大佐飛山（春の陽気に残雪の回廊を歩く）

2021年03月27日(土) [日帰り]

• GPS: 08:09
• 距離: 20.2km
• 登り: 1,616m
• 下り: 1,664m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:55
• 休憩: 1:15
• 合計: 8:10

4:42 駐車場所
5:07 5:08 黒滝大佐飛新登山口
5:42 5:44 三石山
6:07 6:07 サル山
6:32 6:32 山藤山
6:58 6:58 黒滝山
7:13 7:19 西村山
7:55 7:56 大長山
8:41 9:36 大佐飛山
10:12 10:12 大長山
10:37 10:40 西村山
11:05 11:06 剣先
11:16 11:21 古倉山
11:53 11:54 鴫内山
12:52 駐車場所

天候

晴れのち薄日

アクセス

利用交通機関：

自家用車

巻川林道路肩

コース状況／危険箇所等

・雪の状態（3/27時点）
　ほぼ残雪（雪庇）が続くようになるのは山藤山への登りから
　（三石山〜サル山、サル山以降も残雪部分はあるが少しすると途切れる）
　鴫内側は古倉山付近までとなる
　早朝の時間帯、あるいは部分的に日陰で凍結の恐れあり
　河下山、剣先などの急坂箇所では注意

＜黒滝山登山口〜黒滝山＞
　三石山までは大きな危険箇所はなし
　サル山辺りまでの大半は夏道を歩く
　（但しサル山前後の残雪部分では、ルート外れに注意）
　黒滝山手前の雪庇では一部不安定につき、崩落注意

＜黒滝山〜大佐飛山＞
　黒滝山周辺はやや迷い易い地形
　（黒滝山〜西村山の森ではテープ等の目印は多くあり）
　西村山以降の目印は乏しいが基本は尾根に沿って歩く
　那須側の足元が急斜面となっている部分あり、念のため足元には注意
　
＜西村山〜鴫内山〜登山口＞
　西村山〜剣先までは目立った目印は少ないため、ルートの確認は必要
　古倉山〜鴫内山では目立った危険箇所なし
　鴫内山分岐からの針葉樹帯、標高900m付近の下りは急坂
　（ロープ付きですが足元は滑り易い）
　古倉山〜登山口（鴫内山）では標高の看板が所々にあり

※ルートには部分的にズレがあるかと

写真

3/27 5:12

暗闇の林道を暫く歩いて黒滝山登山口から入ります

3/27 5:41

薄雲越しにオレンジ色の朝日

3/27 5:48

最初の山名板

3/27 5:50

まだ木々が染まる時間帯

3/27 6:14

残雪はそう長くは続かず
序盤は夏道を歩くのが大半

3/27 6:35

山藤山への登りから本格的な残雪歩きへ

3/27 6:52

河下山への雪庇を登れば

3/27 6:55

表と裏、那須連山を見渡す

3/27 6:57

この辺りからは自由なルート取りに

3/27 7:03

鴫内山からの稜線が確認できます

3/27 7:07

いつの間にか黒滝山を通過・・・
方向を修正し目印を確認

3/27 7:11

森の中を進む

3/27 7:17

項垂れている大雪庇
だいぶお疲れのご様子・・・

3/27 7:19

3/27 7:24

先はまだ長いですが

3/27 7:25

那須の眺めは良好で

3/27 7:36

両手を挙げて春の喜びを表現？

3/27 7:39

木々の切れ間から高原山を望む

3/27 7:41

右手側は所々で開放感のある見晴らし

3/27 7:44

この辺りの常緑樹はコメツガかと

3/27 7:54

霞がちながらも日光連山
手前は長者岳ですね

3/27 7:54

高原山も併せてた眺め

3/27 8:00

ここまで来たということは・・・

3/27 8:01

この景色、代名詞とも言える雪の回廊

3/27 8:05

波打つ雪庇の上を歩きます

3/27 8:06

薄っすら雪紋あり

3/27 8:09

立ち枯れの風景

3/27 8:09

無名峰、鹿又岳、日留賀岳が並ぶ

3/27 8:12

青空の下の残雪歩きを満喫中

3/27 8:15

大佐飛山が近づく

3/27 8:16

那須連山と併せた回廊切っての良景

3/27 8:25

振り返りもまた良し
（復路の登り返しは考えず）

3/27 8:26

足元は程好く締まってます

3/27 8:27

山深いところまで来ました

3/27 8:27

山頂までもう一息
ただ疲れてきた足には少し堪える登りが待つ

3/27 8:34

前日の雪があったようで
これまでの踏み跡が少し隠されてます

3/27 8:42

山頂手前では予想外に木々が白化粧

3/27 8:44

これは予想外でした

3/27 8:46

また来てしまいましたね

3/27 8:48

3/27 8:54

少し歩き回る間にも次々に落ちるエビの尻尾

3/27 8:55

遠景には飯豊連峰かと
はっきりしませんが

3/27 8:56

近い位置に男鹿岳
興味はあるもなかなか行けず

3/27 8:57

塩那道路が目立ちますね

3/27 8:58

高原山
ツツジの季節が待ち遠しい

3/27 9:02

休憩場所より
茶臼岳など変化に富む那須連山

3/27 9:02

三倉山〜流石山の裏那須
やはり雪解けが早い印象を受けます

3/27 9:02

コースは無い県境稜線
残雪期であれば歩く方もいるようで

3/27 9:13

穏やかな休憩時間を過ごす

3/27 9:39

長居した山頂から離れます

3/27 9:47

ここまで長かった分、戻りも長く

3/27 10:01

時折足止め、息を整えつつ

3/27 10:14

気付けば回廊の終点に

3/27 10:16

離れ際の一望

3/27 10:20

ここまで時々すれ違う方（当日は30名弱＋1匹）はいるも
静かな山中を歩き

3/27 10:33

ダケカンバとコメツガが混じる森

3/27 10:39

暖かさを超して歩いていると汗ばむ位の陽気

3/27 10:47

大雪庇も次の一雨で崩れそう

3/27 10:51

ここからは黒滝山の森を左に
進路を剣先方面へ

3/27 10:54

以前歩いた際には踏み抜きに苦労した記憶
今日は気分良く歩けてます

3/27 10:58

気温の上昇と共に春霞
燧ヶ岳の姿は限りなく薄ら

3/27 11:09

剣先より
下る鴫内山への尾根

3/27 11:09

ここからも那須が確認できて

3/27 11:10

孤高の存在感を出す旭岳

3/27 11:14

今回は尻滑降で下るも
最後は格好悪い転倒・・・

3/27 11:29

根開きですね

3/27 11:38

咲き始めたマンサク

3/27 11:48

残雪を横目に夏道を下る

3/27 11:58

最後の山名板を通過

3/27 12:10

恐らくジョウジョウバカマかと

3/27 12:34

花は早いかと思いましたが咲いていました

3/27 12:47

ちらほらと見られたセリバオウレン
見つける度に足止めしてしまいましたね

3/27 12:56

林道を少し歩いて駐車場所へと戻る

3/27 13:04

ハイクの最後にハナネコノメソウ
お疲れ様でした

3/27 14:08

＜塩原(蟇沼)＞
sさん御用達と思われるところを寄り道
まずはカタクリ

3/27 14:09

ニリンソウも見られて

3/27 14:12

キクザキイチゲの咲き様に驚き

3/27 14:15

アズマイチゲですね
春花に満足して家路に

撮影機器：

LUMIX DC-TX2 パナソニック

感想

wakasato

この時期に発症し易いと言われる大佐飛病。
先日まで特に無症状でしたが身近な方の言葉で発症した様子・・・
とのことで土曜日に早速行動しました。

黒滝山までの雪解けは早い印象ですね。
まとまった雨と季節先取りの気温が要因なのでしょう。
（当日も薄着で歩ける暖かさ）
それでも西村山からは残雪歩きには十分な状態。
締まった雪質、踏み抜きもほぼ無い歩みの中、
お馴染みの天空の回廊、そこから眺める那須連山は
青空もあってやはり良い景色でしたね。

分かっている事とはいえ、山頂までの道のりは長いですね。
それを改めて実感（直近がのんびりハイクでしたので尚更）
まずまずのお天気にも恵まれた大佐飛山。
無事歩けて良かったです。

コメント

🌸🐛＠sakura64

この時を待っていました！
こんばんわ！

大佐飛山、いつ行くのだろうとずっと待っていましたよ 。
お疲れさまでした。おいらには到底行けるお山ではないので、楽しみにしていましたよ。レコで楽しませてもらいました。(*´∪｀*) ありがとぉね♪♪(@^^)/~~~

ところで、寄り道の場所。あはは・・・、バレていましたか〜＾＾）ぁ！
実は昨日そこへ行こうとしたんだけど、いろいろあっていけませんでした 。もし行っていたなら、wakasatoさんのレコの時間からすば間違いなく出会えたことでしょう。行けばよかったよ。もったいないことしました 。
ここね、もう少しすると絶滅危惧種がわんさか〜〜ぁ咲くんですよ。ほんと。それもたわいもないところにびっしりと。ご興味があればまたここ訪れてみてくださいな 。
って、まあ、wakasatoさんと足からすれば物足りないでしょうけど(_　_)。゜zｚＺ

栃木で一番遠いお山を制覇、お疲れさまでした 。
楽しいレコを(*´∪｀*) ありがとぉね♪♪(@^^)/~~~

wakasato

Re: この時を待っていました！
こんばんは、sakurasaku64さん。

タイミング良く大佐飛山を歩けたことは収穫でしたが
寄り道の場所はそれ以上かも
こんな身近なところでも今まで知らなかったのかと。
遠目から花がありそうな雰囲気は感じていましたが
灯台下暗し・・・この言葉が当てはまりますね。

大佐飛山はとても気軽には行けませんが
こちらはまた機会をみて訪れたいと思っています。
その際の出会いを期待しています

BOKUTYANN

その足があればネェ〜〜〜(ノД`)・゜・。
wakasatoさん　おはようございます

思い付きからアクションへの決断が早いですね
天空の白い回廊は相変わらず素晴らしい景色です
そこまでの道中は例年より少し雪解けが早い感じでしょうか？

BOKUも久しぶりに行ってみたい衝動に駆られていましたが
「三毳山」あたりの低山での登りでも覚束ない足取りに
すっかり自信を喪失してしまいもう少し山トレをしてからじゃないと
あまりにも無謀なチャレンジになってしまいそうです
waka様の健脚が本当に羨ましく感じます
多分今のBOKUではピストンでも13〜14時間は必要かな？
もうチャレンジは無理なのか！ｶﾅｼｲ

取り敢えず本日はトレーニングを兼ねて
ジモテイにお花見に行ってこようかと思っています（●＾o＾●）

wakasato

Re: その足があればネェ〜〜〜(ノД`)・゜・。
こんばんは。

BOKUTYANNさんのレコであった「大佐飛」の単語が
発症のきっかけになりました
日曜日の雨予報、週が明けてからまた気温が上がると・・・
条件を考えれば自然と決まりましたね。

確かに山トレが不足していると厳しい山・・・
さすがに今季は難しいでしょうか
それでもBOKUTYANNさんの本命は初夏からですよね。
残雪と花まみれの縦走
まずはジモテイを重ねて足作りですね！

nyagi

わかさとさん、こんばんは！
20キロの雪道。。。😵
相変わらずお達者な事で羨ましい
秘境かと思ってたんですけど、30人弱＋1匹もいたのですね
雪の回廊に誰一人写っていないので、貸切かと思いました
羽根の生えたようなその足で、他の人達をぶっちぎっていったのでしょう😎
踏み抜きが無ければ意外と歩きやすいのでしょうかね？

麓の方にはお花も目醒め始めていますね！
今日など我が家地方では24度超の夏日一歩手前💦
どんどん気温も上がってきてますが、雪山ハイクを満喫されたようで😀
お疲れ様でした〜

wakasato

Re: わかさとさん、こんばんは！
こんばんは、nyagiさん。

かつてはそれこそ秘境でしたが・・・
今はこの時期の山として認知されているようですね。
言われる通り、踏み抜きが無ければ意外に歩きやすいかと。
逆に雪が締まっていないと・・・かなり大変
当日は残雪の状態が良く、ほぼ踏み抜きが無かったので
思った以上に歩きやすかったですね。
確かに先を譲って貰いましたが、決して羽根は生えていません

このところの気温は季節先取りばかり。
体感的には春を越して初夏？
花も次から次へと様変わりしそうですし
そろそろ雪山を離れて花メインかな

gozzi

やっぱり行きたい大佐飛山
那須を離れてまだ1ヶ月経ちませんが、登れなかったこのお山、チャレンジしようかと目論んでます。

wakasato

Re: やっぱり行きたい大佐飛山
こんばんは、gozziさん。

那須塩原から異動されたのでしょうか？
（そうなると大佐飛山は少し遠い存在に・・・）
gozziさんの体力をもってすれば余裕のある登頂になりそう
ただチャレンジ時期にはご注意を
雪解けが早いようですので。