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Yamareco

記録ID: 297000
全員に公開
ゲレンデ滑走
ヨーロッパ

夢の滑走!! 後編 マッターホルン・スキーパラダイス 高度3850mの世界

2013年05月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:58
距離
96.6km
登り
8,405m
下り
9,724m

コースタイム

始発ゴンドラ08:30で上がり、16:10終了
天候 5/5 快晴のち粉雪、3500mで日中 -8℃
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
スキー情報 http://www.zermatt.ch/en/page.cfm/lifts_and_pistes/open_lifts
スキー天気 http://www.meteocentrale.ch/en/europe/switzerland/weather-zermatt/details/S067480/
スイス国鉄 http://www.sbb.ch/en/home.html
スイス航空 http://www.swiss.com/web/JA/Pages/index.aspx
コース状況/
危険箇所等
前編の「感想/記録」に出来るだけ詳しく書きました
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-296774.html
スキー板のレンタルショップはゴンドラ乗り場のすぐ隣
2013年05月05日 00:02撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/5 0:02
スキー板のレンタルショップはゴンドラ乗り場のすぐ隣
ATOMIC Sidewall Variocarbon。日本で普段履かない板を試せます
2013年05月05日 23:20撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/5 23:20
ATOMIC Sidewall Variocarbon。日本で普段履かない板を試せます
カートレインの広告。貨車に自家用車とスキーヤーを載せて運びます
2013年05月05日 23:41撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/5 23:41
カートレインの広告。貨車に自家用車とスキーヤーを載せて運びます
山頂へロープウェイで登り、板を担いで長いトンネルを抜けると
2013年05月05日 21:37撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/5 21:37
山頂へロープウェイで登り、板を担いで長いトンネルを抜けると
今日も別世界が広がっていました ^^
2013年05月05日 16:17撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
5/5 16:17
今日も別世界が広がっていました ^^
日曜日ですがご覧の通り。5月のスイスは完全なるオフシーズンです
2013年05月05日 16:17撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
5/5 16:17
日曜日ですがご覧の通り。5月のスイスは完全なるオフシーズンです
ユングフラウ − メンヒがくっきり
2013年05月05日 16:23撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
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5/5 16:23
ユングフラウ − メンヒがくっきり
チナールロートホルンとヴァイスホルン
2013年05月05日 16:24撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
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5/5 16:24
チナールロートホルンとヴァイスホルン
昨夏に登ったRimpfischhornとStrahlhorn
2013年05月05日 15:52撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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5/5 15:52
昨夏に登ったRimpfischhornとStrahlhorn
ドム 4545m とツェルマットの谷。深いです
2013年05月05日 15:52撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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5/5 15:52
ドム 4545m とツェルマットの谷。深いです
いわゆる「ゲレ食」も美味しい!こんなビュッフェがスキーヤーで賑わってます
2013年05月03日 18:15撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/3 18:15
いわゆる「ゲレ食」も美味しい!こんなビュッフェがスキーヤーで賑わってます
山小屋も営業していますので、ここでのランチも良さげな感じ
2013年05月05日 17:01撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/5 17:01
山小屋も営業していますので、ここでのランチも良さげな感じ
Cime Bianche西斜面にやってきました
2013年05月05日 16:29撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
5/5 16:29
Cime Bianche西斜面にやってきました
人工のピステと手づかずの自然が錯誤する世界では
2013年05月05日 16:31撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
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5/5 16:31
人工のピステと手づかずの自然が錯誤する世界では
アルプスの山そのものがゲレンデといった感じです
2013年05月05日 16:31撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
5/5 16:31
アルプスの山そのものがゲレンデといった感じです
大きく旋回を繰り返しつつ
2013年05月05日 16:31撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
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5/5 16:31
大きく旋回を繰り返しつつ
やがてオフピステに吸い込まれていきます
2013年05月05日 16:30撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
5/5 16:30
やがてオフピステに吸い込まれていきます
下りきってもう一本
2013年05月05日 17:47撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/5 17:47
下りきってもう一本
何度滑っても飽きません
2013年05月05日 18:32撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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5/5 18:32
何度滑っても飽きません
Furggsattelの高速リフトは6人乗り。3369mまで
2013年05月04日 22:36撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/4 22:36
Furggsattelの高速リフトは6人乗り。3369mまで
ツェルマット、氷河スキーのメッカ
2013年05月05日 19:29撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
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5/5 19:29
ツェルマット、氷河スキーのメッカ
雲が出てきました。青空とはこれでお別れです
2013年05月05日 19:32撮影 by  Canon EOS 7D, Canon
5/5 19:32
雲が出てきました。青空とはこれでお別れです
この下は崖。イタリア側は既に真っ白
2013年05月03日 20:45撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/3 20:45
この下は崖。イタリア側は既に真っ白
スイスといえば、文字通り山積みのLindtチョコレート。お土産にいかが?
2013年05月04日 01:37撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
5/4 1:37
スイスといえば、文字通り山積みのLindtチョコレート。お土産にいかが?

感想

滑走記録はこちら http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-296774.html
以下は感想です。


− スキーエリアがアルプス4000m峰にあるということ


初日、朝一番のゴンドラとロープウェイでトロッケナーシュテックへ上がると、叩きつけていた雨が雹になり、あっという間に粉雪になった。霧で真っ白の中、パウダーの積もったピステを1本だけ滑ってみる。滑り出すと眠くなりやたらと息が切れる。時差に慣れない体のせいだろうか。ゴンドラに乗ると突然雷鳴が轟き、ゴォーッという暴風の唸り音と同時に、車体が振り子のように大きく揺れた。かなり怖かったので鮮明に覚えている。10分ほどして運転再開し、今日はこれでリフトを止めると言われたので麓に下りたところ、眠気がとれた。高山病だったと思う。

翌日、山頂駅まで上がると快晴。パノラマは素晴らしいの一言で、4000m峰の頂上から望む景色と変わらず、国境の遥か彼方にはモンブランが聳えていた。よくこんなところまでロープウェイを建設したと思う。そこからイタリアの谷に向かってスキーで下りていくのだが、ピステのすぐ脇を滑ったり、崖のような急斜面へドロップしたりと、皆いろいろな滑り方をする。ハーネスをつけて滑っていく人、あるいはピッケルを片手にピステを登ってくる人も数多い。氷河の上に帯としてマーキングされたピステは滑りやすいものの狭く、所々に急斜面あり、緩斜面の後に登り坂あり、といった感じで変化が豊富だ。


− そもそも、ヤマレコ分類の「ゲレンデ滑走」とは何だろうか?


関東近辺のスキー場で滑っていたとき、滑走といえばゲレンデしか思い浮かばなかった。整地された雪山いっぱいに響き渡るJ-POPの音楽。時々流れる「場外滑走禁止」のアナウンス。輝く霧氷に感動しつつも、どこか人工的な空間に居ながら自然を垣間見ているような気分になる。

ふと我に返って足元を見る。ここはスイスアルプス。滑り出すとやがてコース両側にあったロープが消え、圧雪された帯を示すポールが延々と続く。帯の上を滑降するスキーヤーもいれば、意図的に帯から外れてコースアウトし、しばらくしてまた戻ってくる人もいる。ゲレンデにエアマットを敷いてお昼寝だけにくるスキーヤー??もいる。あたりに満ちている音はスキーの滑るノイズと、風切り音だけだ。

スキー「場内」という言葉は意味を失っているらしく、まずは山の名前か地名でエリアを区別する。圧雪された帯をピステ、それ以外をオフピステと呼びわけて、子供の時から両方慣れ楽しんでいる。「マッターホルン・スキーパラダイス」とはスキー場の名前というより、滑走に適した山全体を指す、のが適切かもしれない。

スキーを履いて山の頂上へ登り一度だけ天然雪を楽しむ「山滑走」と、リフトで上がって山滑走を何度も楽しむオフピステ。本記録は前編、後編ともにゲレンデ滑走として登録したが、ツェルマットスキーのバリエーションの深さを少しでも感じ取ってもらえたら、嬉しい限りだ。

taksizm

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コメント

スイスアルプスでのスキー
taksizmさん 初めまして。
私がまだ独身時代(○十年前)、スイス観光旅行のついでに、ツェルマットで夏スキーをしたことがありますので、記録を懐かしく拝見しました。
2013/5/13 20:11
コメントありがとうございます
bergheilさん、こんばんは(時差ぼけです)。ご覧いただきありがとうございます!誠に勝手ながら1989年のレポを拝見し、クラインマッターホルンの旧駅舎に驚きました Tバー、私も途中でスルッと外れましたよ 笑

その当時と比べて、テオドール氷河は相当後退した でしょうけど、まだオールシーズン滑れるエリアは健在です。今年スイスは多雪なので、夏スキー期待できますね

ブライトホルン、そろそろレポをアップしようかなと思います。昨年の登山記録ですが
2013/5/14 3:29
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