御嶽山(開田高原〜継子岳・東面滑走)
- GPS
- 06:53
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,440m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:46
天候 | 快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
開田登山口の駐車場は倒木で入れず。 ナビは「ひゅって・くらいす」にセット。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆開田登山口〜七合目避難小屋跡 ・4合目の水場は利用可能。 ・登山口からしばらくは夏道だが1,550mくらいから雪が出てくる。 ・自分は沢沿いをスキーで登ったが結果的に夏道をトレースした方が効率が良いと思った。(下山は夏道トレースした) ・雪はガリガリ凸凹で歩きづらい&滑りづらい。修業区間。 ◆七合目避難小屋跡〜五ノ池小屋 ・しばらく夏道沿いにスキーで直登、稜線手前で右に逸れて三・四・五ノ池分岐に登り詰める。ザラメでグリップは良かったがラストは急登のトラバースなので滑落注意。 ・そこから五ノ池小屋まで夏道通り。 ◆五ノ池小屋〜継子岳 ・お鉢の西側を夏道沿いに行くが時折雪が切れるのでうまいこと雪を繋いでいく。登山者のトレースが出てくるがgoingマイウェイ。 ◆継子岳〜七合目避難小屋跡(スキー滑走) ・四ノ池に滑り込んで四ノ池渡渉点まで向かう。 ・そこから少しカニで登り返しつつ登ってきたルートにトラバース。 ・登りトレースと合流したら快適ザラメを滑り放題。 ◆七合目避難小屋跡〜開田登山口(スキー滑走) ・密林と悪雪で修業の滑りだが練習にはなる。初冬の登山道滑走スキルがモノを言う。 ・基本夏道通り。1,950mからの小尾根は左側をトラバースしていくと良い。沢床へ降りてしまうと倒木に行く手を阻まれるので。 ・ラストはちょっとだけシートラで歩く。 |
写真
感想
今週も日曜日の天気が×。
土曜友の会のパクもいなくなったので単独で御嶽山でも行ってみようか。
御嶽山は昔噴火する前に剣ヶ峰を滑ったことはあるけど一度きり。
残雪期の御嶽山も行ったことがなかったので今回良いチャンスだと思った。
前日東京出張だったので新幹線で金沢に戻ったらそのまま長野に直行。
あらかじめ山スキー道具は車に積んでおいた。用意周到ってやつだ。
御嶽山の山スキーというとチャオ御嶽スキー場を起点として北面を滑る記録が多いが、ガッツリ歩きたいのと雪質で言えば東面がいいのでは?と思い開田高原から登って見ることにした。
開田高原のルートは数年前の初冬に登って登りがいがあって楽しかった記憶がある。
そこに雪がガッツリついたらさぞかし良いゲレンデになるのではないかと妄想していた。
開田高原に入って林道を車で走っていくと倒木だらけ…一切車は入っていないのか。
いちいち車から降りては倒木を除けて行けるところまで進んで車中泊。想定外のイベントだった。
4時に起床して出発。
登山道も少し荒れていたがまあ想定内。こちらも倒木があったが道があるだけマシ。
1,550mあたりから雪が出てきて踏み抜きが多くなったので板を履く。
とてもツボ足で登る気にはならない。
夏道を無視して谷筋を登っていったのだがこれが失敗。
谷にも倒木が何本も横たわっていて行く手を阻む。
そこそこ雪は多いのに倒木が埋まるほどには積もっていなかった。
その都度両脇の斜面を登ってトラバースしたり、木を乗り越えたりするうちに日が昇り暑くなってきた。
結局七合目避難小屋跡まで修行が続いたがこういうところを歩くことで山スキーのスキルが維持向上できるのだ。
避難小屋跡から先は一切障害物はないがかなりの急登。
出だしの修行で時間を消費したせいですっかり雪は緩んでいたが、そのおかげでグリップは良くなって楽に直登できる状態になっていた。
薄着2枚でガシガシ登る。誰もいないプライベート斜面。この時期の雪山は明るくて暖かくて良い。気持ちに余裕が持てる。
ラストは急斜面をトラバースして三四五ノ池分岐まで向かい、更に五ノ池小屋を目指した。
ここまでくると登山者さんが何人か登ってきていた。恐らく濁河からだろうか。
五ノ池小屋で持ってきたパンを食べて本日のピーク、継子岳に向かう。
西側斜面は強風のせいかほとんど雪が着いていなかったが少ない雪を拾いながら継子岳へサクッと登頂。
これでトータル4回目の登頂かな…多分。
残雪期は初めてなので景色が新鮮。
北面を眺めると雪はあまり多くないように見えるがどうなんだろう。
マイアスキー場方面は北東面なのでかなりいい感じに見えるが降りたら帰れなくなるのでグッと我慢笑
記念撮影したら四ノ池に滑り込む。まさに極上ザラメ、タマランチ会長ってやつです。
四ノ池渡渉点から少し登り返して夏道に向けてトラバースしながら滑っていく。
白山東面台地を彷彿させる素晴らしい斜面を一気に滑って七合目避難小屋跡まで。
あとは長い長い修行の滑走。登りルートと少し変えて小尾根の密林を縫うようにトラバースしながら高度を落としていく。
なかなかアドベンチャーな滑りだったがまた経験値が上がったと思う。
やっぱり山スキーは楽してはいけない。
四合目のおいしい水場でキンキンの水をいただいて元気いっぱい。
冬の水は黄金の水だ。
あとはシートラでガチャガチャあるいて終了。
7時間弱のショートトリップだったが晴れた御嶽山を味わうことができてよかった。
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