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Yamareco

記録ID: 301650
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トレイルラン
丹沢

不老山・三国山・高指山・菰釣山・畦ヶ丸:8時間56分のトレイルラン

2013年05月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:58
距離
36.2km
登り
3,581m
下り
3,218m

コースタイム

行動時間:8時間56分
7:10 棚沢キャンプ場登山口 → 8:23 不老山 → 9:28 湯船山 9:35 → 10:26 三国山 → 11:28 高指山
→ 11:57 大棚ノ頭(分岐)12:15 → 13:27 菰釣山 → 15:09 畦ヶ丸→ 16:06 西丹沢自然教室
備考:湯船山・鉄砲木の頭・大棚ノ頭・菰釣山で小休憩(10-15分程度)
天候 曇り時々晴れ、山頂部は雲多い。
(気温は20度を下回る低めでロングとしては好条件)
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 マイカーを棚沢キャンプ場周辺に駐車。
 下山後は西丹沢自然教室から棚沢キャンプ場までバスで移動(¥610)。
 西丹沢自然教室からのバスは臨時増発便が運行してました。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所特になし。
水場が限られてます。給水は鉄砲木の頭直下の展望台(水道水)および菰釣山直下(沢水)で可能。(今回1.0Lのハイドレーションと150gのジェル4個で臨みました。気温低めで何とかやりくりできました)

コースはアップダウンが少なく走りやすいです。ただし、展望は限られてます。樹林のトレイルを基本とした丹沢とは思えないくらいの静かな稜線地帯です。

本日通過したハイカーは30名程度(ほぼハイカーは皆対面から歩いて来ました)。序盤と終盤以外はハイカーはまばらでした。

尚、本日は「西丹沢山開き日」となり西丹沢自然教室は満員御礼でバスも臨時増発便が出る程の賑わいでした。
本日は「西丹沢山開き日」でした。ただし、これを知ったのは下山後の事(西丹沢自然教室にて)。
2012年05月25日 16:06撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 16:06
本日は「西丹沢山開き日」でした。ただし、これを知ったのは下山後の事(西丹沢自然教室にて)。
本日はまづ大棚キャンプ場登山口から出発です。駐車場が心配されましたがしっかり確保されてました(駐車スペース5-6台)。
2012年05月25日 07:07撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 7:07
本日はまづ大棚キャンプ場登山口から出発です。駐車場が心配されましたがしっかり確保されてました(駐車スペース5-6台)。
ここが登山口っていう事でいいのかな?
2012年05月25日 07:10撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 7:10
ここが登山口っていう事でいいのかな?
まづ吊橋を渡ります。思いのほか揺れました。
2012年05月25日 07:11撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 7:11
まづ吊橋を渡ります。思いのほか揺れました。
吊橋の向こうは茶畑でしたが良く見ると案内板が設置されており登山道に案内してくれます。
2012年05月25日 07:15撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 7:15
吊橋の向こうは茶畑でしたが良く見ると案内板が設置されており登山道に案内してくれます。
登山道は最初は急な杉の樹林帯です。高度を稼いでいくにつれて傾斜がゆるくなります。
2012年05月25日 07:36撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 7:36
登山道は最初は急な杉の樹林帯です。高度を稼いでいくにつれて傾斜がゆるくなります。
不老山山頂直下で一旦林道に出ます。まだ朝の余韻が残っておりガスってます。今日の天気は大丈夫かな?
2012年05月25日 08:06撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 8:06
不老山山頂直下で一旦林道に出ます。まだ朝の余韻が残っておりガスってます。今日の天気は大丈夫かな?
少しだけ急な木段が現れ、それを登りきると不老山山頂です。ちょうどガスが晴れてくれました。
2012年05月25日 08:23撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 8:23
少しだけ急な木段が現れ、それを登りきると不老山山頂です。ちょうどガスが晴れてくれました。
山頂は無人で展望もありません。空気が幾分冷たくてすがすがしいです。
2012年05月25日 08:23撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 8:23
山頂は無人で展望もありません。空気が幾分冷たくてすがすがしいです。
さて、不老山から三国山までは富士箱根トレイルになります。
2012年05月25日 08:26撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 8:26
さて、不老山から三国山までは富士箱根トレイルになります。
この周辺の道案内版です。いつもながらお手製なのがナイスですね。
2012年05月25日 08:36撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 8:36
この周辺の道案内版です。いつもながらお手製なのがナイスですね。
不老山から下りを経てサンショウバラの丘に到着(後ろは不老山)。
2012年05月25日 08:40撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 8:40
不老山から下りを経てサンショウバラの丘に到着(後ろは不老山)。
開けた山頂の周りをよぉ〜く見ると。。。
2012年05月25日 08:41撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 8:41
開けた山頂の周りをよぉ〜く見ると。。。
ありました!これがサンショウバラの様です。
2012年05月25日 08:43撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 8:43
ありました!これがサンショウバラの様です。
時期的にもぴったりでした。
2012年05月25日 08:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 8:44
時期的にもぴったりでした。
さて、次なる湯船山を目指します。湯船山はあれかな?
2012年05月25日 08:54撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 8:54
さて、次なる湯船山を目指します。湯船山はあれかな?
再び樹林のトレイルです。このコースはブナの樹林道が大半を占めます。
2012年05月25日 09:24撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 9:24
再び樹林のトレイルです。このコースはブナの樹林道が大半を占めます。
湯船山到着。ここも樹林に囲まれており展望はありません。小休憩します。
2012年05月25日 09:28撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 9:28
湯船山到着。ここも樹林に囲まれており展望はありません。小休憩します。
湯船山での休憩を終了し行動再開。すると、明神峠からの朝いちのハイカーが反対から歩いてきました。
2012年05月25日 09:41撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 9:41
湯船山での休憩を終了し行動再開。すると、明神峠からの朝いちのハイカーが反対から歩いてきました。
明神山過ぎから舗装道と並行して登山道を進みます。この辺から三国山にかけて上り基調になります。三国山への上り返しの手前で車道を横断します。
2012年05月25日 10:05撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 10:05
明神山過ぎから舗装道と並行して登山道を進みます。この辺から三国山にかけて上り基調になります。三国山への上り返しの手前で車道を横断します。
車道を渡り木段の急坂を上り返すと三国山頂上です。
2012年05月25日 10:26撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 10:26
車道を渡り木段の急坂を上り返すと三国山頂上です。
三国山山頂での一枚。
2012年05月25日 10:26撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 10:26
三国山山頂での一枚。
三国山から北上する形で一旦下り再び先ほどの車道に出ます。ここから鉄砲木の頭はすぐそこです。
2012年05月25日 10:33撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 10:33
三国山から北上する形で一旦下り再び先ほどの車道に出ます。ここから鉄砲木の頭はすぐそこです。
鉄砲木の頭到着。標識では明神山頂となってます。三国山から富士箱根トレイルを外れ今度はUTMFコースです。
2012年05月25日 10:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 10:44
鉄砲木の頭到着。標識では明神山頂となってます。三国山から富士箱根トレイルを外れ今度はUTMFコースです。
鉄砲木の頭は開けていてのんびりできます。あいにく富士山はガスに包まれてますね。
2012年05月25日 10:56撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 10:56
鉄砲木の頭は開けていてのんびりできます。あいにく富士山はガスに包まれてますね。
鉄砲木の頭から再びゆるやかな樹林帯を抜けてもうひとつの富士山展望台となる高指山到着。気温が低めなので蒸し暑さは感じませんでした。
2012年05月25日 11:28撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 11:28
鉄砲木の頭から再びゆるやかな樹林帯を抜けてもうひとつの富士山展望台となる高指山到着。気温が低めなので蒸し暑さは感じませんでした。
概ね樹林のトレイルがずっと続きます。直射日光が無い分助かります。
2012年05月25日 11:39撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 11:39
概ね樹林のトレイルがずっと続きます。直射日光が無い分助かります。
送電塔の脇を通り大棚ノ頭に到着。さて、後半戦に入る前に食糧補給の15分休憩。
2012年05月25日 11:57撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 11:57
送電塔の脇を通り大棚ノ頭に到着。さて、後半戦に入る前に食糧補給の15分休憩。
さて後半戦。ここから菰釣山までは道志村トレイルレースのコースです。
2012年05月25日 12:36撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 12:36
さて後半戦。ここから菰釣山までは道志村トレイルレースのコースです。
大棚ノ頭以降は富士山を背に東に走っていきます。ただし、トレイルの内容は大きく変わりません。
2012年05月25日 12:46撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 12:46
大棚ノ頭以降は富士山を背に東に走っていきます。ただし、トレイルの内容は大きく変わりません。
甲相国境尾根は特にツツジが目立ちました。
2012年05月25日 12:47撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 12:47
甲相国境尾根は特にツツジが目立ちました。
ところどころ小ピークが現れ、都度簡単なテーブルが設置されてます。ただし展望はほとんどなし。
2012年05月25日 13:04撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 13:04
ところどころ小ピークが現れ、都度簡単なテーブルが設置されてます。ただし展望はほとんどなし。
道志村トレイルレースより消耗が少ないので思ったより簡単に到着。距離も「この程度だっけ?」という感じでした(菰釣山山頂到着)。
2012年05月25日 13:27撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 13:27
道志村トレイルレースより消耗が少ないので思ったより簡単に到着。距離も「この程度だっけ?」という感じでした(菰釣山山頂到着)。
菰釣山山頂でハイカーに西丹沢自然教室のバス時刻を教えてもらいます。ここから目標下山時間を設定し自分自身にカツを入れます。少しペースを上げます。
2012年05月25日 13:40撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 13:40
菰釣山山頂でハイカーに西丹沢自然教室のバス時刻を教えてもらいます。ここから目標下山時間を設定し自分自身にカツを入れます。少しペースを上げます。
菰釣山避難小屋の先の下りポイントにはまだ大会の道標が残ってました。のんびりした田舎の大会ならではです。こうしたユルユル感がいいのです。
2012年05月25日 13:43撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 13:43
菰釣山避難小屋の先の下りポイントにはまだ大会の道標が残ってました。のんびりした田舎の大会ならではです。こうしたユルユル感がいいのです。
ブナ沢ノ頭以降、トレイルはだいぶ細めになります。
2012年05月25日 13:49撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 13:49
ブナ沢ノ頭以降、トレイルはだいぶ細めになります。
地図の所要時間と時計を見ながらペースを上げていくとあっという間に城ヶ尾山に到着。
2012年05月25日 14:17撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 14:17
地図の所要時間と時計を見ながらペースを上げていくとあっという間に城ヶ尾山に到着。
城ヶ尾山山頂は開けてましたが、曇り空で薄暗い感じ。ここから信玄平にはどうやって下るのかな?
2012年05月25日 14:17撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 14:17
城ヶ尾山山頂は開けてましたが、曇り空で薄暗い感じ。ここから信玄平にはどうやって下るのかな?
更にトレイルを進みます。甲相国境尾根にしてもハイカーは皆対面から歩いてきます。おッ!トレイルランナー!挨拶します。
2012年05月25日 14:32撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 14:32
更にトレイルを進みます。甲相国境尾根にしてもハイカーは皆対面から歩いてきます。おッ!トレイルランナー!挨拶します。
大界木山山頂。面白い名前ですね。これといって特徴のある山頂ではありませんでしたが。
2012年05月25日 14:34撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 14:34
大界木山山頂。面白い名前ですね。これといって特徴のある山頂ではありませんでしたが。
樹林帯のトレイルが長らく続き目が飽きてしまった頃、クマ笹の花(?)を発見。初めて目にしました。
2012年05月25日 14:50撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 14:50
樹林帯のトレイルが長らく続き目が飽きてしまった頃、クマ笹の花(?)を発見。初めて目にしました。
ついに来ました!慣れ親しんだモロクボ沢の頭です。時間的にもたっぷり余裕が残ってます。終わりが見え始めます。
2012年05月25日 14:55撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 14:55
ついに来ました!慣れ親しんだモロクボ沢の頭です。時間的にもたっぷり余裕が残ってます。終わりが見え始めます。
更に600m進み畦ヶ丸避難小屋到着。ここで緊張の糸が一気にほぐれました。思わずニンマリ、ガッツポーズ!
2012年05月25日 15:06撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:06
更に600m進み畦ヶ丸避難小屋到着。ここで緊張の糸が一気にほぐれました。思わずニンマリ、ガッツポーズ!
畦ヶ丸山頂。じりじりと距離を詰めて来ましたがようやくです。
2012年05月25日 15:09撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:09
畦ヶ丸山頂。じりじりと距離を詰めて来ましたがようやくです。
最後はいつものコースを下り西丹沢自然教室を目指します。
2012年05月25日 15:23撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:23
最後はいつものコースを下り西丹沢自然教室を目指します。
善六のタワ到着。この辺から一時的に白砂混じりの登山道になります。
2012年05月25日 15:24撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:24
善六のタワ到着。この辺から一時的に白砂混じりの登山道になります。
そして急な木段で一気に高度を下げます。
2012年05月25日 15:37撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:37
そして急な木段で一気に高度を下げます。
やがて沢と木橋の登山道に。ハイドレーションの水を1Lしか準備していなかったので沢の水をたくさん戴きました。
2012年05月25日 15:53撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:53
やがて沢と木橋の登山道に。ハイドレーションの水を1Lしか準備していなかったので沢の水をたくさん戴きました。
これが見えてくると西丹沢自然教室ももうすぐです。
2012年05月25日 15:56撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:56
これが見えてくると西丹沢自然教室ももうすぐです。
最後はこんな感じの岩混じりの登山道になります。
2012年05月25日 15:56撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 15:56
最後はこんな感じの岩混じりの登山道になります。
これが見えたら残りもわずか、クールダウンしながらジョギングします。
2012年05月25日 16:01撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 16:01
これが見えたら残りもわずか、クールダウンしながらジョギングします。
西丹沢自然教室が見えてきました。
2012年05月25日 16:04撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 16:04
西丹沢自然教室が見えてきました。
西丹沢自然教室到着。やっと人里。お疲れでした!
2012年05月25日 16:06撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 16:06
西丹沢自然教室到着。やっと人里。お疲れでした!
前出の写真の通り、今日は西丹沢の山開き日だったようで、バスは臨時便が出てました。ちょうど5分後に出発するバスにうまく乗り込みました。ラッキー!
2012年05月25日 16:08撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 16:08
前出の写真の通り、今日は西丹沢の山開き日だったようで、バスは臨時便が出てました。ちょうど5分後に出発するバスにうまく乗り込みました。ラッキー!
棚沢キャンプ場でバスを下車。朝クルマを止めた駐車場まで戻り帰宅。
2012年05月25日 16:31撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
5/25 16:31
棚沢キャンプ場でバスを下車。朝クルマを止めた駐車場まで戻り帰宅。
参考:西丹沢地域マップです(大棚ノ頭にて撮影)。
2012年05月25日 12:15撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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5/25 12:15
参考:西丹沢地域マップです(大棚ノ頭にて撮影)。

感想

丹沢で日帰りランしてみたかったコースがひとつ残されてました。それは丹沢でも最西端エリアで、不老山から山中湖周辺をかすめ菰釣山そして畦ヶ丸山頂を極めるコースです。このコースの問題点は水場が無い事です。厳密には全く無い訳ではないです。鉄砲木の頭直下では展望台で水道水が得られ、菰釣山直下では沢から給水可能です。しかし、これにしても気温の高い夏場ではコース上で確実に水不足に陥る可能性大です。そういう意味では、この時期のトライは賢明だったと思います。

午前7時過ぎ大棚キャンプ場脇の登山口出発。出発時間は遅かったものの、それでも朝もやでガスが残ってました。「今日の天気は大丈夫かなぁ」なんて考えながら早歩きで上ってましたが、不老山山頂に到着する頃にはガスも消えて空は晴れ渡りました。

このコースの良いところは、とにかくアップダウンが最小限である事です。キツい急登は少なく、またあったとしても長く続く事はありません。不老山を抜け湯船山山頂もあっという間でした(ここまでの所要時間は2時間少々)。湯船山では小休憩。序盤ですが、後半戦に備えお腹に詰め込んでおきます。

その後も木漏れ日の気持ち良い樹林のトレイルが続きます。正面からこちらに歩いてくるハイカーと挨拶しながら、上りでは無理せず早歩きで進んでいきます。明神峠を抜け左脇の車道と並行して登山道を進むと、やがて登山道と車道が合流し一旦車道を横切ります。その登山道を上り切ると三国山山頂です。三国山では休憩せず、鉄砲木の頭までそのまま進み続けます。スタートから3時間半で鉄砲木の頭に到着しました。

鉄砲木の頭での休憩を終え再び樹林のトレイルに。それにしても、今日は雲が多く富士山は山頂付近しか見えないようです。鉄砲木の頭と高指山は本来富士山のドアップが期待できるところですが、本日はかくれんぼ状態でした。

山中湖沿いのトレイルを抜け、やがて大棚の頭に到着。ここからは富士山を背中にする形で甲相国境尾根を東に向けて進みます。時計を見ると昼過ぎ。空の雲が少しずつ増えてきます。ランニング一枚のいでたちには少しばかり肌寒いところですが、気温が低めなので水の消費も最低限で助かります。

このコースはアップダウンが少なめですが、ひとつだけ気になる点があります。それは限られた展望です。コースの大半が樹林帯で景色が限られているのです。山頂では休憩しながら景色を楽しみ疲れを忘れるところですが、今回は癒しの展望が少なく、
基本的にはストレッチしたり食料補給する程度でした。ただ、それでも菰釣山山頂では畦ヶ丸方面からあるいてきたハイカーと話をし元気をもらう事ができました。
(そう言えば話をするハイカーも少なかったです)

ところで、菰釣山山頂のハイカーからは西丹沢自然教室のバス時刻表を教えてもらいました。その方の情報では15時台を逃すと次は17:05との事。まだ13時半なので17:05のバスなら間に合いそうです。このバスを目指す事にして終盤の追い込みを開始します。

それ以降、地図をこまめに見ながら時間計測を始めます。気持ちにもカツを入れました。これまでのんびりやって来ましたが、ようやく気持ちにもエンジンが掛かり始めます。中ノ丸、城ヶ尾山、大界木山、アップダウンも少ないため極力ジョギングペースを維持します。これなら17:05のバスには間に合いそうです。15:06畦ヶ丸避難小屋到着。ここまで来れば、西丹沢自然教室は目と鼻の先です。畔ヶ丸山頂では、お馴染みの景色に安堵。ついガッツポーズしてしまいました。

最後はいつものコースを下り善六のタワ経由で下山。ハイドレーションの水を1Lしか持参せず最小限にチビチビ飲んでいた為、沢では水をガブ飲みしてしまう始末。この有り様を見て中高年ハイカーはちょっとびっくりしていたようです。まあぁこれも楽しい思い出です。

こうしてハイカーもほんとんどない登山道を一気に駆け下り西丹沢登山教室に到着しました。

所要時間9時間弱。ほどほどのペースでしたので、やはりアップダウンの少なさを物語ってます。ただし、総距離・給水ポイント・ひたすら展望さえぎられた登山道、エスケープ時のアクセスの悪さ、これらを総合的に考えると、日帰りでやるには十分な体調管理と計画性(覚悟)が求められると思います。

あっ、そう言えば菰釣山のハイカーも同じ時間に平野まで下りるという事で、お互いにガンバの声を掛け合いましたが予定通り下山できたのかな?今日は長い一人旅、あの方に元気をもらいました。

おまけ:西丹沢自然教室に到着してみて本日が西丹沢山開き日であることを知りました。バスも17:05発待ちのはずでしたが、下山5分後に首尾良く臨時増発便に乗り込む事ができました。おかげで、待ち時間もなく早々と撤収・帰宅できました。

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