藤倉山からホノケ山へ🌸タムシバとトクワカ草、ギフ蝶も
- GPS
- 06:47
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 942m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:47
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■鍋倉山への下降点〜林道出合:道は無い。尾根芯を辿る。広い尾根部分はユズリハ等が繁茂しているが全体的には薄い藪。マーキングは疎らで地形図とGPS必携。 ■林道は20cmほど残雪あり。ツボ足又は淵を歩く。 ■林道分かれ〜高頭山:急登でザレ場多い、岩と灌木を掴みながら登る。補助ロープは劣化で使用厳禁。 ※登山口から藤倉山までタムシバ開花、及びホノケ山以降はトクワカソウが開花直後、タムシバは満開。ともによく整備された登山道 ※稜線部分は通してブナ林が続いている。 |
写真
感想
以前から計画していた今庄の藤倉山からホノケ山への縦走を実行しました。この尾根には風力発電計画が進行中です。登山口のカタクリ群生地は鹿の食害などで壊滅状態となっていた。鹿だけではなく、カタクリ祭りとして実施していた地元のイベントも影響しているのではないかと考えています。
燧ヶ城址まで上がるとタムシバが咲き始めていた。まだ蕾も多いのでこれからといったところ。鉄塔の切り開きからは金草岳から上谷山まで江越美国境の白い稜線を綺麗に眺めることが出来た。藤倉山までは圧巻のブナ林が続くのだが芽吹きはまだまだ先。見通しのよい尾根筋では返ってブナの密度が濃いことがよく分かる。
今回は未踏の藤倉〜ホノケ山を歩くことが目的の山行なので鍋倉山へは向かわず尾根を直進する。少し藪っぽい所もあるが、下草は無いのでユズリハを縫うように進めば何とかなる。疎らにピンクのテープがある。この尾根はブナ一色といっても過言ではない。そこに途中から広域基幹林道がホノケ山の先まで通っている。ここにも風力発電の計画が進行中なのである。何ともやるせない気持ちになってしまう。
気を取り直して残雪の林道を歩いて行くと前方から大きな虫取り網を持った男性に出会う。ギフ蝶が目当てらしく、捕獲禁止区域以外なら大丈夫ということらしい。
高頭山は林道の鞍部から取付くのだが、急登の極細尾根となっている。振り返ると稜線の峰々には風車が建つ光景が頭をよぎる。ここからが本日の核心部となる。急登は更に勾配が厳しく、しかもザレているので三点支持でも不安定なのだ。補助ロープは劣化して切れている。慎重に30分を要して高頭山に登り上げた。
高頭山では青空も薄曇りとなってきたが風は無い。時刻は13時なので予定通り、ゆっくりランチタイムをとる。昼食後は一旦鞍部に下り登り返すとホノケ山に到着。白山展望所では全く見えないまでに靄ってしまっている。そそくさと下山していく。何処まで行ってもブナブナブーナで巨樹も多い。
標高を下げると古道の淵に徳若草が咲き始めていた。濃いピンクや淡いのも、蕾も多いのでこれからといったところ。一方タムシバは登山道の前方や両脇に咲き乱れ見頃といったところ。青空が欲しいが贅沢は言えない。トクワカソウとタムシバに癒されて登山口に下山。
さてここからは今庄迄1時間の輪行が残っている。田舎の家並みや景色を楽しみながら今庄宿へ入る。よく保存された町並みで造り酒屋と旅籠屋を通っていると、どこからかお祭りばやしが聞こえてくるのだった。
コメント
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行ってきましたね。
高頭山の急登、お疲れ様です。
でも、このコースまあまあ楽しめますよね。
ところで自分はスキーで膝を痛めたようでジャム勝以降は普段歩きでも時折ズキッと来るので、山は途中で歩けなくなりそうで怖くて控えてます。
その内、ゆっくりと短距離から復活したいと思う所です。
歳を感じさせないnaojiroさんは元気で素晴らしい。
milukuさん、お久しぶりのコメントを嬉しく思います。
次から次へとブナの尾根、ブナフェチの自分は大満足しました。
膝を痛めたとのこと、大丈夫ですか?
今夏に北部白山の縦走を考えています。
もしよろしけれmilukuさんにお声がけします。そのときまでに治して下さいね。
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