丹沢/松田山・高松山

2021年03月06日(土) [日帰り]

• GPS: 05:49
• 距離: 17.6km
• 登り: 1,120m
• 下り: 1,070m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:02
• 休憩: 0:45
• 合計: 5:47

7:00 箱根そば・新松田店
7:21 7:24 松田山西平畑公園
8:30 8:42 最明寺史跡公園
9:22 9:22 松田山(510ｍ地点)
9:40 9:40 旧高松分校
9:58 10:03 第六天
10:06 10:07 尺里峠
10:49 11:06 高松山
11:21 11:21 ビリ堂
11:47 11:48 休憩所
11:53 11:59 高松山ハイキングコース入口
12:47 山北駅

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

◆往路
御殿場線で松田駅下車。御殿場線はJR東海管轄なのでJR東区域からはSUICA利用ができない。うっかり切符を買うのを忘れてSUICAで入ってしまったが松田駅は有人改札があるので対応して貰える。他の無人駅は不可。いずれにせよ御殿場線は切符を事前に購入しておくのが無難。
◆復路
山北駅から御殿場線。JR東日本内へは主要駅までの切符しか発行できないので、適宜到着駅で精算が必要。また磁気切符だけれど磁気は通していないので有人改札を通る必要あり。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
特に問題は無いと思われる。最明寺史跡公園から松田山の辺りは縦横に径が通っているので解りにくい所もある。
◆登山ポスト
特に見当たらなかった。

写真

3/6 6:56

寄の田代向からのアプローチを考えていたけれど一昨年の台風の災禍で通行止のようだ。尤もバスの時間も間違って平日のを見てたのでこの時間にちょうど良いバスが無い。じゃあ駅からハイキングにしますか。

3/6 7:00

何やらお山が桜色になってますねぇ。歩いていると沈丁花の香りもしてきて春を感じる。

3/6 7:07

東名高速を潜る。張間田橋と言うらしい。

3/6 7:08

潜り抜けたらいきなり桜。白いのとピンクのと。

3/6 7:11

谷戸農道の角にも桃色の桜が満開。

3/6 7:11

谷戸農道の角に馬頭観音が大集合していた。

3/6 7:14

どうやらここを登って行くようだ。

3/6 7:14

ここはまた菜の花が綺麗。

3/6 7:14

ちょっと登るだけで展望が広がる。矢倉岳からの峰々は全部望めるが金時山と明神ヶ岳は雲の中。

3/6 7:18

また白とピンクの河津桜。河津桜は早咲きの大島桜と紅色の緋寒桜の配合種でほとんどは淡いピンクになるのだけれどこのように大島桜が強く出て白い花を咲かせるものもあるとのこと。

3/6 7:24

西平畑公園に到着。と言っても今登って来た散策路も公園のうちだ。

3/6 7:25

明神は雲の中。中腹にたなびく雲もあるから今日は曇ったままだろう。

3/6 7:33

公園内では最明寺史跡公園を指す道標が無かったがとにかく上に行けばとここまで来た。ここで久し振りに道標があった。

3/6 7:39

ミニ鉄道の線路を分けて左に進むと登山道っぽくなる。

3/6 7:42

獣除けの柵。レバーロックが2箇所に下の留め具もあるのでちょっと面倒臭い。

3/6 7:44

コキアの里らしい。

3/6 7:44

秋にはこんな感じになるみたいだ。ひたちなか海浜公園まで行くのは大変だけどここならすぐ来られる。

3/6 7:44

今はネモフィラを植えている。ちらほらと花が咲いている。いつ頃が見頃かな？

3/6 7:44

展望も開けているので天気が良ければ絶景でしょう。

3/6 7:45

虫沢古道を守る会の道標が現れた。

3/6 7:57

最明寺史跡公園を目指して登る。

3/6 7:58

再び獣除けの柵に出合う。

3/6 7:59

林道に出た。

3/6 8:05

林道の脇道を行くのかな？林道を歩いても良いようだがここは道標に従ってみる。

3/6 8:06

いきなり登山道っぽいじゃないですか。

3/6 8:10

鬱蒼として来たぞ。

3/6 8:12

と思ったら整備された感じの径が登り斜面に付いていたのでこれを辿る。

3/6 8:12

番号が書かれた赤い石が足下に転がっている。どうも九十九折りの角とか要所要所のマーカーのようだ。

3/6 8:14

木っ端の時もある。

3/6 8:14

これはEP(16)とある。End Point？

3/6 8:14

上を見たらすぐ車道だった。

3/6 8:28

右がチェックメイトCC、左が最明寺史跡公園となった正面に大きな河津桜。その奥の建屋は防災研の地震観測施設だそうだ。

3/6 8:31

最明寺史跡公園に到着。奥の禿山辺りが松田山の最高地点なのかな？

3/6 8:33

東名の工事中に発見された奈良時代の屋根瓦を焼く登り窯だそうだ。

3/6 8:37

最明寺護摩堂跡。最明寺は西明寺として1221年に建立されたそうだ。

3/6 8:38

護摩堂跡には古い石像が並ぶ。

3/6 8:39

護摩堂跡の桜。

3/6 8:56

公園を抜けて登る径を見つけて登って来たが、行き過ぎたようで下って行くので戻ると更に登る小径が付いていた。

3/6 9:01

金時山が微かに輪郭が解るか？でも青空も少し出て来た。天候の回復も早いかも。

3/6 9:01

虫沢古道を守る会の道標。北には寄へ抜ける径があるが台風災禍のため通行止め。

3/6 9:01

周囲を探したけれど松田山の山頂標識は無かった。なのでこの巨樹を以って山頂としましょう。

3/6 9:10

ここでは紅梅が咲いていた。

3/6 9:11

椿も。

3/6 9:19

第六天（尺里峠）、高松山方面へ進むが、ぶら下げられているボトルはヒル対策用の塩だった。この山域もそう言う季節には来られないところなのね。

3/6 9:24

いかにも古道と言う雰囲気。

3/6 9:34

行き先が多くて迷うが。どうしようか？山北に下りても良いし、高松山に登るのもしんどいし何度も登っているからなぁ。まあ取り敢えず尺里峠まで行こうか。

3/6 9:45

集落を抜けて登りだすと青空が広がっているのに気が付いた。箱根は雲の中なのに富士山が見えているじゃない。

3/6 9:48

更に登っての富士山。右端の高松山に近いところは暗雲が掛かっている。やっぱり登っても展望は無いだろうな。

3/6 9:49

表丹沢側はこの通り真っ白。

3/6 9:53

第六天まで近いところからの富士山の展望。昨夜の雨が新雪になったか。

3/6 9:57

ずっと車が通れる径だったが最後の100m位が薮の中だった。左側の斜面に逃げて登って行く。

3/6 10:00

第六天。標識らしきものはこれだけと言うのはちょっと寂しい。

3/6 10:01

その足元には三角点。

3/6 10:01

尺里峠に向かうがガスが濃くなって来た。

3/6 10:05

尺里峠から高松山への登り口。ちょっと道標が多すぎる印象あり。

3/6 10:06

階段を上ると再建された虫沢第六天がある。第六天とは火災、盗難等の災いを除き家内安全、五穀豊穣の功徳を将来する神霊とのこと。

3/6 10:07

頭の中ではもう十分、もう帰ろうと思っていたのに、脚が勝手に登って行く感じ。まあまだ10時だしね。まあ、いいか。

3/6 10:08

富士見平に着いたがこの通り。やっぱり展望は望めないよ。

3/6 10:09

高松古道と言う道標がある。

3/6 10:11

ここは桜平。桜が咲く頃はどう言う長めになるのか？

3/6 10:26

ミツマタが咲いていた。もうそう言う季節だったんだなぁ。

3/6 10:27

この辺りの北側の斜面にミツマタが群生して花を咲かせていた。見頃は来週かもしれない。

3/6 10:30

ガスが張っている中に陽が射し込む。

3/6 10:38

標高700mの看板。これは以前は見なかったと思う。

3/6 10:45

次は標高750mだ。後50mだね。

3/6 10:46

男坂、女坂分岐。ここは女坂を取る。軟弱者なので。

3/6 10:51

高松山山頂に着いた。

3/6 10:51

少し青空が見える。他の登山者は一人だけ。

3/6 10:52

高松山の山頂標識。山名が記されていない？単に山頂？

3/6 10:52

こちらは虫沢古道を守る会と共和古道の会の道標。

3/6 10:52

三角点もあります。今でも実用に足る展望の良さですが。

3/6 10:52

残念ながら今日は雲が多くて余り展望は良く無い。こちらは東側。大山から弘法山の尾根と曽我丘陵等が薄っすらと見える。

3/6 10:53

小田原市から開成、山北辺りの眺め。

3/6 11:03

10分位粘ったけれどどんどんと谷側から雲が湧いて流れてくる。これが今日の高松山山頂からの富士山のベストショット。ちょっと残念でしたね。

3/6 11:07

さあ降りますか。真っ直ぐ進むと西ヶ尾に行く。

3/6 11:10

こっち側にもあるんだ。「もう少しです」と励ましが。

3/6 11:13

階段の下り。

3/6 11:14

その途中に700mの標識があった。

3/6 11:17

更に650m。

3/6 11:19

ビリ堂到着。

3/6 11:20

ビリ堂の馬頭観音。

3/6 11:21

ビリ堂から少し下ると600mの標識。

3/6 11:30

これも馬頭観音か？

3/6 11:33

高圧送電線の鉄塔が見えて来た。

3/6 11:42

新東名の工事現場が望める。大きな穴が見えるけれどシールドマシンを入れる縦穴かな？

3/6 11:45

ここで以前からのハイキングコースは終了。左側に誘導される。

3/6 11:45

はいはい、新東名工事ですよね。

3/6 11:47

2年前の年末にはこの辺りに展望台があったが今は見当たらない。刻々と変わっているようだ。

3/6 11:51

足場資材でハイキングコース用に階段が設えられている。

3/6 11:53

かなり下った。と思ったら登らせるんか。登りも結構あった。

3/6 11:55

工事現場の道路工作がよく解る。

3/6 11:56

漸く車道に出合った。これからは本当に下りだけ。

3/6 11:56

こっちの看板は令和になっているね。

3/6 11:58

道路の両側のみかん畑は収穫済みで残っているのは夏みかん系だけ。酸っぱい？

3/6 12:05

高松トンネルですね。

3/6 12:08

川沿いの菜の花も綺麗。

3/6 12:45

山北駅に到着。結構草臥れました。

撮影機器：

COOLPIX W300 ニコン

moto g7 plus SIMフリー MOTOROLA

感想

tadomasa

神奈川県内の未踏のルートシリーズ。松田山を目指すことにした。河津桜に菜の花にミツマタと結構花見を楽しめた。ついでに登った高松山からは展望は無かったし、これは余分だったかと筋肉痛を感じて少し後悔しています。

寄の田代向から南に向かうルートがあったのでそれでと思って出発の時間を決めたのだが見ていたバス時刻表が平日のと言うミスをして新松田駅前に来てみたら1時間待ちと悟った。且つ歩こうとしていたルートは一昨年の台風の災禍で通行禁止とのこと。となれば駅からハイキングですか。

最明寺史跡公園を目指せば良いし道標は各所に配置されている。先ずは西平畑公園から登り出すのだが、あちらこちらで河津桜が咲いていて図らずも花見が楽しめた。菜の花とのコントラストも良い。後で虫沢古道を守る会の道標が現れるがこれにも「河津桜」と書いてあるから有名らしい。ミニ鉄道の線路を横切って行くと登山道らしくなるがコキアの里から暫くはまたロードに戻る。チェックメイトCCへの道を右に分けると最明寺史跡公園だった。最明寺は鎌倉時代建立、公園内に移築されていた登り窯は奈良時代のものと言う。ちょっとした歴史探訪気分を味わえた。

公園を抜けて登って行けば松田山の山頂に出るものと思って一番高そうなところを目指したが山頂標識は見当たらなかった。ヤマレコの地図を見るとどうも山頂はゴルフ場にあるようで今は510m地点（と言ってもこれも目印は無いが）が認定山頂のようだ。少しずつ青空が出て来たのでこれからどちらに向かうかと思案。元々は寄から松田山に登って松田駅まで降りたら、そのまま電車で帰る、渋沢丘陵を歩く、曽我丘陵を歩く、のいずれかを気分と体調で選ぼうと思っていた。渋沢丘陵を行くにしても秦野まででなく渋沢でドロップアウトできるし、曽我も国府津まで行かずとも上大井でエスケープできる。でも松田駅から登って来たので同じ径を帰るのも面白く無い。高松山に登るのは大変かも、何回も登っているし、今日は展望も無いだろうし。まあとにかく尺里峠までは行ってそこで考えるか。

虫沢古道の会の道標に従いながら古道を歩き、高松に出て一旦下り第六天を目指して登り出すと振り返ると富士山が望めた。中腹は箱根と同様に雲が掛かっているが頂上部は姿を現していた。昨夜の雨は新雪になった感じだ。でも高松山には暗い雲が湧いている。そう言えば第六天は行ったことが無い。途中で道標から別れて尾根を進んでいく。この尾根を詰めれば第六天だろうが、そのうちに薮に先を塞がれた。左側の杉林の斜面になんとなく踏み跡を感じ、そちらから一番高いところを目指す。杉林の中で緩やかな頂部になっていたが幹に黄色いテープが巻かれて黒マジックで「第六天」と書かれているのを見つけた。足元には三角点。今となっては周囲の杉の木を切り倒さないと使えないが、当時は萱との山頂だったのかも。

尺里峠まで下るとそこに再建された虫沢第六天がある。さてどうしようか？頭の中ではもう十分、もう帰ろうと思っていた。でも尺里峠からのロードの下りも長くて退屈だ。まだ10時だし。もう十分と思う僕と反対の僕が居て脚が勝手に登って行った。途中で図らずもミツマタの群落に出会えた。もうそんな季節になっていたんだ。確かに三月だ。尺里峠から高松山は結構記憶よりも距離があった。最後は急登が待ち構えているが、そこは女坂を選んで迂回して登り詰めると高松山の山頂に出た。山頂には先着の一人だけといつになく空いた山頂だ。青空は部分的に見えるものの山々にはガスが掛かって展望は効かない。尺里川の方からどんどんと雲が湧いて来て、西側に流れていく。10分ほど粘ったけれど富士の展望は得られない様子なので下山することにした。高松山は展望が好い山だけど富士山が望める確率は半分未満だな。

下りはビリ堂経由で尺里のみかん山へ下りるルート。尺里峠から50m置きに標高を示す標識が新たに設置されていたが、こちら側にも600mまで設置されていた。頂上が801mと割と区切りが良いので解りやすいし、登っていると励みになる。ビリ堂、送電線鉄塔と目印があるが以前の登山口の手前で新東名の工事のために登山道は尺里川側に下るように付け替えられている。2年前の年末には展望台が作られていたが今は無い。どんどんと下って平坦になった後、登り返して漸く車道に出合う。ここから山北駅まで3kmちょっと、約1時間。まだ13時前で山北バルも開いていないし、ちょうど上りの御殿場線も来るようのでそれに乗って帰ることにした。平塚駅までの切符を買って（茅ヶ崎までは販売していない）駅ビルのお店でビールを飲んで次のバスまで時間を潰して帰宅した。渇いた喉にビールの美味いこと。

低山の駅からハイキングと思っていたけれど意外と登り下りもあって結果的には十分以上の運動でした。翌朝起き上がるのに気合が必要だった。あと二週間は県内の山を楽しむとしてどこに行こうか？ミツマタの山かヒルの山（出てこないうちに）か？