晴天とコーヒーと、ゴミと転倒と@富士山富士宮ルート


- GPS
- 08:06
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,409m
- 下り
- 1,386m
コースタイム
14:05下山開始-14:30七合目-14:50六合五勺-15:15新六合目-15:37新五合目
天候 | 新富士ICからは富士山のお姿はまったく望めないほどの曇り空。 しかし雲を突き抜けると快晴中の快晴。風もほぼなし。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7時頃付きましたが、富士宮口前はすでに満車。右折し折り返した下はまだ余裕 ありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
六合五勺までほとんど雪はありません。完全な夏道です。 六合五勺から夏道を離れ直登の為、アイゼン着用。 八合目からはほとんどの方が直登を選んでいましたが、私は夏道を選択しました。 トレースが残っているのでアイゼンなくても大丈夫でした。 九合五勺からの直登で再びアイゼンを装着し、ダブルストックからピッケルに持ち替え。 しかしながらダブルストックで浅間大社まで登っている人のほうが多かったと思います。 下りはシリセードしてるので、参考程度にお願いします。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
ずっと狙っていた富士山。
なんといっても世界遺産登録直前。今夏の山開き後は恐ろしい数の人々が登るでしょう。人渋滞はいやです。
厳冬期はやばい香りがするので、まだ人が少ないであろう残雪期には何とか行きたいと思っていました。
当日の予想天気は山頂12時で2.9℃、風速4m/s。まだまだ強風がお似合いの時期ですが、この上ない富士日和。
冬山初心者の私は吹っ飛ばされるのはいやだ。
今日行くしかないでしょう!
ところが遠足シンドロームに陥り、寝れやしない。何とか2時間程度の睡眠はとれたが眠い。ただテンションは高い!
新富士ICを降りると富士山の姿が見えない。曇ってる…
恐る恐るスカイラインを登っていくと雲を突き抜けた!
青い、空は青いぞ!さすが頭を雲の上に出す山!
登山口前の駐車場にはたくさんの車。
いやぁ、みなさん最高の天気でよかったですね。
下半身装備:タイツ、春秋用パンツ、ハードシェル代わりの雨具、スパッツ
上半身装備:夏用半袖、中厚長袖
総重量:14キロ(水とお湯で2.5ℓ。色々持ちすぎか?)
登山口からしばらくは雪もなく、
天気が良いのはありがたいが、暑い。風もないからとにかく暑い!
夏用の長袖にすればよかったと後悔。
半袖じゃ、焼け死ぬ様相。
SPF20の日焼け止めは何度塗っても汗で速攻流されます。
六合五勺から直登のため、アイゼン装着。
効きも良く、ザクザク登れます。
天然クーラーで少しだけ過ごしやすくなりました。
どこまで行っても真っ青な空。
気分は良い。
ただ、なんだろう。足が上がらない。
2か月ぶりの雪山登山だからか?
寝不足だからか?
暑いからか?
空気が薄いからか?
体はどこも痛くないし、高山病の症状もないし、複合的なもんなんでしょうか。
ペースが上がらないが、仕方ないです。
おのずと休憩もたっぷりとることとなりました。
八合目到着。
バックカントリーの兄さんに声をかけられました。
兄さん:「ここって何合目ですか?」
GPS見せながら
私:「まだ8合目ですよ」
兄さん「…遠いっすね」
兄さん、私もそれ、思ってます。
小屋の横に夏道が見えたんでのぞいてみると、
おお、何とかアイゼンなしでも登れそう♪
ただでさえ足が重いのでアイゼンはずして夏道選択。
ただ、ほとんどの方は直登してました。
直登部はこの辺から行列です。
ってことはペースは悪くないのか?
でも早い人はこの時期に3時間で登るようだし
改めてすごいなと思います。
ちなみに夏道はすいています。
ジグザグしながら突き進みます。
途中で抜いたおっちゃんに
「アイゼンなしで登るんか?」
と言われました。
「大丈夫です。ちゃんと持ってます」
とザックに括り付けたアイゼンを見せる。
「だよね。ちょっとびっくりして」
ありがとうございます。
こういう声掛けは大事ですよね。
九合五勺に到着。
流石にここからはアイゼン装着。
うう、つらい。
そして行列により、自分のペースで登れないです。
かなり休み休み浅間大社を目指します。
そんなこんなで浅間大社到着。
かなり疲れたんでブラブラしたり、座ったり、寝そべって空見たりとまったり過ごしました。
天気が良いのでソフトシェル着れば心地よい位。
昼寝さえできそうです。
さて、そろそろとザックをデポし、最低限の持ち物で剣ヶ峰を目指します。
火口を横目に登るとすぐに到着し、とりあえず写真を撮ってもらいました。
よしよし、頑張った俺。
ここで本日のメインイベント、コーヒーを。
豆をゴリゴリし、バネットを装着、豆装填。
ケトルにお湯を入れ、ソロソロと細い湯を注ぐ。
豆が膨らむ。よし、良い感じだ。
富士山に掲げ、乾杯!
この瞬間、間違いなく私は
「日本最高地点でコーヒーを挽いて飲んでいる唯一の人間」
となった。
オンリーワンの男、32歳独身に幸あれ。
下りはシリセードで快適です。
一瞬で苦労した道中が後ろに流れていく。
バックカントリーシリセードは板がいらないので安上がり。
そんな快適下山中、事件発生。
七合五勺付近で緑色のビニール袋(ゴミ)を発見し、雪渓をトラバース。
岩場へと回収に向かいます。
持ち上げた瞬間、あまりの悪臭にのけ反る。
アイゼンを履いた片足が岩に引っかかり、後ろ向きに転倒。軽く回転。
打撲と擦り傷程度で体は大丈夫ですが、またストームクルーザーパンツが破れた!
誰だ!捨てた奴は!許せん!金返せ!
などと思いましたが、結局ゴミは回収できませんでした。
ごめんなさい。臭すぎました。
ビニール5重くらいにしないと戦えない奴です。
中身が何かも怖くて見れませんでした。
どなたか勇気ある方、へたれな私に代わり、ビニール袋をもって回収をお願いします。ごめんなさい。本当に。
なんか最後はモヤモヤしたままの下山となってしまいました。
そして今日、日焼け止めを塗ってなかった耳が焼き餃子状態です。
「耳なし芳一」を思い出しましたとさ。
コメント
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昨晩はコメントありがとうございました。
yamaheroです。
18日は稀にみるコンディションでしたね。
欲を言えば、もう少し硬くてもいいかな
という気もしましたが。
hasemasaさんはSPF20でしたか。
私はSPF50を3回塗りしました。
おかげさまで顔面は少し火照っただけで無事でした。
しかし、リップクリーム塗り忘れたため
唇がガサガサで痛いです。
hasemasaさんは初心者で残雪富士ゲットでしたか。
なかなか右肩上がりで頼もしいですね。
それにしても、七合目のゴミ、困ったもんですね。
冬の間は誰でも来れるところではないので
登山のついでに捨てたのか?
雪山は今年始めたばかりです。
伊吹→蓼科→富士の三山ですが、いつも晴天狙いなので
本当の厳しさはまだ味わってないです。
一度くらい経験しなければいけないような、嫌なような…
ゴミはどうも雪の下にあったのが
雪解けで現れた感じでした。
あんなに臭うとは残飯か何か入っていたんでしょうか。
マナーは守ってほしいですね、本当に。
少しは焼こうと思ってSPF20にしたんですが
思いっきり焼けてしまいました。
塗り忘れた耳は水ぶくれができてしまい、脱皮することになりそうです。
ってこれ、女子の会話ですね。
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