芦別岳 ユーフレ本谷
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,396m
- 下り
- 1,434m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
太陽の里にはシャワーはありますが温泉がなく、帯広在住の我々は南富良野の金山湖研修センターを利用しました。 |
写真
感想
izumidaさんからユーフレ本谷への注意として、今年は融雪が進んでいなくユーフレ小屋も雪に埋まっており注意が必要との情報が流されていた。
少し躊躇したが先週の日曜日に途中撤退ながらもこのルートの報告が流されていたブログの写真と天気予報とにらめっこして結局、ユーフレ小屋宿泊を断念し予報では天気のいい月曜日のみの日帰りに計画を変更して決行することにした。
前日は快適な山部自然公園にテントを張る。
ユーフレ1号林道には鹿の防除柵のゲートがあるが、通ったら閉めてねと書いてあり通行制限ではない。
ユーフレ小屋までの登山道は整備していないと宣言する割にはペナントはあるし、倒木に切れ目は入れてあるし看板なんかもあったりして日高に比べれば〜♪のレベル。
登り下り高巻きデブリにキックステップを切りユーフレ分岐を過ぎてすぐに問題の丸太がある。
上部の滝の部分に偵察に行くが無理と判断。丸太に馬乗りになって通過するが、パートナーは「ユーフレ小屋泊まりで全装だったら無理だった」と少しホッとした様子。そうなの?
ちょっとルートミスして夫婦岩に行くルートから回り込んでユーフレ小屋に到着。
確かに埋まっているが出入りには問題ない。というか一生懸命掘ってくれた献身的な働きの形跡があり壊れたスコップも何丁かあった。ストーブはもはやストーブとしての全うな働きが出来ない状態で火を付けたら人間の方が燻製になりそうである。外に出ている煙突もH管が外れて壊れていた。
外に投げてあったペットボトルを回収。
さてしばらく本流の左岸をどんどん進む。ゴルジュ帯は雪がちゃんと詰まっていて問題なく通過する。
本谷そのものはこの時期として特に雪が多いという印象は持たなかった。
それにしてもデブリが薄汚れていてすごい。もっと純白で綺麗な印象があったのだが。
また、例のごとく落石も小石レベルながらときどき目撃する。ひと時たりとも前方と左右に目を配ることをサボれない。遠くから雪崩の音が響いてくる。その度に不安のあまり周りを見渡す。
800メートルぐらいの夫婦岩の下で4〜5個の小石の落石を追いかけるように雪崩が発生した。
ちょうど10分ぐらい前に通過した地点の右をデブリが埋めた。
小規模な雪崩ではあったが、通過する前だったら絶対諦めて撤退しただろうし、直撃された死んでいただろう。今雪崩れたところを通過して撤退する気にはならず前に進むしかないと先を急ぐ。
繰り返すが本当に油断のならないルートだ。
旧道コルの脇の雪面には亀裂が入っていてやな感じ。先を急ぐのだが今までステップをけり込むのに体力が尽きたのか肝心な時にばてて進めない。
ここでまさかの小休止でパンをほお張って元気回復。コルに急ぐ。
コルで待っていたのは素晴らしい眺望であった。まさに絶景。
夕張岳こそ霞んでいたが夕張山塊だけでなく眼下の新緑が濃い富良野盆地も目に麗しい。
芦別岳頂上で30分ぐらいをのんびりと過ごして新道に進路をとる。
雪が緩んできていて時々腰まで埋まるがたまになので不快ではない。
しかしパートナーはばてているのがはっきりと分かり求められるままに休憩をとる。
反面山から見るXルンゼはむしろ細いくらいに感じた。屏風岩の横の斜面で落ちていたペットボトルを回収。
展望台付近で初めて雪が切れるがその後、鶯谷分岐の下まで雪がびっしりとある。
正確には覚えてないが600メーターぐらいは雪が続いていた。
ここでペットボトルを回収。私のザックは自分のも含めてペットボトルまつり状態。
皆さん。しっかりザックは締めましょうね(笑)すべてペットボトルは中身は入っていました。
新道登山口にもある鹿防除柵のゲートを通って、パートナーとザックを桜がまだ残る自然公園にデポ。
旧道登山口にデポしてある愛車を迎えに行って危険と隣り合わせの長い一日が終わった。
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