日光と赤城を結ぶ分水嶺 赤城山(黒檜山)〜県道62号市境(花見ヶ原から周回)
- GPS
- 06:10
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 979m
- 下り
- 980m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:10
天候 | 曇り時々小雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山靴で歩く.黒檜山までの登山道は整備されており500mごとに指導標がある.最初は雪がないが途中から雪道になる.歩いた痕跡はあるが上部の方では新雪でトレースはほぼ消えていた.登山道には赤テープのマーキングが所々にあるので捜しながら歩いたがルートの選択に迷う場所もあった.登山道では雪が少し踏み固められているのであまりもぐらないがルートを外すと膝までもぐる場所もあった. 黒檜山からは最近歩いた痕跡はない.やぶは雪で隠れているので適当に分水嶺に沿って歩く.下るにつれて雪は少なくなりやぶが出てくる.ここの分水嶺には地形図に記載されている道や踏み跡もあるが部分的に不明瞭になっている.やぶは腰下の高さの細い笹が多く両手を使うような場所はあまりないのでやぶ漕ぎに慣れていればそれほど苦労しないと思う.県道近くは背丈くらいのやや辛い笹やぶもあったが,ここは北側の車道に逃げることができる. |
写真
感想
今までに日光の山から六林班峠までの分水嶺を歩いたので今回は郡界尾根から袈裟丸山を経由し六林班峠まで往復する計画を立てた.この時期であればスノーシューを使えば六林班峠までやぶ漕ぎせずに比較的楽に歩けそう.小中駅から峠越えの車道に入り登山口に21時頃に着き缶ビールを飲んですぐに寝た.3時に起きて準備をし4時前に出発しようとしていたら登山者でない4人の若者から車がぬかるみにはまって動けなくなったから助けて欲しいと声をかけられた.スマホが圏外で西側から寒い中夜道を歩いてきたようなので,ほっとくわけにもいかず荷物を片付けなんとか一人を乗せて車で麓まで下った.東側の車道は舗装され雪もなかったが西側は舗装されていず所々ツルツルのアイスバーンになっておりスタッドレスタイヤのジムニーの4輪駆動でも危険な状態だった.若者たちはノーマルタイヤの2輪駆動の車だそうで無謀すぎる.結局,車外は寒いので若者とは親戚が迎えにくるまで一緒にいた.
この件は終わったが,2時間以上経過しておりこれから戻っても六林班峠までは歩けそうもないしアイスバーンの林道を戻るのは怖いので袈裟丸山を諦め今回の山行になった.赤城山の地形図は持ってきていないが,スマホの地形図とガーミンのGPSがあればなんとかなると思い花見ヶ原の登山口に移動した.黒檜山から県道62号の桐生と沼田の市境まではいずれ歩かなければならないと思っていたので気分を切り替えて新たな計画を立てた.
登山道入口に雪はなくサクサク歩けると思ったが,登るにつれて雪が出てきて所々でもぐり,また雪混じりの強風で寒く結構大変だった.県道に至る分水嶺はやぶが薄く無雪期でもそれほど苦労せずに歩けそうだが雪があった方が楽だと思う.今回は想定外の山行だったが,思ったよりいい感じの分水嶺だったのでそれなりに楽しめた.
ここから東に続く分水嶺山行:
日光と赤城を結ぶ分水嶺 1200m林道峠〜1270m峰〜1166m峰〜1257.5m峰〜1164.9m峰〜県道62号県境(ツツジ咲く袈裟丸と赤城の間の静かな稜線)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3198479.html
ここから南に続く山行:
赤城山の分水嶺 赤城山(黒檜山)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2550836.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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何よりも山に対する(山感!?)が優れており、体力と気力がすばらしい。私はその日赤城山の五輪ハイキングコースにいました。黒檜山を望むと霧氷と風雲でおおわれいて、さぞ寒いだろうと想像しました。小黒檜山より先へは行く人はあるらしいが、記録をこのように残していただけるのはありがたいことです。私もソロで群馬の山を歩いておりますが、このコースはとても行けそうにありません。無理せずにお願いします。
山行記録を閲覧していただきありがとうございます.
私はここ10年間は日帰りで東日本の分水嶺を中心に歩いています.最近は道のないひどい藪山や雪庇のある雪山歩きが多いので今回の山行は私にとっては比較的楽でした.でも花見ヶ原からの登山道は上部が雪で不明瞭で分水嶺もやぶで踏み跡が不明瞭な場所もありますのでこのコースを歩くには地形図の読図能力が必要です.GPSも地形図が読めないと登山道のない場所ではあまり役に立ちません.ですが,地形図を確実に読めGPSも使用できれば今回のコースは比較的楽な雪山,藪山ルートですので歩けると思います.
今までに群馬県の分水嶺もかなり歩いていますので山行記録を参考にしていただければ幸です.
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