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Yamareco

記録ID: 3027674
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

鉢盛山(野麦峠スキー場より往復)

2021年03月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:37
距離
11.8km
登り
820m
下り
1,091m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:00
休憩
0:37
合計
7:37
8:52
106
10:38
10:44
102
12:26
12:56
101
14:37
14:38
111
天候 晴れ☀️時々薄曇り☁️
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央自動車道〜長野自動車道(松本IC)〜国道158号線〜県道26号線

野麦峠スキー場 スカイライナー〜スカイラピッド(8:30〜16:00)¥300×5
※下りは16:00までスカイライナーのみ利用可(無料)
※※チケット購入時に登山届。登山届を既に出している場合は、名前と携帯番号を登録。下山時にチケット売り場に下山報告。(遅延時には 0263-79-2246 に連絡)
コース状況/
危険箇所等
■野麦峠スキー場〜小鉢盛山
スカイライナー、スカイラピッドを乗り継ぎ、スキー場上部からエキスパートコースを降り、尾根に取り付き、鞍部まで下る。そこから4つほど肩を越えて、小鉢盛山に到着する。帰りは尾根取付部からエキスパートコースを降り、下りのスカイライナーに乗る。

■小鉢盛山〜鉢盛山山頂
小鉢盛山からアップダウンを繰り返しながら緩やかに下り、広いシラビソの森を進む。鞍部から急坂をひたすら登ると鉢盛山山頂に達する。山頂部から左奥に進むと電波反射板のある見晴らしの良いところに出る。

※雪は朝方はガリガリ、午後は腐り気味。藪はまだ雪に覆われている。
その他周辺情報 竜島温泉せせらぎの湯 ¥520
前日は道の駅風穴の里に前泊し、朝早く野麦峠スキー場に移動。7:00過ぎにはスキー場に一番近い第3駐車場に到着し、本日の山行の準備をします。
2021年03月27日 07:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 7:27
前日は道の駅風穴の里に前泊し、朝早く野麦峠スキー場に移動。7:00過ぎにはスキー場に一番近い第3駐車場に到着し、本日の山行の準備をします。
7:30ごろには様子をうかがいにチケット売り場まで行って見ました。係の人が準備をしていて、名前と携帯番号の登録を行い、リフトの説明を聞きました。
2021年03月27日 07:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 7:29
7:30ごろには様子をうかがいにチケット売り場まで行って見ました。係の人が準備をしていて、名前と携帯番号の登録を行い、リフトの説明を聞きました。
スカイライナーからスタート。下りに使えますが、16:00が門限。果たして間に合うのか。
2021年03月27日 07:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 7:29
スカイライナーからスタート。下りに使えますが、16:00が門限。果たして間に合うのか。
スカイライナーからスカイラピッドに乗り継ぎます。
2021年03月27日 08:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 8:38
スカイライナーからスカイラピッドに乗り継ぎます。
スキー場の頭でスノーシューを装着し、エクスパートコースを少し下ります。
2021年03月27日 08:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 8:51
スキー場の頭でスノーシューを装着し、エクスパートコースを少し下ります。
ここでゲレンデから離れ、尾根に取り付きます。最初は鞍部まで下り、登り返します。
2021年03月27日 08:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 8:55
ここでゲレンデから離れ、尾根に取り付きます。最初は鞍部まで下り、登り返します。
木々の隙間から鉢盛山が見えました。まだ遥か先ですね。
2021年03月27日 08:54撮影 by  iPhone 11, Apple
3/27 8:54
木々の隙間から鉢盛山が見えました。まだ遥か先ですね。
乗鞍岳もひときわ目立ちます。
2021年03月27日 08:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 8:55
乗鞍岳もひときわ目立ちます。
雪はこんな感じです。雪が硬く、スノーシューは不向きなので、登り返しでアイゼンに変えました。         
2021年03月27日 09:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 9:00
雪はこんな感じです。雪が硬く、スノーシューは不向きなので、登り返しでアイゼンに変えました。         
最初の2101mの小ピークでしょうか。
2021年03月27日 09:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 9:02
最初の2101mの小ピークでしょうか。
次の小ピークが現れました。
2021年03月27日 09:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 9:22
次の小ピークが現れました。
斜面を登っていきますが、足が進みません。
2021年03月27日 09:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 9:35
斜面を登っていきますが、足が進みません。
団体さんに軽やかに抜かれてしまいました。
2021年03月27日 09:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 9:43
団体さんに軽やかに抜かれてしまいました。
木々の隙間から再び鉢盛山。電波反射板がよく見えます。
2021年03月27日 10:02撮影 by  iPhone 11, Apple
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3/27 10:02
木々の隙間から再び鉢盛山。電波反射板がよく見えます。
次々に肩が現れます。
2021年03月27日 10:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 10:05
次々に肩が現れます。
これが小鉢盛山かと思ったら違いました。
2021年03月27日 10:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 10:21
これが小鉢盛山かと思ったら違いました。
今度こそ小鉢盛山か?
2021年03月27日 10:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 10:30
今度こそ小鉢盛山か?
木々の隙間から八ヶ岳
2021年03月27日 10:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 10:32
木々の隙間から八ヶ岳
小鉢盛山にようやく到着。すでに疲労困憊です。
2021年03月27日 10:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
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小鉢盛山にようやく到着。すでに疲労困憊です。
小鉢盛山からの下りは思ったより緩やか
2021年03月27日 10:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 10:56
小鉢盛山からの下りは思ったより緩やか
木々の奥に鉢盛山への登り返しが見えます。こちらは急登そう。
2021年03月27日 11:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 11:05
木々の奥に鉢盛山への登り返しが見えます。こちらは急登そう。
鉢盛山への急坂が始まりました。先方の登山者はやがて見えなくなりました。
2021年03月27日 11:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 11:41
鉢盛山への急坂が始まりました。先方の登山者はやがて見えなくなりました。
傾斜はこんな感じですが、スノーシューの重さが堪えます。
2021年03月27日 11:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 11:55
傾斜はこんな感じですが、スノーシューの重さが堪えます。
これで終わりかと思いましたが
2021年03月27日 12:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 12:02
これで終わりかと思いましたが
さらに先がありました。何度も立ち止まりながら、登っていきます。
2021年03月27日 12:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 12:10
さらに先がありました。何度も立ち止まりながら、登っていきます。
あともう少し
2021年03月27日 12:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 12:16
あともう少し
鉢盛山山頂に到着です。地味な標識です。そろそろ折り返し想定タイムですが、せっかくなので、電波反射板のところまで行ってみます。
2021年03月27日 12:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 12:25
鉢盛山山頂に到着です。地味な標識です。そろそろ折り返し想定タイムですが、せっかくなので、電波反射板のところまで行ってみます。
電波反射板のところにみなさんいました。多くの方は食事を終えて下山の準備中。ここで倒れこむように座り込んでしまいました。もう折り返さないといけない時間なんだけど、疲労困憊で動く気になれません。
2021年03月27日 12:28撮影 by  iPhone 11, Apple
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3/27 12:28
電波反射板のところにみなさんいました。多くの方は食事を終えて下山の準備中。ここで倒れこむように座り込んでしまいました。もう折り返さないといけない時間なんだけど、疲労困憊で動く気になれません。
ふと目を上げると絶景が。御嶽山。
2021年03月27日 12:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ふと目を上げると絶景が。御嶽山。
こちらは乗鞍岳。まだ雪がたくさん残っていますね。
2021年03月27日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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こちらは乗鞍岳。まだ雪がたくさん残っていますね。
穂高から槍にかけて
2021年03月27日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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穂高から槍にかけて
大天井から常念
2021年03月27日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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大天井から常念
新潟焼山、火打岳、高妻山あたり
2021年03月27日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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新潟焼山、火打岳、高妻山あたり
岩菅山、四阿山あたり
2021年03月27日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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岩菅山、四阿山あたり
他の方々はほぼすでに出発してしまいました。果たして16:00のリフトに間に合うのか。
2021年03月27日 12:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
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他の方々はほぼすでに出発してしまいました。果たして16:00のリフトに間に合うのか。
山頂に別れを告げます。
2021年03月27日 12:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
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山頂に別れを告げます。
木々の隙間から中央アルプス。
2021年03月27日 12:51撮影 by  iPhone 11, Apple
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木々の隙間から中央アルプス。
行く手に小鉢盛山が見えます。
2021年03月27日 13:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
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行く手に小鉢盛山が見えます。
雪庇がありました。
2021年03月27日 13:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
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雪庇がありました。
小鉢盛山とその背後に御嶽山
2021年03月27日 13:06撮影 by  iPhone 11, Apple
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小鉢盛山とその背後に御嶽山
小鉢盛山に向けて登り返します。
2021年03月27日 14:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
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小鉢盛山に向けて登り返します。
何度も立ち止まりながら、これを登り切れば
2021年03月27日 14:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 14:36
何度も立ち止まりながら、これを登り切れば
小鉢盛山山頂を過ぎます。予定より30分以上遅れています。
2021年03月27日 14:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 14:37
小鉢盛山山頂を過ぎます。予定より30分以上遅れています。
木々の隙間から再び中央アルプス。電波反射板のある場所からは見えませんでしたが、歩いていると時々見えました。
2021年03月27日 14:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 14:44
木々の隙間から再び中央アルプス。電波反射板のある場所からは見えませんでしたが、歩いていると時々見えました。
小鉢盛山を過ぎても小ピークが現れます。この後いくつも小ピークが現れ、堪えました。
2021年03月27日 14:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 14:49
小鉢盛山を過ぎても小ピークが現れます。この後いくつも小ピークが現れ、堪えました。
最後ゲレンデに出るには登り返さないといけないんですよね。16:00の最終のスカイライナーはもう絶望的です。
2021年03月27日 15:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 15:31
最後ゲレンデに出るには登り返さないといけないんですよね。16:00の最終のスカイライナーはもう絶望的です。
疲労困憊です。
2021年03月27日 15:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
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疲労困憊です。
ゲレンデに出ましたが、すでに16:00です。チーン。
2021年03月27日 16:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 16:00
ゲレンデに出ましたが、すでに16:00です。チーン。
とぼとぼとエクスパートコースを下っていきます。
2021年03月27日 16:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 16:02
とぼとぼとエクスパートコースを下っていきます。
スカイラピッドの乗り場が見えてきました。
2021年03月27日 16:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/27 16:24
スカイラピッドの乗り場が見えてきました。
スカイライナーの乗り場でゲレンデの下り方を聞こうと思い、近寄ると、何と係の方が手招きをしているではありませんか!30分も遅れながら、下りのリフトに乗せていただけることになりました。このご恩は忘れません!
2021年03月27日 16:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 16:27
スカイライナーの乗り場でゲレンデの下り方を聞こうと思い、近寄ると、何と係の方が手招きをしているではありませんか!30分も遅れながら、下りのリフトに乗せていただけることになりました。このご恩は忘れません!
乗鞍岳を眺めながら夕暮れ時の風に吹かれて下ります。何と贅沢な。
2021年03月27日 16:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 16:33
乗鞍岳を眺めながら夕暮れ時の風に吹かれて下ります。何と贅沢な。
スキー場の麓が見えてきました。
2021年03月27日 16:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 16:38
スキー場の麓が見えてきました。
ご厚意により明るいうちに帰ってくることができました。ありがとうございました。
2021年03月27日 16:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 16:45
ご厚意により明るいうちに帰ってくることができました。ありがとうございました。
チケット売り場で帰還を報告しました。きっと最後ですね。
2021年03月27日 16:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 16:45
チケット売り場で帰還を報告しました。きっと最後ですね。
4年越しの念願の鉢盛山冬季限定コースの踏破が叶い、無事に戻ってこられました。ありがとうございました。
2021年03月27日 16:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
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3/27 16:46
4年越しの念願の鉢盛山冬季限定コースの踏破が叶い、無事に戻ってこられました。ありがとうございました。

感想

構想から4年、ついにその日がやって来ました。野麦峠スキー場からの冬季限定ルートで登る鉢盛山。過去3年は天気が合わなかったり、緊急事態宣言だったり。今年も狙っていましたが、再び緊急事態宣言入り。また来年かと思っていたら、解禁後初の週末は土曜日晴れ予報。しかもアクセスの要たる野麦峠スキー場は、3月28日で営業終了。この機会を逃すとまた1年後になるため、緊急事態宣言でブランクがあり、無茶かと思いましたが、心は既に鉢盛山に向かっていました。

前日は近くの道の駅で前泊し、7時前には野麦峠スキー場に到着。待ちきれずに7時半にはスキー場のチケット売り場の前に出かけました。当然1番乗り。すると準備中のチケット係りのお姉さんが現れ、チケットは8時20分発売であること、券はスカイライナーのみ使用可能であること、スカイライナーの最終は16時であることなどを説明し、登山をするなら名前と携帯番号を登録するよう言われました。16時の最終リフトに間に合うか心配であると告げると、雪のコンディションが良いのか前日の登山者は2時半には降りてきたと言っていました。

期待に胸を膨らませながら、8時20分に1番にチケットを購入し、スカイライナー、続けてスカイラピッドに乗り、スキー場の最上部まで到達しました。スノーシューを装着し、9時前にスタート。エキスパートコースを少し降り、尾根への取り付け口に到達し、森の中を進むと雪が硬く、スノーシューでは歩きにくいことに気が付きました。どおりでスカイラピッドを降りてみんなアイゼンを履いていたことを思い出しました。尾根の登りの途中でアイゼンを取り出して装着しました。この作業で15分ほどロスをしてしまいました。またスノーシューがまったくの無用の長物となってしまいました。このことが後々まで響きました。

アイゼンに切り替えたものの足取りは重く、後続のグループにあっという間に抜かれたのを皮切りにほぼ全ての後続者に抜かれてしまいました。何度も偽ピークに騙されながらようやく小鉢盛山に到着。ザックに取り付けたスノーシューが重く、この時点で疲労困憊。スノーシューを小鉢盛山にデポすることも考えましたが、取り外すのが面倒くさく、ザックに取り付けたまま先の道を急ぐことにしました。

最大の難関は鉢盛山への直登。登っても登っても先が現れなかなか終わりが見えず、何度も呼吸を整えるため立ち止まりました。緊急事態宣言で山登りから離れていたとはいえ、あまりの体力のなさに情けなくなりました。何とか山頂に到達したときにはすでに折り返し想定時刻の12時半になっていました。最後の気力を振り絞って電波反射板のある見晴台まで歩いて行くとそのまま倒れ込むように座り込んでしまいました。

先着組はすでに昼食を終えて下山に取り掛かる準備をして、次々に下山を始めました。本当はそのまま他の方々と一緒に折り返すべきだったのでしょうが、その体力もなく、座り込んだまま昼食をとり、体力の回復に努めました。見晴らし場所からの景色は素晴らしく、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、中央アルプス、妙高山などなどすっかり美しい山の景色に魅了されてしまいました。気がつくと13時にならんとしていてこのままでは16時の最後のリフトに間に合わないと思い、急いでパッキングして下山に取り掛かりました。

下山時には雪も腐り始め、足を取られるので、さらにスピードダウンしてしまいました。小鉢盛山への登り返しはヘロヘロで、途中で何度も息を整えるために止まってしまいました。この時点でほぼ16時の最終リストには間に合わないことを覚悟し始めました。小鉢盛山からの下山はあっという間かと思いきや、何度も小さな登り返しが現れ、体力を消耗しました。スキー場に出る最後の登り返しを歩いている途中で16時になり、下りのリフトに乗れず、スキー場を歩いて降りることが決まってしまいました。

雪に足を取られながらエキスパートコースのゲレンデをゆっくりと下り、16時半ごろにスカイライナーの乗り場が見えるところまで来ました。スカイライナー乗り場から先はどうやって降りれば良いのか係りの人に聞こうと思っていたところ、係りの人が手招きをしているではありませんか。心優しくも16時をとうに過ぎていましたが、下りのスカイライナーに乗せてくれると言うのです。こんなにラッキーなことはありません。係りの人が天使に見えました。ありがとうございました。夕暮れどきのそよ風に吹かれながら下りのスカイライナーに乗りゲレンデは麓までようやく戻ってきました。

予定を30分以上オーバーしてしまった原因は、緊急事態宣言ですっかり足が鈍ってしまっていたにもかかわらず、今年最初で最後の冬山としてはややハードすぎたためだと思います。またスノーシューはすぐにどこかにデポすべきでした。ザックの担ぎ方も悪く、スノーシューを担いで往復したため、すっかり肩の付近が筋肉痛になってしまいました。多くの反省点が残る登山となりましたが、4年越しの課題を1つクリアすることができたことには大きな達成感を感じることができました。

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コメント

たびたび、お疲れさまでした
こんにちは、長野県民です。
なかなか読み応えのあるリポートで、リアル感ありました。リフト係の神対応は特筆ものですね。登山計画の確認とも言える乗車時の聞き取りがあるからこそ、待つことができたということでしょうか。
リフトなどを使うと便利な分、時間に縛られて休憩もろくに無い、下山時が一番危険と分かっていても、無理な山行になった反省が私も過去にあります。
参考になりました!
2021/3/28 12:59
Re: たびたび、お疲れさまでした
atovさん、こちらも読んでいただきありがとうございます。

リフトの担当の方には感謝です。誰かのレコで従業員の方が降りてくるためにしばらく動かしているとありましたので、ついでに乗せてくれたのかもしれません。現に過去のレコでは歩いて降りてきたというのもありました。

山頂で出会った方は、景色があまりに素晴らしいので急いで降りるのはもったいない、歩いても1時間くらいで降りられる、とおっしゃっていました。ときにはそういう心構えも必要ですね。
2021/3/28 13:07
たぶん・・
shiraok4563さん、こんにちわ(^o^)/
たぶんですが・・、私達2人組がチケット売り場2番目にいました!
リフト下りてスノーシュー装着されてた方ですよね?

私達はリックの中にワカン持参していましたが使用せず、
登り山頂手前でアイゼン合った方が登りやすいかな?と装着しました
疲れ果てて 登った山頂、
景色は最高でしたね!!

shiraok4563さんの山頂 で、私がちょっぴり写っていました

この山、累積標高や距離を数字で見るとそれほど大変 な感じはしませんが、結構(かなり)手強い山でしたね〜

私達は行きも帰りもあの団体さんと抜きつ抜かれつで、
下りリフト乗り場まではちょいバリルートで一緒に下り、
予定より少し早くリフト時間に間に合いました
shiraok4563さんもリフト乗れたようで良かったですね!

まだレコ作成中で今日の夜あたり公開かと思いますが、
良かったら覗いて見てくださいね
ヤマレコユーザーさんと気がついていたら、
ちょんとお話したかったですwink
2021/3/28 13:20
Re: たぶん・・
pikachanさん、はい、その通りです😅スノーシューは単なる重しとなってしまいました。団体さんを始め健脚の方ばかりでかなり焦りました。皆さんを見習ってもう少し軽量にして臨めばよかったかと反省しています。距離とか累積標高とかは大したことがないのですが、気持ち的には笊ヶ岳より疲れました。計画よりも30分以上の遅れとなり、緊急事態宣言に伴う自粛で脚が相当鈍っていると感じました。リフトにはお情けで乗せていただけましたが、途中かなり必死で周りを見る余裕もありませんでした。レコのアップ楽しみにしています。
2021/3/28 13:44
大変お疲れさまでした。戻ってこれて何よりです。
実感のある全力を尽くしたレコ、久々に最後まで全て読み切ってしまいました。
くたくたの中、何とか戻って来て、最後にリフトにも乗れたということは奇跡に近く、良かったの一言では言い尽くせない程です。
タイムリミットが決まっている場合は、時間のマネージメントが重要であることを久々に痛感し、肝に銘じようと思います。
私も南アルプスの下りで、へろへろになりながら、バス時刻ギリギリで降り切ったことを思い出しました。
また、鉢盛山は登る予定の山ですが、林道崩壊で2年間足止めを食っています。
野麦峠スキー場からのコースは厳しそうなので、林道が今年修復されたら登る予定です。
2021/3/30 0:52
Re: 大変お疲れさまでした。戻ってこれて何よりです。
KOTOWAKAさん、レコをお読みいただきありがとうございました。距離、標高差ともそれほどでもないのにヘトヘトになって帰ってきたのは、これが今の実力だと思っています。最後にリフトに乗ることができたのは幸運以外の何物でもなく、タイムマネジメントの大切さが改めて身にしみました。

一方でリフトに乗れなかった場合にはあと30分から1時間ゲレンデを歩けば良かっただけなので、門限はそこまで気にしないという考え方もあるかもしれません。プランBもあらかじめ想定しておき、その可能性を考慮しながら、そうなった場合の準備もしておくということも大切かもしれません。いずれにせよとても勉強になった登山でした。

私は冬一本で狙っていましたが、林道が早く修復され、夏にも登ることができるようになるといいですね。
2021/3/30 6:05
プロフィール画像
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