ダイトレ 二上山〜金剛山
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,154m
- 下り
- 2,080m
コースタイム
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
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写真
感想
僕にとって3回目のダイトレである。毎年年度始めになると長距離を歩きたくなる。一昨年は六甲全縦に途中から参加した。昨年は自らダイトレを企画し、その後比良全縦に挑戦した。で、今年は再びダイトレである。毎回チャレンジの直後はバテバテの状態なのでもう二度と歩かないと心に決めるが、1年たてばそんな気持ちはリセットされてしまうようだ。今回は過去の2回よりも速く歩くことは言うまでもないが、1カ月後に迫る春山合宿のためのトレーニングと、最近指摘されている出腹を少しでも引っ込める目的を兼ねてのトライである。
朝早く起きて始発電車で出かける。空は快晴でダイトレのコンディションとしては最高である。7時過ぎ近鉄二上山駅に降り立った。気合いを入れて出発。長距離を歩くのは久々であり、素直に歩きたいというやたら新鮮な気持ちになっている自分を感じる。奈良盆地のざわつきが聞こえてくるが、山は時折鳥がさえずる他は静かである。途中腹の赤い啄木鳥が木の幹を叩いていた。後で会社の人(日本野鳥の会会員)に聞いたところアカゲラであった。二上山では結構珍しいらしい。二上山雄岳山頂の200円強制集金はまだやっているらしい。「200円を収めない方は立ち入りを断る」など看板には書かれているが、自然の山を楽しんでいるときに全く気分を悪くしてしまう。美化運動の一環として取り組まれているようであるが、私個人は山を汚すつもりはないため金を払う必要がないと自負している。気分悪く山頂を通過した直後に眼に映ったのは雄岳と雌岳の鞍部の満開の桜であった。一転して気分はよくなった。雌岳山頂からの大阪平野、大和盆地、葛城山の景色は相変わらずすばらしく、大阪の山の中では好みの場所の一つである。しばらく休憩の後に岩屋峠へと下る。岩屋峠の桜がまたすばらしい。年老いた夫婦が桜を眺めており、何となくほほえましい。岩屋峠を過ぎると竹内峠、平岩峠、岩橋山、持尾辻と単調な道が続く。このあたりは学生や社会人の団体がトレーニングをしている場面によく出くわす。なかには6〜7人程度の集団でマラソンしている団体がいた。持尾辻からしばらくすると4〜5回に分けて階段の道が続き、登りきったら葛城山である。運動不足のせいか今までで一番しんどく感じた。葛城山の山頂でベンチに腰掛けてちょっと長めに休憩する。雲一つないすばらしい天気であり遠くに大峰や大台が微かに見える。標高が高いためしばらく休憩すると寒さを感じてくる。葛城山を後にすると水越峠までの急降下階段が待っていた。ダイトレルートの中ではいちばん嫌らしい下り道である。足は既にガタガタ状態であった。水越峠からはダイトレルートである谷間の道を使わず、それより西側の尾根(地図上では太尾と記されている)から登ることにした。ダイトレルートは金剛山最高点を通過しないため今回は山頂をきわめて縦走しようと思った。この尾根は看板等がなく比較的登られていないルートであり、時々わき道にそれてしまい時間がかかった。最初から急な登り道であるためかダイトレルートに比較して標高差を感じ、結構バテバテとなった。金剛山頂では休憩せずにログハウスのあるピクニック広場でのんびりと休憩した。ここまで来ればもう登りはほとんど無く、残り3ピッチで紀見峠へ下りられそうだ。何度も同じ道を下るのもおもしろくないので、ダイトレを中止して歩いたことのない登山道を下ることにした。大阪側へは何度か下ったことがあるので奈良側に下りることにし、伏見峠からJR北宇智駅まで続く道を選択した。途中、天ヶ滝を見学しやがて車道に出た。登山道の終点においても満開の桜が僕を迎えてくれた。北宇智駅前の酒屋(何故かどこの駅前も酒屋がある気がする)でビールとつまみを買って次の電車が来るまで駅のホームでひとり飲んでいた。長距離を歩いた後の達成感はビールの味を格別に引き立てる。
翌日も天気が良かったので家族で奈良の若草山を散策した。おもいっきり筋肉痛であり、ダイトレ以上に厳しい歩きとなった。
服装
・半袖シャツ、ジャージ、登山靴はダハシュタイン、WOLTER WOLFのザック
・葛城、金剛の山頂で休憩中は合羽を着用
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