【友ヶ島】一等三角点コウノ巣山と軍事要塞探検

2013年05月05日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.9km
• 登り: 380m
• 下り: 380m

コースタイム

12:20　友ヶ島（野奈浦桟橋）
12:30　第2砲台跡
12:45　友ヶ島灯台、子午線広場
12:50　第1砲台跡
13:00　孝助松海岸
13:10　旧海軍聴音所跡
13:35　コウノ巣山（119.90m）一等三角点
13:40　第3砲台跡（地下トンネルがあったりで一番規模が大きい）14:00
14:10　探照灯跡
14:30　南垂水広場　14:45
15:00　第4砲台跡
15:25　虎島　15:30
15:50　野奈浦桟橋

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 船

南海電鉄加太線・加太駅下車
（和歌山市駅まで特急サザンを利用。自由席なら特急料金不要、指定席は500円追加）
船乗り場まで徒歩約20分
友ヶ島汽船に乗船して約20分で友ヶ島着（往復2,000円）
http://tomogashimakisen.com/

コース状況／危険箇所等

GWの混雑期だったので船は満員になり次第出航してました。
1隻で往復してるみたいで船が出て行ってしまったあとは1時間近く待ちが発生します。

島内の道は軍用道路の名残だそうで幅広な道です。
虎島へ渡る道は崩壊しているので潮が引いているときにしか渡れません。
この日は若潮でした。

写真

そうだ！
ノスタルジック＆ミステリアスアイランド友ヶ島に行ってみよう！

和歌山市駅まで特急サザンで行って加太線に乗換え。

5/5 11:03

11時出航の船は満員御礼でとっくに出て行ってしまったとか。戻ってくるまで1時間待ちぼうけ。

5/5 11:16

往復2,000円。大きい荷物は別途料金が必要。

5/5 11:48

船が来た！
臨時便も満員御礼で出航〜

5/5 12:13

島に着きました。

5/5 12:16

野奈浦桟橋。
アカクラゲがぷかぷかしてた。

5/5 12:16

時刻表。混雑期に時間通りの船に乗りたければ1時間以上前には港に着いてないとダメかも。

5/5 12:17

無人島とか言いながら宿泊施設もあったりするw

5/5 12:18

左下が北の案内板。
右側から回ってみます。

5/5 12:27

池尻浜。

5/5 12:31

第2砲台跡。立ち入り禁止で中には入れません。

5/5 12:32

「自己責任ってことやな」って言いながら侵入するひと多数w

5/5 12:34

立ち入らずに外から撮った写真です。

5/5 12:36

侵入した人たちは駆けつけた島の人に怒られてましたww いや、一応無人島だから島のひとではないのか。

5/5 12:44

友ヶ島灯台。
1872年（明治5年）にできた洋風灯台。140年を過ぎた今も現役ってなんだかすごいな。

5/5 12:46

日本標準時子午線が通る最南端地点。向こうの島は淡路島か。でっかいタンカーも行き交ってた。

5/5 12:47

トゲトゲの木と黄色の花がたくさん咲いてました。

5/5 12:53

第1砲台跡を探検。

5/5 12:54

藤の花が見頃。
あれ？
見るもの間違えてる？

5/5 12:55

ジャングルのなかの遺跡みたい。

5/5 13:00

島内に案内板はたくさんあるから迷うことはないはず。ここは池尻広場。キャンプしてるひとたちも居たよ。

5/5 13:01

孝助松海岸。潮だまり遊びが楽しそう。子供のころよく来てたのはここなのかなぁ？

5/5 13:01

左側の岩を登るのも楽しそうだ。今回はパスね。

5/5 13:11

旧海軍聴音所跡。島内唯一の海軍施設。大砲は陸軍の管轄ってことでいいんだよね？

5/5 13:12

外観はレンガじゃない！屋根も石で葺いてある。

5/5 13:13

中はレンガ造り。
天井には防音材！？
※実際はこんなに明るくないです。

5/5 13:14

窓から外を見てみる。敵艦を目視したりもしてたのかなぁ？軍事に詳しい人に解説してもらいながら歩きたい〜笑

5/5 13:14

楽しすぎる。

5/5 13:36

廃墟巡りは一旦休憩で島の最高峰コウノ巣山の一等三角点に立ち寄り。

5/5 13:40

石積みに守られてた。

5/5 13:38

展望台の広場あり。さっきまで居た灯台と淡路島を一望できる。

5/5 13:39

神島、虎島、地ノ島、和歌山本土も一望できる。これって昔の切手で見たことある場所だ！（1951年 観光地百選）

5/5 13:34

本日のメインディッシュ、第3砲台の探検といたしましょう。

5/5 13:42

いきなりゲームに出てきそうな雰囲気。監獄島のわらべ唄とか（笑）

5/5 13:43

バイオハザードってのもありだなww　丸いのは池じゃなくて28センチ榴弾砲の砲座、直径3.5m

5/5 13:44

砲座は2個セットで4区画あり。こんなトンネルで横に繋がってる。どの通路も真ん中あたりに盛り上がりがあった。地下の弾薬庫から砲弾を運び出す穴があったとか！？

5/5 13:45

トンネルを抜けると池になってない砲座。

5/5 13:46

さらに隣の砲座は木の根っこが侵入してジャングル化。

5/5 13:54

横のトンネルだけじゃなく、地下に続くトンネルもあった。そこはライトないと歩けないよ。ヘッデン標準装備で持ってきててよかった〜♪

5/5 13:56

地下探検楽しすぎ。探検を終えるとこんなとこに出てきた。

5/5 13:58

案内板には弾薬支庫って書かれてた中を探検。フラッシュで明るくなってますが真っ暗です。漆喰が塗られてたのかな？各倉庫間は繋がっていた。

5/5 13:59

弾薬庫のなかから外を見てみる。

5/5 13:59

「飲料水路」

5/5 14:00

船は満員御礼だったのに意外とひとの影は少ないよ。

5/5 14:01

将校宿舎跡。砲台手前にあった看板では監守衛舎跡ってなってた場所。

5/5 14:01

藤の花がキレイ〜。じゃなくて、外観はなかなかキレイな状態が保たれてる。

5/5 14:02

台所だ！

5/5 14:03

発電所跡の建物はかなり崩壊してる。

5/5 14:11

探照灯跡。花盛りのウラシマソウが大量に生えてる。

5/7 21:42

階段にもウラシマソウ。こうして人工的なものも自然に帰っていくんだね。

5/5 14:28

南垂水広場。開放感があってテント張ったら気持ち良さそう〜

5/5 14:30

おやつがてらプシュッとな。

5/5 14:45

南国気分満喫。
酔っぱらい〜♪

5/5 14:57

第4砲台跡にも行ってみる。

5/5 14:59

宿舎跡なのかな。落ちそで落ちてない瓦！

5/5 15:00

宿舎跡らしきものを下から見上げてみる。

5/5 15:02

第4砲台の弾薬庫。

5/5 15:12

まだ時間があるから虎島も見てこよう。道はこんな感じで島の稜線を歩く。終点で海に下りる。

5/5 15:21

虎島が見えてきたよ！

5/5 15:25

虎島への道は崩壊してなくなってしまっているのだ。渡るには大潮の干潮時間帯が狙い目だろうね。

5/5 15:25

今日も行けなくはないけどヤメておく。

事前に調べてきた潮の動きはこんなん。

5/5 15:27

次回は虎島をゆっくり探検しよう！

5/5 15:31

登る必要のない岩場です。

5/5 15:47

早めに桟橋に戻ったけど17時まで待つことになってしまった。

5/5 17:23

加太港と加太駅間の町の雰囲気。

朝、観光協会でもらった加太の観光地図に落書き。駅から港へはピンク線を歩くといいよ。この画像だけ大きいファイルサイズのまま載せておきます。

撮影機器：

EOS Kiss X3 CANON

IXY DIGITAL 220 IS CANON

感想

yu-ji

前日は深夜まで飲んでたワケですが・・・
朝、目が覚めたらいい天気じゃない！
いつも山に囲まれた生活を送っているからたまには海に行ってみよう！

Google map先生と相談したところ友ヶ島がお手軽でよさそうだぞ。
南海「堺駅」から特急サザンにかけこみ乗車。
8両編成で4両は指定席（500円の追加料金が必要）、残り4両は自由席（追加料金なし）。
指定席にはコンセントもあって快適だ。
和歌山市駅で加太線に乗り換えて終点の加太駅へ。

加太駅から加太港までは歩いて20分ぐらいか。
11時の発船まで15分しかない！港はどこだ！？（笑）
駅前の観光案内所で地図をもらってダッシュ！！
11時前に到着したけど船の姿がない！あれ？
どうやら満席で定刻前に発船したらしい。
時刻表だと次は13時だけど船が戻って来次第出航してくれるそう。

1時間後、船が戻ってきた。
ボーイスカウトの集団が乗ってて大量の荷物を下ろしてる。
どんだけ持ち込んでるーんレベルで出航も遅くなった。

島内にキャンプ指定地は2ヶ所あった。
池尻広場は磯遊びするのによさそう、南垂水広場は開放的な雰囲気。
どっちも飲料水はないので持ち込みが必要だ。

さて、島に上陸したはいいけどどこから回ろうか。
3〜4時間しか滞在できないから最高峰のコウノ巣山だけでも行っておきたい。
灯台経由で進むとしよう！ハルゼミが鳴いてて気分は夏だ！

池尻浜を越えて第2砲台跡に着いた。
崩壊が激しくて立入禁止。禁止の看板に

「万一立ち入り事故となっても一切その責任を負いません」

の一文があるばっかりに、「自己責任で行ったらええんやな」と解釈して
立ち入るひと多数！さすが関西や〜。直後に島のひとたちが来て怒られてましたがね。
高台に登って第2砲台跡を眺めてみた。（足場は悪い）

友ヶ島灯台は完成から140年経ったいまも現役の灯台だ。
近くに子午線も通っている。子午線が通る日本最南端地点だ。
トゲトゲの樹が生い茂っていて南国感溢れてる。淡路島も望めるね。
灯台のすぐ近くに第1砲台跡。ジャングルのなかの遺跡探検ムードが高まる。

池尻広場、孝助松海岸を通って旧海軍聴音所跡にも遠征だ。
島内唯一の海軍施設か？他は陸軍の管理って認識で合ってるのかな？？
軍ヲタのひとに説明してもらいながら巡りたい〜（笑）
聴音所跡からは太平洋を眺めることが出来た。

お目当てのタカノ巣山に到着。一等三角点にタッチ！
淡路島、紀伊半島を一望。気持ちのいい展望台だ〜♪

そしていよいよ本日のメインディッシュ、第3砲台跡の探検！
砲台跡は横のトンネルでつながってると。
地下の弾薬庫に向かう地下階段もあるぞ！ここはライトがないと進めない。
ヘッデン標準装備でザックに入っててよかった〜。地下探検楽しすぎた。

探照灯跡にも寄り道。ウラシマソウが竿を出して花盛り。
山を下って南垂水広場。うわー！なんだこの開放感のあるキャンプサイト。
もう飲まずにはいられない。本土から持ってきた沖縄パイナップルのチューハイをゴクリ。
島の半分は回ったしもう帰ってもいいよ〜

しかしまだ時間あるから虎島方面も行っておくか！
第4砲台跡もなかなか雰囲気ある。島の北側は歩いてるひとが極端に少ない。
すれ違うのはがっつり歩きたい雰囲気なひとばかり。

虎島へ続く石積みの道は崩壊してしまってて干潮のときにしか渡れない。
潮の様子は事前に調べてきてるからバッチリ！
今日は渡れないこともなさそうだけどベストコンディションじゃないから自粛。
また来ればいいのさ。

と言うわけで気がつくと友ヶ島のメインアイランド沖ノ島を1周してしまってたのであった。
今度来るときはもう少しディープに探検だな。また来るよ〜