不老山・三国山・高指山・菰釣山・畦ヶ丸:8時間56分のトレイルラン
- GPS
- 08:58
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 3,581m
- 下り
- 3,218m
コースタイム
7:10 棚沢キャンプ場登山口 → 8:23 不老山 → 9:28 湯船山 9:35 → 10:26 三国山 → 11:28 高指山
→ 11:57 大棚ノ頭(分岐)12:15 → 13:27 菰釣山 → 15:09 畦ヶ丸→ 16:06 西丹沢自然教室
備考:湯船山・鉄砲木の頭・大棚ノ頭・菰釣山で小休憩(10-15分程度)
天候 | 曇り時々晴れ、山頂部は雲多い。 (気温は20度を下回る低めでロングとしては好条件) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後は西丹沢自然教室から棚沢キャンプ場までバスで移動(¥610)。 西丹沢自然教室からのバスは臨時増発便が運行してました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし。 水場が限られてます。給水は鉄砲木の頭直下の展望台(水道水)および菰釣山直下(沢水)で可能。(今回1.0Lのハイドレーションと150gのジェル4個で臨みました。気温低めで何とかやりくりできました) コースはアップダウンが少なく走りやすいです。ただし、展望は限られてます。樹林のトレイルを基本とした丹沢とは思えないくらいの静かな稜線地帯です。 本日通過したハイカーは30名程度(ほぼハイカーは皆対面から歩いて来ました)。序盤と終盤以外はハイカーはまばらでした。 尚、本日は「西丹沢山開き日」となり西丹沢自然教室は満員御礼でバスも臨時増発便が出る程の賑わいでした。 |
写真
感想
丹沢で日帰りランしてみたかったコースがひとつ残されてました。それは丹沢でも最西端エリアで、不老山から山中湖周辺をかすめ菰釣山そして畦ヶ丸山頂を極めるコースです。このコースの問題点は水場が無い事です。厳密には全く無い訳ではないです。鉄砲木の頭直下では展望台で水道水が得られ、菰釣山直下では沢から給水可能です。しかし、これにしても気温の高い夏場ではコース上で確実に水不足に陥る可能性大です。そういう意味では、この時期のトライは賢明だったと思います。
午前7時過ぎ大棚キャンプ場脇の登山口出発。出発時間は遅かったものの、それでも朝もやでガスが残ってました。「今日の天気は大丈夫かなぁ」なんて考えながら早歩きで上ってましたが、不老山山頂に到着する頃にはガスも消えて空は晴れ渡りました。
このコースの良いところは、とにかくアップダウンが最小限である事です。キツい急登は少なく、またあったとしても長く続く事はありません。不老山を抜け湯船山山頂もあっという間でした(ここまでの所要時間は2時間少々)。湯船山では小休憩。序盤ですが、後半戦に備えお腹に詰め込んでおきます。
その後も木漏れ日の気持ち良い樹林のトレイルが続きます。正面からこちらに歩いてくるハイカーと挨拶しながら、上りでは無理せず早歩きで進んでいきます。明神峠を抜け左脇の車道と並行して登山道を進むと、やがて登山道と車道が合流し一旦車道を横切ります。その登山道を上り切ると三国山山頂です。三国山では休憩せず、鉄砲木の頭までそのまま進み続けます。スタートから3時間半で鉄砲木の頭に到着しました。
鉄砲木の頭での休憩を終え再び樹林のトレイルに。それにしても、今日は雲が多く富士山は山頂付近しか見えないようです。鉄砲木の頭と高指山は本来富士山のドアップが期待できるところですが、本日はかくれんぼ状態でした。
山中湖沿いのトレイルを抜け、やがて大棚の頭に到着。ここからは富士山を背中にする形で甲相国境尾根を東に向けて進みます。時計を見ると昼過ぎ。空の雲が少しずつ増えてきます。ランニング一枚のいでたちには少しばかり肌寒いところですが、気温が低めなので水の消費も最低限で助かります。
このコースはアップダウンが少なめですが、ひとつだけ気になる点があります。それは限られた展望です。コースの大半が樹林帯で景色が限られているのです。山頂では休憩しながら景色を楽しみ疲れを忘れるところですが、今回は癒しの展望が少なく、
基本的にはストレッチしたり食料補給する程度でした。ただ、それでも菰釣山山頂では畦ヶ丸方面からあるいてきたハイカーと話をし元気をもらう事ができました。
(そう言えば話をするハイカーも少なかったです)
ところで、菰釣山山頂のハイカーからは西丹沢自然教室のバス時刻表を教えてもらいました。その方の情報では15時台を逃すと次は17:05との事。まだ13時半なので17:05のバスなら間に合いそうです。このバスを目指す事にして終盤の追い込みを開始します。
それ以降、地図をこまめに見ながら時間計測を始めます。気持ちにもカツを入れました。これまでのんびりやって来ましたが、ようやく気持ちにもエンジンが掛かり始めます。中ノ丸、城ヶ尾山、大界木山、アップダウンも少ないため極力ジョギングペースを維持します。これなら17:05のバスには間に合いそうです。15:06畦ヶ丸避難小屋到着。ここまで来れば、西丹沢自然教室は目と鼻の先です。畔ヶ丸山頂では、お馴染みの景色に安堵。ついガッツポーズしてしまいました。
最後はいつものコースを下り善六のタワ経由で下山。ハイドレーションの水を1Lしか持参せず最小限にチビチビ飲んでいた為、沢では水をガブ飲みしてしまう始末。この有り様を見て中高年ハイカーはちょっとびっくりしていたようです。まあぁこれも楽しい思い出です。
こうしてハイカーもほんとんどない登山道を一気に駆け下り西丹沢登山教室に到着しました。
所要時間9時間弱。ほどほどのペースでしたので、やはりアップダウンの少なさを物語ってます。ただし、総距離・給水ポイント・ひたすら展望さえぎられた登山道、エスケープ時のアクセスの悪さ、これらを総合的に考えると、日帰りでやるには十分な体調管理と計画性(覚悟)が求められると思います。
あっ、そう言えば菰釣山のハイカーも同じ時間に平野まで下りるという事で、お互いにガンバの声を掛け合いましたが予定通り下山できたのかな?今日は長い一人旅、あの方に元気をもらいました。
おまけ:西丹沢自然教室に到着してみて本日が西丹沢山開き日であることを知りました。バスも17:05発待ちのはずでしたが、下山5分後に首尾良く臨時増発便に乗り込む事ができました。おかげで、待ち時間もなく早々と撤収・帰宅できました。
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