奥会津平頂雪原漫歩(三引山&焼山)


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 561m
- 下り
- 557m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:10
天候 | 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(国道・県道)正常通行 (戸赤林道)倉骨沢で1箇所雪崩デブリが川越え。 (ルート)林道標高800M付近から急尾根に取り付き、1,050m迄登れば、以降雑木の緩斜面が広がる。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ワカン
GPS
|
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感想
1.奥会津の山頂稜線には各所に広い平原が散在することは知る人ぞ知るところである。
2.今春の関東は暖かく残雪量が少し心配だったが、奥会津は平年並みの量が残っていた。
3.今春も山頂稜線の雪原歩きを楽しむべく、下郷町の木地小屋集落から大沼郡の「三引山」(1,147.6m)と「焼山」(1,155.0m)に広がる雪原に入った。
4.ルートは倉骨沢沿いの戸赤林道を進み、河川二股付近から中央の急峻な細尾根を標高1060m付近まで這い上がった後稜線に広がる広大な雪原をのんびりと歩いた。
5.雪の状況は天気予報が薄曇りに変わり、最奥の焼山山頂まで坪足(アイゼン付)で登ることが出来た。復路の午後は晴天となり1,000m以降から踏み抜きが始まりワカンを履いた。
6.今回は少し長い林道(2.6Km)歩きと取り付き尾根序盤の急登(標高差約200m)が辛かったが、1,000m台地に上がった後はいつも通り誰もいない静かな山頂稜線の雪原漫歩を存分に楽しめた。奥会津の山は最高である。
7.充足感を感じながら下山口に帰着するとパトカー他3台の車両と5名程の警察官に囲まれた。何事かと思ったが、免許証の提示と前日の自宅出発から当日の入山経過迄詳細な状況聴取を受けた。
8.狐につままれた気分だったが、理由は見慣れぬ車両が駐車し禁漁河川に入渓者が入った、長時間戻ってこない(PM2:10)という集落住民からの通報があった為で、しかもこの間車両ナンバーから所有者を割り出し自宅の妻へもパトカーを出動させて事情聴取を行ったと説明があった。
9.今回は入山口の積雪状況を見極めて登る山を決めたことから登山届の提出を失念してしまった上に林道入口の「入山禁止」看板を無視したこと、警官が日中ぬかるむ林道を坪足で捜索してくれたこと等々負い目もあって事情聴取は素直に受けた。
10.私の安否を心配してくれた集落住民、捜索に当たってくれた警察にはお詫びと感謝を申し上げたい。
11.己の不始末ながら登山には想定外の ”リスク”があることを痛感した。(完)
コメント
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貴重な情報、有難いです(;・∀・)
南会津は、激ヤブ氏の記録が秀逸ですが、スノーシュー天国が多そうですね。
三引山は、舟鼻峠から登ろうと思っていました。アップダウンが少ないほど、スノーシューコース的に楽しいので。
ÑYAAさん、こんにちは
舟鼻峠からも楽しいでしょうね。
登山届(Net)を出さなかったことが全ての始まりでした。真の狙いは別の点にあるのかも知れません?
いやいや、とんだ災難?でしたね
地元の人に登山かなと想像してもらえないような山へ入る際は、このようなリスクもあるのだということですね。マイナーな山へ積雪期に入る時は気を付けないと
明るいブナ林の広がる奥会津の雰囲気、いいですね。会津朝日を思い出しました
kamadamさん、こんにちは
警察官にも説明しましたが、わざわざこの時期にマイナーな薮山に登る意図がどこまで通じたか解りません。
奥会津にはこれ迄何度も同じ様に入山していますが、留守宅にまでパトカー出動の事態は初めての経験です。
地元住民としては魚や山菜、キノコ等自然資源の保護が外来者に荒らされることは容認し難いことだと思います。現に採取している外来者(車)にも遭遇していますし。勿論私自身は肝に命じて一切手を出していないのですが、やはり誤解の視線はこれ迄時々感じることが有りました。
李下に冠を正さず、となれば良いのでしょうが、実際は中々・・・。でも、我々も何か良いアイディア熟考の余地有りでしょうかネ。
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