岩井堂観音〜1200m峰〜陣場平山〜古道(廃道)


- GPS
- 08:01
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,323m
- 下り
- 1,312m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
信号「笹平トンネル東」を左折し、県道31号線に入り 中条トンネル通過直後に右折、「やきもち家」の看板を頼りに走行 「やきもち家」付近の道路余地に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場所〜岩井堂観音登山口 舗装道歩きですが、岩井堂観音登山口付近は凍結していました ・岩井堂観音登山口〜虫倉山分岐 急坂は凍結箇所と泥濘箇所があります ・虫倉山分岐〜林道横断 急坂はありませんが、巻き道に凍結箇所あり 滑り止めを付けた方が歩き易いかもしれません ・林道横断〜1200m峰〜林道 小さなアップダウンを繰り返す、殆ど踏み跡の無い藪尾根 笹が雪に覆われている箇所、南に面する尾根は歩き易いです 1200m峰から林道へは笹薮の急坂を直滑降 ・林道〜陣馬平山 積雪15cm程で、日向は靴が沈み、やや歩きにくい感じ 陣馬平山迄殆ど水平な林道歩き 駒かなアップダウンの連続に疲れますが、 この季節だとずっと尾根伝いに陣馬平山に行けると思います 樹間の北アルプス、戸隠、高妻の眺めは最高♪ ・林道分岐〜古道〜駐車場所 林道脇の古い石碑を目印に廃道になりかけた古道を下ってみました (地理院地図には破線で記載) 広い幅のある道跡でも、小灌木、笹が茂り始め、 下るにつれ、道跡のはっきりしない箇所もあり、 実際に二回ほど道跡からかなり外れ、藪漕ぎし GPSの助けで計画したコースに復帰 集落が近い、急斜面の巻き道は崩落しかけ、細くなっています 数年の内に道跡は消失するのではないかと思います |
写真
感想
旭山を起点として西に続く尾根を少しずつ踏破して来ました。
陣馬平山に程近い地蔵峠に立つと、高妻山が厳かに眼前に迫る絶景!
しかも冬季閉鎖期以外は車で容易く来られるのも魅力的、
峠と陣馬平山の標高差は100m足らず、散歩気分で頂上です♪
地蔵峠から虫倉山、飯縄山に延びる西の尾根を歩き終え、
未踏の岩井堂峠と地蔵峠の尾根をどう歩くか、悩んでいました。
この間は尾根に並行する林道が入り組んでいる様子で
尾根に沿って平坦な林道を歩くのは惜しく、かといって、
踏み跡も期待できない小さなアップダウンの連続する稜線です。
歩くなら残雪期、リスク回避の為山友を誘おうと決めました。
単独行には、絶えず様々な不安が付き纏う年齢になり、
連れがあると、安心感からか力が湧いてくるのが不思議です。
また訳の分からない山歩き(と内心ぼやきながら?)に
快く付き合ってくれた山友に感謝です。
尾根歩きに疲れたら、林道に即降りる積りでしたが、
行程の半分位は、踏み跡の無い尾根上を歩けて大満足でした。
残雪がもっとあると更に歩き易かったのではないかと思います。
尾根を忠実に辿れた面白さから、残った尾根もまた歩きたくなり
物好きにも程があると笑われそうです(^^;
今回の山行には、もう一つの不安がありました。
往復縦走では長距離になり過ぎますし、
途中で尾根を離れ、少しでも距離を短くしたくなり、
地図上で破線の登山道を使って下山しようと計画。
しかし、記録も見つからず、廃道の恐れがありました。
峠と思われる林道脇に建つ、苔むした石碑には、
今も「南無弥陀仏」と彫られた文字は深く、明瞭です。
藪に覆われかけながらも広い道幅の残されている箇所は、
牛馬、荷車も行き交った賑やかな生活道が想像され、
いつ頃まで道が生きていたのか、いにしえの道への郷愁に苛まれます。
数年後には道跡は木々に埋もれ、自然に帰っていくでしょう。
農道に出る直前の竹藪は、潜り抜けるのも大変で
農道から見たら、完全に道は消失しているように見えると思います。
失われゆく古道を辿り、福寿草に出会い、印象的な山行でした。
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