉
2004年10月16日 13:59撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 13:59
北面ルートの紅葉
赤岩岳山頂
1570m
2004年10月16日 14:10撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 14:10
赤岩岳山頂
1570m
赤岩岳より
大ナゲシを見る
2004年10月16日 14:13撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 14:13
赤岩岳より
大ナゲシを見る
赤岩岳稜線より
小倉沢のニッチツ
を見る
2004年10月16日 14:20撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 14:20
赤岩岳稜線より
小倉沢のニッチツ
を見る
赤岩岳稜線の
紅葉
2004年10月16日 14:22撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 14:22
赤岩岳稜線の
紅葉
赤岩岳稜線より
小倉沢のニッチツ
を見る
2004年10月16日 14:24撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 14:24
赤岩岳稜線より
小倉沢のニッチツ
を見る
赤岩岳の
稜線にて
2004年10月16日 14:25撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 14:25
赤岩岳の
稜線にて
赤岩岳山頂にて
2004年10月16日 14:55撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 14:55
赤岩岳山頂にて
赤岩岳
2004年10月16日 14:58撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 14:58
赤岩岳
赤岩岳山頂の紅葉
2004年10月16日 14:58撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 14:58
赤岩岳山頂の紅葉
赤岩岳山頂直下の
紅葉
2004年10月16日 14:59撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 14:59
赤岩岳山頂直下の
紅葉
赤岩岳より
大ナゲシ
2004年10月16日 15:00撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 15:00
赤岩岳より
大ナゲシ
赤岩岳より
天丸山方面を
見る
2004年10月16日 15:00撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 15:00
赤岩岳より
天丸山方面を
見る
赤岩岳の
下りにて
大ナゲシ
2004年10月16日 15:04撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 15:04
赤岩岳の
下りにて
大ナゲシ
赤岩岳 下りにて
2004年10月16日 15:04撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 15:04
赤岩岳 下りにて
赤岩岳下りにて
大ナゲシ
2004年10月16日 15:05撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 15:05
赤岩岳下りにて
大ナゲシ
赤岩岳下りにて
北面の紅葉
2004年10月16日 15:08撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
10/16 15:08
赤岩岳下りにて
北面の紅葉
赤岩岳下りにて
大ナゲシ
2004年10月16日 15:09撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 15:09
赤岩岳下りにて
大ナゲシ
北側コル手前にて
大ナゲシ
2004年10月16日 15:10撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 15:10
北側コル手前にて
大ナゲシ
北側コル手前にて
2004年10月16日 15:11撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
10/16 15:11
北側コル手前にて

感想

※ 当時の記録を、2021/03/07に登録しました。

◎ 当時のメモから 記述するとは言え、何しろ17年も前の登山で
状況を思い浮かべながらと思いつつも、記憶が定かではない。
 今思うと こんなに困難な ルートだったのかなあ??と。
・素晴らしき、岩峰に映えるカエデのオンパレード!!。
 ・改めて 当時の素晴らしい画像を眺めつつ、県境尾根からの
 「大ナゲシ分岐」が、何故 そんなに見つからなかったのかな
 あっと・・・。

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