森吉山『残雪とモロビの森』
750RS
- GPS
- 04:55
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 784m
- 下り
- 783m
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| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
※秋田市より約80km 約1時間50分 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※東ノ又線の森吉スキー場手前から分岐した林道はこめつが山荘まで積雪のため通行不能（積雪多い） ※こめつが山荘（トイレ、水、登山届けあり） ※こめつが山荘から一ノ腰までは旧森吉スキー場跡の雪の上を登坂する。所々融雪と融雪水あり、目印は勘助道分岐から一ノ腰間にテープのマーキングあり（下山時注意）、一ノ腰山頂手前の連瀬沢側は雪庇のため歩行注意 ※一ノ腰から森吉山避難小屋（阿仁小屋）付近まで所々にテープのマーキングあり ※前岳から石森付近の北西斜面も雪庇のため歩行注意 ※森吉神社（森吉小屋）にトイレ、森吉山避難小屋（阿仁小屋）は積雪のため未確認 |
写真
拍手東ノ又線分岐からこめつが山荘まで徒歩約15分
スキー場のゲレンデ跡地から一ノ腰を望む
岩の上でのセルフタイマーのためちょっと傾いています。
フェンスが邪魔でした・・すみません。
感想
しばらくぶり（25年ぶりぐらい・・・かな）の森吉山でした。
社会人になり立ての頃、最初に登山した山が森吉山でした。
高山植物やコメツガ、アオモリトドマツ(モロビ)などに最初に出会った山も森吉山でした。
以来・・森吉山にはよく登って（5回／年平均くらい登っていました）いましたが・・・森吉側や阿仁側にスキー場ができて景観がすっかり変わってからご無沙汰していました。
秋田からの道路もすっかり変わりましたね。上小阿仁役場と阿仁前田を結ぶ県道は以前はありませんでした。阿仁前田から森吉山に向かう県道も森吉山ダムの建設のためすっかり立派になりましたね。
昔の様田集落からの登山道が懐かしいです。秋北バスの様田バス停からこめつが山荘までの林道を延々と歩いたものです（笑）
西○グループの国土○画により森吉山にスキー場の建設計画が浮上したのは昭和60年頃でしょうか・・・当初計画では雪量の豊富な森吉山頂部から連瀬沢源流部にもスキー場の計画があったはずです。
地元の心ある有志の皆様の強い反対運動で山頂部は開発の手から逃れましたが・・・一ノ腰は山頂付近までブナの伐採が行われ、高速リフトやゲレンデの整備がなされました。遠く鷹巣町（北秋田市）からでもスキー場の傷跡が確認できました。
それ以降・・・森吉山には登っていませんでした。
スキー場が廃止となり、また静寂が戻ってきたみたいなので・・・しばらくぶりに森吉山へ・・・・
一ノ腰から眺める森吉山頂は秀麗な山容で昔と変わっていませんでした。安心しました。連瀬沢の水音も・・・屏風岩から流れ落ちる滝の音も昔のままでした。
昔・・・ちょうど今頃・・・屏風岩の上あたりでヒバーク？？したことを忘れられません。職場では・・・月曜日になっても出社しないことから遭難騒ぎ？？になりましたね（笑）いまでは良い思い出です。
森吉神社は立派になりました。また避難小屋が建っていました。以前はありませんでしたね。
登山道は戸鳥内コースと合流しますね。
以前からあった森吉山避難小屋は立派になっていましたね。
そしていよいよ山頂です。
25年の歳月は流れましが・・・懐かしい標柱も昔のまま（たぶん？？）ですね。
山頂からの眺めは最高ですね。
北側は白神岳〜向白神岳〜二つ森〜藤里駒ヶ岳〜田代岳〜大館市街地（樹海ドーム）近景に竜ケ森
東側は八幡平〜岩手山〜秋田駒ヶ岳〜和賀岳
南側は大石岳〜大仏岳〜白子森〜太平山
西側は遠く男鹿半島（本山、真山）五城目の森山
岩木山や鳥海山などは確認できませんでした。
山頂からの眺望を十分に愉しみ、残雪の上を走るように？？下山しました。
七合目付近のブナの芽吹きやこめつが山荘から六合目あたりのブナの新緑や人工林のカラマツの新緑も綺麗でしたね。
登山中は人に会うことなく・・・山頂も静かでした。
一ノ腰からの下山中、七合目の上あたりで一人の登山者と出会いました。本日最初の人間です（笑）
一ノ腰まで写真撮影のご様子でした。
まだスキー場の残る阿仁側からは登山する気になりませんが・・・こめつが山荘からの様田コースはまた来てみます。
一日も早くスキー場跡地が森に再生されるように願っています。
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お天気に恵まれた２５年ぶりの森吉山
ところで、お車は何処に停めたんでしょうか？
こんにちは。レコを拝読していて、自分の30年も昔の登山を思い出しました。中村から登り始めて登頂後、こめつが山荘に泊まり、翌朝に林道を様田まで歩いて下りました。こめつが山荘は山小屋というよりは分校のような雰囲気で、山登りを始めて間もない頃で心細かったのを覚えています。その数年後、750RSさん同様、スキー場の山になったのだな・・と感じ、登山としては足が遠のいたままです。
750RSさんのレコを拝読し、また登ってみようかな・・と心が動かされた次第です
遭難騒ぎ、もう時効ですよね。ぜひご披露願いたいものです
aoiさん・・・はい、良い天気で懐かしい山に登山できました。車はこめつが山荘へのアプローチとなる林道に停めました。雪で行き止まりの場所ですよ。
森吉山は良い山です。特に一ノ腰からの容姿が好きです。是非登ってみてください。
kamadamさん・・・昔は良く歩いたものですよね。車で山なんて・・・当時はあんまり考えられませんでした（私がお金がなかっただけ・・・かな（笑）車は持っていませんでした・・・バイクはありましたが）
こめつが山荘・・・確かに山の分校の雰囲気でしたね。
遭難騒ぎ・・・は、当時の職場（鷹巣町勤務でした）で体力はあるが知恵のない？若者４人で６月上旬の日曜日（当時は土曜日が休みなんて・・・あり得ませんから）に森吉山登山をしたときの話です。
計画ではこめつが山荘〜一ノ腰〜山頂〜ガンバ森〜西の又口〜国民宿舎というコース設定でした。
体力があるので何とかなるだろう的なコース設定でした。
当日、様田まで秋北バスで行き、林道を歩いていると木材運搬トラックに拾われてこめつが山荘まで乗せてもらいました。
こめつが山荘から一ノ腰を目指して登り始めました。
下界はそこそこの天気でしたが・・・一ノ腰から森吉山頂あたりはガスのため視界が悪く、霧雨が混じる天気となりました。
それでも順調に山頂に立ち・・・いよいよ山人平、ガンバ森を経由して西の又に下山・・・の予定でした。
山頂部は雪もなく途中まで登山道らしきものはありましたが・・・・途中から雪解け水の流れる沢地形となり、いよいよ雪の上を・・・体力に任せて下っていきました。地図を確認する知恵もなく（笑）
おかしいと気づいた時には・・・連瀬沢源流部の屏風状に岩が連なる場所の上に立っていました。近くでものすごい水音が・・・します。（あとで地元の方に聞いたら屏風岩という場所でした）
視界が良ければ方向を確認することも出来たと思いますが・・・ガスと霧雨は相変わらずであたりの風景を遮断してしまっていました。
屏風岩の上あたりを彷徨し、下りる手段はないと諦めた時にはすでに時計は夜８時・・・ナタでアオモリトドマツの枝を払い、アオモリトドマツの根元に敷きビバークしました。
固形燃料（懐かしい）に点火し、ダケカンバの皮や枯れ枝、アオモリトドマツの枝葉などを燃やしながら暖をとりました。
ダケカンバの皮が点火材になることやアオモリトドマツの枝葉は濡れていても良く燃えることを知りました（無知ですみません）
食料は非常食がありましたので何とか・・・つなぎました。袋麺に粉スープを入れてベビースターラーメン風にして食べたりしました（笑）魚肉ソーセージがおいしいのなんの・・・（笑）
なんだかんだと話しながら・・・・夜が明けてきました。
早朝、ガスが晴れて見覚えのある一ノ腰の山頂が見えました。私たちは西の又に下るどころか連瀬沢を挟んで一ノ腰の対岸（屏風岩の滝口の近く）にいたのでした。
それからはいちもくさんで雪の斜面を高い方へ登り返しました。３０分も登ったら避難小屋（現在の阿仁小屋）近くの登山道に出ました。ホッとしました。
それから一ノ腰を経由し、こめつが山荘に下山しました。山荘から様田のバス停まで９�繕瓩て擦里蠅魄貉�間ちょっとで走るように下りました。（相変わらず体力はある）
確か、バス停は商店だったように記憶していますが・・・店先の赤電話から職場の上司に電話しました。（今のように携帯電話があれば・・・）
職場の上司曰わく・・・「なんだ、おめがだ遭難したべ？、もすこしで警察さ電話するどこであった・・・アハハ」（秋田弁です）
２０代の体力はあるが知恵がなかった（現在も・・ありませんが（笑））頃の懐かしい思い出です。
山ではけっして下ってはいけません（そのとおり）
地図でしっかりと確認すること（基本です）
ダケカンバの皮は良く燃えます（秋田営林局（当時）さんすみません）
アオモリトドマツの枝葉は濡れていても良く燃えます（またまた秋田営林局（当時）さんすみません）
こんな感じですが・・・・kamadamさんどうでしょうか？？（笑）
昔の体験談を書いてくださって、ありがとうございます。職場の上司のコメント、私も秋田県人だからニュアンスそのまま感じます
下山はものすごいスピードだったでしょうね。若い日の体力はマブシイです
実は私も若いころに遭難騒ぎをおこしています。ヘッドランプを忘れて周りに迷惑かけてしまいました。私の日記をよろしければご御笑覧ください。遭難騒ぎを起こすとその山に詳しくなるのでしょうか、私も今年すでに2回、昔間違って登った付近を歩きましたよ
こんばんは
メッセージありがとうございます。
上司のコメント・・・秋田県人にはわかりますよね・・・電話の向こうでホッとしている様子が想像できました。
そうですね。下山のスピードは・・・今考えるとものすごいスピードですよね。しかも砂利道の林道ですからね。今は膝や腰が痛くて・・・・歳を感じます（笑）
そうですね。若い時の体力は・・・眩しいし、羨ましいし、懐かしいですね。「あの日に帰りたい」（ユーミン？？かな（笑））
kamadamさんもですか・・・なるほど。
あとで拝見させていただきます。
確かに・・・私もこの遭難以降・・・いろいろと学習しました（笑）
学習効果が出て、その後は・・・装備は充実し、不測の事態に対応できる装備を常備するようになりました。行動も慎重になりました。地図も好きになりました。
今はほとんど一人での行動ですから尚更ですね。
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