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Yamareco

記録ID: 300256
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

両神山(八丁隧道口よりピストン)

2013年05月19日(日) [日帰り]
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GPS
06:40
距離
5.7km
登り
650m
下り
650m
天候 曇り→晴れ→曇り
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越自動車道下仁田ICから45号線を経て299号線志賀坂TN東側出口を南に曲がり林道へ。
6kmほど進んだ八丁トンネル入り口手前右手に駐車場、登山口あり。
コース状況/
危険箇所等
八丁トンネル北側(小鹿野町側)の駐車場は舗装され、それなりの広さがある。
登山届やトイレもある←バイオトイレなるもので、まったく臭くないしかなりきれい。感動モノです。
危険個所。。
危険かどうかはともかく、八丁峠以降は7割方小さな岩場鎖場ばっかりです。
鎖はどれもしっかりしています。ボルトの錆や緩みもない、整備してくださっているんでしょう。
ルートを見失いそうなところもありませんでした。
この時期特に石が浮きやすいので、岩場、樹林帯全般的に浮石、落石には注意が必要です。
行徳峠〜両神山頂までの岩場では、鎖伝いに小石が浮き、先行者が鎖を使うとパラパラと降ってくる場所が多々ありました。
浮いているのは殆どが乾いた小石ですが、中には20〜30cm位の浮石もあります。
一番危険なのは、鎖場で前の人にくっつきすぎること。
小さな石でも、垂直に近い岩場の上部から数メートル転がり落ちてきた石は結構な威力を持っています。
先行者を追って同じ鎖場や壁面にはりついているときに落石があると、ほぼよけるすべがありません。
グループ登山でも、一人ずつ、その岩場の状態や自分の身の安全を確認しながら、岩場・鎖場を楽しんでください^^
八丁隧道登山口。右端の建物が驚異的に臭くないトイレ。
八丁隧道登山口。右端の建物が驚異的に臭くないトイレ。
いきなりきました、鎖のお出迎え
いきなりきました、鎖のお出迎え
花。なんでしょう。
花。なんでしょう。
八丁峠。ここで隧道反対側からのルートと合流
八丁峠。ここで隧道反対側からのルートと合流
「展望台」らしい。晴れたら何が見えるのかな
「展望台」らしい。晴れたら何が見えるのかな
いい感じの細め尾根筋です。
いい感じの細め尾根筋です。
はーい。この看板以降、本格鎖場スタートです
はーい。この看板以降、本格鎖場スタートです
陽がさしてきた!
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陽がさしてきた!
主稜線上は晴れてました。どうやら霧はこの時北東側のみだった様子
主稜線上は晴れてました。どうやら霧はこの時北東側のみだった様子
いくつもある小ピークから、毎回いい景色が見られる。相当なご褒美だ。
いくつもある小ピークから、毎回いい景色が見られる。相当なご褒美だ。
次のピークを目視。。あ、その岩、直登するんだ?頂上から垂れてるそれ、鎖ですもんね。
次のピークを目視。。あ、その岩、直登するんだ?頂上から垂れてるそれ、鎖ですもんね。
拡大図。はい、行きまーす。
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拡大図。はい、行きまーす。
岩をよじ登る、振り返る、さっき越えたピークが見える、前を向く、次のピークが見える、岩から降りる、ピーク間の鞍部に立つ、先刻見ていたピークへの“ルート”がほぼ垂直に空へと伸びる。面白い山だ。
岩をよじ登る、振り返る、さっき越えたピークが見える、前を向く、次のピークが見える、岩から降りる、ピーク間の鞍部に立つ、先刻見ていたピークへの“ルート”がほぼ垂直に空へと伸びる。面白い山だ。
こんな角度でもちゃんと登れるんだから、すごいよね
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こんな角度でもちゃんと登れるんだから、すごいよね
行徳峠。気持ちのいい晴天!
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行徳峠。気持ちのいい晴天!
着た道を振り返る。ん〜まだまだ半分か
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着た道を振り返る。ん〜まだまだ半分か
晴れたと思ったら突然の霧。見えにくいけど、正面中央に先行パーティのヘルメットが見えます。登ってらっしゃいます。
晴れたと思ったら突然の霧。見えにくいけど、正面中央に先行パーティのヘルメットが見えます。登ってらっしゃいます。
オーバーハングに見えるけど。。コレを登りきると、
オーバーハングに見えるけど。。コレを登りきると、
確かこの社が。「武甲正宗」がお供えしておりました^^
確かこの社が。「武甲正宗」がお供えしておりました^^
霧gone。あんま風はないんだけどなぁ
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霧gone。あんま風はないんだけどなぁ
ここ、ちょっと黒戸の刃渡りににてる♪
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ここ、ちょっと黒戸の刃渡りににてる♪
いい景色→岩→いい景色という、緊張感と開放感のインターバル登山。
いい景色→岩→いい景色という、緊張感と開放感のインターバル登山。
霧が湧いてきました。雲も厚くなって、そろそろ天気崩れるか・・・
霧が湧いてきました。雲も厚くなって、そろそろ天気崩れるか・・・
東岳。ってことは、あれ?西岳は通り過ぎちゃった??晴れるとここから北アルプスまで見えるそうな。また来ます^^
東岳。ってことは、あれ?西岳は通り過ぎちゃった??晴れるとここから北アルプスまで見えるそうな。また来ます^^
一瞬、普通の尾根道を登り、
一瞬、普通の尾根道を登り、
そしてまた下る。この辺り、「両神山頂」を指す標識が下り向きになっていて、なんとも納得がいかない・・・
そしてまた下る。この辺り、「両神山頂」を指す標識が下り向きになっていて、なんとも納得がいかない・・・
と思ったらこの登り。納得。
と思ったらこの登り。納得。
やっと本当の山頂です。
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やっと本当の山頂です。
Mt.Fuji!を見ながら至福のコーヒー&ランチタイム。
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Mt.Fuji!を見ながら至福のコーヒー&ランチタイム。
団体さんや数人のパーティが登頂してきたので場所交代。霧や雲も濃くなってきたし、さーて帰るか!
団体さんや数人のパーティが登頂してきたので場所交代。霧や雲も濃くなってきたし、さーて帰るか!
あっれ、来る時ここどうやって登ったんだっけか。登りでは難なく見つけられたルートがなかなか見えない、クライミングセンスのない人間の典型です^^;
あっれ、来る時ここどうやって登ったんだっけか。登りでは難なく見つけられたルートがなかなか見えない、クライミングセンスのない人間の典型です^^;
ヤシオツツジ、と言うらしい。すれ違った方が教えてくれました。皆さんはコレを見に来ているとか。花のために岩を登る、ってすげーな。
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ヤシオツツジ、と言うらしい。すれ違った方が教えてくれました。皆さんはコレを見に来ているとか。花のために岩を登る、ってすげーな。
ここ、真下を覗き込んでるアングルです。確かここが一番石がボロボロしてた気がする。
ここ、真下を覗き込んでるアングルです。確かここが一番石がボロボロしてた気がする。
また別の鎖場の中腹にて、降りてきた道と、
また別の鎖場の中腹にて、降りてきた道と、
これから降りる道。なげー(笑)
これから降りる道。なげー(笑)
降りてみて下から見上げると足がかり見えるんだけどな。ここは諦めて鎖に頼りました。
降りてみて下から見上げると足がかり見えるんだけどな。ここは諦めて鎖に頼りました。
八丁峠。コレまでの岩場が嘘のようにのどかな風景。
八丁峠。コレまでの岩場が嘘のようにのどかな風景。
花その2。
すんごい角度になっちゃってますが。。わざと?
すんごい角度になっちゃってますが。。わざと?
駐車場確認!ただいま〜
駐車場確認!ただいま〜

感想

両神山、数年前からその名前と山容が気になっていた名山です。
その山に、懐を借りに行ってきました。
元々、歩くことは得意ですが、クライミングが苦手なワタクシ。
それでも、日本アルプスを3日くらい歩こうと思うと、多かれ少なかれ岩場を通ることになる。
しかしこのところ、雪の残っている山ばかり歩いていた
=久しく「楽しいhike」ばかりで「climb」していないまま無雪期シーズンに突入するって自分大丈夫か?ということで、両神山八丁隧道ルートの岩場鎖場で遊ばせて貰うことにしました。

実際、両神山は期待・予想以上の岩場を擁していて、かなり楽しかった!
元々の天気予報が良くなかったからか案外人も少なく、特に前半は後ろに待っている人が居なかったので、心置きなく岩場練習をさせてもらいました。
この山は、大抵の岩場には鎖がしっかりついていますが、さらに必要なホールドやステップも切ってくれてあり、実際鎖を使わずにも登れる手筈を整えてくれてあります。本当にありがたい。

ルート後半はやはり重なる鎖場の連続でそれぞれのパーティのスピードが落ち、長い鎖があるとその付近で渋滞に。
この渋滞の時に、後ろから来るパーティの方々が一つの鎖に3人取り付こうとしていてちょっと焦りました。。
確かに自分は鎖使わずに登ってたけど、でもあなたの頭の真上20cmに今他人の足があるって怖くないっすか?って。
しかも自分の直後の人の後続者が、さらにその人が今使っている鎖の末端を持って、真後ろから登ろうとしている。
ん〜・・・確かに同じパーティの人と離れたくないって気持ちは良く分かるんですけどね。人の登り方見れば、足を置く場所とか分かるし、って。
でも、やっぱり何より大事なのは自分の身が安全だって事。
道中の看板にもあった、「鎖場は一人ずつ、安全を確認しながら」ってのが大事じゃないかなぁと思うんです、やっぱ。
でも皆さん無事に登頂されていたようだからよかった^^

苦労したのは帰り。
登りはほとんど躊躇することなく越えてきた岩場が、下りとなるとさっぱりルートを思い出せない。
こんなとこどうやって登ったんだ自分??と思う箇所が多々ありました。やっぱりクライミングセンスないんだな〜^^;
でもホント、今回はたぶん人生の中でMAX岩場の昇降をした登山となりました。
感覚的に鹿島槍〜五竜の岩場より「岩場」感満載だった。
また折を見て、岩&鎖で遊ばせてもらいに来ようと思います。

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